YAMDAS現更新履歴

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2010-02-25

[][] Joe Jackson, Night and Day  Joe Jackson, Night and Dayを含むブックマーク

Night & Day

Night & Day

Amazon で980円以下で売ってる輸入盤 CD を紹介する「Amazon980円劇場」だが、今日は多めに三枚ご紹介。

まずはジョー・ジャクソンの代表作だが、このアルバムについては昔「サーペンス・アルバム」で取り上げたことがあるのだけど、彼の奔放な冒険精神がうまく時代や場と合致してできた傑作だと思う。

つまり、このアルバムは彼が移り住んだニューヨークから受けた刺激があって成立した作品だと思うし、ギターが完全に排されているのも80年代前半らしい。

このアルバムからは "Steppin' Out" というヒット曲が出たが、テクノポップあり、ラテンあり、美しいバラードありとバラエティーに富んでいる。今でもアルバム最初の "Another World" の太鼓の音を聴くと、その力強さとかっこよさに震えがくる。

[][] The Waterboys, Fisherman's Blues  The Waterboys, Fisherman's Bluesを含むブックマーク

Fisherman's Blues

Fisherman's Blues

マイク・スコット率いるウォーターボーイズが『This Is the Sea(自由への航海)』の成功後、後にワールド・パーティを結成するカール・ウォーリンガーと決別し、アイルランドに移住して本作を出したとき、ロックの現場の一線から退いたとか、マイク・スコットは世捨て人になったのではとか言われたものである。

80年代という時代の不幸というか、当時の音楽シーンの「ストライクゾーンの狭さ」を嘆きたくなる。今本作を聴くと、確かにアイルランドのトラッドの影響は強くみられるが、マイク・スコットの力強い歌に何ら変わりはなく、十分にロックである。むしろ、マイク・スコットという直情型のソングライターには、これくらいリラックスした音作りのほうが良いくらいだ。

ウォーターボーイズを初めて聴く人には、代表曲がいくつも含まれる前作をまず勧めたいけど、本作も紛れもなく傑作だと思うよ。

[][] Boz Scaggs, Slow Dancer  Boz Scaggs, Slow Dancerを含むブックマーク

Slow Dancer

Slow Dancer

ボズ・スキャッグスはキャリア初期にスティーブ・ミラー・バンドにいたりデュアン・オールマンと共演したりする元々はブルースロックな人だったのだが、モータウンでプロデューサーやってたジョニー・ブリストルを迎えた本作あたりから徐々にソウル寄りに方向転換をはかり、『Silk Degrees』(asin:B000HEZF90)で大ブレイクして AOR の代表選手になる。

普通の人ならその『Silk Degrees』を取り上げるのだろうが、ワタシはこのアルバムがあまり好きじゃなくて、彼のブルージーな持ち味とソウル志向が微妙に共存し、単にスマートでスリックな音におさまってない本作のほうがずっと好き。ジョニー・ブリストルが何曲も書いているし、アラン・トゥーサンのカバーも聴かせる。

アルバムタイトルやちょっと古めかしいジャケットもいい味出してると思う。

[][] オープンソースハンドブックをオープンソース流に作る  オープンソースハンドブックをオープンソース流に作るを含むブックマーク

The Open Source Way というオープンソースについてのガイドブックを、まさにオープンソース流に作ろうじゃないかという話で、Wiki も開設されている。

screenshot

こちらも当然ながらと書くべきか、ライセンスもクリエイティブ・コモンズライセンスの表示-継承(CC-BY-SA)になっているので、興味持った人は誰か日本語訳に挑戦してみてはどうだろう。

内容的には「オープンソースソフトウェアの育て方」と重なるところがあるね。

ネタ元は LWN.net

『The Lomborg Deception』がビョルン・ロンボルグの欺瞞を暴く? 『The Lomborg Deception』がビョルン・ロンボルグの欺瞞を暴く?を含むブックマーク

Boing Boing で知ったのだが、『環境危機をあおってはいけない』asin:4163650806)や『地球と一緒に頭も冷やせ!』(asin:4797347236)で知られるビョルン・ロンボルグの欺瞞を暴くことを目的とした『The Lomborg Deception』という本が出るらしい。いつかはこういうアンチ本が出るだろうと思っていた。

The Lomborg Deception: Setting the Record Straight About Global Warming

The Lomborg Deception: Setting the Record Straight About Global Warming

ただねぇ、コリィ・ドクトロウがロンボルグの本を "infamous climate-change-denying book" と評している時点で何だかなと思った。ロンボルグもさ、別に気候変動を「否定」はしてないと思うのだけど。

『環境危機をあおってはいけない』の訳者あとがきにワタシの名前が載っていて、これは単に原稿チェックを勝手にやっただけなのだが、ワタシも地球温暖化の危機を煽る議論をかなり懐疑的にみている。もっとリソースを優先して割り当てるべき問題があるだろうにと思うわけだが、ただその一方で地球温暖化問題、気候変動問題への取り組み自体にも意義も認めている(おそらくロンボルグよりは)。

