YAMDAS現更新履歴

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2014-05-07

[] あなたを抱きしめる日まで  あなたを抱きしめる日までを含むブックマーク

ワタシが住む街での上映時は都合がつかず観に行けなかった映画だが、実家に帰省時に観ることができた(時差か!)。

ワタシ的に本作は、日本では『24アワー・パーティ・ピープル』の主演で一部でおなじみスティーヴ・クーガンが、主演、脚本に加え製作も兼ねた勝負作だったので観たかったのだ(彼の代表作である「アラン・パートリッジ」シリーズって日本のテレビで放映されたことってあったっけ?)。

本作は、クーガン演じるブレア政権から放逐され失職してしまったマーティン・シックススミスが、50年前に息子を産んだものの修道院によって引き離されてしまったジュディ・デンチ演じる女性と知り合い、彼女の息子探しに付き合う話である。

クーガンが脚本なので随所にコメディ的なくすぐりがあって、失職による失意もあり時に辛辣にもなり、どこか心あらずといった感じがクーガンによくあっている。

母親のフィロミーナ役を演じるのはジュディ・デンチで、この人しかいないという感じの堂々たる演技なのだが、彼女だとスターとしての威厳がありすぎるのだが、ざっくばらんな感じもちゃんと出している。

同時期に作られた『ダラス・バイヤーズクラブ』と同じく、本作も80年代のレーガン政権のエイズに対する無策が背景にあるのは偶然か。

アメリカ人夫妻に引き取られた息子の行方を辿るうちに二人は、最終的に元の地点に戻ることとなる。若い女性を奴隷のようにこきつかい、彼女らが産んだ子供たちの権利を放棄させてアメリカ人に売り渡し、しまいには証拠隠滅や偽証までやるカトリック教会の腐敗にシックススミスは怒りを爆発させるが、そこでのフィロミーナの言葉は重い。

ワタシ自身形式的にはカトリックだが、心情的には遥かにシックススミスに近いワタシも、とてもではないがフィロミーナのようには言えない。この言葉はやはりジュディ・デンチだからこそ説得力があるのか。息子が故郷であるアイルランドのことをどう思っていたか知る場面は切なかった。

[][] オープンソースアプリケーションのアーキテクチャの解説書シリーズの第三段がとっくに公開されていた  オープンソースアプリケーションのアーキテクチャの解説書シリーズの第三段がとっくに公開されていたを含むブックマーク

小野マトペさんのツイートで今更気付いたのだが、The Architecture of Open Source Applications シリーズの第三段となる The Performance of Open Source Applications が昨年秋に公開されてたのね。

このシリーズは第一作目、そしてその続編と取り上げてきたし、Software Design2012年08月号に寄稿した原稿にもいれた本なんなんだよね。それなのに第三段に気付かなかったとは。

その第三段だが、Performance、つまりソフトウェアの性能に主眼を置いているようだ。正直ラインナップを見てもあまりなじみのないアプリケーションが多いのだが、Warp の章の共著者が山本和彦さんだね!

これまでと同様本作も Creative Commons の Attribution 3.0 Unported の元でオンライン版が公開されているが、各種フォーマットで購入もできる(収益はアムネスティ・インターナショナルに寄付されるとのこと)。Kindle 版も出てるね。

GitHubとバーチャルリアリティを巡る偶然 GitHubとバーチャルリアリティを巡る偶然を含むブックマーク

先週 WirelessWire News で公開した「男だけの世界──Oculus Riftは性差別的か?」だが、事前の予想に反していろんなところで取り上げてもらって嬉しい限りである。

この文章の主題はバーチャルリアリティ体験と性差なのだが、その中で本筋から離れる形で GitHub における女性エンジニアのハラスメント退職について触れた。

柏野雄太さんに教えていただいたのだが、この件で GitHub を離れることとなった共同創業者 Tom Preston-Werner は immersive computing、つまりはバーチャルリアリティのスタートアップに転身しているというのだ!

During my time away from GitHub I started experimenting with Go, OpenGL, and Unity with an eye towards the software side of immersive computing. It felt really good to get back into a code editor and challenge the deeply logical and analytical part of my brain.

Farewell GitHub, Hello Immersive Computing

Tom Preston-Werner は3ヶ月前に Oculus VR を訪問して、これからは VR がクルぜ! と確信したようだが、これは原稿を書いたときは知らなかったことで、ここまで調べて盛り込んでおけば一層原稿が面白くなったのに! と悔しがった。というかワタシとしたことが下調べのツメが甘かった。

GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)

GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)

[] Aaron Swartzの伝記映画『The Internet's Own Boy』が面白そうだ  Aaron Swartzの伝記映画『The Internet's Own Boy』が面白そうだを含むブックマーク

これまた柏野雄太さん経由で知ったのだが、Aaron Swartz の伝記映画『The Internet's Own Boy』のトレイラーが公開されているのだが、記事にもあるようにこれがなかなか力強い出来で、6月末に一般公開されるらしい本編への期待も高まる。

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なお、Aaron Swartz の事件については、Boston Globe が3月に Aaron Swartz and MIT: The inside story という長文記事を公開しており、当時紹介しようと思いながら時期を逸していたので、ここでその存在だけ触れさせてもらう。ワタシが昨年末書いた「今年のうちに見ておきたい講演その他(その2):Think different. Think Aaron」もあわせてどうぞ。

この映画のタイトルって恋人の言葉からの引用なんだね。

Stack Overflow日本語版開設に寄せて Stack Overflow日本語版開設に寄せてを含むブックマーク

すっかり乗り遅れたが、プログラマ向け Q&A サイト Stack Overflow が日本語版を開設するとのこと。

これに関しては、Stack Overflow がポルトガル語版を始めた話を「我々は皆英語を話せなきゃいけないのか? Stack Overflowがポルトガル語版を開始した理由」としてブログに書いているのでついでに宣伝させてください。

正直、ポルトガル語版に続いて日本語版まで手がけるとは思わなかった。ワタシのエントリにもあるようにこれは Stack Overflow の「情報のデフラグ」という理念からすると諸刃の剣で、立ち上がりをうまく舵取りしないと本家に匹敵する質の Q&A の集積は難しい。

ワタシ自身の経験からすると、例えば Java などで分からないことがあり Google 検索をかけると Stack Overflow よりも Yahoo! 知恵袋の結果が上位にくることが多く、そのたびに自分の質問はレベルが低い、と恥ずかしく思ってしまう。

実際、Stack Overflow がヒットする場合のほうが、Yahoo! 知恵袋の場合よりも「正答率」が高いのである。

こう書くと Yahoo! 知恵袋をバカにしているようだが、そうでもない。検索結果がロクにヒットしない人力検索はてななどの箸にも棒にもかからないところに比べれば遥かにマシなのだから。

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