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2011-09-29

[] 映画版『モテキ』がすごく良かったぜ!  映画版『モテキ』がすごく良かったぜ!を含むブックマーク

モテキ DVD豪華版(2枚組)

モテキ DVD豪華版(2枚組)

ドラマが大好きだったので、映画化が決定したときは素直に喜んだ。が、映画版における主人公の藤本幸世がナタリーで働いているという設定を知ったとき少し不安になった。原作者の久保ミツロウさんがゲスト出演した MOK Radio は聞いており、この組み合わせ自体に不思議はない。ただ、映画版が内輪ノリで悪はしゃぎするような射程距離の短い作品になること、また特定のニュースメディアと結びつくことで作品世界が窮屈になることをワタシは危惧した。

最初リリー・フランキー演じる墨さんが「タクヤさん」と呼ばれてたのに苦笑いしてしまったが、本作の設定は上に書いたような足かせにはなってなかったと思う。ワタシ自身はナタリーの仕事場を知らないので実際のオフィスと比べてどうというのは分からないが(そういえば二年前、下北沢に行った際に女友達とナターシャの前まで行って、ここかぁ、としばらく見上げたことはある)、ともあれ素直に作品が楽しめてよかった。

ワタシは平日レイトショーで観たが、自分のミスで全然混んでないのに妙に前側の席を選んでしまい、圧迫感ある画面を前にオープニングがちょっとキツく感じられてどうなるかと思ったが(童貞、童貞うるさいよ)、全体としてドラマ版よりもパワーアップした娯楽映画に仕上がっていた。これは素直に「今」観ておくのが一番良い映画だろう(数年後に、本作の Twitter 周りの描写はどんな印象に変わるのかな?)。

何より森山未來がこれほど身体能力がある役者さんだとは思わなかった。Perfume とのダンスシーンはもちろん、その前の長澤まさみとの部屋での場面など目を見張るものがあった。

今回の女優陣との絡みも、出し惜しみがない感じが清々しかった。長澤まさみはワタシの中で、女優としてどうにもダメな人という印象があったが、本作での彼女はすごくよくて、はじめて彼女に魅力を感じたね。対して麻生久美子さんはもちろん素晴らしいのだけど、どうして幸世とはうまくいかないのか、彼女演じる留未子の台詞と麻生さんの顔をグショグショにした演技に頼りすぎで、確実に脚本に齟齬がある。

ふと後で冷静になってみると、本作は未だモテキなど迎えたことない寂しいおっさんのワタシが楽しめる映画だったのか不思議に思うくらいだが、そのあたり本作の裏テーマが柳瀬博一さんが書くように「とりあえず働け」だったことが関係あるのかもね。

この手の映画は映像の引用が多いという印象があるが、本作でも例えば件のダンスシーンの最後がビョークの "It's Oh So Quiet" のビデオ(監督はスパイク・ジョーンズ)っぽかったり、もっと直接的なものではトンネルの場面が UNKLE"Rabbit in Your Headlights" のビデオ(監督はジョナサン・グレイザー)だったりで、ワタシが気付かなかったのもいろいろあるんだろうが、それらを知らんでも楽しめる勢いのある映画だったと思う。エンドロールの「今夜はブギー・バック」もきまってたよね。

映画としての質は完全に別として、観終わった後の純粋な満足感で言うと、今年一番の映画だった(つまり『ソーシャル・ネットワーク』や『ブラック・スワン』より上!)。

ニコラス・カー先生が語るFacebookのビジネスモデル ニコラス・カー先生が語るFacebookのビジネスモデルを含むブックマーク

我らがニコラス・カー先生が Facebook's business model と題したブログエントリを公開していて、どんな分析がなされているかと読んでみたら、

プライバシーへの欲求は強固だ。されど、虚栄心はもっと強固なり。

の一文だけで、その Haiku のような味わいに力が抜けてしまった。おいおい……

[] ルー・リードとメタリカの評判悪い共演作を買う! ……でも、どれを?  ルー・リードとメタリカの評判悪い共演作を買う! ……でも、どれを?を含むブックマーク

ここでも何度も取り上げてきた(その1その2ルー・リードとメタリカのコラボアルバムだが、ネットで一曲公開されている。メタリカファンやメディアの間で大方評判が良くなくて笑ってしまった。

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まぁ、ワタシはどっちにしろ買うわけですが、Amazon で予約しようとして検索したら6種類ヒットして、どれを選んだものか悩んでいる。前にも似た話を書いたことがあるが、あのときより種類が多いんだよな。

Lulu

Lulu

Lulu

Lulu

どっちもワーナーから11月1日発売予定で、ディスク枚数も1枚で同じ。でも、微妙に値段が違う。なんで?