『The Lomborg Deception』へのもっと長い書評は Newsweek.com にある。さて、山形浩生はこの本をどう読むか。

ボイジャーがInternet Archiveと業務提携し、電子出版インフラ構想BookServerを共同推進 ボイジャーがInternet Archiveと業務提携し、電子出版インフラ構想BookServerを共同推進を含むブックマーク

チバヒデトシさんの tweet で知ったのだが、ボイジャーから Internet Archive との業務提携について報道資料(リンク先 PDF ファイル)が出ている。

実は少し前に仲俣暁生さんにちらと伺っていたのだが、こんなに早く BookServer への参画と共同推進を発表するとは思わなかった。これは面白いことになった。

いずれマガジン航に萩野正昭さん(ボイジャー社長)のレポートが載るのだろうが、それまでは萩野さんによる「“BookServer”これは驚き!」「BookServer訪問記」、そして件の報道資料にもリンクされていた拙訳「インターネット・アーカイブのBookserver構想」を読まれるのがよいだろう。

wlj-Fridaywlj-Friday 2010/02/25 13:29 その本への反論はすでにロンボルグ自身が出しています。

http://www.lomborg.com/dyn/files/basic_items/118-file/BL%20reply%20to%20Howard%20Friel.pdf

これを読む限り、まあわざわざ読む必要のない本のようですねえ。Boing Boing も、あまりほめた書評にはなっていないし、それにその書評でも言われているとおり、ロンボルグは IPCC のヒマラヤ氷河についてのインチキな数字を使わず、コンサバな見通しを使っていて、今にしておもえばその見識は大したものだと思わざるを得ません。

出たら、ロンボルグの批判通りか少しチェックして、あとは全体の論調を見て、それでおしまいでしょう。邦訳が出るようなら、この反論をあらかじめ訳しておきますわ。

yomoyomoyomoyomo 2010/02/25 22:53 早速コメントいただきありがとうございます。
発売前みたいなのにもう反論が出ていたとは。しかも今回も例によって詳細ですね。
本としてリーダビリティが低いみたいで、邦訳は出ないような気がします。

2010-02-22

[][] YAMDAS更新(『Bootleg Vol.0』)  YAMDAS更新(『Bootleg Vol.0』)を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録侍功夫責任編集『Bootleg Vol.0』を追加。

やったぜ! 読めたぜ!

10年分のバックナンバーを収録したDVD収録! Software Design総集編発売 10年分のバックナンバーを収録したDVD収録! Software Design総集編発売を含むブックマーク

Software Design 総集編 【2000~2009】(DVD付)

Software Design 総集編 【2000~2009】(DVD付)

編集部に献本いただいた。そういえば少し前に収録許可を求められたんだった。

そうなのである。2000〜2009年のバックナンバーから2万4000ページ(!)もの分量を収録した DVD には、2005年8月号〜2006年7月号に連載した「Wikiつまみぐい」におけるワタシの小コラム「yomoyomoのWikiばなし」も入っているのである。ワオ!

本書には DVD だけでなく「ITエンジニアとして知っておくべきこと」という特集もあるのだが、そこで FizzBuzz 問題が取り上げられていてうけた。

なお本書は「創刊20周年記念企画第1弾」とのことで、まだ記念企画は他にもあるということか。

[] ジミー・ウェールズがWikipediaの前に経験した三つの失敗と「失敗の法則」  ジミー・ウェールズがWikipediaの前に経験した三つの失敗と「失敗の法則」を含むブックマーク

Wikipedia の創始者ジミー・ウェールズが TEDx カンファレンスで自分の失敗について講演したとのこと。

まず彼は、シカゴでフィナンシャルトレーダだった頃、ダウンタウンで昼飯を食う人たちとレストランを結びつけるインターネットサービスを立ち上げようとするが失敗する。「レストランのオーナーは私を火星人みたいな目で見てたね」とのこと。

その後彼は Three Apes という検索エンジンを立ち上げるが、中国のハッカーに乗っ取られて頓挫してしまう。

次に彼が手がけたのが Nupedia で、執筆者に2万5000ドル払って12の記事を書いてもらうも失敗に終わる。

その後、Nupedia を発展させた Wikipedia という "really dumb idea" を思いつき、それが大成功したのはご存知の通り。

しかし、その後また検索エンジンに手を出し失敗してしまった。現在でも失敗と無縁ではないのだ。そのウェールズが学んだ「失敗の法則」は以下の通り。

  • 速く失敗しろ。プロジェクトが頓挫したら、素早くそれを畳め。
  • 自分のエゴにプロジェクトを結び付けるな。それがつまづいたら、前に進めなくなるではないか。
  • 本物の起業家は失敗するものだ。
  • たくさん失敗しろ。しかし、その過程で楽しむこと。
  • もし以上のことをうまく扱えれば、きっと成功する。

