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2013-04-27

邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2013年版) 邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2013年版)を含むブックマーク

2011年2012年に続いてのゴールデンウィークの恒例企画なので、その趣旨についての説明は省略させてもらう。

これまでと今年が違うところは、Kindle 版がある場合はそちらにもリンクさせてもらった。今年は全部で20冊なり。

一応邦訳が出てないか調べたつもりだが、当方の見落としがある場合はご一報お願いします。

ハワード・ラインゴールドHoward Rheingold)『Net Smart: How to Thrive Online』

もう彼のような論調の本ってあまり日本では受けないのかしら。それにしてもスチュアート・ブランドやケヴィン・ケリーなど WEC 人脈はしぶとい。

Florence Williams『Breasts: A Natural and Unnatural History』

これ絶対日本でも受けると思うんだよな! 絶対邦訳出ると思っていたのだが、その話を聞かないのは不思議である。

Breasts: A Natural and Unnatural History

Breasts: A Natural and Unnatural History

Justin Halpern『I Suck at Girls』

うーん、『Shit My Dad Says』のような話題性があった本でもなければ邦訳は出ないかな。内容は普遍的だと思うのだけど。

I Suck at Girls

I Suck at Girls

I Suck at Girls

I Suck at Girls

アンドリュー・キーン(Andrew Keen)『Digital Vertigo: How Today's Online Social Revolution Is Dividing, Diminishing, and Disorienting Us』

これ憎まれっ子世にはばかるというか釣り師乙的な意味で前作に続いて邦訳が出ると思ったんだけどねぇ。

Matt Alt, Hiroko Yoda『Ninja Attack!』、『Yurei Attack!』

これなどは邦訳を出す意味ない本なのかもしれないが、こういうジャパニーズカルチャー紹介本って面白いよね。

Yurei Attack!

Yurei Attack!

ピート・タウンゼント『Pete Townshend: Who I am』

ワタシはザ・フー並びにピート・タウンゼントの大ファンだけど、21世紀に入ってようやく日本でも大分正当に The Who が評価されるようになったと思うので、これの邦訳は出てほしいな。

Pete Townshend: Who I Am

Pete Townshend: Who I Am

Who I Am: A Memoir

Who I Am: A Memoir

デヴィッド・バーン『How Music Works』

近年も旺盛な活動ぶりで嬉しい限りのデヴィッド・バーンだが、これは自伝ではなく、彼らしい音楽論とのことでなかなか評判もよかったので是非日本語で読みたい。あまり売れないとは思うが、どこか出してくれないものか。

How Music Works

How Music Works

How Music Works

How Music Works

ナイル・ロジャース『Le Freak: An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny』

ナイル・ロジャースというと昨年還暦を迎えたが、癌を克服し(と願う)、ダフト・パンクの新譜への参加など何度目かのキャリアの盛り上がりの中にあり、BBC 制作ドキュメンタリー『Nile Rodgers: The Hitmaker』も制作されている。邦訳出てほしいな。

Le Freak: An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny

Le Freak: An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny

Keith M. Martin『Everyday Cryptography: Fundamental Principles and Applications』

そろそろ暗号技術本の最新版の定番が欲しいところなんだよね。最近、セキュリティ本で評判の邦訳というのも聞かない印象がある。

Everyday Cryptography: Fundamental Principles and Applications

Everyday Cryptography: Fundamental Principles and Applications

Eric Klinenberg『Going Solo: The Extraordinary Rise and Surprising Appeal of Living Alone』

この本について日経で記事になった時点で、じきに日経BP社からすぐ邦訳が出るんだろうなと思ったのだが、まだ聞かない。アメリカにおけるおひとりさま事情は興味あるところだが、人生ソロ活動なワタシからしても日本でも受ける話題だと思うのだが。

Going Solo: The Extraordinary Rise and Surprising Appeal of Living Alone

Going Solo: The Extraordinary Rise and Surprising Appeal of Living Alone

Salman Khan『One World Schoolhouse: Education Reimagined』

今では日本でも随分認知度があがったカーン・アカデミーの創始者の本だが、これの邦訳が出ないことはないでしょう。今作業が進んでいるはずだ。

The One World Schoolhouse: Education Reimagined

The One World Schoolhouse: Education Reimagined

Nate Silver『The Signal and the Noise: The Art and Science of Prediction』

昨年のアメリカ大統領選挙で一躍名をあげた「元祖マネーボール」ネイト・シルバーだが、これも今邦訳作業が進んでいると思いたいね。

The Signal and the Noise: The Art and Science of Prediction

The Signal and the Noise: The Art and Science of Prediction

The Signal and the Noise: Why So Many Predictions Fail-but Some Don't

The Signal and the Noise: Why So Many Predictions Fail-but Some Don't

Martha Payne, Dave Payne『NeverSeconds: The Incredible Story of Martha Payne』

これは「酷い給食ブログ」の書籍化だが、日本では逆に舌が肥えすぎたせいで食事作りが多くの主婦にとって負担になっている現実があるように思う。たまに聞く、「毎食副菜を最低5皿要求する夫」とか、お前自炊したことないのかねと呆れるし。