Lulu

Lulu

これは国内盤で、11月2日発売予定。ディスク枚数は2枚。ふむ。

Lulu

Lulu

こちらはレーベルが違う。発売予定日が11月8日と少し遅れ、ディスク枚数は2枚。国内盤と同じなのかな。輸入盤ではこれが一番高い。

Lulu [12 inch Analog]

Lulu [12 inch Analog]

こちらは上と同じレーベル、発売予定日。で、こちらはディスク枚数は4枚。しかし、値段はこちらのほうが安い。なんで?

Lulu: Slipcase Edition

Lulu: Slipcase Edition

Slipcase Edition と謳っているが、二つ上のとレーベル、発売予定日が同じで、しかし、値段が違う。何がどう違うんだ?

本作は訳詞もじっくり読んでみたいので値段を別にすれば国内盤が無難なのかな。

2011-09-26

[] ブルース・シュナイアーの新刊とその書名の変遷  ブルース・シュナイアーの新刊とその書名の変遷を含むブックマーク

セキュリティ研究者として名高いブルース・シュナイアーの『Cryptography Engineering』以来の新刊が来年刊行される。

シュナイアーが最初に新刊について言及したのは今年の2月までさかのぼり、その内容が Societal Security(社会の安全)であり、『セキュリティはなぜやぶられたのか』に続く、一般社会を対象とするセキュリティ本であることが分かる。

続いて5月に新刊のタイトルが The Dishonest Minority(不誠実な少数派)であることが告知され、その内容についても踏み込んだ説明がなされている。以下、それを大まかに要約しておく。

あらゆる複雑なシステムには寄生虫がつきものである。皆が協力行動をとっているところでは非協力戦略が効果的で、システムはあまり多くならない限りそれを許容することになる。つまり、誠実な多数派から搾取する不誠実な少数派を育てることになる。この不誠実な少数派は決してゼロにはできないので、不誠実な少数派からシステム自体を守るセキュリティシステムとうまく寄生をやりおおす騙しのシステムの両方が同時に進化することになる。

人間社会も同様で、基本的には集団の中で誰もが協力的であると想定されるので、短期的には非協力戦略が有効だが、みんながそれをやり出したら社会は崩壊してしまう。それを最小限にして協力行動を広げるため、我々はいろんな社会的セキュリティシステムを集団的に実現している。

かつてそれは道徳と評判だった。より大規模で公的なものとなると、法律と技術的なセキュリティシステムになる。こうしたセキュリティシステムは、集団の利益に従い行動するインセンティブを個人に与える。しかし、そうしたシステムはいずれも不誠実な少数派をゼロにすることはできない。

複雑な現代社会では、協力するか騙すかの決定は政府や企業といった集団により行われており、その集団の内外の力学により重要な差異が生じる。我々の社会的安全は警察などに委託され、制度化されている。この力学もまた重要で、「集団の利益」が「集団における権力者の利益」になっちゃうことがある。誠実な多数派はルールに素直に従うのだから、社会の安全が権力者が力を保つための道具になる可能性があるというわけ。

「不誠実な少数派」という言葉は道徳的判断を下すものではなく、単に社会規範に従わない少数派を指すものである。多くの社会規範は実際には不道徳だったりするので、時に不誠実な少数派が社会の変化のきっかけとなることがある。ルールに従わない人たちを許容しない社会は、社会の発展を考えると重要なメカニズムが欠けているといえるわけだ。活力ある社会には不誠実な少数派が必要なのである。それが少なすぎる社会は、一般の犯罪と同じく異なる意見を抑圧しているのだ。

シュナイアー先生の「不誠実な少数派」についての説明を読んでまず浮かんだのが「クレクレ」「セコケチ」「泥ママ」という言葉だったりするのは Hagex-day.info の読みすぎかもしれないが、実はそればかりでもない。