失敗を何度も繰り返せる社会は良いよね。ネタ元は Slashdot

74歳の爺さんの毒舌発言を集めた人気Twitterアカウントがアメリカでコメディドラマ化 74歳の爺さんの毒舌発言を集めた人気Twitterアカウントがアメリカでコメディドラマ化を含むブックマーク

やっぱりね、芸能人や政治家が Twitter 始めましたとか、元々有名な人が始めて面白いですよという話はブログでも mixi でも経験があって個人的にはもうカンベンである。

一方でこういう市井のじいさんの毒舌 Twitter がコメディドラマ化というのは面白くて、こういうのが日本でも生まれてはじめて Twitter はインパクトを持ちうるんじゃないのかな。

ABC振興会ではなぜか Twitter アカウントにリンクしてない上にアカウント名を間違っているのだが、@shitmydadsays が問題のアカウントで、ウィリアム・シャトナーが主演というのもツボをついている。果たして成功するかどうか。

モノ作りのビジネス市場はモノになるか モノ作りのビジネス市場はモノになるかを含むブックマーク

ワタシもずっと『Make: Technology on Your Time』日本版に参加しているというのもあり、Makers Market には成功してほしいと思う。

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この分野での先駆者として Etsy があるが、Craft ならともかく Make 寄りとなるとあともうひとヒネリ必要な感じがする。そういえば日本版の最新号(asin:4873114330)の特集が「ロボット」だったが、これのビジネス化などどうだろう。

そういえば Make の編集長である Mark Frauenfelder も『Made By Hand』というまさに Make 的な新刊を出すのを Boing Boing で知った。

Made by Hand: Searching for Meaning in a Throwaway World

Made by Hand: Searching for Meaning in a Throwaway World

[] フローズン・リバー  フローズン・リバーを含むブックマーク

フローズン・リバー [DVD]

フローズン・リバー [DVD]

この映画の主要登場人物である二人の女性、白人女性であるレイと先住民族のモホーツ族のライラにはいくつかの共通点がある。何より二人とも貧しく、そして未だ幼い息子がいる。そして、この物語から二人の夫は排除されており、頼ることができない。

本作はその親しくもなかった二人が、アジア人の不法移民がカナダからアメリカに密入国するのを手助けする仕事に手を染める話である。一面雪景色の中で犯罪が行われる「白のノワール」という意味ではコーエン兄弟の『ファーゴ』をちょっと思い出したが、あの映画のような俯瞰的な視点はなく、登場人物はずっと余裕がない。

このように本作に立ち込める空気はとても重いが、編集の手際がとてもよくて、100分足らずの上映時間にコンパクトにまとまっている。本作をクエンティン・タランティーノが激賞したらしいが、お前も少しはこういう手際を参考にしろよと言いたくなる。まぁ言うだけ無駄ですけど。

本作の主人公であるレイとライラ役の女優さんがいずれも生活感のある良い顔をしていて、彼女たちの側から応援するような気持ちで息を詰めてしまうのだけど、彼女たちがやっていることは紛れもない犯罪である。劇中危惧するように、もしかしたら彼女たちは自爆テロ犯人を運ぶかもしれないし、運んだ女性たちが後でどんな目にあうか想像したくもない。

それでも生きるためなら、家族を守るためならどんなことでもしなきゃならない……本当にそうなのだろうか? 閉塞感に満ちた人生にもはややり直しは叶わないのか? 主人公が最後に行う決断は、その不幸に対する問いかけがあるからこそ否定できない重みを持つ。

yukichi99yukichi99 2010/02/23 06:26 検索エンジンだけじゃなく、Wikiaはいろいろやっては畳んでいますよ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/12/news015.html
Openservingというブログサービスで、広告収入を100%提供するという太っ腹な企画だったのですが、半年もせずに閉じています。まだほかにもあった気がするけど、よく覚えてないです。

なんで、彼は良くも悪くも手堅さよりも実験を好んでいるという感じですね。

yukichi99yukichi99 2010/02/23 06:28 あと、余談ですが、この辺の精神はユニクロの柳井氏の「一勝九敗」に通じるものを感じます。あそこもやっては畳みってのが多いです。

yomoyomoyomoyomo 2010/02/23 08:16 OpenServingのことは知りませんでした。ダメだと判断したらこだわらずにさっと引くところでポイントでしょうか。

2010-02-18

訃報:SF翻訳家の浅倉久志氏が逝去 訃報:SF翻訳家の浅倉久志氏が逝去を含むブックマーク

SF ファン初級者以前のワタシが何かコメントする資格はないのだが、一昨年の秋に京都SFフェスティバル京フェス)関係の飲み会に何故かワタシも参加したときのこと、柳下毅一郎さんに「浅倉久志問題」について伺ったことを思い出した。

