YAMDAS現更新履歴

このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS1.0

 | 

2015-09-28

[] YAMDAS更新(Joe Kutner『ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack』)  YAMDAS更新(Joe Kutner『ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack』)を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録Joe Kutner『ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack』を追加。

大分前に献本いただいたのに、読書記録を書くのが遅くなった。いかんねぇ。

原書を読んだ時点で、日本で出すならオライリーだろうとは思ったが、納得の組み合わせですな。

ただ、この本が有用であり、そこに書かれている内容の妥当性を認めても、ワタシがその通りエクササイズするかと言われると……どうだろう。

それでは皆さん、ごきげんよう。さようなら。

マサチューセッツ工科大学と電子フロンティア財団が学生やハッカーのイノベーションを支援するサミットを開催 マサチューセッツ工科大学と電子フロンティア財団が学生やハッカーのイノベーションを支援するサミットを開催を含むブックマーク

マサチューセッツ工科大学(MIT)の Center for Civic Media と電子フロンティア財団(EFF)がタッグを組み、Freedom to Innovate Summit というイベントを来月開催するとのこと。

screenshot

サイトの文章を読むと、学生やハッカーの「いじくり回す自由(Freedom to Tinker)」を守らないかんでという意思を感じるという意味で、ワタシが書いた「20年後:インターネットの自由という夢の死」につながるし、あと最近ボチボチ聞く Civic Tech という言葉もキーワードになりそうである。

Civic Tech という言葉は塚本牧生さんの note で見て以来気になっているのだが、このあたりに関係する文章を WirelessWire 連載で取り上げたいところである(が、なかなかその時間が取れない)。

このイベントには MIT メディアラボも絡むようだが、こういうイベントを EFF と企画するところが MIT らしいといえる。

[] 「ジャズの100枚。」という企画をやってるのか  「ジャズの100枚。」という企画をやってるのかを含むブックマーク

ご他聞に漏れずワタシも Apple Music を利用しているのだが、この間ジョン・コルトレーンの『至上の愛』を聴きたくなったので検索をかけてみたところ、アルバムを通して聴くことができない。

思えば、過去に利用したストリーミング音楽配信サービスでも同様だった。『至上の愛』は一家に一枚あってよいアルバムなんだから、これは買うべきだと思い直して CD を買うことにした。

Amazon を検索してみると国内盤が989円とお手頃な価格で売っていたのでこれ幸いとポチっとやった(あれ? 今 Amazon を見ると、値段があがってるね)。

CD が届いて知ったのだが、これは「ジャズの100枚。」というシリーズの一枚だったんだね。

確かに有名なアルバムが揃ってますな。その100枚の中でも、ワタシのようなジャズ初心者でも好きな定番となると以下のあたりになる。

そういえば、以前死ぬまでに聞くべきジャズのアルバム10枚を紹介したことがあるが、そのうちの2枚が上記に入ってますな。

[] アーティスト  アーティストを含むブックマーク

映画愛好家の方に怒られそうだが、ワタシは白黒映画というだけで敬遠する傾向があり、ましてや無声映画なんて、それこそチャップリンなどをごく一部を除けばほとんど観ていなかったりする。

そんなワタシが、サイレントからトーキーに移行する時期の映画スターの隆盛と凋落を描く本作のような映画を楽しめるか不安だったのだが、これは面白かった。

やはり主役二人がとてもチャーミングに撮られているからだろうか。サイレントからトーキーへという設定を踏まえた、主人公の声が出ない、声が聞こえないところをうまく使っているし、音が出るラストもよかった。少し『サンセット大通り』にも通じるホラーな設定が必要だったかは分からないけど。

それにしても国際的に無名に近い監督とキャストが、ほとんど台詞を要さないという設定を逆手に取り、クラシカルな意匠でハリウッド映画への愛を謳いあげるという年寄りの多いアカデミー会員の好きなところをくすぐりアカデミー賞主要部門を独占なんて、一世一代の金星というか、すごいハック、と評すると怒られそうだが。

2015-09-25

[] キングスマン  キングスマンを含むブックマーク

映画館で予告編を観たときは、なんかチャカチャカしたスパイアクションもので地雷ではないかと行く気にならなかったのだが、観測範囲内で割と評判が良いので調べてみたら、マシュー・ヴォーンの映画だった。

