YAMDAS現更新履歴

このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。

Twitter Livedoor Readerに追加 はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS1.0

 | 

2015-02-16

[] フォックスキャッチャー  フォックスキャッチャーを含むブックマーク

まさか『40歳の童貞男』スティーヴ・カレルアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる日が来るとは。彼とマーク・ラファロは、言われないと彼らだと分からなかったな。

実際に起きた殺人事件を題材として……って最近のハリウッド映画は、娯楽大作は続編ものかリメイクやリブートばかり、一方でオスカーを狙うような映画は実在の人物や事件を素材としたものばかりでうんざりさせられる。

と書くと本作が面白くないようだがそんなことはなくて、昨今のハリウッド映画としてはすごく静かな作品で、その静かさの中で不穏な空気が増幅されていくところがよく描かれていたように思う。何か起こりそうで起こらない前半、そして何でそこでそうなるのよという破局まで緊張感があった。

本作の監督であるベネット・ミラーの作品では『カポーティ』に近い感触だろうか。

生まれながらの富豪で友達がおらず、母親からの押しつけでないレスリングという心から愛する対象に貢献し、偉大な存在になりたいと願うジョン・デュポンと、オリンピックで金メダルをとりながら不遇で、また子供の頃から親代わりだった兄の影響から脱したいマーク・シュルツが出会い、最初はうまく行ってたのに、その兄のデイヴ・シュルツを巻き込みながら破綻に向かうわけだが、やはり不可解な破局には違いない。

そのあたりすべて説明できているわけではないし、説明できるものでもないのだろうが、劇中一度だけ言及されるデュポンの妻について特に描写がなかったのはどうしたものか。あと、この映画を見るとソウル五輪のすぐ後に事件が起こったように見えるが、実際には何年も後の話なのね。

かつてテレビを見ながら小バカにしていた格闘技に参加するまで身を落としたマーク・シュルツと、彼にかけられる USA! コールの禍々しさが印象的だった。

もう我々は忌野清志郎ナンシー関に勝手に欲望を仮託するのは止めるべきではないか もう我々は忌野清志郎やナンシー関に勝手に欲望を仮託するのは止めるべきではないかを含むブックマーク

忌野清志郎がこの世を去って今年で6年になるなんて信じられないが、「忌野清志郎「CMはアルバイト!」と即答」という週刊朝日の記事でちょっとはっとしたくだりがあった。

 ただ危険だなと感じるのは「いま清志郎さんがいたらどうしただろう?」を考えるのは自由だけど「きっと怒っていたに違いない」などと勝手に断定してそれを利用するようなムードがあることです。そうではなく、一人ひとりが清志郎さんから受け取ったものを、どう自分の行動に変えていくか、が大事。

忌野清志郎「CMはアルバイト!」と即答 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

いるよね、こういう勝手に断定して、故人の虎の威を借る人。

同じような物言いで気になるのは、ナンシー関についての言説。「今、ナンシー関がいたら、○○を見てどういうだろうか」「ナンシー関がいたら、このもやもや状態に適切な言葉を与えてくれたんじゃないか」みたいなヤツ。

いや、言いたいことは分かるよ。ワタシだってそれ思うことあるもん。ナンシー関好きだったし。

でもさ、そういうのもう止めようよ。他人に仮託するんじゃなくて、私はこのこと(この人)に対してこう思う、と自分の言葉で書けばいいだけじゃないか。

[] 『SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜』におけるブルース・スプリングスティーン「明日なき暴走」特集が実は注目である  『SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜』におけるブルース・スプリングスティーン「明日なき暴走」特集が実は注目であるを含むブックマーク

どうせブルース・スプリングスティーンの代表曲のありがちな紹介なんでしょ? と思ったが、出演予定のメンツを見て少し驚いた。

出演予定にマイク・アペルとアーネスト・カーターの名前があったからだ。

でも、考えれば不思議ではない。"Born To Run" という曲のプロデューサーはマイク・アペルだし、ドラムを叩いたのは(マックス・ウェインバーグでなく)アーネスト・カーターだからだ。

アルバム『Born To Run』のセッションは難航を極め、タイトル曲、つまり "Born To Run" しか完成しなかった。当時ブルース・スプリングスティーンのマネージャー兼プロデューサーだったのがマイク・アペルである。