浅倉久志問題」とは何か? もちろん浅倉久志さんが問題なのではない。浅倉さんもご高齢なのでいかに良い作品だけを翻訳してもらうか、という問題であった。

浅倉久志さんの死が惜しまれるのは、単に成した仕事が偉大だからだけではない。過去の仕事が偉大なだけでなく、死ぬまで第一線で優れた翻訳をされていたからだろう。

その浅倉さんの翻訳でない唯一の著書が『ぼくがカンガルーに出会ったころ』で、氏の訃報に接した後、何気に書名でググったらワタシの読書記録が Amazon の次にきてのけぞった。

浅倉さんの翻訳にお世話になり恩を感じる方は、これを機会に是非『ぼくがカンガルーに出会ったころ』を読まれるとよいと思う。

ぼくがカンガルーに出会ったころ

ぼくがカンガルーに出会ったころ

[][] Graham Parker & the Rumour, Squeezing Out Sparks  Graham Parker & the Rumour, Squeezing Out Sparksを含むブックマーク

Squeezing Out Sparks & Live Sparks

Squeezing Out Sparks & Live Sparks

グレアム・パーカーについては、昔彼のデビューアルバムについて文章を書いたことがある。彼のことはすごく好きなのだが、世間的にはほとんど忘れられた人になっているのが悲しい。

70年代後半、彼は紛れもなく「次代のロックスター有望株」で、後に共演するブルース・スプリングスティーンになぞらえる人もいたくらいだ。

ただ現実には80年代に入ると彼は長い低迷期に入ってしまう。同じパブロック界隈出身者ではエルヴィス・コステロに追い抜かれてしまったのは仕方ないとして、例えば日本におけるニック・ロウ(パーカー、コステロ両者のデビューアルバムのプロデューサーでもある)くらい愛されても良いのではないかと思う。

本作は、パーカーを支えた腕利きのバックバンド Rumour との終わり近いアルバムで、パーカーのパンキッシュさとソウルフィーリングが同居するパワフルなボーカルとバンドの押し引きのコンビネーションの最高到達点とも言える。"Passion Is No Ordinary Word" なんてタイトルの曲を文字通り熱く歌う姿に痺れる。

できればこれを聴いて気に入った人はデビュー作から辿ってほしいところだが、そんな余裕はないという人は、彼の全盛期の曲を集めたベスト盤も800円台なのでこれだけでも聴いてほしいな。

You Can't Be Too Strong: An Introduction to Graham

You Can't Be Too Strong: An Introduction to Graham

[] 電子フロンティア財団が電子書籍の読者向けチェックリストを公開  電子フロンティア財団が電子書籍の読者向けチェックリストを公開を含むブックマーク

ワタシがマガジン航に翻訳した「プライバシーに関する電子書籍バイヤーズガイド」並びに「電子書籍のプライバシーポリシー一覧」などをみても、電子フロンティア財団(EFF)は電子書籍を重要分野と考えているようだ。

EFF は電子書籍(リーダー、サービス、ツール)の読者にどんな点を注意するよう呼びかけているのか。

  1. プライバシーを守るか?
  2. 何を行っているか教えてくれるか?
  3. 購入した本に注釈、強調、コメントなど追加を行うと何が起きる?
  4. 本を所有するのか、借りるだけなのか、使用許諾を得るのか?
  5. 検閲に対する耐久性があるか?
  6. デジタル著作権管理(DRM)がかけられているか?
  7. 知へのアクセスを促進するか?
  8. 競争とイノベーションを促進する? それとも抑制する?

各項目についての具体的なチェックポイントは原文を読んでくだされ。

[] ハッピーフライト  ハッピーフライトを含むブックマーク

ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]

ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]

矢口史靖監督の前作である『スウィングガールズ』が大好きで、本作も映画館で観るつもりがなぜか観そびれていた。こないだ地上波で放送されたものを録画して美味しくいただきました。

全日空の全面協力を得るにあたりあまり突飛な映画にできないのは予想できることで、本作はたまたま乗り合わせた乗客が飛行機を操縦して墜落の危機を救う話でも、たまたま空港に居合わせた刑事がテロを一人で防ぐ話でもない。

本作にも矢口史靖らしいテンポの良さはよく出ているが(これを甘く見る人もいるだろう)、当然ながら『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』のようなガンバリズムより大人寄りの作品になっている。

傍から見れば滑稽だろうが皆がプロとして十分な仕事をしようと努力し、でも人間だからミスをぽろぽろやってしまうわけで、それでも大人なんだから奮闘し状況を乗り越えようとする……こう書くとただ地味だし、観終わってよくよく考えれば別に何か大きく前進したわけじゃないことにすぐに気付くが、現実の仕事って何かが大きく前進することなんてそうそうないんだよね。でも、未熟かもしれないし時に下手もうっちゃうけどプロの責任感をもって仕事をする人間が多くいるからこそ世の中回るんだよ、ということをちゃんと見せてくれる大人の娯楽映画になっている。それで十分じゃない。