Neverseconds: The Incredible Story of Martha Payne

Neverseconds: The Incredible Story of Martha Payne

NeverSeconds: The Incredible Story of Martha Payne

NeverSeconds: The Incredible Story of Martha Payne

ティモシー・フェリス(Timothy Ferriss)『The 4-Hour Chef: The Simple Path to Cooking Like a Pro, Learning Anything, and Living the Good Life』

彼の「週4時間だけ働く本」は日本でも話題になり、増補改訂版が出るくらい売れたはずだが、その後が続かないのは、内容がしょぼいと見られるようになったのでは、と彼を好意的に見ていないワタシは思ったりする。

Natania Barron他『Geek Mom: Projects, Tips, and Adventures for Moms and Their 21st-Century Families』

その後実際に堀越英美さんに一報があったらしいが、これは邦訳出てほしいね。これが出れば勇気付けられる母親は日本にも一定数いるはずなのだ。

エリック・シュミット『The New Digital Age: Reshaping the Future of People, Nations and Business』

奇しくもかつての部下であるシェリル・サンドバーグと同じ時期に本を出すことになったわけだが、向こうのほうが圧倒的に評判になっているものの、この本もワタシがどうこう書くまでもなく今年中には邦訳が出るでしょう。こないだ Slashdot にレビューが出ていた。

Simon Rogers『Facts are Sacred』

ちょうどデータジャーナリズムちょっと噛んでいることもあって、これは気になる本である。著者はTwitter に「データエディター」として転職したばかりで、この分野は熱いと思うのだよ。

Facts are Sacred

Facts are Sacred

Evgeny Morozov『To Save Everything, Click Here: Technology, Solutionism, and the Urge to Fix Problems that Don't Exist』

この本について、ネットについてシビアな認識では共通するところもあるティム・ウーWashington Post に厳しい書評を書いている。

そうそう、少し前に話題になった「フリーソフトウェア運動はどこで方向性を間違えたのか(そしてその修正方法)」も元ネタはモロゾフの文章だね。

クライヴ・デイヴィス『The Soundtrack of My Life』

とにかく彼はレコード業界における伝説的な人物なので(ワタシの父親よりも年上!)、いくらでも面白い逸話はあるだろう。個人的にはソウルミュージックに理解があったのに、スタックスと手を組んだ直後にコロムビア・レコードをクビになって結果的にスタックスの倒産を早めたとか、アリスタ・レコードでキンクスのキャリアを再生させたとかいろいろある。

SOUNDTRACK OF MY LIFE

SOUNDTRACK OF MY LIFE

The Soundtrack of My Life (English Edition)

The Soundtrack of My Life (English Edition)

Sheryl Sandberg『Lean In: Women, Work, and the Will to Lead』

この本はアメリカでベストセラーになっており、必ずや近々邦訳が出るだろう。この本については JBPress の煽り気味の記事 よりも海部美知さんの文章のほうが適切だと思う。

Lean In: Women, Work, and the Will to Lead

Lean In: Women, Work, and the Will to Lead

Lean In: Women, Work, and the Will to Lead

Lean In: Women, Work, and the Will to Lead

それでは、皆さん、楽しいゴールデンウィークを。ごきげんよう、さようなら。

2013-04-22

[] リンカーン  リンカーンを含むブックマーク

先月機内放送で観た。

リンカーンといえば、アメリカの大統領で最も有名な、我々日本人でも知らない人はほとんどいないクラスの偉人である。

しかし、劇的な話を期待して観に行ったら思い切り肩透かしを食うだろう。本作では南北戦争の激しい戦闘もほぼ描かれないし、リンカーンがかっこよくゲティスバーグ演説をやる場面もない。もちろんヴァンパイアを斧で殺すこともない。

本作に登場するのは、肉体の衰えを隠せない初老の、しかし強い信念と意志をもった男としてのリンカーンである。彼の信念、合衆国憲法修正第十三条にこだわる理由は冒頭で明快に彼の口から語られる。そのために裏工作も厭わず、詭弁も弄しながらその批准に強い意欲を燃やし、部下を動かす。

その政治的調整と駆け引き(共和党と民主党の立ち位置が現在と逆なのが面白い)、そして家族人としての葛藤が描かれるが、その忍耐と妥協もしながら意志を貫く話であり、スピルバーグのオバマ政権に対するメッセージももちろんあるはずだ。

リンカーンが説得しなければならないのは政敵ばかりではなく、急進的な奴隷解放論者であるサディアス・スティーヴンスも含まれる。彼をトミー・リー・ジョーンズが例によってしかめっ面で演じているが、彼のこういう演技はもう飽きた。

それなりのアメリカの歴史的知識も要するので、本作は大方の日本人観客にはあまり楽しめない映画だろう。娯楽映画として本作をワタシはお勧めしないが、しかし、それでもダニエル・デイ=ルイスの演技の素晴らしさについて書いておかなければならない。ワタシは『ヒッチコック』について、「名優による歴史上の有名人のそっくりさんを目指した演技」にうんざりしていると書いた。本作はある意味、その究極といえる映画なのだけど、本作を観るとダニエル・デイ=ルイスがリンカーンにしか見えないのだ! そこまでできる人は、今この世界にやはり彼しかいないだろう。

