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YAMDAS更新(増井俊之『スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学』)

yomoyomoの読書記録増井俊之『スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学』を追加。

一月前には読んでいたのだが、読書記録を書くのがえらく遅れてしまった。申し訳なし。

しかし、考えてみれば増井さんの名前を知らない人でも「携帯の予測変換を作った人」といえば一発で分かってもらえるというのはすごい話である。その後に iPhone の日本語入力インタフェースも手がけているわけで(ただ、これについてはご本人自身あまり評価していないことを公言しているが)。

「Wikipediaをwikiって略すな」に敗北した我々の負けられない戦い「GitHubをGitって略すな」

期間限定公式サイト「村上さんのところ」で、村上春樹Wikipediawiki と略しているっぽい記述を以前見かけた。

僕もすぐにものを忘れてしまいます。最近はwikiがあるのでなにかと助かりますが。

村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

これだけ読んで彼に「Wikipediawikiって略すな」と噛み付いてはいけないのだが(本当にミュージシャンの情報を集積した Wiki サイトを指しているかもしれないし)、これを読んで、もはや村上春樹までそうするなら、「Wikipediawikiって略すな」というのはもう諦めなければならないのではないかと思ったりした。

そういえば日清焼そばU.F.O.における保健室の美月先生のプロフィールページにも、「趣味:ネットサーフィン(主にwiki)」とあったな。関係ないけど、このシリーズの山本美月はそれほど魅力的に見えない。

しかし、それよりもっと深刻かもしれない省略が起こりつつあるのを知った……って大げさか?

ワタシ自身この両者を混同した文章を書いたことがあるので偉そうなことは言えないのだが、これはいかんよね。

この問題と少し関係しそうで実はあまり関係ないのだが、高橋征義さんの「GitHub と自由なソフトウェアをめぐって」は、今読んでも考えるところのある文章である。

GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)

GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)

生体コンピューティング向けDIYハードウェアプラットフォーム5選

physiological computingは「生理的プログラミング」と訳すのが正しいのかもしれないがしっくりこない。要は生体シグナルを使用するソフトウェア/ハードウェアシステムということなのだが、この記事で紹介されているのは、以下の5つのハードウェアプラットフォーム。

Physiological Computing という言葉がこれから流行るのだろうか。

Advances in Physiological Computing (Human?Computer Interaction Series)

Advances in Physiological Computing (Human?Computer Interaction Series)

音楽ジャンルは有名ミュージシャンの寿命にどう影響するか

kottke.org音楽ジャンルが有名ミュージシャンの寿命にどう影響するかを論じた記事を知り、紹介しようかと思っていたら、同じくそれを紹介するタイラー・コーエンの文章が訳されていたので便乗する。

ロック系全般の「事故死」はやはりドラッグ関係が多いのだろうとか、ヒップホップ系の「殺人」率の高さは、ギャングスターのイメージ通りだとか面白いが、確かにタイラー・コーエンが指摘するように「ジャンルが若ければ若いほど極端になる」傾向があるのには注意しなければならない。

素人分析になるが、ジャズやフォークの癌死亡率の高さは、それだけジャズやフォークの歴史が長く、高齢化の結果なんだろうな。ジョン・コルトレーンみたいに若くして癌で死んだ人もいるし。

他にも、よく言われる27歳クラブというのは神話であり(そりゃそうだ)、実際はミュージシャンは56歳で一番死んでいるとかいう話も面白い(こちらは以前日本でもニュース記事にならなかったかな?)。

大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか

大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか

デヴィッド・クロスとロバート・フリップの共演アルバムだと……!?

いやー、こんなアルバムが出るなんて知らなかった!

『太陽と戦慄』、『暗黒の世界』、そして『レッド』(の1曲)で活躍したヴァイオリニストであるデヴィッド・クロスが、ロバート・フリップ御大と共演アルバムを出すとはな。フリップも丸くなったものだ。

正直、今年発表されたキング・クリムゾンのライブ盤も大した出来ではなかったし、今さらクロスと組んでもねぇとも思うのだが、やはり『太陽と戦慄』期のクリムゾン、特に "Starless" に人生を狂わされた人間として、死に水を取るつもりで(失礼)この曲を題材とするアンビエントアルバムらしい本作も買ったものなのだろうか。

しかし……今クロスの写真を撮影したい人なんているのだろうか(失礼)。

Starless Starlight

Starless Starlight

スターレス・スターライト (SHM-CD生産限定紙ジャケット仕様)

スターレス・スターライト (SHM-CD生産限定紙ジャケット仕様)

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