シュナイアーは6月のポストで、上記文章における「不誠実(dishonest)」という言葉について反対するコメントを多数もらい、タイトルを再考している。

そして、そのポストに寄せられたコメントを踏まえ、書名が『Liars and Outliers: How Security Holds Society Together』(嘘つきと外れ値:セキュリティが社会を団結させる)に決定したことを報告している。こうすることで、シュナイアーが意図する少数派がただ悪辣な連中だけでないことを示したわけだが、"Outliers" という単語はマルコム・グラッドウェルも書名に使っており(邦訳は『天才! 成功する人々の法則』)、そうした点ではインパクトに欠けるかもしれない。

いずれにしても来年2月に刊行予定とのことで、今から楽しみである。今回は早く邦訳が出るといいな。

Liars and Outliers: Enabling the Trust that Society Needs to Thrive

Liars and Outliers: Enabling the Trust that Society Needs to Thrive

[] Windowsのシステム管理者にとって必須な15のオープンソースツール  Windowsのシステム管理者にとって必須な15のオープンソースツールを含むブックマーク

どうせ知ったソフトウェアだかりだろうと思ったら、名前も知らなかったものがいくつもあって、この分野に関する自分の知識が古ぼけていたのが分かってよかった。

  1. Wireshark:パケットアナライザ
  2. Amanda:バックアップ、アーカイブ
  3. MailArchiva:メールアーカイブ
  4. Exchange 2010 RBAC Manager:RBAC 設定管理
  5. Core Configurator 2.0:Windows Server 2008 向けコマンドラインツール
  6. AutoSPInstallerSharePointSQL データベースツール
  7. OCS Inventory:ネットワーク接続デバイス調査
  8. UltraDefrag:デフラグツール
  9. Nmap:セキュリティスキャナー
  10. Zenmap:ネットワークマッピングツール
  11. PowerGUIPowerShell 向け GUI 管理
  12. Performance Analysis of Logs (PAL) Tool:パフォーマンス解析ツール
  13. ClamWin Antivirus:アンチウィルスソフト
  14. Virtual Router:Windows を WiFi ルータに
  15. VirtualBox:仮想化ソフト

ネタ元は Slashdot

[][] スパイナル・タップ  スパイナル・タップを含むブックマーク

ロックグループを題材としたドキュメンタリー(本作に登場するロブ・ライナーの言葉を借りれば「ロキュメンタリー」)を模したモキュメンタリーとして知られるが、実はワタシはこの映画を部分的にしか観ておらず、今頃になってようやく再見。

本作を観ると『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』などへの影響がよく分かって、それはロブ・ライナーつながりのような偶然(スペルが違うけど)や例のアンプの場面にはじまり、バンドが最終的に受け入れられる国など、あの映画は図らずも本作をなぞっていたのが分かる。

本作に話を戻すと、次々と死んでしまうドラマー、そしてその死因の話など洋楽好きなら笑いどころが多いが、そういう狙った小ネタだけではここまで愛される映画にはならなかっただろう(先日も笑いのプロが選んだ「コメディ映画のベスト100」の1位に選ばれたばかり)。

こないだ観た『ゲット・ラウド』でジャック・ホワイトが80年代当時の話としてこの映画を引き合いに出し、「リアルすぎて笑うどころか泣きそうになった」と語っていたが(そこに本作のアホな曲をやってる映像が被さってワタシは笑いそうになった)、本作の魅力はクリストファー・ゲストによる80年代的ロックバンドの(かっこ悪い)リアルさの追求にあるのではないか。例えば、エルヴィスの墓前でアカペラで歌う場面など、凡百の脚本家なら何かエルヴィスにひっかけたギャグを入れるはずだ。

一つ気になったのは、本作でも「ロックバンド崩壊の陰に女あり」という、以前ホール&オーツとアレン姉妹の文章でも触れた、ミソジニックなロック的価値観が垣間見れること。

2011-09-19

[][] ゲット・ラウド  ゲット・ラウドを含むブックマーク

二年以上前に紹介済みの映画だが、ワタシの住んでるところでも公開されたので観てきた。こういう作品は映画館の大音量で観たいものだ。

実を言うと、それほど期待してなかったのでまずまず楽しめた。値段的にはレイトショーでちょうどよかった。

本作の主人公であるジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス)、ジ・エッジ(U2)、そしてジミー・ペイジレッド・ツェッペリン)の三人とも大好きなギタリストである。しかし、三人ともタイプが結構異なる。この映画では、その三人が語り合うわけだが無理に話を合わせることなく、基本的には三人の音楽遍歴が並列的に語られ、その中からギタリスト的文脈が浮かび上がる構成になっている。

