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2013-11-29

[][] WirelessWire Newsブログ第10回公開(英語が分からなくても(たぶん)楽しめるモンティ・パイソン入門)  WirelessWire Newsブログ第10回公開(英語が分からなくても(たぶん)楽しめるモンティ・パイソン入門)を含むブックマーク

WirelessWire Newsブログに「英語が分からなくても(たぶん)楽しめるモンティ・パイソン入門」を公開。

モンティ・パイソン大全 (映画秘宝コレクション)

モンティ・パイソン大全 (映画秘宝コレクション)

この文章を書くのに異様に時間がかかってしまい、正直疲労困憊した。やはり、字幕か吹き替えなしにスケッチするのはそりゃ難しいわ。YouTube で公開されている日本語字幕付き動画にリンクをはりたくなる誘惑に耐え、それは一箇所に留めた。

疲れすぎてこの文章に入れられなかった話に、「モンティ・パイソンの笑いは深遠と言われるが、しかし――」とパイソンを持ち上げといて落とす式のけなし方を最近も見かけたのがあり、うんざりしたことがある。パイソンの笑いを「深遠」とか言うパイソニアンが本当にいるのか? という意味で、言葉に頼らないくだらないスケッチをできるだけ選ぼうとしたとはいえる。

[] ようやくNFCプログラミングの本が出てきた  ようやくNFCプログラミングの本が出てきたを含むブックマーク

オライリーから NFC Hacks という本が出るのを知り、あれ? そんな本がオライリー本家から出てたっけと見てみたら、日本オリジナルの企画みたい。

調べてみたらこの秋もう一冊 NFC(近距離無線通信)のプログラミングを扱った本が出ていて、概念的な話でなく具体的なハックの対象になってきたなと思う……のだが、iPhone は未だ NFC に対応してないんだよなぁ。

[] 映画『ペコロスの母に会いに行く』のラストが長崎ランタンフェスティバルだった理由  映画『ペコロスの母に会いに行く』のラストが長崎ランタンフェスティバルだった理由を含むブックマーク

8月に映画『ペコロスの母に会いに行く』完成披露上映会に行ってきた話を書いたが、今月半ばに一般公開され、ワタシが観た範囲では好意的な評が多くて、小額ながら出資した人間としてホッとしている。

この映画のクライマックスは旧正月にあわせて長崎の中華街新地を中心に開かれる長崎ランタンフェスティバルが使われているのだが、長崎くんちでも精霊流しなくランタンフェスティバルだったあたりについて、脚本を担当した阿久根知昭氏が Facebook において書かれていた。

読んでみるとなるほどと思うし、鳥肌を立てながら涙をこぼしたラストの眼鏡橋の場面の裏側が分かって面白いが、確かに主演の赤木春恵には大変な撮影だったろうな。

ペコロスの母に会いに行く

ペコロスの母に会いに行く

[] 狼男アメリカン  狼男アメリカンを含むブックマーク

狼男アメリカン [Blu-ray]

狼男アメリカン [Blu-ray]

そういえば昔テレビの深夜放送でやってたのを途中まで観て寝たのを思い出し、借りてみた。

話としては、主人公が狼(男)にかまれてその属性を受け継ぎ、自らも狼男となり、月夜に何人も殺め、そして――という一直線な狼男の物語である。

しかし、監督がジョン・ランディスなので、ホラーコメディーというべき絶妙のバランスが成り立っていて、主人公の前にあらわれて自殺を勧める友人などちゃんと怖いのだけど、映画館の場面などとにかく気が利いている。あと主人公が動物園で目覚めた後とか、劇中映画館でかかるポルノ映画とか。

本作は、『ハウリング』に触発されたリック・ベイカーが、明るい部屋の中で全身が変身する特殊メイクに挑んでそれが認められ、ホラー映画にしては珍しくオスカーをとっているが、CG 全盛の現在、そうした特殊メイクにどれほど活躍の余地が残っているのかなとも思った。

あと使われている楽曲が "Moondance"、"Bad Moon Rising"、"Blue Moon" など月に関係あるものばかりなのもシャレてたね。

そういえば本作は冒頭に "For Jim O'Rourke" と出るのだが、まさかあのジム・オルークのことじゃないよね?