[][] Wikiエンジン開発の停滞――5年以上正式リリースがないPukiWikiと3年半ぶりバージョンアップしたHiki  Wikiエンジン開発の停滞――5年以上正式リリースがないPukiWikiと3年半ぶりバージョンアップしたHikiを含むブックマーク

半月以上前の記事だが、『Wiki Way コラボレーションツールWiki』の訳者であるワタシもこの界隈に疎くなっており、PukiWiki が5年以上正式リリースがないというのは知らなくて驚いた。

ただ PukiWiki に関しては、PHP 5.4 対応の PukiWiki Advance という派生版はあるのだが、これはどのくらい知られているのだろう。

ちょっと気になって、Hiki を調べたら、先月末にバージョン1.0.0が公開されていた……が、これって自分の周りでほとんど話題になってなかったような。

考えてみればそれも不思議ではなく、これだって実に3年半ぶりのバージョンアップなのだ。開発が活発でないことに変わりはないわけだ。

もう Wiki エンジンの開発が活発に行われる季節は過ぎたのか……

[] FOSSへの女性参加者が少ない問題――Google Summer of Codeは(それでも)参加者の8.3%まで増加  FOSSへの女性参加者が少ない問題――Google Summer of Codeは(それでも)参加者の8.3%まで増加を含むブックマーク

LWN.net などでも話題になっている文章だが、Google Summer of Code に参加する女性開発者が少なかったのが、Google とコミュニティの多様性への取り組みにより、女性参加者の8.3%まで増えたことを取り上げている。うーむ、増えても一割いかないんだな。

この話題はずーーっと言われていることで、女性を Linux に招くための HOWTO なんて古典文章があるし、最近でもフリーカルチャーとジェンダーギャップを巡る研究をここでも取り上げている。

件の文章は Red Hat のシニアソフトウェアエンジニア Marina Zhurakhinskaya が書いたものだが、FOSS への女性開発者参加に関する情報源へのリンクも多いので、この手の話に興味がある方は参考になるだろう。

史上最も怖い小説トップ10 史上最も怖い小説トップ10を含むブックマーク

渡辺由佳里さんのツイートで知ったページだが、こういうの何が選ばれているか気になって思わず見てしまうな。日本文学でこういう企画をやると何が選ばれるのだろうか。どなたかやりません?

  1. ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』(asin:459402534X
  2. アイラ・レヴィンローズマリーの赤ちゃん』(asin:4150400067
  3. ウィリアム・ピーター・ブラッティ『エクソシスト』(asin:448858201X
  4. スコット・スミス『ルインズ―廃墟の奥へ』(asin:4594056059asin:4594056067
  5. トマス・ハリス羊たちの沈黙』(asin:4102167080asin:4102167099
  6. ピーター・ベンチリー『ジョーズ』(asin:B000J953D6
  7. ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』(asin:4102146016
  8. シャーリイ・ジャクスン『丘の屋敷』(asin:4488583032
  9. リチャード・マシスン『アイ・アム・レジェンド』(asin:4150411557
  10. スティーヴン・キング『ペット・セマタリー』(asin:416714803Xasin:4167148048

ここに挙がっている小説はほとんどが映画化されており、その映画版の印象も作品評価の強化につながっていると思う(9位と10位は映画版がダメだったから順位が低い?)。恥ずかしながら、『ジョーズ』に原作があることすら知らなかった。

1位の『隣の家の少女』については、映画版と原作の違いについて id:tsumiyama さんが詳しい文章を書かれていたのだが、現在は読むことができず残念である。

[][] ストーン・ローゼズ、本格的伝記本に続いてドキュメンタリー映画が公開される  ストーン・ローゼズ、本格的伝記本に続いてドキュメンタリー映画が公開されるを含むブックマーク

この記事だけ見ると、ローゼズの初の本格的伝記本がもうすぐ出るみたいに読めるが、本国イギリスでは昨年夏に出てるんだよね。

The Stone Roses: The True Story

The Stone Roses: The True Story

The Stone Roses: War and Peace

The Stone Roses: War and Peace

この記事で語られている話はとても面白いのだが、彼らについてはもうすぐドキュメンタリー映画が公開されるようで、これは是非日本でも公開してほしいなぁ。

ストーン・ローゼズは、長らく「再結成してほしいけど、それはまず無理なバンド」だったわけだが、それを思うと現状は夢のようだ。

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Stone Roses: 20th Anniversary Remastered Edition

Stone Roses: 20th Anniversary Remastered Edition

ryumuryumu 2013/04/22 08:59 wikiといえばwikipediaかatwikiを指すって言う感じになってますね。周りの感じを見ていると。

yomoyomoyomoyomo 2013/04/22 21:17 そうですね。本格的にやるならMediaWikiになるし、あとNaverまとめなどのサービスがWikiの需要の一部を担ってますしね。

pmintpmint 2013/04/23 02:55 Ward Cunninghamが新しいWikiを作っているのはご存知でしょうか?”Smallest Federated Wiki”という名称で2011年に公開されました。
http://fed.wiki.org/
https://github.com/WardCunningham/Smallest-Federated-Wiki