ホワイトとペイジの間にはブルース直系のハードロック(そういえば昔ホワイトの歌がロバート・プラントに似てると言われてたね)、ジ・エッジとホワイトの間にはパンクという共通項があるが、もちろん世代が違うし、本作を通して印象的なのは一番表現者として現役なジャック・ホワイトが持つ不穏さ、肉体性にこだわる意固地さであり、意外にも伝統継承的なこと。本作の主役は間違いなく彼である。

ジ・エッジはホワイトと対照的に機材にこだわる。本作ではワタシが U2 の楽曲の中でもしかしたら一番好きな "Where the Streets Have No Name" のデモが紹介されるが、あのフィードバックの塊のような音が重なることでオーケストレーションのような効果を発揮する彼のギターの秘密の一端が窺える。

そしてジミー・ペイジ。彼の名前を出すたび「残骸」とかけなしてしまうが、ワタシにとってレッド・ツェッペリンは紛れもなく不滅の存在である。本作ではペイジの非ブルース的な側面が語られていて(しかし、10代半ばと思しきペイジがスキッフルをテレビで演奏する映像が残ってたとはね!)、その見方は間違っていないと思う。本作ではペイジが実に嬉しそうにニコっと笑う場面が多く、ワタシまでそれを観ながら表情が緩み、そして少し泣きそうになった。

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インターネット・アーカイブが300万冊の本を電子書籍化 インターネット・アーカイブが300万冊の本を電子書籍化を含むブックマーク

インターネット・アーカイブが300万冊の本をスキャンしたとのこと。これを紹介するコリィ・ドクトロウの文章がなかなか奮っているのでざっと訳しておく。

インターネット・アーカイブのブックスキャニングプロジェクトが300万冊目のテキストを追加した。Google ブック検索と異なり、インターネット・アーカイブはパブリックドメインの作品のみをスキャンしており、さらに重要なのは、スキャンしたものの用途に制限がないこと。もう一つ重要な Google との違いは、インターネット・アーカイブのプライバシーポリシーで、Google と違って裁判所の命令なしに個人情報を公開しないことを約束している。

そんなに Google が嫌いか!(笑) いや、ドクトロウが関わる電子フロンティア財団Google ブック検索にプライバシー問題で確か反対していたはず。

先週公開された「ブリュースター・ケール氏に聞く本の未来」で、ケールは以下のように語っている。

僕たちはいま、多くの大きな図書館のデジタル化に取り組んでいる。すでに100万冊をこえる本をデジタル化してて、この他に別のプロジェクトから手に入れたさらに100万冊もの本がある。つまり、いまでは無料で入手できる本が200万冊もあるわけだ。

no title

ということは今年の5月から今まででもう100万冊デジタル化したということだろうか。すごいな!

Amazon の「デジタル図書館」構想が噂される昨今、インターネット・アーカイブの Bookserver プロジェクトがどれだけ形になるかで変わってくるところがあるだろう。でも、それは飽くまで欧米の話。果たして日本は……

あらゆるもののGoogle化:いかに一企業が商業、文化、コミュニティを破壊しつつあるか、そして我々がそれを恐れるべき理由 あらゆるもののGoogle化:いかに一企業が商業、文化、コミュニティを破壊しつつあるか、そして我々がそれを恐れるべき理由を含むブックマーク

調べものをしていて、アンドリュー・キーンの「Googleさん, そろそろ不正行為をやめなさい」という文章に行き当たった。

いかにもアンドリュー・キーンらしい文章だが(つまり必ずしも賛同しない)、この文章が公開された当時読んでいたはずなのに、文中 Siva Vaidhyanathan の新刊を紹介しているのを見逃していた。

Amazon.com のページを見たら、ジョナサン・ジットレインがカスタマレビューで5つ星をつけていて驚いた。

この本は同名のブログ The Googlization of Everything が元になっていて、一度 Siva Vaidhyanathan の仕事を調べたことがあったのに、何故かこのブログの存在に気付いてなかった。

内容は副題から Google の危険性にフォーカスした本だと分かるが、ブログ自体は2007年からあって、当時梅田望夫さんが取り上げてるんだよね。

Siva Vaidhyanathan の前著『The Anarchist in the Library』は、山形浩生レッシグのエピゴーネンと断じられていたが、本作は5月時点で翻訳権が売れているようなのでいずれ邦訳が出るのではないか。