2013-11-21

[] 「モンティ・パイソン再結成」って、彼らは何度も「再結集」してるんだけどね  「モンティ・パイソン再結成」って、彼らは何度も「再結集」してるんだけどねを含むブックマーク

まさか NHK でモンティ・パイソンの話題が報じられるとは思わなかったな。

しかし、どこも「再結成」としているが、別に解散宣言を出していたわけでなし、存命のメンバーが一同に介する機会も何度もあったわけで、「再結集」のほうが正しいと思うのだが。

正直俄かに信じがたい思いだったが(だって、最初に伝えたのが The Sun だったし……)、テリー・ジョーンズが BBC に「我々はまた一緒に一回ショーをやる――本当だよ」と認めたし、エリック・アイドルのツイートを見ても、間違いないようだ。

今回の「再結集」は30年ぶりと言われるが、映画『人生狂騒曲』以来ということか。

これ以降では、スティーヴ・マーティンが司会をした1989年のパイソン結成20周年記念番組 Parrot Sketch Not Included - 20 Years of Monty Python の一番最後にメンバー6人が映り、「再結成するか」という台詞もあるのだが、その直後(この番組がイギリスで放映される前日)グレアム・チャップマンが死去してしまう。

再結集に一番近づいたのは、結成30周年記念のときで、前年の Monty Python Live at Aspen でメンバー全員が揃い(グレアムは遺灰で登場)、そこでエリックが「30周年記念に「何か」やりたい」と宣言し、期待が高まった。

実際、結成30周年記念番組 Python Night - 30 Years of Monty Python において少しだけどメンバーが出演する新作スケッチもあったのでこれがそれかと思ったものだが、このとき一番再結集に熱心だったエリックが意図した規模ではなかった。

そのときのことを結成40周年記念ドキュメンタリー Monty Python: Almost the Truth (Lawyers Cut) でエリックが語っていたが、最終的に再結集を拒絶したのはマイケル・ペイリンだったとのこと。

モンティ・パイソン アンソロジー MONTY PYTHON“ ALMOST THE TRUTH” [DVD]

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マイケルが自身の旅行番組を優先したことにエリックはひどく腹を立てたらしいが、かつて『空飛ぶモンティ・パイソン』において番組存続に最後までこだわったのがマイケルとテリジョンだったことを思うと、変われば変わるものである。

これはマイケルがコメディアンというより旅行番組のプレゼンターとして絶大な人気を確立していたのに対し、エリックが当時キャリアがパッとしなかったのも影響していたと思うが、そのあたりは2000年代になり『スパマロット』の大成功で払拭されたはずだ。

逆に言うと、もはや再結集にこだわるメンバーもいないということであり、今回の話はさすがに驚いた。今度はマイケルも拒絶はしないようだ。いや、これまでパイソンズで一番の成功者だったはずなのに三番目の妻への膨大な慰謝料を抱えるジョン・クリーズ先生には大きな話かもしれないが、これは邪推だ。

過去エリックとジョンの不仲が伝えられたが、それも少し前に和解があったようで、この秋メンバーがほぼ一同に介した機会に再結集話でも出たのか。

パイソンの歴史を辿る決定的ドキュメンタリー Almost the Truth (Lawyers Cut) において、パイソンは過去のものでありもう語りつくしたという気配がメンバー全員にあり、何よりもうみんな70代である。今更ご老体に最先端の笑いを期待するほどコメディー界も人材不足ではなかろう。ただ、15年来のファンである(でしかない、とも言える)ワタシとしてはモンティ・パイソンの舞台をもう一度観ることができれば、もうそれで思い残すことはない。

それにしても映画『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 〜グレアム・チャップマン自伝〜』はちょうどよい時期に公開されて関係者も大喜びだろうし、そういえば「映画秘宝」2014年1月号にも「It’s『モンティ・パイソン』快感ギャグまつり!!」があるということで、これも結果的にグッドタイミングであった。

映画秘宝 2014年 01月号 [雑誌]

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[] 今人気ブログを作りたければ狙い目なのはKickstarterだろう  今人気ブログを作りたければ狙い目なのはKickstarterだろうを含むブックマーク