このSFWの他にもhackpad、Atlassian Confluence、XWikiなどが活発に開発されているようですが、このうちXWiki以外は「記法」というものがありません。記法にアイデンティティを持っていたWikiはすでに世代違いなのかもしれません。

日本だと開発ではなく利用なのですが、ゲーム攻略系とニコニコ大百科、pixiv百科事典などが活発でしょうか。”Wiki”を冠さないのは普及の証拠でもあるかもしれませんよ。

yomoyomoyomoyomo 2013/04/23 03:08 Smallest Federated Wikiは何かで聞いたことがあったと思いますが、調べてはいませんでした。
あと「記法にアイデンティティを持っていたWikiはすでに世代違い」というのはその通りかもしれません。
あえて記法を言うなら(例えば)Markdownでいいよ、という。
開発環境の中にWikiが当たり前のように組み込まれ、逆に単体でWikiを云々する必然性が薄れたのでしょうね

2013-04-19

ワタシが愛した小町ホラー(2012年下半期以降編) ワタシが愛した小町ホラー(2012年下半期以降編)を含むブックマーク

月曜から続けてきた小町ホラーシリーズだが、今回がようやく最終回。感動(?)のフィナーレである。

今回は2012年下半期以降に Twitter に投稿した小町トラートピ一覧だが、もう正直この頃は半ば完全に小町飽きてますね。さすがに今回は数が少ないです。そういえば、昨年夏には「暑い夏の夜に小町ホラーはいかが? 今こそ読みたい発言小町の古典的ホラートピ5選」なんて企画もやってますね。

以前エゴサーチをしていて、2ちゃんねるの発言小町関連スレで、ワタシのことを小町作家と疑う書き込みを見つけて苦笑したことがあるのだが、もちろんワタシはそんなことしたことなく(というか、コメントを書き込んだことすらない)読者専門だったわけだが、もはやワタシは現役の小町ウォッチャー(コマッチャー)ではなくなっている。

今回こういう企画をやろうと思ったのは、これを一つの区切りとし、そのあたりをはっきり書いておきたかったからだ。もう Twitter に嬉々として小町ホラーを紹介することはないだろう。

でも、一度くらい感謝の言葉を書いておこう。ありがとう、発言小町

発言小町

発言小町

2013-04-18

ワタシが愛した小町ホラー(2012年上半期編) ワタシが愛した小町ホラー(2012年上半期編)を含むブックマーク

小町ホラーシリーズも4回目、今回は2012年上半期に Twitter で紹介させてもらったトピ一覧である。

この頃になると、さすがのワタシも飽きを感じており、半ば惰性でやっていたところがある。

そもそも発言小町をランキングからしか見なくなり、それ以外で変わったトピを探す意欲も時間もなくなっていたのである。そうした意味で、今回は特に釣りトピの割合が多いんでしょうね。

ふと思ったのだが、ワタシもたまさか冗談でやる「ちなみに私の夫は年収1000万です」という発言小町のクリシェの元となった発言はいつなされたものなのだろうか?

2013-04-17

ワタシが愛した小町ホラー(2011年下半期編) ワタシが愛した小町ホラー(2011年下半期編)を含むブックマーク

さて、小町ホラーシリーズも3回目だが、今回は2011年下半期に Twitter で紹介させてもらった小町ホラー一覧である。

トピ数的に言うと、やはりこのあたりが一番盛り上がっていたんでしょうかね。今となってはそんなのに盛り上がるなよというか、自分に呆れるばかりですが。

例によって創作トピがかなり入っているのかもしれないが、やはりきれいに解決したものはどうしてもそれを疑ってしまう id:hagex 脳ですな。この方面については id:topisyu さんの解説が始まっているので、そちらをどうぞ。

2013-04-16

ワタシが愛した小町ホラー(2011年上半期編) ワタシが愛した小町ホラー(2011年上半期編)を含むブックマーク

昨日から始まった yomoyomo 選定小町ホラークロニクルだが、今回は2011年上半期に Twitter で投稿したものを紹介させてもらう。

この小町ホラーを求める飽くなき情熱……これをもう少し生産的に使っていれば、もう少しワタシの人生はマシになったのかもしれない。

果たしてガチか創作か、それは皆さんのご判断にお任せします。

2013-04-15

ワタシが愛した小町ホラー(2010年編) ワタシが愛した小町ホラー(2010年編)を含むブックマーク

ご存知の通り、Twitter の過去発言アーカイブが日本版でも取得できるようになった。

ワタシの場合、この機能の話を目にしたときから、自分が Twitter で「小町ホラー」として紹介したトピ一覧再掲をやろうと思っていた。

実際、ツイートアーカイブをダウンロードし、全ツイートを収録した csv ファイルを「小町ホラー」で grep かけたところ、180行をこえた……どうやらワタシは人生の一部を確実に無駄にしてしまったようだ。