Make: Tokyo Meeting 07は12月3、4日に開催 Make: Tokyo Meeting 07は12月3、4日に開催を含むブックマーク

今年も Make: in Hands などあったものの、Make: Tokyo Meeting としては昨年11月に開かれた Make: Tokyo Meeting 06 以来となる。

ワタシも Make: Tokyo Meeting には04〜06と3回連続で参加している。毎回盛況で嬉しかったが、無料イベントとして開催することによるオライリー・ジャパンの方々の大変な苦労も分かるだけにどうなるだろうと思っていたが、また開かれるとなるとやはり嬉しい。

ところで『Make: Technology on Your Time』日本版の次号はいつになるんだろう。しかし、Make 本体以外にもそのシリーズに入る書籍が増えてきて、このムーブメントも本格的なものとなったのを実感する。

速水健朗さんの新刊『ラーメンと愛国』が楽しみだ 速水健朗さんの新刊『ラーメンと愛国』が楽しみだを含むブックマーク

Life 黒幕長谷川さんのツイートで知ったが、速水健朗さんの新刊が来月発売になる。

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

なぜラーメン屋の店員は作務衣を着るのか問題については、確か『自分探しが止まらない』の頃から言及していたはずで、自分探し、自己啓発という速水さんがずっと追ってきた仕事の延長線上にあることは予想できる。

しかし、本書の書名は『ラーメンと愛国』である。さて、そのラーメンが愛国とどのようにつながるのか。ワタシなりにおぼろげながら想像はできるのだが、読んでみたら発見と驚きがあるだろう。速水さんはそうした驚きを見せてくれる書き手だし、簡単に尻尾をつかませないところに魅力がある。

2011-09-12

[] ブリュースター・ケール氏に聞く本の未来  ブリュースター・ケール氏に聞く本の未来を含むブックマーク

マガジン航にブリュースター・ケール氏に聞く本の未来を公開。

いやー、公開まで時間かかりましたね。いろいろ大変でしたが、仲俣さんお疲れ様でした。何はともあれインタビューを読んでくだされ。

一つ補足しておくと、ブリュースター・ケール、並びにインターネット・アーカイブが手がける物理的な図書館の話についてはケヴィン・ケリーの「紙の本が消滅するとき」に詳しい。

[][] オープンソースな建築は可能なのだろうか?  オープンソースな建築は可能なのだろうか?を含むブックマーク

クリエイティブ・コモンズのライセンスの元で公開されたテンプレートファイルを元に住宅建設しようやという WikiHouse とな。

ワタシがこれを読んで思い出したのは、Boing Boing 経由で前に知った MIT SENSEable City LabOpen Source Architecture で、こちらは WikiHouse よりももっと大掛かりな建築を目指している。

これについての論説文をまだちゃんと読んでないので何だが、WikiHouse のような小規模なアプローチはともかく、オープンソースの方法論はどこまで建築に有効かねぇ、とちょっと疑問に思うんだよね。

ハンドルネームの使用について、Google+におけるプライバシーと責務 ハンドルネームの使用について、Google+におけるプライバシーと責務を含むブックマーク

以前、「Google+のハンドル使用問題における決定的考察」として紹介した On Pseudonymity, Privacy and Responsibility on Google+ が、id:amatanoyo さんによって翻訳されている。

既に多数のブックマークがついており今更ではあるが、これは紹介しないわけにはいかないね。こういう翻訳はとてもありがたい。

[] 北北西に進路を取れ  北北西に進路を取れを含むブックマーク

北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]

北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]

ヒッチコックの映画は好きでいろいろ観ているのに、この代表作を何故か今まで未見だった。

これはヒッチコックの娯楽映画の集大成ですね。間違えられた男が巻き込まれるサスペンスにして、謎めいたブロンド美女が登場するラブロマンスの要素、ふんだんに盛り込まれたコメディの要素、ラシュモア山でのクライマックスまで飽きさせないどこを切ってもヒッチコックな映画である。

まぁ、半世紀以上前の作品なので、アクション場面など現在の感覚からすればたるかったりリズム感が合わないところもあるが、本当に余裕というかヒッチコックの懐の深さを感じさせる。

あと、本作でヒロインを演じたエヴァ・マリー・セイントがメイキングの進行をしていたが、この映画の時点で30代半ばだったというのに今(というかこのメイキング制作時点)でもとても美しくて驚いた。

