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江渡浩一郎さんがニコニコ学会βについて語る対談

プランナーの土屋泰洋さんが、ニコニコ学会βTumblr に公式サイトが移っていた)の実行委員長である江渡浩一郎さんに話を聞く対談である。

ワタシもニコニコ学会βについて「生成的な場、ユーザ参加型研究がもたらす多様性、そして巨人の肩」という文章を書いているが、あれから一年経ちさらに状況は先に進んでいたようだ。

僕は当初は、ユーザー参加型研究が本当に実現するかどうか疑問だったけど、結果的には見事にユーザー参加型研究を実現する場になりました。現在では、運営もプロ研究者の手から離れています。当初はプロ研究者が主体となって運営していたのですが、回数を重ねるごとに一般の運営委員が増え、第6回シンポジウムでは運営委員の8割が一般の人になりました。プロ研究者が運営して野生の研究者を支援する学会というスタイルから、運営も発表も一般の人主体の学会へと完全に変わったんですね。

江渡浩一郎×土屋泰洋:後編 「文化というものは島宇宙をつくって進化していく」 | ウェブ電通報

そこまできていたとは! あと海外の話だが、研究資金の支援プラットフォームが出てきたというのはいいね。

江渡さんの発言には、スマホアプリを作る人が今の100倍1000倍に増えると一般化するとか、Swift が「最後のプログラミング言語」になる可能性があるとか、日本のインターネット文化が最先端だから日本の文化が世界に広がるとか、ニコニコ学会βは積極的に島宇宙をつくっているという見方もできるとか、頭が鈍いワタシからすると、ええっ、そうなんだ!? というものがいくつもあって面白かった。いつかまたお会いしたときに話を伺おう。

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