元々は一挙に紹介しようと考えていたのだが、とてもじゃないが長大なリストになるので、投稿時期で何回かに分けることにした。

実は今、読書記録を書くべき本、感想を書くべき映画がたまっているのだけど、ちょっとそれに時間をとる余裕がないため、今週はこのリスト紹介をもって更新にかえさせていただく。

初回である今日は、2010年に「小町ホラー」として紹介したトピ一覧である。今読むと、単なる小町作家による釣りトピ(創作)もかなり混じっている気もするが、それも一興ということで。

発言小町

発言小町

2013-04-11

[][] シュガーマン 奇跡に愛された男  シュガーマン 奇跡に愛された男を含むブックマーク

今年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞をとった映画で、事前に大体ストーリーは知った上で鑑賞したので、『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』のときみたいに涙が止まらないなんてことはなかったが、良い映画だったと思います。

この映画の美点は、主人公たる「シュガーマン」ことロドリゲスの存在の謎をうまく引っ張ってるところ、そしてロドリゲスの音楽そのものがある。

彼の曲を聴いても、なんでアメリカから遠く離れた南アフリカで闘争のシンボルになったか不思議ではあるのだが、確かに彼の音楽にそんな解釈を許容する謎めいたところ、奥行きがあるのだ。何よりロドリゲスの艶のある声が美しい。

南アフリカで反アパルトヘイト闘争について語る人物が皆白人というのになんだかなと思うところもあるが、一般の国民にすれば圧政には変わりないわけで、ここでミステリーをうまく引っ張る構成が効を奏している。

個人的に唸ったのは、ロドリゲスその人が曲から感じるどこか超然とした感じを、復活後も保っているところ。それがこの映画に気品を加えている。

あと彼が在籍したレコード会社の元オーナーが、いきなり「俺を怒らせるなよ」と凄んだかと思ったらロドリゲスを大仰に称え、でもアメリカで売れたレコードは6枚かなとかまし、そして最後は俺に金を送れとキメキメの表情でしめる、いかにもレコード業界のくわせものといった感じで笑った。お前、絶対金取ってるだろ。

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[] オープンソースプロジェクトに参加するにあたっての心得10ヶ条  オープンソースプロジェクトに参加するにあたっての心得10ヶ条を含むブックマーク

著者はオープンソース・クラウドプラットフォーム・ベンダの WSO2 の人らしいが、彼が説くオープンソースプロジェクトに参加を始めるにあたっての心得10ヶ条は以下の通り。

  1. 解決すべき真の問題、ビジネスニーズ、何らかの商業ドリブンの動機を持て。
  2. プロジェクトの目標を理解し、自分の貢献がそれに沿っていることを確かめる。
  3. 十分な機能を実装する完全なパッチを投稿せよ。何かしらテスト情報やドキュメンテーションも含めて。
  4. 自分が貢献しているプロジェクトのルールに従って行動する。
  5. 謙虚たれ。決して自分の名前を貢献者リストに自分で追加してはならない。プロジェクトリーダがあなたの仕事を評価すれば、その人がすべきことなのだから。
  6. 期待度は低く。拒絶を受け入れることを学べ。
  7. 辛抱である。コメントを改善し、アップデートを送り続けること。
  8. 自由になる時間と自分のスキルについては正直に主張すること。
  9. 口だけ番長や荒らしではなく実行する人になれ。
  10. 自分が始めたことは、諦めることなく終わらせること。

それぞれの項目については異論もあるだろう。詳しくは原文をあたってくだされ。

[] 史上最高のナード映画5本  史上最高のナード映画5本を含むブックマーク

未だナードとギークの違いを他人に説明できないワタシが云々するのもアレだが、ここでは以下の5本が選ばれている。

最後に X-MEN 持ってくるか! しかし、Brian S Hall によるとこの映画は "prototypical Hollywood vision of the nerd" らしい。

この中ではやはり『アメリカン・スプレンダー』が一番好きである。この映画の中でまさしくナードそのものなトビーがハーヴィー・ピーカーに『ナーズの復讐』の魅力を力説し、しかし、ハーヴィーはそれをばっさり否定する場面は素敵だったね。

[] 先日惜しくも亡くなったロジャー・イーバートのRogerEbert.comが再立ち上げ  先日惜しくも亡くなったロジャー・イーバートのRogerEbert.comが再立ち上げを含むブックマーク

先週惜しくも亡くなった高名な映画評論家ロジャー・イーバート(Wikipedia 日本語版にならってこの表記に統一する)の公式サイト RogerEbert.com が(再び)立ち上がっている。

screenshot

彼が癌と闘っていたことは当然知っていた。というかここでも彼が失った「声を取り戻した」話を取り上げていて、その病状が大変シリアスなのは承知していたはずだが、映画評をまったく変わらぬペースで公開し続け、しかも近年は Twitter も熱心にやっていたので、正直まだまだ大丈夫と思い込んでいた。