2010-02-15

[] YAMDAS更新(伊藤聡『生きる技術は名作に学べ』)  YAMDAS更新(伊藤聡『生きる技術は名作に学べ』)を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録伊藤聡『生きる技術は名作に学べ』を追加。

生きる技術は名作に学べ (ソフトバンク新書)

生きる技術は名作に学べ (ソフトバンク新書)

既にいろんな人が優れた書評を書いているのに、ワタシ自身はなかなか読書記録が書けずに難儀した。

[][] 『デジタル音楽の行方』が坂本龍一の手に!  『デジタル音楽の行方』が坂本龍一の手に!を含むブックマーク

J-Wave の RADIO SAKAMOTO津田大介氏がゲスト出演した収録が Twitter と Ustrem で生中継された。そのときの動画は Ustream 上で見れるので、インターネットと音楽を中心とした著作権やメディアの変化、そして Twitter などのインターネットメディアについて興味のある方は是非ごらんになってくださいな。

個人的に一番白熱したのは、番組収録後の雑談で(開始から1時間29分ぐらい)津田さんが坂本龍一@skmt09)御大に「これもう古いんですけど…」という言葉ともに『デジタル音楽の行方』を渡しているところ。ありがとう津田っち!

ワタシは音楽の原体験が YMO とクイーンで、高橋幸宏のオールナイトニッポン最終回である YMO 散開ライブスペシャルのカセットテープを何百回と聴いた人間であり、そんなワタシが訳した本を坂本龍一さんに読んでいただけるなんて信じられない話である。

生きていればたまにはいいことがあるものだ。

デジタル音楽の行方

デジタル音楽の行方

エンジニアが一人Googleに入るたび、スタートアップが一つ死ぬ エンジニアが一人Googleに入るたび、スタートアップが一つ死ぬを含むブックマーク

Hunch の共同創業者である Chris Dixon が面白いエントリを書いている。

最初ベンチャーキャピタル(VC)の投資効果の話かと思いきや、過去50年世界で最もイノベーションが起こったのがシリコンバレーである話、そして文化的な問題の話に移る。現在ではアメリカでも大部分の若者がリスクを取らず、スタートアップに身を投じることがないと Chris Dixon は嘆く。

我々は自分たちの文化を起業家精神にあふれていると考えたがるが、現実は最高の才能の99%は会社を立ち上げることをまじめに考えたりしない。大学は大変頭が良く、十分教育を受けた若者を量産している。その大多数は、実は何も生み出さない「管理側(administrative)」の職業に向かう――法律や銀行やコンサルティングだ。

「アメリカでは頭の良い人間は皆起業するのに日本ときたら…」としたり顔で語る出羽守がいるが、現実はそうでもないらしい。大半の若者にとって、スタートアップがもたらす所有や自主独立の感覚はやる気を駆り立てる原動力にならないというのだ。

そして Chris Dixon は最後にこう書く。

優れた若者がゴールドマンサックス、マッキンゼー、Google に入社すると決めるのを見るたびに、僕は密かに考える。たった今スタートアップが一つ死に、そしてその結果我々の世界は少し貧しく、イノベーティブでなくなり、そして面白くなくなったのだと。

Google を「管理側」に置くことに異論があるだろうし、実際件のエントリは大量のコメントがついている。そういえば Slashdot「シリコンバレーの栄光の日々は終わった?」というストーリーがあがっていたが、これも関係した話だろうか。

1999年における人気ウェブサイトトップ100 1999年における人気ウェブサイトトップ100を含むブックマーク

1999年というとワタシがウェブサイトを立ち上げた年だが、この年の人気サイトというとどういう顔ぶれになるのか。

なるほど、Google Docs をかませば PDF ファイルもブラウザ内で普通に見れるのか。トップ10を挙げておこう。

  1. Broadcast.com
  2. MP3.com
  3. Amazon.com
  4. Digital Entertainment Network
  5. ESPN.com
  6. CNET Networks
  7. Tripod.com
  8. Imagine Radio (www.imagineradio.com)
  9. onebox.com
  10. ArtMuseum.net

当然ながら Google も Wikipedia も YouTube も Facebook も名前がない。現在も当時と同じステータスを保っているのは Amazon と CNET くらいかな?