彼の監督作では『キック・アス』を観ているが、楽しく観れたものの、過度の暴力描写が苦手なワタシは劇中思わず目を背けた場面が一つあった。故ロジャー・イーバートは『キック・アス』の不道徳性を厳しく批判していた覚えがあるが、本作はそれに輪をかけてひどい。

教会における大虐殺にしろ、ラストのアレな展開にしろ、本当にひどい。ロジャー・イーバートが墓の中から蘇って叱るべき映画である。本作のような映画をはびこらせてはいけない。これは許すまじき映画である。

……なのだが、同時にむちゃんこ面白い映画でもあるんだよなぁ。アクションやってもコリン・ファースはカッコいいし、「ハリウッド映画に出てくる悪役イギリス俳優」の代表選手として知られるマーク・ストロングも、『イミテーション・ゲーム』に続いてぐっと映画を締める役割を担っている。

意外にも英国の階級制度がかなり大きな要素になっており、そのあたり監督の出自を感じさせるし、一風変わった小道具がふんだんに登場する70年代のスパイ映画(とそれに対するメタ視点)と、ダイアー・ストレイツの "Money For Nothing" で始まりブライアン・フェリーの "Slave to Love" で終わる、しかも両方ともカセットテープが大写しになる80年代の音楽への愛着具合も嫌いじゃない。

D

これはウェブの未来じゃない。これはテレビの未来だ。 これはウェブの未来じゃない。これはテレビの未来だ。を含むブックマーク

こないだ書いた「20年後:インターネットの自由という夢の死」でもこれの原文を紹介するスラドのストーリーにリンクしていたが、日本語訳が公開されているので、既に読んだ人が多いと思うが紹介しておく。

読めば分かるが、ワタシの文章と実に近い考えが綴られている。タイトルに掲げた一文が特に印象的だが、これを読んでもティム・ウーの「サイクル」論は正しかったのではないか? そうならインターネットの自由に未来はないのでは? と悲観的になってしまうが、我々にまだ暴れる余地はあるのだろうか。

マスタースイッチ

マスタースイッチ

[] 『Lean Analytics』の著者が説く「いかにビッグデータとデジタルコンテンツが音楽を変えたか」  『Lean Analytics』の著者が説く「いかにビッグデータとデジタルコンテンツが音楽を変えたか」を含むブックマーク

『Lean Analytics』(asin:4873117119)の著者で、オライリーの Strata + Hadoop World カンファレンスの議長を務めるアリステア・クロールが、「いかにデータとデジタルコンテンツが音楽を変えたか」を副題に掲げた Music Science なる無料レポートを公開している。

今年は定額制ストリーミング音楽配信サービスが日本でも普及した年となったが、音楽の変化を音楽業界のインサイダーの視点ではなく、飽くまで技術目線、しかも「データ」を切り口にするのは面白いと思う。

オライリーは2015年だけで「データ」に関して15本もの無料レポートを公開していた オライリーは2015年だけで「データ」に関して15本もの無料レポートを公開していたを含むブックマーク

一つ上のエントリもそうだが、ここでも何度もオライリー本家が気前良く公開する無料のレポートについて紹介している。ためしに「データ」カテゴリ Free Data Science and Big Data Reports でざっと調べたところ、今年だけで15本もレポートを公開してたんだね!

うひゃあ! オライリーはデータ以外でも IoT やプログラミングなどの分野で無料のレポートを公開しているのだが、数ではデータ分野にはかなわない。やはりカンファレンスビジネスへの誘導という意味でも、これが最重要分野と踏んでいるわけか。

[] ロバート・フリップはかつてテレヴィジョンに加入をもちかけていた  ロバート・フリップはかつてテレヴィジョンに加入をもちかけていたを含むブックマーク

来年1月に来日公演を行うテレヴィジョンだが、そのメンバー……ではもはやない(2007年に脱退)リチャード・ロイドがインタビューに答えている。

もちろんテレヴィジョン、特にトム・ヴァーラインとの愛憎についても語っているのだが、個人的に面白かったのは、ロバート・フリップが70年代後半にテレヴィジョンに加入したがったという話。

彼はテレヴィジョンに加入したがったんだ。テレヴィジョンはトリプルギターバンドになれると彼は考えたわけだ。トムと俺はお互い顔を見合わせて、「お、おう。俺たちは今のままで間に合ってるからさ」と言ったんだけど(笑)。