『明日なき暴走』を聴いたある評論家に「そこに“ロックンロールの未来”を見た」といわしめたこの名曲…。

BS-TBS「SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜」

これ間違いですよね。スプリングスティーンの1974年のライブを見たある評論家が、「私はロックンロールの未来を見た。その名はスプリングスティーン」と書き、その後その評論家ジョン・ランドゥは、アルバム『Born To Run』制作中にマイク・アペルにとってかわり、スプリングスティーンのマネージャー兼プロデューサーとなったのである。

マイク・アペルは後に、ランドゥ並びにスプリングスティーンと法廷闘争になり、アペルの主張寄りの暴露本も発表された。その彼は「明日なき暴走」について今どう語るか気になるところだ……まぁ、通り一遍のことを喋るのだろうけど(笑)。

Born to Run

Born to Run

[] 性転換者やトランスジェンダーを扱ったロックの曲5選  性転換者やトランスジェンダーを扱ったロックの曲5選を含むブックマーク

性転換者やトランスジェンダーについての曲? 「ローラ」と「ワイルドサイドを歩け」かな? と思ってリストを見ると、そのまんまで呆れた。

  1. Lou Reed, "Walk on the Wild Side" (YouTube)
  2. The Kinks, "Lola" (YouTube)
  3. Threes and Nines, "Carnival" (YouTube)
  4. The Replacements, "Androgynous" (YouTube)
  5. Manic Street Preachers, "Born a Girl" (YouTube)

古典中の古典と言える「ワイルドサイドを歩け」と「ローラ」が1位と2位ってそりゃどうよと思うし、最近ではそういうテーマの曲はもっとありそうな気がするのだが、ヒット曲となると本当にこの2曲になっちゃうのだろうか。

どなたか、いまどきの良曲だけでこういうリストを作られてはいかがだろうか。

トランスフォーマー

トランスフォーマー

[][] ニール・ヤングの寝た子も震わせるライブの名盤3枚  ニール・ヤングの寝た子も震わせるライブの名盤3枚を含むブックマーク

Amazon で980円以内で買えるディスクを紹介する「Amazon980円劇場」だが、こないだ久しぶりに書いた勢いでまた紹介させてもらう。この円安では、いつまでこういう紹介ができるか分からんしね。

今回取り上げるのは、近年もコンスタントにアルバムを発表するだけでなく、高音質音楽プレーヤー Pono Player を手がけるなど老いてますます盛んなニール・ヤングのライブ盤3枚である(文中紹介するアルバムもすべて980円以下だったりする)。

Live at Massey Hall 1971

Live at Massey Hall 1971

タイトルの通り、1971年のライブを収録したものだが、発売されたのは2007年で、なんで35年以上お蔵入りだったのか分からない素晴らしいライブ盤である。

本作は『After the Gold Rush』(asin:B000002KD9)と CSN&Y での活動を受けた後のソロ初期のライブだが、完全に彼一人でやっていて、彼のアコースティックな面が堪能できる。たった一人でもこれだけ豊かに表現できるのである。

Live Rust

Live Rust

本作は1979年に発表されたクレージー・ホースとのライブ盤で、パンクムーブメントに触発された『Rust Never Sleeps』(asin:B000002KDG)の後のツアーを収録している。以前ワタシが愛する洋楽アルバム100選を書いたとき、どうしてもニール・ヤングのアルバムから一枚だけ選びきれなくてこれをチョイスさせてもらった。

前半はほとんどヤング一人のアコースティックセットで、後半は嵐のようなエレクトリックセットになるが、両方とも素晴らしい。やはりクライマックスは "Like a Hurricane" である。

Unplugged

Unplugged

栄光の70年代の後、レコード会社から「意図的に売れないアルバムを作っている」と訴えられた低迷と迷走の80年代だったが、『Freedom』(asin:B000002LHM)あたりで立ち直り、活気と落ち着きを取り戻した1993年、当時流行っていた MTV の「アンプラグド」出演時のライブである。

かつてクレージー・ホースのメンバーだったニルス・ロフグレンや南部ソウルを支えたソングライターにしてオルガンプレーヤーのスプーナ・オールダムなどがバックを務める。

本作もアコースティックセットなのだが、クライマックスはやはり "Like a Hurricane" で、まさかのパイプオルガンアレンジである。

前にも「天才が意図的に作ったクソアルバム5選(でも実はそれほどひどくない)」で書いたが、ファンを困惑させた『Trans』の曲をチャーミングに演奏しており、なんだ普通にやったら良い曲だったんじゃん、とファンを呆れさせたものである。