彼の文章はシカゴ・サンタイムズのサイトでもすべて読めるが(多分)、新聞はこれからどうなるか分からないので、こうして公式的なサイトが立ち上がったのはよいことだと思う。彼の映画評に常に同意するわけではなかったが、彼はこの分野においてワタシにとって規範であった。

このニュースを知ったのは何故か Hacker News なのだが、一番上に Derek Sivers の彼らしいコメントが載っていてニヤリとしてしまった。

実は昨年彼のある(映画についてではない)文章を読んでとても感銘を受け、この題材で一本文章を書こうと決めていた。これは彼が生きている間に書かなければと思いながらこんなことになってしまった。まだ時間がかかるだろうが絶対書く、という宣言をするためにこのエントリを書いた次第である。

2013-04-07

[] ヒッチコック  ヒッチコックを含むブックマーク

先月、機内放送で観た。

『サイコ』(asin:B006QJT2UI)はヒッチコックの代表作とされ(最近もこの映画の前日譚がドラマ化されてるね)、ワタシもそう思う。しかし、これは彼の映画の中でも異質でショッキングな作品であり、そして21世紀を生きる我々は、もはやこの「名作」に監督が望むような新鮮さでショックを受けることはできないのではないか、と以前からずっと思っている。

これは『サイコ』に限った話ではないのかもしれない。しかし、この映画が最もこの構図が顕著で、ワタシは勝手にこれを「『サイコ』問題」と呼んでいる。

物心ついた頃から山奥に住んでた人間でもなければ、映画を観る前からジャネット・リーがどういう最期を遂げ、ノーマン・ベイツがどういう人物か、彼の秘密まで我々は予め知ってるんですな。

お金を持って逃げる女性主人公、果たして彼女は逃げおおせられるのか、彼女が泊まるモーテルの管理人はちょっと神経質で陰があるが好人物そうだ(アンソニー・パーキンスは当時そうしたイメージを体現していた)。果たして彼はどんな風に事件に絡むのか。む、彼女がシャワーを浴びる………ギャアアアアア!! とはならないはずなのだ。

さて、本作はその『サイコ』撮影時のヒッチコック夫妻をテーマにしている。

今ではこれも人口に膾炙しているといってよいだろうが、ヒッチコックの変態性、飲食への執着、天才の支配欲と孤独と横暴がマイルドにだが描かれていた。エド・ゲインが一種の狂言回しになる構成もらしかった。

巨匠を演じるアンソニー・ホプキンスは好きな俳優だし、よく演じているが、本作の彼はあまり好きではない。これは彼の演技に文句があるのではなく、ワタシ個人が最近多いこの手の「名優による歴史上の有名人のそっくりさんを目指した演技」にうんざりしているためである。

本作の魅力は、ヒッチコック夫人のアルマ・レヴィルを演じたヘレン・ミレンに尽きる。彼女のことは何度も称えているが、本作でも彼女は美しく芯の強さを持った女性を演じており、やはり称賛に値する。

撮影におけるクライマックスというとやはり例のシャワーシーンになるのだけど、あのシーンはソール・バスが演出したという説は当然ながらこの映画では採用しておらず、これはジャネット・リー自身の証言にも合致する。実際はこの映画のような劇的な感じではなかったのだろうが、まぁ、それは映画ということで。

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米法廷がデジタルコンテンツにおけるファーストセール・ドクトリンを否定する判決 米法廷がデジタルコンテンツにおけるファーストセール・ドクトリンを否定する判決を含むブックマーク

アメリカでデジタルコンテンツに関する気になる判決が出た。

今回の判決では「ファーストセール・ドクトリン(first sale doctrine)」と呼ばれる法理が争点になっていた。これは、ある著作物の合法的所有者にはそれを転売する権利があるとするもの。この裁判を担当したリチャード・サリヴァン連邦地裁判事は、キャピトル・レコードの訴えに対し、「ファーストセール・ドクトリンはデジタルコンテンツにおいては適用されない」という判決を下した。

米法廷「デジタルコンテンツの転売は著作権侵害」|WIRED.jp

今回米連邦地裁で下された、合法的に購入したデジタル音楽ファイルをネットユーザーが転売できるようにしているウェブサイトについてこれを違法とする判断は、音楽だけでなく電子書籍にも大きな影響を及ぼす。

ヒュー・マクガイア、ブライアン・オレアリ編『マニフェスト 本の未来』においてワタシが訳した第16章「読者の権利章典」でカシア・クローザーは、権利消尽の原則、つまりファーストセール・ドクトリンについて以下のように書いている。

 これまでは本を買う限り、それを何でも好きなようにする権利も一緒に購入してきた。それが家族や友だちとの本の共有を意味した人もいる。それがページに隠し穴を開け、そこに貴重品を隠すことを意味した人もいる。私たちは、お金のために本を売ったり、本を他の本に交換してきた。本を芸術作品に変えたりもした。読書家に聞いてみたら、小声でしか言えないようなことを本にやったことがあるのを教えてくれるだろう。

(中略)