それじゃ船頭多くしてってヤツだ。どのみち俺たちは2人で5人分の音を出してたんだから、これが3人になったらどうなってたやら。

「ロバート・フリップの素晴らしいコラボレーション 10選」を英サイトLouder Than Warが発表という記事があったが、確かにロバフリは70年代後半ニューヨークパンク〜ニューウェーブ方面ともかなり共演してたんだよね。

加入はともかく、テレヴィジョンと組むことでどんな音を出したかは気になるところだ。

Exposure

Exposure

2015-09-18

[] 遂に『ブレイキング・バッド』を最終回まで観たぞ!  遂に『ブレイキング・バッド』を最終回まで観たぞ!を含むブックマーク

えーっと、どれくらいかかったかはもう忘れたが、『ブレイキング・バッド』を最終回まで観終えた。

ワタシは破壊屋さんと同じく、基本的に映画は字幕派、テレビドラマは吹替派なのだが、『ブレイキング・バッド』は、初めて観たのがウェブにおける初回の無料視聴で、それが字幕だったので、以降ずっと字幕だった。

こと『ブレイキング・バッド』に関してはそれが正解だったと思う。そもそもジェシー・ピンクマンが多用する "bitch" を吹替ではどう置き換えていたのだろう?

ロバート・アルトマンの復活作『ザ・プレイヤー』について、ハリウッド映画が成功するストーリー上の3つの条件(かなりうろ覚え)、ハッピーエンドで終わる、主人公は危機を乗り越える、悪人は報いを受ける、をハリウッドに対する復讐の映画、しかも主人公が悪人という条件で見事に満たしているという評を読んだ覚えがある。

これは実は『ブレイキング・バッド』にも完全にあてはまるように思う。あれをハッピーエンドかというと普通はあてはまらないのだけど、あのドラマを5シーズン見続けてきた人間からすると、そうとしか表現のしようがない。

肺がんに冒された高校のしがない化学教師ウォルター・ホワイトが、妻と子供たちのために財産を残すために覚せい剤の製造に手を染める――というストーリーぐらいは、見たことない人もご存知だろう。

そうした奇妙なシチュエーションを活かしたハードだけどブラックコメディ要素もある展開が続くんだろうなと思っていたら、ちょっと『冒険野郎マクガイバー』みたいな化学の力で窮地を脱する的な展開よりもどんどん話が深刻に突き詰められていき、そしてホワイト先生も変わっていくところがこのドラマの見所である。

しかし、ある意味それは必然なのだ。製品の品質向上、販路開拓、競合の排除などウォルター(とジェシー)の試行錯誤は、このドラマがある意味ビジネスドラマであることを物語っている。

そして、その過程でどうしようもなく泥沼にはまっていくところがクライムストーリーの必然である。こいつと取引できればうまくいく、はずだった相手にじきに命を脅かされ、ならばこいつを始末さえできればうまくいくのに……なんて都合のよい話にはならず、窮地を脱するためにはこいつらの力を借りるしかない……が、一度関わりができるとそれだけで終わるわけはない。

そうしてホワイト先生自身が、安易な視聴者の共感を呼ばないようなところまで一歩一歩踏み越えていく。ファイナルシーズンまできて、一体どういう結末になるか予想もつかず、最後の一回を残して、え? あと一回で本当に終わるの? と心配したくらいだが、完璧なフェリーナ、じゃなかったフィナーレだった。ホワイト先生はずっと家族のために悪に手を染めてきたわけだが、それに対する最後の述懐は、ファミリードラマとしての本作並びにアメリカに対する批評というか落とし前になってるように思うのですよ。

この最終回を見て思ったのはフラッシュフォワードの技法で、最終回を見てようやく合点がいくフラッシュフォワードが少なくとも二つもある(ダイナーの場面と変わり果てた自宅の場面)のに驚いた。あの時点で最終回まで見越していたということだから。

フラッシュフォワードの技法をアメリカのテレビドラマで初めて見たのは『LOST』だったが、それ以前から使われていたものだろうか?