ラストの "From Hank to Hendrix" は、前年に出した『Harvest Moon』(asin:B000002MG4)収録の曲だが、歌詞は長年連れそった中年夫婦の別れが描かれている。しかし、この曲を出してから20年以上して36年以上連れ添った妻と離婚するとは思わなかったな。

それでは皆さん、ごきげんよう。さようなら。

kototamakototama 2015/02/16 15:06 全くその通りです。
その人が今生きてたらそんな言葉を語るかもしれないけど、大事なことは私がどう思うかのほうが大事ですね、

2015-02-12

[] はてなダイアリーのソーシャルボタンに関する不具合を直してもらった  はてなダイアリーのソーシャルボタンに関する不具合を直してもらったを含むブックマーク

はてなダイアリーの不具合を直したらしいのは結構だが、それで新たなバグを作りこんだのだから間が抜けている。

ちっとも直らないのでコメントさせてもらったが、はてなダイアリーを日記モード・見出し別ページで使っている場合、「この記事を含むブックマーク」アイコンにチェックを入れると、エントリ毎に記事下のソーシャルボタンが表示されるようになってしまった。

「この記事を含むブックマーク」アイコンはエントリのタイトルの右隣だけに表示されるはずである。

株式会社はてなにとってはてなダイアリーが腐臭漂う思い出したくもない過去だとしても、それを今なお使っているユーザが少なからずいることは配慮いただきたいものだ。

そういうわけで問題は解決された模様である。祝日にご苦労様。

ウィリアム・ギブスンが「サイバースペースと人工記憶」について語るインタビュー動画 ウィリアム・ギブスンが「サイバースペースと人工記憶」について語るインタビュー動画を含むブックマーク

ニューヨーク公共図書館の公式 YouTube チャンネルは面白いインタビュー動画をときどき公開するが、ウィリアム・ギブスンが「サイバースペースと人工記憶」というお題で語る動画が公開されている。

D

なんでかと思ったら、昨年秋に彼は長編小説『The Peripheral』を発表してたのね。

The Peripheral

The Peripheral

The Peripheral

The Peripheral

しかし、彼の語る姿を見て驚いた。喋り方がすっかり爺さんになっているからだ。思わず彼の年齢を確認してしまった。まだ70前じゃないか。80過ぎかと思っちゃったよ。

それはそうと聞き手がピューリッツァー賞や全米図書賞を受賞している著名な作家であるジェイムズ・グリックというのもすごい。なお、ニューヨーク公共図書館のサイトで90分版の動画も公開されている。

インフォメーション―情報技術の人類史

インフォメーション―情報技術の人類史

Freakonomicsコンビの新作の邦訳『0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる』が出る Freakonomicsコンビの新作の邦訳『0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる』が出るを含むブックマーク

cakes でスティーヴン・レヴィットとスティーヴン・ダブナーの Freakonomics コンビの名前を見かけ、何かと思ったら、『ヤバい経済学〜悪ガキ教授が世の裏側を探検する』『超ヤバい経済学』に続く新作の邦訳が出るのな。

しかし、『0ベース思考』という邦題はどうなんだ。荻上ちきさんの新作かよ……あれ? 荻上さんはそんな本書いたことないよな……えーっと、誰と混同してるのかな?

それはともかく原題は Think Like a Freak で、やはり "Freak" が入っているのだから、邦題も一貫性を出すべきじゃないのか。

そうすると『ヤバい思考法』とか? うーん、確かにそれでは売れなさそうだが……。

[] アカデミー賞のコマーシャルで思い出した加藤久仁生と「ミスター・ロボット」  アカデミー賞のコマーシャルで思い出した加藤久仁生と「ミスター・ロボット」を含むブックマーク

もうすぐアカデミー賞ということで、アカデミー賞の YouTube 公式チャンネルでそのテレビコマーシャル(多分)がいくつか公開されている。

このコマーシャルは、英語圏以外の人も多くオスカーを受賞しているという多様性アピールだろうか。

D

最後あたり日本人が「どうもありがとう、ミスター・ロボット」と言い出してびっくりしたが、そうそう、あったね。加藤久仁生が『つみきのいえ』が短編アニメーション賞をとったときのスピーチですな。