2011-09-06

[] YAMDAS更新(Jonathan Rasmusson『アジャイルサムライ――達人開発者への道』)  YAMDAS更新(Jonathan Rasmusson『アジャイルサムライ――達人開発者への道』)を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録Jonathan Rasmusson『アジャイルサムライ――達人開発者への道』を追加。

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

増刷を繰り返しているので既に訂正されていると思って読書記録には書かなかったが、255ページの GetHandValue メソッドのコードにおいて、最後の2行のインデントがずれている。リファクタリングの結果という設定のコードにこういう誤植があるのは少し皮肉である。

情報大航海プロジェクトの成果を検証してみると…… 情報大航海プロジェクトの成果を検証してみると……を含むブックマーク

これはとても有益なブログエントリである。

情報大航海プロジェクトは始まる当初から大した成果にはならんだろうとフルボッコ状態というか失敗を約束されたかのような扱いで、情報大後悔プロジェクトなどとも揶揄されたわけだが、実際はどうだったのか。民間企業で行われた実証がどうなったか追っている。

その結果は……まぁ、予想通りだったわけですね。

ワタシも昔「シグマはどこへ消えた?」という文章を書いたことがあるが、ちゃんと振り返りがないといかんよね。Σプロジェクトに対しては日経コンピュータの「Σ計画の総決算--250億円と5年をかけた国家プロジェクトの失敗」という特集記事がその役割を果たしたが、情報大航海プロジェクトについてその役割を部分的とはいえ最初に果たしたのがブログというのが今様なんでしょうな。

これからGoogle+本の刊行ラッシュが始まるか これからGoogle+本の刊行ラッシュが始まるかを含むブックマーク

最近になって訪問者数が減少傾向と報じられて笑ってしまった Google+ だが、調べてみるとアメリカではこの秋 Google+ 本の刊行ラッシュが始まる。

初心者向けシリーズとして有名な『Sams Teach Yourself〜』や『〜For Dummies』の Google+ 版ももちろん出るが、個人的に驚いたのはオライリーから Developing with Google+ という開発者向けの本がこの秋出ること。

Developing With Google+

Developing With Google+

Google+ 自体6月末に公開されたサービスなのに、初心者向け解説本ならまだしも開発者向けの本がもうすぐ出るとはすごいねぇ。

日本ではどうかと調べてみたら、小川浩の Google+ 本が今月出る。さすが俺たちのヒロシだぜ!

Google+ 次世代SNS戦争のゆくえ (ソフトバンク新書)

Google+ 次世代SNS戦争のゆくえ (ソフトバンク新書)

オライリーが電子書籍『ビッグデータなう』無料公開 オライリーが電子書籍『ビッグデータなう』無料公開を含むブックマーク

最近は「ビッグデータ」が IT 業界の重要キーワードで、一方でその定義が揺れてるというのもあるわけだが、オライリーの O'Reilly Radar に昨年掲載されたビッグデータ関連論考をまとめた電子書籍 Big Data Now が無料ダウンロードできるようになっている。

ビッグデータなう!

……いや、さすが機を見るより敏なオライリーである。この分野の議論をおさえたい方は読んでみてはいかがか。英語だけど。

[][] R.E.M.マイケル・スタイプはTumblrのヘビーユーザーだった  R.E.M.のマイケル・スタイプはTumblrのヘビーユーザーだったを含むブックマーク

The Creators Project によるインタビューの紹介記事で知ったのだが、R.E.M.マイケル・スタイプは今年から Tumblr を使ってたんだね。

彼のブログ Confessions of a Michael Stipe は彼が撮影した写真の公開場所として利用されている。

ReadWriteWeb の記事タイトルは映画『マルコビッチの穴』の原題にかけられている。インタビュー動画でも紹介されているが、彼は『マルコビッチの穴』のプロデューサーでもあって、ビジュアルアートへの造詣も深いのがインタビューを見ると分かる。

Collapse Into Now

Collapse Into Now

kakutanikakutani 2011/09/06 00:14 インデントがずれてる件は、次の刷で直します(お恥ずかしい限りです)。 https://github.com/agile-samurai-ja/support/issues/3

yomoyomoyomoyomo 2011/09/06 00:23 早速反応いただきありがとうございます。うーん、それは意外でしたが、すぐ増刷するでしょうから!