あと最後にかかるあの曲も個人的には感動的で、下手に深刻だったり荘厳な感じで終わらせない、しかし、歌詞がこのドラマに合っているのが実によかった。

[] Red HatのCEOが組織論の本を出していた  Red HatのCEOが組織論の本を出していたを含むブックマーク

この文章の著者は、Red Hat の CEO であるジム・ホワイトハーストなのだが、ミスを認められるリーダーになろうという文章で、これは一丁翻訳してやろうかと思った……のだが、Opensource.com の文章って通常クリエイティブ・コモンズの表示 - 継承ライセンスが適用されるはずだが、この文章は最後に All rights reserved. の表記があるので諦めた。

しかし、この文章からリンクがはられていて知ったのだが、彼は The Open Organization: Igniting Passion and Performance って本を出してたんだね。

マイケル・デルやクリス・アンダーソンジョン・チェンバースといった錚々たる面々が推薦の言葉を寄せており、Amazon のレビューもなかなか良さそうである。

書名は Red Hat のトップが出す本として予想の範囲内だけど、これは邦訳出るんじゃないのかな。

GamerGate論争の当事者たちが語るゲーム文化の現状『The State of Play』 GamerGate論争の当事者たちが語るゲーム文化の現状『The State of Play』を含むブックマーク

昨年、ゲーム業界の性差別やハラスメントなどさまざまな問題を浮き彫りにした GamerGate 騒動については、ワタシも「邪悪なものが勝利する世界において」で少しだけ触れたが、その当事者だった Zoë QuinnAnita Sarkeesian といった人たちが寄稿した本が来月出ることを知る。

GamerGate 騒動は、moot が 4chan の管理から引退する要因ともなり、おたくカルチャーは一度足元を見直すべきときという意見も出たが、現在まで尾を引いているのは間違いない。

日本において GamerGate 騒動について経緯と論点をしっかりまとめた文章ってあったか知らないが(はてな匿名ダイアリーが一番網羅的かな)、これはゲーム文化を考える上で面白そうな本である。

R-18文学賞受賞者の初の単行本『負け逃げ』が楽しみだ R-18文学賞受賞者の初の単行本『負け逃げ』が楽しみだを含むブックマーク

かつて故ナベジュンとチークを踊ったこともあるらしい新潮社の西さんのツイートを読み、ふーん、と特設サイトで公開されている短編「美しく、輝く」をなにげに読み始めたのだが……これ、いいじゃん! グッときた。

「美しく、輝く」は独立した短編ではなく、飽くまでこの『負け逃げ』の一部ということなのかな? いずれにしてもこれは期待できるとポチっとさせてもらった。ワタシはオッサンだけど、これは楽しみである。

負け逃げ

負け逃げ

英国では日本における「締めのラーメン」にあたるものがカレーなのか? 英国では日本における「締めのラーメン」にあたるものがカレーなのか?を含むブックマーク

取り上げるのが遅れたが、これは面白かった。

「パブでしこたまパイントビールを流し込んだ後、英国人が流れ着く先といえば大抵がインド料理店」とのことで、これは日本における「締めのラーメン」に近い感覚なのだろうか。

しかし、英国にあるインド料理店の約3分の1は、後継者不足が理由で閉店に追い込まれる危機に瀕しているとな。

ここは発想を転換して、日本人がイギリスでラーメンを流行らせて、パブでしこたまパイントビールを流し込んだ英国人の受け皿となるのはどうだろうか。やはり、しこたま飲んだ後はカレーより塩気が合ってると思うんだがね。

2015-09-14

[][] WirelessWire Newsブログ第37回公開(20年後:インターネットの自由という夢の死)  WirelessWire Newsブログ第37回公開(20年後:インターネットの自由という夢の死)を含むブックマーク

WirelessWire Newsブログに「20年後:インターネットの自由という夢の死」を公開。

それにしても今回は長い! 最後まで読んでくれる人が何人いるんだろうか。しかも、今回はとても暗い文章である。その暗さを最初に分かってもらうために、ブルース・スプリングスティーンの歌詞まで引き合いに出してしまった。

かつて渋谷陽一は、この曲について「不幸を後にした感覚」とか評していたが、彼はちゃんと歌詞を読んだのだろうか。全然不幸を後になんかしてねぇっての!