ネタ元は Google Blogoscoped

過去5年間におけるマイクロソフトの10大買収 過去5年間におけるマイクロソフトの10大買収を含むブックマーク

マイクロソフトは2005年以来、130億ドルを費やして85の買収を行っているそうだが、その中で10の主要な買収とそれが現在マイクロソフトでどのようになっているかをまとめている。

  1. Fast Search & Transfer:エンタープライズ向け検索
  2. Danger:モバイル、スマートフォン
  3. Kidaro:仮想化技術
  4. DATAllegro:データウェアハウス
  5. Calista TechnologiesGPU仮想化技術
  6. aQuantive:オンライン広告、デジタルマーケティング
  7. Tellme Networks音声認識技術
  8. Softricity:アプリケーション仮想化技術
  9. WinternalsMark Russinovichが目当て?
  10. Groove Networks:コラボレーション技術とRay Ozzie

こうしてみると地味に Windows エコシステムを発展させる企業を買収しているようにみえるがどうだろう。ネタ元は Slashdot

2010-02-12

[] WIRED VISIONブログ第71回公開  WIRED VISIONブログ第71回公開を含むブックマーク

WIRED VISION ブログに「iPadを待ちながら:我々はどれくらい自由であるべきなのか」を公開。

iPad については散々語られているので、電子書籍関係の話と離れたちょっと位相を変えた文章にさせてもらった。

インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice)

インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice)

この文章を書いた後で山形浩生『訳者解説』におけるダニエル・デネット『自由は進化する』訳者あとがきを読み直し、書く前に読み直すべきだったと頭を抱えた。でももぁ、どっちにしろここで今書けるのはこれくらいかなぁ。

[][] Beth Orton, Trailer Park  Beth Orton, Trailer Parkを含むブックマーク

Trailer Park

Trailer Park

今年はじめてのAmazon980円劇場。

ベス・オートンの名前を知ったのは例によってケミカル・ブラザーズ経由だったが、その彼女のソロ、しかもプロデュースがウィリアム・オービットとなればダンス系だろうと思いきや、確かにオービットらしいアンビエントな音作りではあるが、素直にシンガーソングライターという言葉が浮かぶオーソドックスさでちょっと拍子抜けしたのを覚えている。

しかし、1996年に発表された彼女の出世作を久しぶりに聴き直し、彼女のアルバムのフォーキーな音が後進に与えた影響は実はでかいのじゃないかと思ったりした。影響を受けたアーティストとしてベス・オートンの名前を挙げる人はあんまりいないけどね。

[] リミックス文化は創造というだけでなく社会的遊びでもある  リミックス文化は創造というだけでなく社会的遊びでもあるを含むブックマーク

動画サイトで見られるマッシュアップなどのリミックス文化を擁護するのに、そのクリエイティビティーを主張することが多く、実際よくできたマッシュアップにはそれを感じるわけだが、それを強調し過ぎるのはいささか堅苦しくて、リミックスが社会的な遊び、社会的イベントの役割を果たしていることを忘れちゃいけない。

以下の動画はそのあたりを解説するもので、8分以上もあるがマッシュアップがいろいろ紹介されてて飽きないし、英語が分からんでも言いたいことは大体伝わるので一度見てくだされ。

D

ブラット・パックマッシュアップ(の派生版)が微笑ましくていいね!

最後近く以前に紹介した動画を久しぶりに見れて嬉しかった。これは何度見ても盛り上がる。

Lip Dub - Flagpole Sitta by Harvey Danger from amandalynferri on Vimeo.

アメリカ人の4分の1は金持ちの富を守るために働いている? アメリカ人の4分の1は金持ちの富を守るために働いている?を含むブックマーク

何となくそんなことじゃないかと思っていたが、経済学者に指摘されるとちょっと衝撃ですな。

詳しくはサンタフェ研究所のサミュエル・ボールズについて書かれた Santa Fe Reporter の Born Poor? を読んでくだされ。

彼によるとアメリカ人の4人に1人は、ボールズが "guard labor" と呼ぶ、まぁ、金持ちをさらに豊かにするために働いているとのことだが、そう言われるとなんだかねぇという気分になっちゃうね。

[] デトロイト・メタル・シティ  デトロイト・メタル・シティを含むブックマーク

デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD]

デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD]

何年も前になるが、加野瀬未友さん(id:kanose)にお目にかかったとき、この原作マンガを、あなたに合うと思う、と勧められたことがある。が、ワタシはなぜかマンガをまったく読まなくなっており、映画化されたときも原作を読んでから、と思いつつ未読のままなのだからまったく怠惰な奴である。地上波で放送されるとのことで録画してみた。

く、くだらない。これはくだらない……でもそこがいい。

もともと余計な規制をされないようテレビ局からの出資を受けずに作られた映画だったはずで、実際今回の地上波放送では最初に「テレビオリジナル版」であることが表示されていた。どのような修正がかけられたについてはサイゾーウーマンの記事に詳しいが、やっぱりこれはダメだよね。横着せずに DVD 借りて観ておくべきだった。

主役の松山ケンイチと事務所社長役の松雪泰子がすごく良かったことには多くの人が同意すると思う。松山ケンイチは『デスノート』のL役もよかったが、キモい主人公と文字通りマンガ的なキャラクターであるクラウザーさんの両極端を演じ分けていて、才能ある俳優なんだなと思った。松雪泰子さんのふっきれぶりにも濡れました。

