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2014-12-08

糸谷哲郎新竜王誕生に寄せて 糸谷哲郎新竜王誕生に寄せてを含むブックマーク

Twitter などで既に書いたが、折角なのでブログにも書き残しておく。

結果として今回の竜王戦は、4勝1敗で糸谷哲郎七段が森内俊之から竜王位を奪取したわけだが、正直第三戦の時点でワタシは糸谷勝ちだと見ていた。

今回の竜王戦を見ていて思い出したのは、昭和60年前後に「花の55年組」と呼ばれた人たちが登場した一連のタイトル戦で、ワタシのようなロートル将棋ファンは河口俊彦老師の文章でよく読んだものである。具体的には内藤×高橋の王位戦、中原×中村の王将戦、米長×島の竜王戦である。

いずれも当時将棋界の中心にいた指し盛りの中年棋士たちが、どうも人間的に噛み合わない若い世代に対して苛立ち負けたわけだが、今回の森内が当時の中原や米長に重なって見えた。

ワタシが第三戦の時点で糸谷勝ちと思ったのは、糸谷七段が昼食休憩5分前に離席し、そのまま昼食休憩に入った際の森内の不愉快そうな表情を見たからである。

今回の竜王戦で糸谷七段が対局中頻繁に席を外したことが一部で話題になったが、森内は耳栓を着用して対局していたそうで、これはダメだと思った。

将棋の場合、片方がイライラし、もう片方は知らん顔の場合、腹を立てたほうが大抵負けるのである。逆に言うと、好きなように振舞った人間が勝つのだ。今回の糸谷はまさにこれに当てはまる。これは大物になる大変な資質である。

森内は糸谷の(一部マナー違反に見える)対局態度に不満があったのに、相手にそれを言えずに鬱憤を内に溜め込んでいたのが容易に想像できる。

いや、そういうのは普通言えないだろう、というのは必ずしも正しくない。かつて名人戦で森内は、挑戦者の郷田九段の扇子の音に抗議したことがあった。それが言えたから、だけではないが、そのときの名人戦は森内が勝ち、永世名人位の資格者となれたのだ。今回の竜王戦は、それが言えなかった時点で気持ちの上で負けていた、とは言いすぎだろうか。

ロートルな将棋ファンとして感慨深いのは、上で挙げた55年組のさらに後輩にあたる羽生世代の森内さんが、相手に苛立ち負ける中年側になっていたことである。

しかし、かつてチャイルドブランドと言われた羽生世代も四十代半ば、思えば同じく上で挙げた内藤や米長の当時の年齢とほぼ変わらないわけで、別におかしなことではない。誰もが等しく歳をとるのである。

もう一つ付け加えておくと、糸谷新竜王は森信雄の弟子で、森信雄門下から遂にタイトル保持者が出たかとこれまた感慨深い。

森にとって最初の弟子だったのが、30歳前に夭折した天才棋士村山聖で、彼について書かれた大崎善生『聖の青春』を読むと、森も村山聖ほどではないが十分に変人で、しかも情愛に溢れた優れた師であったことがよく分かる。後に森門下は「平成の名門」と呼ばれるまでになった。

その森さんの糸谷新竜王誕生を受けたブログ投稿を読み、最後の「村山聖九段も微笑んでくれていると思う。」の一文に、胸が熱くなるものを感じた。

いつまでも羽生世代がタイトルを握っていては将棋界の未来は暗いわけで、糸谷新竜王の誕生は喜ばしいことである。森門下であれば山崎隆之さん、あと中村太地さんなどもっとタイトル戦に出てほしい人が何人もいる。しかし、(矛盾するようだが)同時に羽生世代の森内さんや佐藤康光さんの捲土重来も見たい気持ちがある。

聖の青春 (講談社文庫)

聖の青春 (講談社文庫)