 その後、eBookではまったく新しいルールがやってきた。突然、私たちの本はDRMの支配を受けることとなった。DRM を好きな読者なんていないが、毎日DRMの神を賛美する大手eBookストアが世間にいることは私が保証する。DRMは、権利消尽の原則により読者がかつて有していた権利を制限するものだ。わかりやすく言い換えさせてもらえば、権利消尽の原則とは本節の最初の段落で言及した素晴らしい権利すべてを原則的に消費者に許可するものだ。

 eBookにより、私たちが享受してきた権利――誰もeBookに隠し穴を開けようと思わないことは私も認めるが――は消え失せてしまった。私たちはeBookを転売できない。本を(簡単には)共有もできない。本を慈善団体に寄付もできない。実際、買い手が本を買えるようになった時代の始めから享受してきた、まさにその権利を行使しようとすると、著作権侵害の容疑につながりかねないのだ。

 そうでなくても正直な市民を(ああ、これはタイプしたくないのだけど)海賊に分類しかねない。

 そう、デジタルな世界では、紙の世界で享受しているのと同じ権利を行使しようとすれば犯罪者になってしまう。

長々と引用させてもらったが、権利消尽の原則と電子書籍の関係は理解いただけるだろう。別のところでこの著者が書くように、電子書籍で簡単にできるのは、実は捨てることだけなのだ。

ただまぁ、デジタルコンテンツがそのまま転売できていいかというと、それは権利者は許せんだろうなというのも確かである。ただ転売はともかく、もう少し友人などと簡単に「共有」できないものかと思ったりはするね。

asin:B00BI558Q2:detail

そうそう、『マニフェスト 本の未来』関係では、第14章を担当したロン・マーティネズさん(元 Yahoo! 知的財産発明担当 VP)が来日したそうで、そのときのインタビュー動画(日本語字幕付き)が公開されているのでどうぞ。

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[] ブルースター・ケールとティム・オライリーによるAaron Swartz追悼動画(日本語吹替付き)  ブルースター・ケールとティム・オライリーによるAaron Swartz追悼動画(日本語吹替付き)を含むブックマーク

今更ではあるが、↑で紹介した動画の関係で Voyager の YouTube チャンネルを見ていて、26歳の若さでこの世を去った Aaron Swartz の追悼式におけるブルースター・ケールとティム・オライリーによるスピーチ動画があがっていたのでご紹介。

いずれも日本語吹替付き動画なので、英語の苦手な方にもお勧めできる。英語が苦にならない方は Internet Archive で公開されている元動画をどうぞ。

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Aaron Swartz については、気が付くと Wikipedia 日本語版のページもとても充実したものになっていた。

[] 映画『アメリカン・サイコ』のあのシーンをヒューイ・ルイスが演じたパロディビデオが公開  映画『アメリカン・サイコ』のあのシーンをヒューイ・ルイスが演じたパロディビデオが公開を含むブックマーク

アメリカン・サイコ』の中で、クリスチャン・ベールがヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの素晴らしさを力説しながら殺人を行うシーンをヒューイ・ルイス自身が演じるというのが笑えるし、殺されるのがアル・ヤンコビックというのもまたいい。

アメリカン・サイコ』の主人公は、ヒューイ・ルイスの他に(もちろんピーガブでなくフィル・コリンズがメインになってからの)ジェネシスが大好きだったはずで、それが80年代的な音楽の趣味の悪さを語っているのだろうが、ワタシはヒューイ・ルイスが好きである。

ワタシがヒューイ・ルイスを好きなところは、ルーツミュージックへの深い造詣をマニアックな形ではなく大衆に好まれる優れた商品として叩き上げた音楽性が第一だが、他にも自分を笑える陽性のユーモアセンスがある。今回のもそうだが、以前にはハイチ地震チャリティーで一人で "We Are The World" をパロディにしていた。

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そして、もう一つ彼の美点に義理堅さがある。彼は80年代大ブレイクするが、新しい才能を世に出す手助け、自分が昔世話になった人たちの助力をちゃんとやっているのね。

例えば前者の代表はブルース・ホーンズビーだし、後者で有名なのは、当時低迷期にあったタワー・オブ・パワーの起用がある。

ロックに詳しい人ならヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの前にクローヴァーというバンドをやっていたこと、そしてそれがエルヴィス・コステロのファーストアルバムでバックバンドを務めた話ぐらいは知ってる。しかし、そのクローヴァーの音を聴いた人はほとんどいない。

アナヴェイラブル

アナヴェイラブル

コステロのファーストのプロデューサーであるニック・ロウは、このアルバムも1曲だけプロデュースしているが、自分がブレイクするとヒューイ・ルイスはお返しにニック・ロウのプロデュースを買って出ている。

クローヴァーには後に後期ドゥービー・ブラザーズに加入する(現在もメンバー)ジョン・マクフィーがいたが、メインで歌っているのはヒューイ・ルイスでなくアレックス・コールという人である。

で、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの最後のトップ10ヒットとなった "Perfect World"、これはそのアレックス・コールの曲なんですね。ちゃんと彼にも恩返しをしているのだ。

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ヒューイ・ルイスが東京ドームを埋めた時代があったんやね……