ザ・リバー(REMASTER)

ザ・リバー(REMASTER)

ハッカーズ

ハッカーズ

マスタースイッチ

マスタースイッチ

そういえば『The Black Box Society』も取り上げたかった本だったので、好都合だった。

あと、また WirelessWire はリニューアルというか、URL が変わってるな。今回は HTTPS 対応ということで文句は言えないのだけど、ソーシャルブックマークが分散してしまうんだよな……。

[] オープンソースGmailの替わりを見つける  オープンソースでGmailの替わりを見つけるを含むブックマーク

オープンソースGmail の代替となる選択肢なんて考えたことがなかったが、要はモダンなウェブメールクライアントということだろうか。

この記事で挙げられているのは以下の5つ。

SquirrelMail と Kite は開発が活発でないのが気になるが、それにしても Zimbra の名前を久しぶりに見たぞ。

ワタシのブログで最後に Zimbra を取り上げたのは……Yahoo! による買収騒動のときだから、7年半前だな。その後クライアント側もサーバ側もオープンソースになってたんやね。

原文では他の選択肢もいくつか挙げられているので、詳しくはそちらをあたってくだされ。

[] アルバムについて本を書く「33 1/3シリーズ」が100冊を超えていた  アルバムについて本を書く「33 1/3シリーズ」が100冊を超えていたを含むブックマーク

一人の著者が一枚のアルバムについて一冊の本を書く Bloomsbury Publishing の企画33 1/3 シリーズ(言うまでもないが、このシリーズ名は、LP レコードの回転数から採られている)が、気がつくと100冊を超えていた。2003年に始まって、10年あまりでの達成とな。

そのリストを見るとなんというか名盤100枚リスト状態なのだが、非常に変わったところでは、今年出た106枚目に近藤浩治の「スーパーマリオブラザーズ」が選ばれている。

だいたいミュージシャンや音楽評論家などが執筆しているのだが、書き手で最も有名なのは、トーキング・ヘッズの『Fear of Music』について書いたジョナサン・レセムだろう(ワタシ自身、彼が書くというのを伝えるブログ記事でこのシリーズを知った)。

Wikipedia ページを見ると、これから先も10冊以上書かれることが決まっているようだ。何冊まで行くのだろう。

さすがにこのシリーズの邦訳は無理だろうが、レセムの本くらい出ないもんかな。

Super Mario Bros (33 1/3)

Super Mario Bros (33 1/3)

Fear of Music (33 1/3)

Fear of Music (33 1/3)

[追記]:ぶくまを読んで気付いたが、『ペット・サウンズ』を村上春樹が訳してたね。

ペット・サウンズ (新潮文庫)

ペット・サウンズ (新潮文庫)

[][] タワーレコードの隆盛と没落を描いたドキュメンタリー映画がもうすぐ公開  タワーレコードの隆盛と没落を描いたドキュメンタリー映画がもうすぐ公開を含むブックマーク

All Things Must Pass というタワーレコードの隆盛と没落を描いたドキュメンタリー映画が10月に公開されるとのこと。

ワタシも大学に入った年の夏、上京して渋谷のタワーレコードに赴いたときの、こんなたくさんの輸入盤 CD があるなんて! という感動は今でも覚えている。その日買った CD も覚えている。Tom Tom Club の Dark Sneak Love Action と、Lou ReedBlue Mask だった。

このドキュメンタリー映画には、デイヴ・グロールエルトン・ジョンといった有名ミュージシャンもインタビューに答えているが、ブルース・スプリングスティーンがイメージよりもずっと痩せていてちょっと心配になった。

1960年に生まれ、1999年には10億ドルもの売り上げを誇ったのに、2000年に Napster が登場すると、すごい勢いで破滅に追いやられたというストーリーになっているのか。

この映画でもインタビューを受けているタワーレコードの創業者ラッセル・ソロモンのインタビューでは昨年の記事になるが、「タワーレコードについてあなたが知らなかった10のこと」がすごく面白い。この記事の冒頭でも、本作が制作されていることに触れられているが、関係ないが創業者のお気に入りがのストアが渋谷店というのはなんか嬉しくなるな。

しかし、彼自身「将来、第二のタワーレコードが誕生する確率は……ない(だろう)」と認めている。ワタシ自身は定額制音楽配信サービスをずっと待ち望んできた人間だが、それでも胸に寂しさというかチクリとくるものを感じるのだ。