2010-02-08

[] インビクタス 負けざる者たち  インビクタス 負けざる者たちを含むブックマーク

本作は1990年2月11日(ちょうど20年前だ!)、ネルソン・マンデラ釈放の日に始まる。彼を乗せた車が通る道路を挟んで、片側では白人がラグビーの練習をし、もう片側は黒人の子供たちがサッカーに興じている。

本作は大統領となったネルソン・マンデラが、南アフリカ共和国で開催された1995年のラグビー・ワールドカップを通じて国をひとつにまとめあげようと考え、黒人の国民に嫌われ、アパルトヘイトの象徴とすらみなされていたラグビーチーム「スプリングボクス」が、主将フランソワ・ピナールのもとで奮闘する物語である。

製作総指揮も務めるモーガン・フリーマンが持ち込んだ企画のようだが、確かに妻や娘たちから遠ざけられる悲しさを抱えながらも、国民全員を家族と引き受けようとする大統領としてのマンデラを演じることができるのはフリーマン以外思いつかない(ここでは彼のスキャンダルには触れない方向で…)。彼の元で働く人たち一人一人に挨拶を欠かさない姿が印象的だが、マット・デイモン演じるフランソワ・ピナールとの会見で、具体的な話はしなかったのに、はたと我に返れば、大統領は自分たちにワールドカップでの優勝を望んでいると気付かせるところなど、高い理想を掲げ、他の者に自主的に高みを目指させるリーダーシップのあり方を考えさせられる。

後半はひたすら正攻法というかラグビーを正面からガチに描いていて、スポーツ映画(あるいはラグビー自体)が苦手な人にはお勧めできないが、それでも決勝戦前に白人の警護が見せる晴れやかな表情などちょっとした言葉や表情が良かったりする。

あと気になったのは、本作を観ていてちょっとちぐはぐに思ったところもあって、これはワタシの読解力が足らないことが主だと思うのだけど、予告編でも使われていたマンデラの「評論家の言葉が正しければ、私は今も刑務所の中だ」という言葉が字幕では出てなくて、それはどうよと思った。

[][] オープンコンテンツのおかげでPythonの教科書を11日で作成  オープンコンテンツのおかげでPythonの教科書を11日で作成を含むブックマーク

ミシガン大学の教授 Chuck Severance が、講義で使う教科書 Python for Informatics: Exploring Information をたった11日で作ったとのこと。それが可能だったのは、彼が Think Python: How to Think Like a Computer Scientist をベースにしたから。

要は『Think Python』が GNU Free Documentation License の元でオンライン公開されているから可能になった芸当ということで、学生は Espresso Book Machine を使って10ドルで教科書をオンデマンド印刷できるとな。オープンコンテンツはこのように利用されるべしという見本である。

『Think Python』の作者の Allen B. Downey は、これ以外にも以下の本を同様にオンライン公開している。すごいね。

Think Python: an Introduction to Software Design: How to Think Like a Computer Scientist

Think Python: an Introduction to Software Design: How to Think Like a Computer Scientist

[] IETFがWikiで過去の成功と失敗を回顧  IETFがWikiで過去の成功と失敗を回顧を含むブックマーク

インターネットの技術標準を策定する IETFIETF Successes and Failures を開設している。この Trac Wiki は、IETF が策定(提案というほうが適切か?)したインターネット標準の成功と失敗を評価することを目的としているようだ。

しかし、IETF が現在の運営形態になったのは1989年とのことで、20年程度なのね。

そういえばこの本の大改訂版とかあるとありがたいんだけど。

[] ビートルズのホワイトアルバムのカバーを公開するブログ  ビートルズのホワイトアルバムのカバーを公開するブログを含むブックマーク

例によって Coverville で知ったのだが、Deanne Iovan という人が Every Nine Days というブログで、ビートルズのホワイトアルバム(正式名称は『The Beatles』ですね)の曲のカバーを公開するブログをやっている。

ブログ名は9日毎に更新されることにちなんでいて、すごく素直なカバーの仕方にも、曲に添えられたちょっとした文章にも好感が持てる。

THE BEATLES

THE BEATLES

ペン回しが香港で競技になっている ペン回しが香港で競技になっているを含むブックマーク

何でもペン回し世界トーナメントが香港で開催されているらしい。ペン回しが競技とな!

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確かに Pen spinning として国際語になっているみたいだけど、Wikipedia 英語版によるとペン回しに関する最も古い記述は第二次世界大戦以前の日本の学生についてのものらしい。

ペンスピニング

ペンスピニング

[] 映画『タクシードライバー』の飛び出す銃を自作した男  映画『タクシードライバー』の飛び出す銃を自作した男を含むブックマーク

深町秋生さんの tweet で知った「タクシードライバー、スリーブガン解析」というページに驚愕。

今なおボンクラたちを惹きつけ続けるマーティン・スコセッシの映画『タクシードライバー』で主人公トラヴィスが作り上げ、殴りこみに装着するスリーブガンを自作した人の記録である。おおっ!