これはスティクスの代表的なヒット曲「ミスター・ロボット」の一節の引用だが、加藤久仁生が所属する映像制作会社 ROBOT にかけたものだったのね。

D

これが1983年のヒット曲だが、80年代ぶいぶい言わせていた日本人がアメリカ人にどう見えていたかの一断面を示しているともいえる。

あとアカデミー賞の YouTube 公式チャンネルでは、宮崎駿のアカデミー賞名誉賞でのスピーチの動画も公開されてたんだね。

D

つみきのいえ (pieces of love Vol.1) [DVD]

つみきのいえ (pieces of love Vol.1) [DVD]

kilroy was here

kilroy was here

2015-02-08

[][] 今さらジェシー・コリン・ヤングと出会い感動した  今さらジェシー・コリン・ヤングと出会い感動したを含むブックマーク

ワタシもいっぱしに(昔の)洋楽に詳しいような顔をしているが、ワタシが聴いたことない名盤なんていくらでもある。

こないだ Music Unlimited のフリーソウルチャンネルを聴きっぱなしにしていて、ちょっと他のソウル系と違った感触のある曲が気になり、その人のアルバムをばばっとチョイスしてみたらとても良くて(こういうとき便利なんだよな。Music Unlimited が来月終了なのは痛い。はよこい、Spotify)、上に書いたことを再認識した。

その人がジェシー・コリン・ヤングで、Wikipedia のページを見ても、彼のアルバムは独立したページがほとんどできておらず、もはや忘れられてしまった人なのかもしれない。Youngbloods のヴォーカルとして有名、とか言われてもワタシは Youngbloods 自体知らんわけで。

これからこの人の再評価がなされてバカ売れするようなことはまずないだろうが、折角なので Amazon で980円以下で買えるアルバムを紹介する「Amazon980円劇場」として取り上げたい。何しろそういう人なのでアルバムも絶盤のものもあるので、Amazon MP3 でちょうど彼の70年代の代表作が条件に合うのでそちらからチョイスさせてもらう。

asin:B003WWVPFM:detail

Youngbloods 解散後に出したアルバムで、彼の代表作。Juli は彼の娘さんの名前らしい。

彼の音はフォークロックに分類されるのかもしれないが、歌にソウルフィーリングがあり、しかも貧相なイメージがある(失礼)その手のジャンルの人にしては管楽器の使い方がうまいのが特色。

Lightshine

Lightshine

ワタシが初めて聴いた彼の曲が、本作に収録されている "The Cuckoo" で、独特のファンキーさがある。

前作よりも曲のバラエティに富んでいてワタシは好きだが、その分少しバランスは悪いかも。本作はトップ40入りした。

asin:B003WW94WI:detail

本作は全米26位のヒットとなり、このアルバムあたりまでが彼の全盛期になるのだろうか。とてもよく出来たソフトロックの名盤である。

Jesse Colin Young on the Road

Jesse Colin Young on the Road

ライブ盤でも彼の深い歌声も管楽器の入った演奏もどちらも安定感があって素晴らしい。

しかし、残念なことに Music Unlimited でもそうだったが、CD にはちゃんと収録されている "What's Going On" から "Mercy Mercy Me (The Ecology)" へのメドレーなどの3曲が MP3 版には入っていない。残念なり。

日本でもSwiftプログラミング本の刊行ラッシュが今月到来 日本でもSwiftプログラミング本の刊行ラッシュが今月到来を含むブックマーク

昨年の9月に「来月よりオライリーからSwiftプログラミング本が刊行ラッシュ」というエントリを書いた。ここでの「来月」とは2014年10月を指すはずだが、そこで紹介した本の実際の発売日を見ると、2冊は12月、1冊にいたっては今月末の発売である。

もう出るか! と驚いたものだが、そんな簡単にいかなかったわけだ。

さて、日本でも今月どどどっと Swift 本が出てくる。Swift の名前をメインタイトルに据えた紙の本だけでも以下の3冊が今月発売となる。

結局はアメリカからほとんど遅れなく日本でも Swift プログラミング本の刊行ラッシュが到来するわけだ。

[] 我々にはサイバーセキュリティ分野のマンハッタン計画が必要だ――マーク・グッドマンが語る「未来の犯罪の姿」  我々にはサイバーセキュリティ分野のマンハッタン計画が必要だ――マーク・グッドマンが語る「未来の犯罪の姿」を含むブックマーク