この記事を見て、昔「確実に人気ブログを作る方法」なんて文章を書いたのを思い出した。

今も昔も IT の分野ではアメリカで旬のネタを紹介するのが受けやすいということだが、Hacker NewsMashable など目先のきく人は大抵見ているので(実はワタシはほとんど見てないのだが!)、そこをネタ元にするのは競争も激しいだろう。

個人的には、今なおクラウドファンディングの定番である Kickstarter が狙い目だと思うのよね。

できればテクノロジー系に強い人が二人(例えば、ガジェット系やロボット系で一人、ネットサービスなどで一人)、映画や音楽などエンターテイメント方面に強い人が一人、あとそれ以外で強い分野のある人が一人の四人ぐらいで面白いプロジェクトをどんどん紹介する Kickstarter に特化したブログなんか受けると思う。

まぁ、日本でもクラウドファンディングが盛り上がればそんなブログの需要も薄くなるのかもしれないが、この国のインターネット史には Morphy One と(初期?)studygift という二大黒歴史があってですね――

[] 江渡浩一郎さんのインタビュー「こころのなかの「正しさ」を引き出す」  江渡浩一郎さんのインタビュー「こころのなかの「正しさ」を引き出す」を含むブックマーク

ウェブマガジン ART and ARCHITECTURE REVIEW で江渡浩一郎さんの藤村龍至氏によるインタビュー「こころのなかの「正しさ」を引き出す」が掲載されている。

思えば昔、このお二人の名前が出てくる Eternal Principle of the Inherited Mind という文章を書いたことがあるが、聞き手が建築家の藤村龍至氏なので、ニコニコ学会よりも『パターン、Wiki、XP』寄りの話が多い。

ワタシ的にはここが一番の読みどころだった。

 アレグザンダーの言っていることは、ユーザー参加型ということが鍵なのだと思われがちですが、実はそうではなくて、「何が正しい/正しくないかは、みんなの心のなかにある」ということなのだと思います。それを引き出さないと、どうやっても「正しさ」にはたどり着けないし、それを引き出すためにユーザー参加があるという方が正しいような気がします。

 Wikiの方法論も、誰でも参加できるし編集できる自由度を与えられる一方で、実は正しい編集は1つに限られるということが暗黙のうちに含意されていると思うんです。Wikipediaは「百科事典」という規範を全員が暗黙のうちに共有しているからこそ、Wiki的な思考が強く活かせたと思うんです。そのように逆転して捉えないと、Wikipediaが成功している理由を掴めない気がします。

ページが見つかりませんでした – 建築

実は一つしかない「正しさ」を掘り出すことが Wiki の成功の条件と理解したが、「百科事典」のように規範がない用途の Wiki でどのように掘り出していけるのか、難しいですな。

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

[] スタンリー・キューブリックの『シャイニング』を徹底検証したドキュメンタリー『ROOM237』が日本公開  スタンリー・キューブリックの『シャイニング』を徹底検証したドキュメンタリー『ROOM237』が日本公開を含むブックマーク

これって少し前にアパッチ加山さんがレビュー書いていたやつやね。公式サイトで見れるトレイラーに笑ってしまった。

『シャイニング』は20歳のとき初めて読んだスティーヴン・キングの小説で、(ちょっとここには書けない)個人的な思い出もある。

だからご存知のように原作とベクトルがはっきり異なるスタンリー・キューブリックによる映画化は、キューブリックのファンであるワタシと言えどもちょっと割り切れないものがあり、単純に「名作!」とはいえないところがある。

そうした意味で、こういうのを観るのは自分の中での落としどころに近づく助けになるかもしれない。

シャイニング [Blu-ray]

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[] 40歳の童貞男  40歳の童貞男を含むブックマーク

何よりインパクトがあるタイトルが強烈で名前を知って以来いつか観ようと思っていた映画だが、思えばジャド・アパトーの映画を観るのはこれが初めてだと思う。

映画としての作りはちゃんとしたもので十分楽しめた。のだが、マイケル・マクドナルドが異様に好きという妙な設定のジェーン・リンチが本筋に絡みそうで特に絡まないのが、「glee」におけるコメディエンヌぶりを知る者としては不満だった。