製品版の動作は以下の動画をご覧あれ。

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このスリーブガンはこの方のサイト虎びす屋にて15750円で買えるとのこと。

2010-02-04

アカデミー賞授賞式の極私的名場面いろいろ アカデミー賞授賞式の極私的名場面いろいろを含むブックマーク

YouTube のアカデミー賞公式チャンネルができたときに名場面をいろいろ取り上げたが、またアカデミー賞の季節になったので、その後追加された動画の中で個人的に好きな俳優さんたちの晴れ姿を紹介させてもらう。

これだけ70年代になるが、『ディア・ハンター』でアカデミー助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケン様を取り上げずにはいられない。彼らしい狂気を体現する演技でオスカーがとれたのは彼にとってとても良かったと思う。

我が愛しのフリーク女優ジョディ・フォスターは『告発の行方』で一回目の主演女優賞を受賞する。彼女の役柄が役柄なだけに、ドレスをぐっと引き上げる動作にギョッとした。

それにしてもトム・クルーズが若い! 80年代既に "The winner is ..." でなく "The Oscar goes to ..." になってたのね。

前回、『ペーパー・ムーン』のテイタム・オニールの受賞スピーチを「おそらくもっとも短い」と書いたが、それより短いかもしれないのが『グッドフェローズ』で助演男優賞を獲得したジョー・ペシの受賞スピーチ。

グッドフェローズ [DVD]

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堂々とオスカーを高く掲げる姿が印象的なアンソニー・ホプキンスだが、人肉食の連続猟奇殺人犯役が主演男優賞を獲得するのは異例としかいいようがなく、『羊たちの沈黙』は本当に影響力の大きい映画だと思う。

名優アル・パチーノは8回目のノミネートにして初めてのオスカー。当然のようにスタンディングオベーションになっている。

確かに『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』での彼の演技は素晴らしかったけど、どう考えても70年代のアメリカンニューシネマの名作でとっておくべきだろ、と会場の皆思ったはず。

これは受賞スピーチではないが、1996年の第68回アカデミー賞に登場したクリストファー・リーヴは、前年の乗馬競争時の事故による脊髄損傷にも関わらず威厳を失ってない。

あなたは生きているだけで意味がある

あなたは生きているだけで意味がある

楽しい受賞スピーチとしては『ザ・エージェント』で助演男優賞を獲得したキューバ・グッディング・ジュニアが有名か。音楽が鳴り出してからもうどうにも止まらなくなるところが笑える。

ダニエル・デイ=ルイス『マイ・レフト・フット』に続き、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で二度目の主演男優賞を獲得したときの受賞スピーチ。

彼が壇上で跪いているのは、プレゼンターのヘレン・ミレンが前年エリザベス女王役でオスカーを獲得したのを受けているわけだが、こうした所作も素敵よねー。

ナボコフ『ロリータ』の日本語訳の変遷について ナボコフ『ロリータ』の日本語訳の変遷についてを含むブックマーク

書評空間の加藤弘一氏のブログは、そのときどきの氏の興味に従って同じテーマの本が続けて載るが、現在はナボコフにロックオンされている。

どの書評も面白いのだけど、特に興味深かったのは新潮文庫版『ロリータ』についての書評。

『ロリータ』の日本語訳については、過去の大久保康雄訳は悪訳だという説といやそうでもないよという説があり、若島正氏による新訳が出たことで決着したかと思ったが、文庫化の際にさらに訳文が練り直され、40ページを越える注釈が付されたのね。確かにこれは単行本買った人は腹立つよな。

若島正氏の新訳完成版(?)については、山形浩生「ぼくに言わせれば中途半端」と評していたが、加藤弘一氏は「優雅で伝統的な文学的表現と俗悪なアメリカ口語の衝突を日本語で再現しようとした」若島訳の特質を評価している。

ロリータ (新潮文庫)

ロリータ (新潮文庫)

[] ウクレレオーケストラの素晴らしき世界  ウクレレオーケストラの素晴らしき世界を含むブックマーク

紹介するのを忘れていたが、Coverville で The Ukulele Orchestra of Great Britain のことを知った。Wikipedia によると20年以上のキャリアを誇るらしい。

ここで紹介されているザ・フーの「ピンボールの魔術師」はウクレレの演奏が一切なくアカペラのみなので反則な気もするが、歌のうまさもポイントなようだ。彼らの YouTube 公式チャンネルから個人的にツボにはまった曲をいくつか紹介させてもらう。

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デヴィッド・ボウイの名曲を実にうまく歌いあげていてちょっと感動。

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トーキングヘッズの元曲に雰囲気をあわせたコミカルでちょっと神経質な演奏が可笑しい。

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少年少女合唱団にロックを歌わせる Scala もそうだが、イジメられっ子なオタク少年のファンタジーを歌ったウィータスの "Teenage Dirtbag" は、こういう変わったフォーマットで演奏すると自動的にギャップ萌えで受ける定番なようだ。

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