Medium に転職した IT 系ライターの大御所スティーヴ・レヴィが手がける Backchannel が面白い(参考:Mediumがテックメディア「Backchannel」を開始 - メディアの輪郭)。レヴィだけでなく、ネット中立性問題ならスーザン・クロフォードなどその筋の専門家が健筆を奮っているのがすごい。

あと Backchannel は期待の新刊の抜粋を紹介することがあり、面白そうな本を知ることができる。

そういうわけで、We Need a Manhattan Project for Cyber Security という文章もその一つで、マーク・グッドマンの新刊『Future Crimes』からの抜粋である。

「誰もがつながっていて、誰もが攻撃されやすいことについて我々ができること」という副題がいかにもだが、国はもっとサイバーセキュリティに本腰入れて取り組まなきゃいかんよということである。そこでマンハッタン計画の名前を持ち出すことに抵抗ある人もいると思うが。

なお、彼の TED 講演「未来の犯罪の姿」も日本語字幕付きで見れるので、新刊の内容が知りたい人は参考になると思う。

バナナを芸術作品に変えるアーティスト バナナを芸術作品に変えるアーティストを含むブックマーク

これはもうリンク先を見てくれとしか言いようがない。Stephan Brusche というアーティストがバナナを芸術作品に変えているのだ。

しかし、まぁ、よくこういうのを思いつき、実際に作るものだと思う。バナナアート作家は日本にもいるようだが。

ネタ元は Boing Boing

[] その街のこども 劇場版  その街のこども 劇場版を含むブックマーク

その街のこども 劇場版 [DVD]

その街のこども 劇場版 [DVD]

今年は阪神淡路大震災から20年ということで、以前から見たいと思っていた『その街のこども』が放映された。のだが、うっかり録画予約を忘れてしまい、頭にきたので劇場版をレンタルしてみた。

劇場版はテレビ放送版よりも10分長いようだが、ワタシはこちらしか観てないので違いは分からない。

元となったテレビドラマは阪神淡路大震災15周年ということで制作されたようだが、大阪であの震災をライトに体験した(もちろん相当にショッキングな体験だったが、神戸の映像を見た後ではそう言うしかない)ワタシ自身も、もっと早くに観ておけばよかったという気持ちになる良い作品だった。

設定に『ビフォア サンライズ』を連想したりしたが、あんな感じの甘いドラマにはならず、主人公の二人がなぜ長い時を経て神戸の街に降り立ったか、それぞれがこれまで向き合ってこなった負い目や苦い思い、そしてそれとの折り合いのつけ方が本作の主眼になっている。

森山未來演じる主人公は建設会社に勤めているが、彼の仕事に関するシーケンスは、これの制作2年後に起きた東日本大震災を経てみると、意図せずして示唆的というか、あの後で本作をみるとまた違った感慨が出てくるのではないか。

『ビフォア サンライズ』なんかと違い、最後に二人が再会など約束せずに別れるところがよかった。

2015-02-02

[][] WirelessWire Newsブログ第29回公開(Bitcoin Is Dead. Long Live the Blockchain!)  WirelessWire Newsブログ第29回公開(Bitcoin Is Dead. Long Live the Blockchain!)を含むブックマーク

WirelessWire Newsブログに「Bitcoin Is Dead. Long Live the Blockchain!」を公開。

個人的な話になるが、この文章は非常に限られた時間しか余裕がないところで、ひどく精神的に動揺した状態で書かれたものである。

なんでそんな状態で文章を書いたのかというと、これを逃すと当分 WirelessWire 原稿を書けないからである。この約一月で三本と普段より大目の更新となっている WirelessWire 連載だが、最悪でおよそ二ヶ月ほど更新できないかもしれないことをお断りしておく。

ただそれはそれとして、今回の文章は誤記が多いので、それは修正をお願いさせてもらうことにする。不完全な文章を公開してしまい申し訳ない。

asin:B00QJDYKJO:detail

「北欧女子が見つけた日本の不思議」が本になる 「北欧女子が見つけた日本の不思議」が本になるを含むブックマーク

スウェーデン出身の漫画家オーサさんの北欧女子が見つけた日本の不思議のことは、数回 Twitter 経由で見た覚えがあるが、スウェーデン女子のマンガが楽しい『北欧女子が見つけた日本の不思議』を一気読みしたというエントリを読んで、ワタシも一気読みしたら面白くて RSS リーダーに入れた。