D

[] テッド2  テッド2を含むブックマーク

上映時間の都合で吹替版を観たが、この映画は前作同様字幕版で観るべきだったと後で少し後悔した。

前作はマーク・ウォールバーグの結婚で終わったが、今回はテッドの結婚式から始まる。本作は前作と異なり、何をもって人間とみなせるのか、魂とは何なのかという結構シリアスなテーマを持つ映画なのである。そして、その背景には人権とマイノリティーへの意識がある。

が、主人公たちをはじめとして登場人物がやる悪ふざけがなかなかエグいというか悪趣味だし、人種ネタの際どい台詞も多く、そういうのをぶっこみ、これで笑えるかと挑発してくるところがセス・マクファーレンらしい、のか? 確実に不愉快に感じる人もいるでしょうな。

前作同様80年代ネタも健在で、『ブレックファスト・クラブ』など当時の映画を観ていたほうがノリについていきやすいでしょうな。

前作のようなマジックはないが、前作になかったような重みもある映画に仕上がっていて、まぁ、満足でした。

2015-09-06

小池一夫のツイートを見て思い出した筒井康隆の「作家にとってのよい文芸評論とは」 小池一夫のツイートを見て思い出した筒井康隆の「作家にとってのよい文芸評論とは」を含むブックマーク

『子連れ狼』、『修羅雪姫』などの漫画の原作者として知られる小池一夫のツイートがタイムラインに流れてきて、なるほどと思うところがあった。

このツイートにすら、批判も受けとめて創作できるはずだろと迫るようなリプライがあって、なんだかなと思ったりする(なんでそれを他人に求める?)。

こないだピース又吉にタメ口でインタビューした女性記者の話で思い出した筒井康隆の「インタヴューアー十ヶ条」という文章を書いたのだが、そのとき久しぶりに『笑犬樓よりの眺望』を読み直して、小池一夫のツイートの話に関連するようなことを書いているのも思い出した。

筒井康隆が1991年に書いた「作家にとってのよい文芸評論とは」がそれなのだが、冒頭で評論家の渡部直己が当時雑誌「すばる」でやっていた、前月の文芸誌に掲載された全短編の○△×式の採点リストについて、この連載があるうちは短編を発表しないことにしたという話をした後に以下のように書いている。

 読者に読む気を失わせ、作家に書く気をなくさせるものが書評だろうか。そんなものを書く者が文芸評論家と言えるか。

 作家の側からこういう発言があると、批評家の側からはきまって「そんな自信のないことでよく作家がつとまるものだ。ちょっとぐらいの批判で書く気をなくすのなら、小説など書くな」という反撥がある。しかし、ちょっとくらいの批判ですぐに女女しく泣きごとを言い、自信を喪失し、おろおろし、ぎゃあぎゃあと喚き立てるのが作家なのである。どんな批判にも動じないという図太い人物の書いた小説がどんなものか、われわれは開き直った老大家の作品を読んで知っている。

「ちょっとぐらいの批判で書く気をなくすのなら、小説など書くな」という反論は、おそらくは覆面座談会事件の後の福島正実の文章を意識したものだろうか。確かにどんな批判にも動じないという図太い人物の書いたものが面白いとは思えないのだが、現在はそれを求められるんだよね。

創作者と批判への対応というテーマでは、藤子・F・不二雄『エスパー魔美』の「くたばれ評論家」における魔美の父親の以下の言葉がよく引き合いに出される。

「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ。どんなにこきおろされても、さまたげることはできないんだ。それがいやなら、だれにもみせないことだ」

「剣鋭介に批評の権利があれば、ぼくにだっておこる権利がある!! あいつはけなした! ぼくはおこった! それでこの一件はおしまい!!」

しかし、かつて「くたばれネット評論家。」という文章に書かれたように、クリエイターたる者すべからくこうあるべし、とは言えないとワタシも思うのだ。

この文章で書かれている話に対応することも小池一夫はツイートしている。

筒井康隆や藤子・F・不二雄が『エスパー魔美』で書いているのは、批評家や評論家と呼ばれる人たちとの兼ね合いだが、それですら「おろおろし、ぎゃあぎゃあと喚き立てるのが作家」と言うのがホントのところなのだろう。

小池一夫はネットの匿名掲示板を例に挙げているが、以前であれば、2ちゃんねるを覗かない自制心さえあれば大方なんとかなったとも言えるが、今ではツイッターやってるだけで、頼みもしないのに悪意むき出しのリプライが飛んできたりするのだから、創作者の受難としか言いようがない。