2013-11-18

来月ちくま文庫より再発される河口俊彦『大山康晴の晩節』に解説を書きました 来月ちくま文庫より再発される河口俊彦『大山康晴の晩節』に解説を書きましたを含むブックマーク

yomoyomoの執筆、翻訳活動に河口俊彦『大山康晴の晩節』(ちくま文庫)の解説を追加。

大山康晴の晩節 (ちくま文庫)

大山康晴の晩節 (ちくま文庫)

別にワタシの頭がおかしくなったわけではない。そうなのだ。このワタシが文庫解説を書いたのである。

依頼があったのは9月半ばで、ワタシもこの10年余りいろんな原稿依頼を受けてきたが、メールを読んであっけにとられるというか、真剣にドッキリを疑う依頼はこれが初めてだった。依頼主である編集者の名前をググり、どうやら先方が実在するらしいことは分かったが、それでも俄かに信じがたく、解説ってあの文庫本の最後にあるあの解説ですよね? それを yomoyomo とか名乗るどこの馬の骨とも分からん奴に頼んでいいんですか? とこちらから確認したほどだ。

もちろん筑摩書房の編集者もワタシが将棋について書いた文章を読んで依頼しているのだが、それにしても大抜擢に違いない。

『大山康晴の晩節』は河口俊彦が構想から二十年かかって書き上げた大山康晴論の集大成であり、第15回(2002年度)将棋ペンクラブ大賞を受賞した著者の代表作でもある。本書は2006年に新潮文庫より文庫版が出ているが、そこで解説を書かれたのはドイツ文学者にしてエッセイストとしても大変に著名な池内紀氏である。

それを今回筑摩書房より新たに文庫版を出すにあたり、解説がワタシなのである。これは大抜擢というより暴挙と呼ぶほうがあたっているかもしれない。しかし、これにはもちろん意図があって、既存の読者は単行本なり新潮文庫版をもっているのだから、ちくま文庫から新装するにあたり、若い読者を取り込みたいということである。

本が出たら、「解説書いてんの、これ誰?」という声が嘲笑とともにあがるのが容易に想像できるが、このようなチャンスは二度とない。ワタシは燃え、原稿に取り組んだ。のだが、10月のはじめ風邪にかかり、また普段はないプレッシャーにより執筆は遅々として進まず、大変難儀した。

ワタシの苦労話はどうでもよいのだが、ワタシと河口俊彦の文章との出会いに始まり、本書の意義と価値について全力を尽くして書いた。解説を書くために実家にあるものを含め、彼の著書を何冊も読み返し、この人の文章のファンである幸福を改めて感じた。

正直なところ、近年の老師の文章には感心しないところもあり、端的に言えば昔の将棋/棋士のほうが良かった/強かった式の文章には基本的に同意しないのだが、そうした現在の将棋や棋士の魅力は若い世代が伝えればよいことであって、いつまでも老師の文章に頼ろうとするほうが間違っているのだ。

解説を書いていて一箇所「穿った見方だが」と断りを入れたところがある。実はここにはワタシ自身の願望が出ており、要はワタシはある棋士を心中必死に応援していることに自分の文章を読み直して気付いてギョッとしたのだが、その棋士とは谷川浩司のことである。

実はこの手法はかつて河口俊彦がやっていたもので、それをワタシも氏の著書の解説を書きながら無意識のうちに真似てしまったということだが、読者にはさっぱり分からない話だろう。いずれワタシは「美しき敗者 米長邦雄」という文章を書くつもりだが、その中で説明できると思う(が、それは数年後だろう)。

話が横道にそれたが、ちくま文庫版『大山康晴の晩節』は12月10日発売予定です。本に占める棋譜の割合は小さいので、将棋をルールを知っている程度でも読める本です。何より史上最強の棋士と言われる大山康晴十五世名人の決定的な伝記なので、ちくま文庫版において一人でも多くの新しい読者を獲得することを解説者として心より願います。

実はこの日曜日、北九州で開かれた第39回「将棋の日」のイベントに参加したのだが、初めて間近で羽生善治三冠のお姿を見てそれだけで興奮したし、森内俊之名人と羽生三冠の対局における寄せ(どちらのかは、12月29日のテレビ放映時に確認いただきたい)の見事さに感動した。ワタシは今、一番将棋のことを愛している。