このブログが来月書籍化される

売れるといいですな。

次に読むべき本をレコメンドしてくれるサイト 次に読むべき本をレコメンドしてくれるサイトを含むブックマーク

What Should I Read Next? というそのものズバリな名前のサイトだが、読んだ本の書名や著者名を入れたら、次に何を読んだらよいかレコメンドしてくれるサービスで、確か随分前からあるサービスだったと思うが、今も続いてたんだ。

screenshot

このサービスのレコメンドは、実際の読者の好きな本のデータベースから解析した結果のようだが、こういうサービスって日本にはなかったかな。

なお、自分が旅行なりで行く国を指定したら、そこで読むべき本をレコメンドしてくれう姉妹サイト Where Should I Read Next? もあるよ。

ネタ元は Boing Boing

[] ガープの世界  ガープの世界を含むブックマーク

ガープの世界 [DVD]

ガープの世界 [DVD]

昨年ロビン・ウィリアムズが亡くなり、しかし考えてみれば彼の代表作を意外に観てないことに気付いて借りてみた。

これはジョージ・ロイ・ヒル最後の傑作ではないか。『明日に向って撃て』や『スティング』級というつもりはないが、『スローターハウス5』より本作が好きである。

これは主人公が「自分には父親は必要なかった」と言うまでの映画ですね。

アマンダ・プラマーが少し驚く形で登場するが、彼女とロビン・ウィリアムズは、『フィッシャーキング』のおよそ10年前に共演してたんだな。

2015-02-01

将棋界の語り部、河口俊彦老師の死を悼む 将棋界の語り部、河口俊彦老師の死を悼むを含むブックマーク

とてもショックである。土曜日は、このニュースを目にしてから何も手につかなかった。

もちろん老師と言われるくらいだからご高齢なのは分かった話なのだが、健筆ぶりにそういうのはまだ先の話だろうと思い込んでいた。

ワタシの河口俊彦氏に対する想いは、『大山康晴の晩節』の解説に書かせてもらった。

 しかし、その将棋道場で個人的に大きな出会いがあった。道場に置いてあった将棋雑誌に連載されていた「対局日誌」を通じ、河口俊彦の文章に触れたことである。

 上位から下位まで棋士たちが一斉に戦う様を同じプロ棋士の目線で追いながら、対局者のちょっとした所作から感情の変化を読み取り、控室における検討陣の遠慮のない形勢判断を交え横断的に解説することで、深夜に及ぶ対局の興奮と勝負の酷薄さを時にドキリとさせる筆致で描くその文章に私は魅せられた。対局に現れるのは棋士たちの思考のごく一部、言うなれば氷山の一角であり、指されなかった読み筋のせめぎあいにこそプロ将棋の面白さがあることを教えてくれたのも河口俊彦だった。

ツイッターで見た中では、以下のツイートが氏の功績をよく表現していると思った。

昭和からの将棋ファンは、「河口史観」を通してプロ将棋に接してきたと言える。将棋界に河口俊彦という解説者がいたことの功績は、もっと評価されてよいと思う。

ワタシは『大山康晴の晩節』の解説を書いたおかげで、一昨年の末に老師にお目にかかることができた。一人では怖気づきそうなので cakes の加藤貞顕さんを誘い、筑摩書房の伊藤さんと四人でお会いしたのだが、老師は緊張しまくっているワタシを見るなり、「オレ、アンタみたいに自分の文章読んでるファンは嫌いなんだよ」と言われ、思わず笑ってしまったし、なんだか嬉しかったのを覚えている。

その日はかなりの時間老師の話を伺うことができ、長年疑問に思っていたことの答えを聞くことができたのは、ワタシにとって宝石のような思い出である。とにかく老師の話が楽しくてまさに時間を忘れる思いだった。惜しむらくは、感動と興奮のあまりワインを飲みすぎ、老師の「これ書いちゃダメだよ」という話がどれだったか思い出せないため伺った話について簡単に書けないことだが、いずれその中で問題ないものを何らかの形で書くつもりでいる。