話を『アメリカン・サイコ』パロディーに戻すと、このビデオは『Sports』30周年記念盤の販促が目的なようだ(映画でかかっていたのはこの次の『Fore!』だが)。『アメリカン・サイコ』パロディーとしてはマイルズ・フィッシャーのほうが好きだが、これを機会に今週末久しぶりに Music Unlimited で聴き直させてもらった。

SPORTS-EXPANDED VERSION

SPORTS-EXPANDED VERSION

2013-04-01

[] Data Journalism Handbookを訳したぞ(データジャーナリズムの展望)  Data Journalism Handbookを訳したぞ(データジャーナリズムの展望)を含むブックマーク

データジャーナリズムの展望の翻訳を公開(Data Journalism Handbook)。

ふーーーーーっ、これで「前付け」と「はじめに」を何とか訳したことになる。時間がかかった……一応これで当方の担当分(と勝手に思っている分)の翻訳は終わったことになる

これで新しい翻訳仕事にとりかかることができる。

The Data Journalism Handbook

The Data Journalism Handbook

Software Design 総集編 【2001-2012】が届いた Software Design 総集編 【2001-2012】が届いたを含むブックマーク

毎月送っていただいている Software Design だが、先日技術評論社からいつもとは違うタイミングで本が届いたので何かと思ったら総集編だった。

Software Design 総集編 【2001~2012】

Software Design 総集編 【2001~2012】

実に12年分のバックナンバーを DVD に収録とのことですごいねぇ。そういえば以前、自分が書いた記事について収録の許可を求めるメールに返信したような気もする。

SD には一年間連載内連載をやり、昨年夏にも久方ぶりに寄稿させてもらっている。もちろん DVD にはワタシが書いた文章はすべて収録されているはずです。

なおこの号は DVD だけでなく、<OSS 全盛期を生き抜くために>技術の進化をたどりながら Linux を完全理解、という書き下ろし特集も入っているし、毎月買ってる人でなければこれ一冊手元に置いておくのは損がないと思うよ。

著作権保護の行きすぎが結果的に文化の首を締めるという話 著作権保護の行きすぎが結果的に文化の首を締めるという話を含むブックマーク

これを読んで、何か自分が昔訳した文章に似たような話があったなら、と思い出したら「DRMと音楽研究」だった。

そうなのである。短期的にこれで海賊行為やメーカー側が望まない改造を防ぐには DRM が有効な手段に思えるかもしれないが、長期的視点に立つと、結果的に人間の文化の首を締めてしまう事例はいろいろありそうだ。

少し前に、現代はかつてのように遺跡が残らず、後世になって現代はかつての暗黒の中世時代のようになってしまうのではという怖い話を読んだ覚えがあるが、それも連想してしまったね。

[][] キース・ムーンが八発キメたのは「象専用の鎮静剤」ではなく「合成ヘロイン」だった?  キース・ムーンが八発キメたのは「象専用の鎮静剤」ではなく「合成ヘロイン」だった?を含むブックマーク

TBS ラジオの文化系トークラジオ Life の「論壇のいま、Lifeのこれから」に出演された円堂都司昭さん(id:ending)がキング・クリムゾンの "Elephant Talk" をリクエストしたことを踏まえたツイートでリンクされていたProgLyrics(プログレッシヴ・ロック名詞選)の文章を読み、あっとなった箇所があった。

ちなみに「elephant tranquilizer」と言うと「合成ヘロイン」のこと。「elephant talk」に、麻薬中毒患者の意味をなさないおしゃべりを連想するリスナーもいるのかもしれない。

ProgLyrics(プログレッシヴ・ロック名詞選): 「エレファント・トーク」キング・クリムゾン

ワタシがあっとなったのは、キング・クリムゾンとは関係なく、「ピート・タウンゼントが語るキース・ムーンの真実」の以下のくだりを思い出したからだ。

でも、一度なんか、サンフランシスコで象専用の鎮静剤を八服、盛ってそれでもまだ生き延びた奴だったのになぁ。ただ、その時はさあ、もう身動きができなくなって、二日間、車椅子で過ごしたんだぜ。(中略)で、医者なんかキースを検診しててぶったまげて叫んだんだ。『この患者の心拍は三十秒に一回しかない! 臨床的に言えば、この患者は死んでるはずだ!』てさ。でも、キースはただ『うるせえ』と答えてさ。本当なんだよ、この話は。

ピート・タウンゼントが語るキース・ムーンの真実 - YAMDAS現更新履歴

この文章を読んだときにも「何で象専用の鎮静剤なんてキメるかね。しかし、その無茶さ加減もキース・ムーンらしい」と思ったものだが、ここでの「象専用の鎮静剤」とは "elephant tranquilizer"、つまり「合成ヘロイン」の誤訳なのではないだろうか。

まぁ、原文が手元にない以上推測でしかないのだが、いずれにしろ生前のキース・ムーンが無茶しまくったことに変わりはないことに違いはない。

Discipline: 30th Anniversary Edition

Discipline: 30th Anniversary Edition

Two Sides of the Moon

Two Sides of the Moon

つーか、この写真……

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