[] 鈴木裕信さんの「UNIXオペレーティングシステム」テキスト  鈴木裕信さんの「UNIXオペレーティングシステム」テキストを含むブックマーク

このページをどこ経由で知ったかもう覚えていないのだが、ドメインを見て、これが鈴木裕信さんが書いたものであることに気付いた。

「GNU/Linuxを通してUNIXオペレーティングシステムを学ぶ授業で使うテキスト」とのことで、Unix OS について学ぶのにとても良い分量のオンラインリソースだと思う。

……とか偉そうに書いたが、このあたりワタシもボロボロ忘れていて、何かあったときのアンチョコに利用させてもらおうと思った次第である。

データサイエンティストの年収の中央値は1100万円を超える!(米国に限れば1700万円を超える!!) データサイエンティストの年収の中央値は1100万円を超える!(米国に限れば1700万円を超える!!)を含むブックマーク

データサイエンスという言葉がもてはやされる一方で、気の早い人はデータサイエンスは死んだなんて言っちゃう人もいるわけだが、そもそもデータサイエンスは金になるのだろうか。それに従事するデータサイエンティストは賞味の話、どれくらい稼いでいるのだろうか?

その誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい話題について、オライリー2014 Data Science Salary Survey という直球なレポートを公開しており、無料でダウンロードできる。

実に53カ国、アメリカでは41の州に住む、合計800人を超える人からの回答から作られたレポートで、もうタイトルでネタバレをしてしまっているが、データサイエンティストの年収の中央値は98,000ドル、米国からの回答者に限れば144,000ドルとのことで、単純に1ドル120円で計算すると、それぞれ1176万円と1728万円やで! ワオ!

まぁ、もちろん楽な稼業であるわけではなく、求められるハードルは高いし、データ分析に関する技術もどんどん変化しているだろうからその対応も大変なのだとは思うが。

アメリカにおけるアクセス数トップ10ウェブサイトリストを見て思うこと アメリカにおけるアクセス数トップ10ウェブサイトリストを見て思うことを含むブックマーク

Quantcast におけるランキングによると、ウェブサイトのアクセス数トップ10は以下の通り。

  1. Google
  2. YouTube
  3. Facebook
  4. MSN
  5. eBay
  6. Microsoft
  7. Twitter
  8. Yahoo
  9. Buzzfeed
  10. Amazon

これについてはいろんな感想があるだろうが、このトップ10のうち4つ(YouTube、Facebook、Twitter、Buzzfeed)が10年前には存在しないサービスだったというのは確かにすごいな。

また MSN やマイクロソフトがこのリストに入っているのは驚きだが、クリス・ディクソンが指摘するように Windows パソコンでデフォルトブラウザである IE の素の設定のままだとここらに飛ぶことになるのだろう。

Twitter では eBay のほうが Amazon より順位が上なのに驚いた人もいるようだが、Amazon は eBay よりもテッキーな層に好まれるというわけか。「eBay はお金より時間に余裕がある人、Amazon は時間よりお金に余裕がある人向け」というのは言いえて妙ですな。

[][] Netflixが伝説的ジャズ歌手ニーナ・シモンのドキュメンタリーを来年制作予定  Netflixが伝説的ジャズ歌手ニーナ・シモンのドキュメンタリーを来年制作予定を含むブックマーク

Netflix というと、ドラマ『ハウス・オブ・カード』の成功にとどまらず、『グリーン・デスティニー』の続編映画をてがけるなんて話もあったが、来年伝説的なジャズシンガーであるニーナ・シモンのドキュメンタリーを制作するそうな。

Netflix は他にもドラマなどいろいろ手がけているが、しかし、ニーナ・シモンのドキュメンタリーとはなかなか渋いところを突いてくるな。彼女の伝記映画とかまだ作られてなかったのかな。

彼女の場合、ジャズにとどまらず非常に幅広いジャンルをクロスオーバーした人なので、この一枚を勧めるのが難しいし、レーベルを横断した決定的なベスト盤が作られてない(だよね?)のはちょっと惜しい気がする。

THE ESSENTIAL NINA SIMONE

THE ESSENTIAL NINA SIMONE

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