ワタシ自身は創作者というより批評家や評論家のほうに近い立場なのかもしれないが、小林秀雄の文章を読んで感銘を受けてから、できるだけ他人の仕事を格調高く誉めるように心がけている。が、その精神に反したことをまったくやってないとは残念ながら言えないのだが。

笑犬樓よりの眺望(新潮文庫)

笑犬樓よりの眺望(新潮文庫)

エスパー魔美 1 (藤子・F・不二雄大全集)

エスパー魔美 1 (藤子・F・不二雄大全集)

新装版 考えるヒント (文春文庫)

新装版 考えるヒント (文春文庫)

[] セックスコラムの書き手として知られるViolet Blueが『賢い女子向けプライバシーガイド』を出していた  セックスコラムの書き手として知られるViolet Blueが『賢い女子向けプライバシーガイド』を出していたを含むブックマーク

調べものをしていて知ったのだが、セックスコラムの書き手として知られる Violet Blue(彼女のサイトはいきなりヌード画像がばんばん出てくるので、そっちじゃなく Wikipedia ページのほうにリンクしておく)の新刊が女子向けプライバシーガイドなのに興味を惹かれた。

ワタシがちょっと意外に思ったのは、Violet Blue という人は「あけっぴろげに自分のことを書くぜ」系の人だと思っていたからだが(スコット・ローゼンバーグ『ブログ誕生 ―総表現社会を切り拓いてきた人々とメディア』にも出てくる Boing Boing の事件の影響もあるのかもしれない)、そういう彼女も若い女性たちがソーシャルメディアで自分を晒してプライバシーを損なう弊害を見ていられなくなったのだろう。

この本は彼女たちに今からでもプライバシーを護るためにできることを示すもので、ウェブサイトからの個人情報の削除、プライバシーコントロールのうまいやり方、個人情報の盗難の防ぎ方、法律が何を守り、守ってくれないかの理解、安全なオンラインプロフィールの書き方、個人のイエローページ的ウェブサイトからの情報削除など具体的な指南になってるようだ。

本の公式サイトも Tumblr で作られてるね。ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』との比較もしたくなる。

Maker向けゾンビガイドなる本が面白そうだ Maker向けゾンビガイドなる本が面白そうだを含むブックマーク

ゾンビが現れたとき Maker はどうやって対抗できるかという本のようだが、面白い企画を考える人がいるものだ。

まぁ、マックス・ブルックスの『ゾンビサバイバルガイド』(asin:4047289558)にインスピレーションを得たものだろうが、なんか楽しそうな本である。

著者の Simon Monk は『Raspberry Piクックブック』(asin:4873116902)などの著書で知られるガチな Maker なので、内容はおちゃらけたものにはならないはずだ。

これはオライリー・ジャパンの Make シリーズの一冊として翻訳されるといいと思うのだが、どうですか、田村さん!

[] 左利きなのに右利き用ギターを弾く有名ギタリスト一覧  左利きなのに右利き用ギターを弾く有名ギタリスト一覧を含むブックマーク

以前、ロバート・フリップを例にして左利きなのに右利き用ギターを弾くことについて書いたことがあるのだが、その左利きなのに右利き用ギターを弾く有名ギタリスト一覧を Rocqt で知ることができた。

カール・ウィルソン、 クリス・マーティン、 ダニー・ガットン、 デイヴ・ホール、 デイヴィッド・ボウイ、 デイヴィッド・バーン、 デュエイン・オールマン、 エルヴィス・コステロゲイリー・ムーア、 ヤニック・ガーズ、 ジミー・レイニー、 ジョン・ウェットン (ベースだけど)、 ジョニー・ウィンターマーク・ノップラー、 マイケル・アンジェロ・バティオ、 マイク・ブルームフィールド、 マイケル・ヘッジス、 ノエル・ギャラガーポール・サイモン、 スティーヴ・クロッパー、 スティーヴ・モーズ、 テッド・グリーン

マイク・オールドフィールド、「Tubular Bells」以外を語る (12/14) | Rocqt

他にも B. B. キング、ジョー・ペリージョー・ストラマーなどまだまだいるそうで、こうしてみるとすごい豪華なリストではないか。やはり左利きのほうが右利き用ギターをうまく弾けるのではないか?(暴言)

 | 
2003 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2004 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2016 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2018 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2018 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)