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office氏の帰還

先日、Twitter でかの office さんを名乗るアカウントを知り、おおっとなった。

office さんて誰? という読者もいるかもしれないが、ここでは一切説明しない。

御本人にメールで伺ったところ、紛れもなく氏のアカウントとのことであった。ただ、本文執筆時点で「暫くお休み」とのことで鍵がかかった状態(protected)のため、ここではリンクしないでおく。

office さんは、ワタシがウェブで活動を始めた初期から何度もお会いしている方であり、その帰還をずっと待っていた人間として、ウェブで氏の文章が読めたことを嬉しく思う。

氏が積極的に話題にしていた岡崎市中央図書館ウェブサーバ事件については、もうすぐ図書館関係者によるパネル討論会も開かれるようで、こういう動きにも期待したい。

TechCrunchのマイケル・アーリントンから学んだこと

TechCrunch Disrupt の舞台上でサインするという派手な形で TechCrunch がAOL に買収されたのが公になった。

このニュースは基本的に肯定的にとらえられているが、マイケル・アーリントンと TechCrunch50 を主催しながらその後ケンカ別れしたジェイソン・カラカニスがマイケル・アーリントンのことをボロカスクソミソズタボロに言っているのは笑った。

ともかく、かつて TechCrunch でマイケル・アーリントンの下で働き、現在は ReadWriteWeb にいる Marshall Kirkpatrick がアーリントンから学んだことについて書いている。ざっと趙訳してみる。

  • 優れたブロガーは常に臨戦態勢。TechCrunch で働いている頃のメールを見直すと、朝10時までに記事を書けなかったとか、金曜夜に仕事を止めることを謝罪するメールが多かった
  • 一番乗りは重要だが、他に先を越されたらそれにリンクすることが重要。ブロゴスフィアはリンクの航跡であり、それによりステータスが築かれる
  • 論議を巻き起こし、しかるべき人に挑戦するのは結構だが、しかるべき人には敬意を払うことも重要
  • 文章はディテールが重要。不明確な言葉は避けるべし
  • 企業の創業者のバックグラウンドは重要
  • カンファレンスセッションは退屈で無意味。大抵会場で仕事したほうがよい
  • ビッグな昇進のスクープも、誰かの凋落ほどの価値はない

マイケル・アーリントンの最近の仕事術については自身が Inc.com に寄稿していたが、いくらか肩の力が抜けたとはいえ、基本姿勢は Kirkpatrick が書いている当時と変わってないように見える。

これぐらいモーレツに働いたからこそ AOL に高値で売れるブログブランドができたのだろうね。

ネットワークセキュリティの5つのトレンド

続けて ReadWriteWeb からで、これはありがちな指摘に思えるかもしれないが重要だろう。

  1. システムだけでなく、情報を保護することが重要
  2. セキュリティとクラウドについての神話に取り組む(クラウドベンダに質問すべき12の質問を思い出すべし)
  3. 新しいプラットフォームやデバイスはサイバー犯罪のチャンスを生む(これから iPhoneiPadAndroid が脅威に晒される)
  4. マルウェアが「信頼されている」サイトに参上でござる(New York Times のような著名サイトが感染することもある)
  5. 「昔ながら」の脅威も未だ危険だよ(SQL インジェクションや XSS ね)

セキュリティはプロセスであり、逆に言えばこれで一件落着というのはないんだね……

労働党新党首のエド・ミリバンドが入籍しない理由

イギリスの労働党の新党首にエド・ミリバンドが選ばれた。野党になったとはいえ、40歳の新党首ということはワタシとそう年齢が変わらないわけで、同時にそういう党首がとても実現しそうにない日本の政治状況を鑑みるに暗い気持ちになる。

ともかく、ワタシ自身イギリスの政治状況には全然詳しくなくて、このニュースについても nofrills さんのところのまとめを読んで大枠を把握しているくらいだ。

エド・ミリバンドについては UK TODAY の記事が面白かった。

イギリスのエンターテイメント界の人で長年のパートナーと入籍しない人がいることは知っていたが、彼もそうだったとは。そのパートナーの女性であるジャスティーン・ソーントンが政治家の妻になることに対して消極的というのが興味深い。

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