2013-11-14

[] WirelessWire Newsブログ第9回公開(ネットワーク中立性の死とともに我々は現在のインターネットを失うのか?)  WirelessWire Newsブログ第9回公開(ネットワーク中立性の死とともに我々は現在のインターネットを失うのか?)を含むブックマーク

WirelessWire Newsブログに「ネットワーク中立性の死とともに我々は現在のインターネットを失うのか?」を公開。

月二回の更新を目指していたが、だんだんと月一回ペースに落ちているのはまずいと思う。これは一回の文章が頭おかしいくらい長くなってしまうからだ。これはまずい。それに今回は正直言って読者受けする文章ではまったくない。まぁ、今回は仕方ないとして、次回はもう少し手早く短くピシッとまとめたいものだ。

On Internet Freedom (English Edition)

On Internet Freedom (English Edition)

マスタースイッチ

マスタースイッチ

コモンズ

コモンズ

久しぶりにヤコブ・ニールセンのユーザビリティ本が出ているのに今更気付く 久しぶりにヤコブ・ニールセンのユーザビリティ本が出ているのに今更気付くを含むブックマーク

ニールセン博士のAlertboxを読まなくなって大分経つが、今でも一応翻訳は続いているんやね。

こないだ調べ物をしていて、ニールセン博士が Google で講演をしている動画を見つけた。

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やはりこのご時勢、彼が語るユーザビリティ話もモバイルがターゲットなのかと感心したが、これで本が出てたりする? と調べてみたら、夏に邦訳が出たばかりだった。

[] ビズ・ストーンが「イケてるブログのイケてるオレ!」時代を語っていた  ビズ・ストーンが「イケてるブログのイケてるオレ!」時代を語っていたを含むブックマーク

取り上げるのが遅くなったが、ワタシが注目したのは、ビズ・ストーンはシャイで純朴な青年なイメージがあるが、かつて「イケてるブログのイケてるオレ!」というイメージを全面に打ち出していた頃をどう考えているのか、という疑問に彼が答えているところ。

私は結局母親の家の地下室に戻ってブログをやり始めた。作る側から書く側に回ってとても楽しかった。しかし何も作っていないのというのははやはり大きな間違いだと思うようになった。私のブログの名前は「ビズ・ストーン―天才」だった。この大ぼらが役にたったかもしれない。

ママの家の地下室でブログを書いているだけだったが、いかにも天才的なアイディアをいくつも持っているふうに装っていた。すると少し有名になって、本を書いてくれという話が来た。それから別のブログプラットフォームから誘いが来た。それがGoogleに買収されたばかりのBloggerだった。ファウンダーのエヴァン・ウィリアムズが連絡をしてきて、私はGoogleで働くことになった。

株式上場を控えてビズ・ストーン、半生を語る―「ひどい失敗の連続が結局Twitterを生んだ」 | TechCrunch Japan

なるほど、あえてそうすることで自分を鼓舞してたんだろうねぇ。

それはそうと先週から Twitter 創業の頃を描いた本『Hatching Twitter』が話題になっているが、もう既に版権がとられて、誰かがゴリゴリ訳しているんやろうね。

[] 共同編集型比較サイトWikiparisonとな  共同編集型比較サイトWikiparisonとなを含むブックマーク

林雄司さんのツイートで、Wikiparison なるサイトを知る。

screenshot

共同編集型比較表とのことで、共同編集ができるのだから Wiki なのだけど、用途を比較表作成・編集に絞ったところがうまい。

いまどき茫洋とした Wiki サービスを単体で始めてもしょうがないわけで、このように使い方の切り口をがちっと提示するものがいいのだろうね。

既にいろいろ比較表ができているが、くだらない世界記録の比較に笑ってしまった。

[] セブン・サイコパス  セブン・サイコパスを含むブックマーク

今年は『Stand Up Guys』ミッドナイト・ガイズというタイトルでもうすぐ日本公開)、『25年目の弦楽四重奏』に続き、三本もクリストファー・ウォーケンが主要キャストを演じる映画をみれて幸せナリ。