その日の終わりには「今度は美味しい店に連れて行ってあげるから横浜においで」とのお言葉をいただいたのだが、その次に上京したのはほぼ一年後になってしまい、さすがに何の用事もないのに押しかけるのもな……と遠慮したことを今になって後悔している。こうなると分かっていれば、無理にでも用事を作って行く一手だったと筑摩の伊藤さんと悔しがったが、これこそ後の祭りである。

心よりご冥福をお祈りします。

大山康晴の晩節 (ちくま文庫)

大山康晴の晩節 (ちくま文庫)

[] ソニーの定額制音楽配信Music Unlimitedが来月終了。果たしてSpotify提携サービスは日本で始まるのか  ソニーの定額制音楽配信Music Unlimitedが来月終了。果たしてSpotify提携サービスは日本で始まるのかを含むブックマーク

このサービスは2年前から利用しており、いろいろ不満はあれども解約するには至らなかったので、当然ながら残念である。利用していた有料ストリーミングサービスが終了するのは、ナップスタージャパン以来である。

AV WatchITmedia が伝えるように、Spotify との提携による新サービス「PlayStation Music」に移行するとのことだが、問題は Spotify はまだ日本でサービスを提供しておらず、新サービスが日本で始まるか不透明なところだ。

個人的には Spotify が日本でのサービスを開始してくれればすぐに乗り換えるつもりだったし、そうした意味で(料金が今以下なら)PlayStation Music でもいいのだが、果たして日本でもそちらへの移行が実現するのか。

とにかく何か名前を知ったり、昔の聴いてない名盤のことを思い出したときにささっと検索してアルバムを聞ける環境がなくなるのは痛い。

鈴木謙介さんの「データがあればいいってものじゃない:聴き放題サービスについて」を読み、ワタシが訳した『デジタル音楽の行方』が出てもうすぐ10年になるが、「水のような音楽」にはまだ至ってないのかと思ったりした。

デジタル音楽の行方

デジタル音楽の行方

増井俊之さんの約10年ぶりの単著『スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学』 増井俊之さんの約10年ぶりの単著『スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学』を含むブックマーク

ユーザインタフェース研究分野の第一人者にして発言小町の愛好者としても知られる増井俊之さんだが、今月新書を出すとな。

増井さんの単著となると、『インターフェイスの街角』が2005年だから、実におよそ10年ぶりということになる。

新刊の内容は、以下の最近の記事が参考になるはずである。

新刊は『まだスマホで消耗してるの?』とか『スマホ・バカ』のような釣りタイトルはどうだったろうか……と書くと、オレの本は釣りじゃない! と怒られそうだが。

疑似科学とされるものの科学性評定サイト」がよくできている 「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」がよくできているを含むブックマーク

Facebook 経由で疑似科学とされるものの科学性評定サイトを知ったのだが、明治大学科学コミュニケーション研究所がやっているのか。

screenshot

「サプリメント、民間代替医療、生活環境改善、自己啓発、不思議現象など、疑似科学と疑われるものについて、これまで判明している知見から、その効果の主張に伴う科学性の程度をおしはかる試み」なのだが、透明性、再現性、客観性、論理性、体系性、普遍性、予測性、公共性、応用性という九つの観点から評価をくだしている。

俎上にあがるのはおなじみのものが多いのだが、恥ずかしながら告白しなければならないことがある。近眼のワタシは、ブルーベリーエキスについては素直に眼に良いと信じていたし、パンにつけるジャムも必ずブルーベリーを選んでいたくらいだ。それが疑似科学だったとは……。

ブルーベリー (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)

ブルーベリー (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)

本サイトをスマートフォンから読みやすくした(トップページ以外) 本サイトをスマートフォンから読みやすくした(トップページ以外)を含むブックマーク

ここの本サイトにあたる、未だ基本的に HTML 手書きという恐怖の Web 1.0 ウェブサイト YAMDAS Project について、以前からスマートフォンで読むと字が小さいという声をたまに聞いており、ワタシ自身そう思っていたのだが、根がものぐさのためほったらかしだった。

先日、八木の野郎からそれを指摘されたのを機に、重い腰を上げ、一気に手動(やはり!)で viewport 設定を行った。ただし、そのトップページは恐怖の table タグレンダリングのため、例外とさせてもらった。

これでもお持ちのスマートフォンでの表示にご不満がある方は、是非そのスマートフォンの OS とブラウザのバージョンをあわせてお知らせいただけないだろうか。5年以内には対応しますので……。

 | 
2003 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2004 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2016 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2015 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)