2011-09-01

誰か「今月の有料メルマガ完全読破」あるいは「この有料メルマガがすごい」をやらないか? 誰か「今月の有料メルマガ完全読破」あるいは「この有料メルマガがすごい」をやらないか?を含むブックマーク

津田大介が有料メルマガ「メディアの現場」を始めるそうだ。昨日創刊号が配信予定だったはずが早速遅れているのが津田大介らしすぎて笑ってしまったが、それはともかく最近では有料のメルマガに移行する人が実に多い。

少し前にあきみちさんも「メルマガなのかなぁ。というか単なる愚痴」という文章を書いていたが、これについて考えるとどうも表情が曇ってしまう。

ワタシ自身は現在、この手の有料メルマガを一つも購読していない。これについてはいろいろ理由を並べることもできるが、何よりワタシがケチなのが大きな要因であるのを否定するつもりはない。

有料メルマガを購読しないと決めてるわけではまったくない。しかし、これだけいろんな人がやりだすと、どれから購読したもんかよく分からないのも事実である。同じように感じているネットユーザは結構いるのではないか。

そこで思うのは、この手の著名な書き手の有料メルマガを一通り読み、その質量が値段にあったものか評価をくだし、どういう読者層が購読すべきかガイドをやる人がいると受けるのではないかということ。

イメージとしてはかつて宮崎哲弥が「諸君」でやっていた連載「今月の新書完全読破」の有料メルマガ版である。現在では新書の濫造によりこうした企画を個人でやるのは不可能だが、現在の有料メルマガであれば、お金の問題に目をつむれば主要なものは個人でもおさえられるのではないか。

この企画の名前を考え、「この有料メルマガがすごい」みたいな陳腐なものしか浮かばなくて申し訳ないが、需要はあると思うんだよね。お金と暇を持て余した読み巧者は挑戦してみてはいかがか……ってそんな人いないか。何ならこれを有料メルマガとして配信する手もあるぞ(笑)

「腐敗」をテーマにしてはじめてのローレンス・レッシグの新刊が来月出る 「腐敗」をテーマにしてはじめてのローレンス・レッシグの新刊が来月出るを含むブックマーク

インターネットにおけるアーキテクチャ、法、自由を考える上で未だ大きな影響力を持つ『CODE』にはじまり、『コモンズ』、『FREE CULTURE』、そして『REMIX』とネットにおける著作権周りをテーマを論じてきたローレンス・レッシグが研究テーマを「腐敗」に変えると知ったときは驚いたものだ。

「腐敗」は歴史が長い問題なだけに、これはあまり成果を期待できないのではないかと思ったのも確かである。しかし一方で、このテーマがレッシグが『CODE』の頃から論じてきた民主主義の価値に直結する話なのも確か。

で、遂に彼の新刊が来月出る。

Republic, Lost

Republic, Lost

札束でできた議会をあしらった表紙デザインが言わんとしていることは明らかである。レッシグは、かつて友人だったオバマ大統領並びに民主党にも一方の共和党にも批判的だが、一方でもう右とか左とか言っていてもしょうがない、このまま分断されたままのアメリカではダメだ、という認識も強く伝わってくる。

Amazon.com のページに載ってた推薦の言葉を読むと、デジタル著作権をテーマにした本に対するものとあんまり変わらない推薦の辞が並んでいて、お前らちゃんと読んで書いてんのかよと思うが、400ページの本だし相当気合が入ったものだろう。

レッシグとは共通の問題意識を持ちながら違ったアプローチをとったアーロン・シュワルツは逮捕されてしまったが、この本の出来は気になるところである。

ただ今回の本は米国政治(の腐敗)にフォーカスした話だろうから邦訳は出ないかもしれんねぇ。ところで今回も彼のこれまでの本同様 CC ライセンスで公開されるのかしら。

モンティ・パイソンのスパマロット』の詳細が明らかに 『モンティ・パイソンのスパマロット』の詳細が明らかにを含むブックマーク

日本公演の実現を喜んでから早二月、ようやく『モンティ・パイソンのスパマロット』の公演詳細が明らかになった。

しかもエリック・アイドルの初来日というおまけまでついた(今までなかったのか…)。

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しかし、日本オリジナルのキャストになるとは予想してなかった。正直微妙だが、やはり観に行くのだろうなぁ。今ワタシには一緒に行ってくれる人がいないのでひとりで。

今ならこのミュージカルの元になった映画の DVD が1000円以下で買えるぜ。もうここまで来たら、同じくエリックの手によるコメディオラトリオ『Not the Messiah (He's a Very Naughty Boy)』の DVD も日本で出ないかな。

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