そうした彼のファン目線で観させてもらうと、本作はクリストファー・ウォーケン『グラン・トリノ』というべき傑作だった。

……すいません、いくらなんでもそれは誇張だが、少しはマジでそう思っている。

本作は主役がコリン・ファレルで、ウォーケン様以外にもサム・ロックウェルウディ・ハレルソンハリー・ディーン・スタントントム・ウェイツ(彼の来歴がかなり笑える)にガボレイ・シディベとキャスティングが不思議なくらい豪華で、しかもウォーケン様やウディ・ハレルソンをはじめとしてバイオレンスが似合う俳優が揃っていて、タイトルに恥じぬかなりキレた映画である。

実はワタシは暴力的な映画、特にドンパチ系は苦手な人間で、劇場で間違って前寄りの座席をとってしまったため、本作はかなりな緊張状態で観るハメになってしまった。

そうした意味で個人的にはちょっとキツいところもある映画だが、登場人物の絡み合いがよく描けていて、上質なブラックコメディーになっている。

映画を観終わってから気付いたのだが、そうした本作の中でクリストファー・ウォーケンはまったく暴力をふるわないのである。それでいて彼がハレルソンと対峙する場面は、『トゥルー・ロマンス』におけるデニス・ホッパーとの対峙とは違うが、緊張感と狂気を堪能できる。

そしてウォーケンが最後に語る話はワタシにはまったく予想外なもので、しかし、これをかつて『ディア・ハンター』でオスカーをとった彼が語るところにワタシは感動を覚えたし(不謹慎という人もいるだろうが)、そこに『グラン・トリノ』性を感じたといえば分かってもらえるだろうか……無理?

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2013-11-09

[] 「電子書籍元年」の先に進むための原則  「電子書籍元年」の先に進むための原則を含むブックマーク

マガジン航に「「電子書籍元年」の先に進むための原則」を公開。

こちらにおける告知が遅くなって申し訳ない。『ツール・オブ・チェンジ 本の未来をつくる12の戦略』BinB store達人出版会)の書評を先月に依頼されて、三連休になんとか書き上げた。実は元タイトルはもっと長くて、それを途中で切ったのが公開版である。

マガジン航に書いたのは、「キンドルを伏せて、街へ出よう」以来実に一年以上ぶりだったりする。今年は貢献できなかったなぁ。

[] GitHubのコーディング以外の7つの利用法  GitHubのコーディング以外の7つの利用法を含むブックマーク

Git 並びに GitHub を満足に使いこなせていないというのがワタシのコンプレックスなのだが、この記事ではソースコードの共有管理以外の GitHub の利用法を7つ紹介している。

  1. 旅行の記録(例:Dylan Egan
  2. 楽曲の情報の公開(例:Adam Wood によるグレゴリオ聖歌
  3. 料理のレシピのリミックス(例:Fork the Cookbook
  4. オープンソースなフォントの編集(例:The League of Moveable Type
  5. ジャーナリスト向けデータ視覚化(例:ジャーナリストが図表を簡単に作成するのを助ける JavaScript ライブラリ Sheetsee.js
  6. 執筆やブログ(GitHub Pages をブログに使っている人は何人か知ってますね)
  7. 法律文書の公開(例:Twitter の特許ポリシー

料理のレシピはフリーソフトウェアとのアナロジーをよくリチャード・ストールマンが語るし、その精神に合致する例でしょうな。

[追記]:ブックマークコメントで思い出したが、人生のパートナーを募集というオリジナリティの高い使い方があったね。

Gitポケットリファレンス

Gitポケットリファレンス

[] どういうわけか未だ映画化されていない12冊の本  どういうわけか未だ映画化されていない12冊の本を含むブックマーク

風野春樹さんのツイートで知ったが、確かに何でこれが映画化されてないの? という本は未だいくつもあるようだ。

そういえばこの手の企画で定番といえるウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』が入ってませんな。

まだ邦訳自体出ていない本も結構あって、日本人からするとピンとこないところもあるが、確かに『ユービック』が映画化されていないというのは不思議だな。

原文には、上記作品が映画化されていない理由も書かれているので、知りたい方はそちらをあたってくだされ。

[] モンティ・パイソンのメンバーがとっくに一同に介していた  モンティ・パイソンのメンバーがとっくに一同に介していたを含むブックマーク

エリック・アイドルを除くモンティ・パイソンのメンバーが声の出演をする映画『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 〜グレアム・チャップマン自伝〜』(この映画にこのドメイン名はちょっとどうよ?)もまもなく日本公開されるが、『人生狂騒曲』公開30周年記念 Blu-ray ディスクの発売にあわせ、生きているメンバーが一同に介するイベントが先月実現してたんだね。

D

残念ながらエリック・アイドルのみアメリカからのモニターでの出演という30周年記念のときのスタイルだが、不仲が伝えられていたジョン・クリーズとエリックがにこやかに言葉を交わしていてほっとした。

結局、ZapierをやめてIFTTTに移行したのである 結局、ZapierをやめてIFTTTに移行したのであるを含むブックマーク

このブログの更新情報を Twitter に流すのを twitterfeed から Zapier に乗り換えたのは先々月の話だが、Zapier ははてなダイアリーの Amazon モジュールに反応しやすいようで、更新もしてないのに Twitter にフィードが流れることが多々あり、困っていた。

結局、前回の移行の際も契機となったただただしさんが IFTTT に移行したのを知り、ワタシもおとなしく追従することにした。今のところ大丈夫なようだが、もうホントこちらを煩わせないでほしいところ。

2013-11-08

[] 「SF映画ベストテン」を選んでみた  「SF映画ベストテン」を選んでみたを含むブックマーク

昨年に続き、今年も参戦させてもらう。

……と決めたものの、ざっと何を入れようか考えていてあまり気持ちが盛り上がらない。『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレンジ』や『ブレードランナー』なんかが入ったリストをまた一つ作る意味あんのかなぁ、と。でも、ワタシが普通に選んだら絶対そうなっちゃう!

そこで、気持ちを盛り上げるために、勝手に自分の中で「最近20年以内に作られたSF映画から選ぶ」という条件をつけさせてもらった。

そういうわけでワタシが選ぶSF映画ベストテンは以下の通り。基準としては、素直に「センス・オブ・ワンダー」を基準に考えてみた。

  1. アンドリュー・ニコル『ガタカ』(1997年)
  2. クリストファー・ノーランインセプション』(2010年)
  3. ディーン・パリソット『ギャラクシー・クエスト』(1999年)
  4. ニール・ブロムカンプ『第9地区』(2009年)
  5. ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー『マトリックス』(1999年)
  6. デヴィッド・クローネンバーグイグジステンズ』(1999年)
  7. エリック・ブレス、J・マッキー・グラバー『バタフライ・エフェクト』(2004年)
  8. アンドリュー・スタントン『ウォーリー』(2008年)
  9. 今敏『パプリカ』(2006年)
  10. テリー・ギリアム『12モンキーズ』(1995年)

それでは各作品について簡単に触れておく。

アンドリュー・ニコル『ガタカ』(1997年)

ガタカ [Blu-ray]

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世間的には過小評価され忘れられたSF映画なのかもしれないが、本当に好きな映画である。

結局はこの映画のラストが素晴らしい。検尿場面で泣くなど映画史の中でこれだけだろう。そして、マイケル・ナイマン先生の美しい旋律と主人公の宇宙への執着の意味に自ら気付くモノローグ――何度見ても涙腺決壊やで。

アラン・アーキンゴア・ヴィダル(!)といったベテランも短い出番でいい味出してたね。

クリストファー・ノーランインセプション』(2010年)

インセプション [Blu-ray]

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柳下毅一郎さんなどバカ呼ばわりしてはばからないクリストファー・ノーランだが、ワタシはまったく同意しませんね(笑)。

この映画も観終わると何も残らないという彼の映画に共通する欠点はあるが、これだけの映像世界を作り上げ、観ている間これだけエキサイトさせてくれる映画なのだから文句はない。

ディーン・パリソット『ギャラクシー・クエスト』(1999年)

正直、映画としての楽しさ、いとおしさはこのリストの中でダントツなのだが、「センス・オブ・ワンダー」としては少し落ちるか。

スター・トレックへのオマージュ満載の映画だが、トレッキーでないワタシも文句なく楽しめる映画で、何より役者が役者のまま、オタクがオタクのままヒーローになるところが好きだ。艦長の「これは現実なんだ!」の一言でオタクたちを歓喜させる場面の高揚感は忘れがたい。

この点において、この映画は『サボテン・ブラザーズ』と大体同じ話だけどそれを凌駕しているのである。

ニール・ブロムカンプ『第9地区』(2009年)

映画としての欠点も確かにあるのだけど、『アバター』ミーツ『ザ・フライ』な魅力が補って余りある映画ですな。

ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー『マトリックス』(1999年)

その後10年間に作られたいろんな映画に多大な影響を与えた作品にしては順位が抑え気味なのは、本作よりもずっとお金がかかっておりアクションも派手なのにうっかり居眠りしそうになるくらい退屈な二作目と、いったい自分は何の話を観ているんだっけ? と何度か自問してしまう三作目という続編が本作の評価をも微妙に下げているからである。

デヴィッド・クローネンバーグイグジステンズ』(1999年)

イグジステンズ [DVD]

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上にリンクした文章にも書いたが、デヴィッド・リンチにとっての『マルホランド・ドライブ』にあたる作品で、つまりはどこを切ってもクローネンバーグな映像世界を満喫できる円熟のクローネンバーグ印映画である。『ヴィデオドローム』の焼き直しとも言われるが、実はワタシ未だ『ヴィデオドローム』観てないのよね……。

ワタシがクローネンバーグに求める奇想と変態美を存分に満たしてくれる。

エリック・ブレス、J・マッキー・グラバー『バタフライ・エフェクト』(2004年)

何度過去を繰り返しても悲劇を避けられないという『タイムマシン』な映画なのだが、映画としてのスピード感と立ち上る切なさがよかったですね。ラストの抑制のきいた感じも印象をよくしている。

アンドリュー・スタントン『ウォーリー』(2008年)

ウォーリー [Blu-ray]

ウォーリー [Blu-ray]

WALL・E/ウォーリー - YAMDAS現更新履歴

ピクサー映画ではじめて映画館で観た作品なので特に思い出深い。上の感想ではあまりよい話を書いてないが、よくこのハードな設定を映画にしたという意味でもっと誉めればよかった。

今敏『パプリカ』(2006年)

パプリカ [Blu-ray]

パプリカ [Blu-ray]

インセプション』を観たとき、ニヤリとしたものだが、『パーフェクトブルー』『ブラック・スワン』などダーレン・アロノフスキー作品への影響といい、今敏はすごい映像作家だったのだ。本作がその彼の遺作になってしまったのは残念としかいいようがない。

テリー・ギリアム『12モンキーズ』(1995年)

12モンキーズ(Blu-ray Disc)

12モンキーズ(Blu-ray Disc)

この映画は、普通のSF映画として観れば立派なものなのだけど、ギリアム映画としてみると正直物足りない。例えば『バンデッドQ』における最後の爆発、『未来世紀ブラジル』におけるデ・ニーロの「消失」、『バロン』において場末の芝居小屋が一瞬にしてトルコの宮殿に変わる場面、そして何より『フィッシャー・キング』におけるグランドセントラルステーションのワルツのようなこれぞギリアムと言いたくなる映像的カタルシスを感じる場面に欠けるんですね。

役者ではブラッド・ピットキレたヘタレ演技がよかった。

practicalschemepracticalscheme 2013/11/08 10:11 おお、かなり私の好みと重なってる!

ヘタレなブラピといえば"Burn after reading"はご覧になりましたか。私も彼はヘタレ役の方が活き活きしてると思います。

dolphinydolphiny 2013/11/08 17:55 なかなかいいチョイスだと思う。
だけど、スターウォーズが入っていないのが不思議。

yomoyomoyomoyomo 2013/11/08 20:57 >practicalschemeさん
『バーン・アフター・リーディング』、あれは映画が終わってあまりのアホさに客呆然でしたね。あの映画のブラピはホントひどくて、よくこんな役をやったなというか、彼の最期のあの笑い顔は最高でした。

>dolphinyさん
スターウォーズはエピソード1〜3のことだと思いますが、観てもいません。

dolphinydolphiny 2013/11/08 21:34 おー、それはもったいない!
ちなみに、スターウォーズと言えば4〜6だと思いますよ〜。
特に5ですね。機会あればぜひ!

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