YAMDAS現更新履歴

このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS1.0

 | 

2016-04-25

[] WirelessWire Newsブログ第46回公開(仄暗いウェブの底から)  WirelessWire Newsブログ第46回公開(仄暗いウェブの底から)を含むブックマーク

WirelessWire Newsブログに「仄暗いウェブの底から」 を公開。

今回のタイトルの元ネタは言うまでもないのだけど、実は原作も未読だし、映画も観たことがなかったりする。ごめん。

仄暗い水の底から [DVD]

仄暗い水の底から [DVD]

今回の文章は本来なら一週間前に書いているはずで、話の対象とするコメント欄の話題も、最近の炎上案件で話題となったとある note のコメント欄の趣深さを枕にしようと思ったのだが、書いていて少しも楽しくない。やはり、自分が興味も持てず、何の評価にも値しないと考えるものについて無理に書くのは精神衛生上よくないことを再確認した。

そうしているとガーディアンの解析結果が話題となり、自分が集めていて素材とかみ合うのが分かって助かった。

[] 「大麻についての5つの驚くべき事実」という記事がウィキメディア財団のブログに  「大麻についての5つの驚くべき事実」という記事がウィキメディア財団のブログにを含むブックマーク

「大麻についての5つの驚くべき事実」という記事で、そういう記事が書かれること自体は不思議ではないのだが、これが公開されたのがウィキメディア財団のブログというのに笑ってしまった。

ウィキペディアはあらゆる人間の知識を集積するものだから、一例としてウィキペディアから大麻についての豆知識を拾ってきたぜ、という建前のようで、あとこの記事が掲載されたのが4月20日で、420という数字は大麻を表すスラングなんだってね。知らなかった。

で、その5つの驚くべき事実はどんなものか。

  1. 大麻は船の帆布(sail canvas)を作るのによく利用されたが、キャンバス(canvas)という単語自体、実は大麻(cannabis)に由来する。
  2. 大麻の種は生で食べられる。
  3. 初めて確認されたわら半紙は大麻でできていた。
  4. 大麻の種から燃料を作れる
  5. 合衆国政府はかつて大麻についての映画を作ったが、後にその存在を否定した。

当然ながらというべきか、どれも知らなかったな(笑)。

麻の実 1kg

麻の実 1kg

[][] サイモン・ペグは『スター・トレック』の新作の脚本を書くのにスター・トレック情報Wikiの力を借りていた  サイモン・ペグは『スター・トレック』の新作の脚本を書くのにスター・トレック情報Wikiの力を借りていたを含むブックマーク

現在の『スター・トレック』映画シリーズでモンゴメリー・スコット役を演じ、かつ今年夏公開予定の新作『Star Trek Beyond』で脚本も手がけるサイモン・ペグは、トレッキーたちが集い情報を集積した Wiki サイトとして有名な Memory Alpha に脚本執筆時に頼ったとのこと。

これは面白いし、こういう Wiki の利用の仕方って良いよね。そういえば今月「企業は“オタク”に会いたがっている──スーパーファンとWikiaとエンタメの未来」という記事を読み、失礼ながら今頃 Wikia を取り上げる? と疑問に思ったものだが、実際世界中にファンがいるシリーズの新作の脚本に利用されたなんてすごいよね。

それにしてもサイモン・ペグって、エドガー・ライト作品以外の主演作はパッとしないものが多いが、ミッション:インポッシブルスター・トレック、そしてスター・ウォーズの新シリーズに出演し、重要な役をやったり脚本まで手がけるって、世界でもっとも幸福なオタクの一人だよな。

[][] 往年のロキノンマニアとして、増井修の著書『ロッキング・オン天国』が楽しみだ  往年のロキノンマニアとして、増井修の著書『ロッキング・オン天国』が楽しみだを含むブックマーク

1989年から2004年(実際には2006年ぐらいまで不定期で買っていた)までの15年間雑誌 rockin' on の読者だったワタシにとって、これは楽しみな本である。

ロッキング・オン天国

ロッキング・オン天国

創業者渋谷陽一から引き継ぐ形で二代目編集長となり、大きく部数を伸ばした編集長でありながら、編集長の座を降りた後に解雇やら裁判やらを経てロキノンを去ってしまった増井修が満を持してかは知らんが往時を回顧する本なのだからこれは買うでしょう。

ただこの本でも彼は1990年に編集長になったとあるが、ワタシが rockin' on を買い始めた1989年夏の時点で彼は既に編集長だったと思うのだけどな。そのあたりについても書かれているのだろう。ただ裁判まわりの話は、今も詳しくは書けないのだろうな。

なお、ワタシもこのブログで増井修の文章やインタビューをいくつかとりあげている。

これはひどい……というか、ワタシのチョイスがひどいだけか。結局、増井修のキンタマは癌にはならなかったということか。

2016-04-24

[] 今更ながら追悼プリンス  今更ながら追悼プリンスを含むブックマーク

自分にとって大きな存在だった人が死んだときには、ちゃんとその人について書いておこうとフィリップ・シーモア・ホフマンが死んだときに誓ったもので、プリンスもそうした人なのでこうやって書いているのだが、今年はデヴィッド・ボウイに続く、まったく予想もしなかった訃報だった。ボウイはそれなりの年齢だったが、プリンスはまだ57歳、今年もピアノ弾き語りツアーというチャレンジをしており、とてもじゃないがそんなこと予想すらしなかったわけで。2016年はワタシにとってだけでなく、多くの人にとって凶事が多い年だったと後で振り返って思う年になるのではないか。

いろんな人が追悼文を書いているが、若林恵氏のものが感覚的に近かった。

今回の訃報に際してボウイとプリンスについての逸話もいくつかツイッターに流れてきたが、この2人を並べたくなる気持ちは分かる。タイプはかなり異なるが、ボウイが華麗に変化し続けることで70年代にイノベータであり続けたように、プリンスも80年代のシーンの音楽的なイノベーションを引き受けてきたからだ。

「天才」という言葉は、音楽の分野で勢い濫用されがちだが、プリンスが本当にそれに値する極めて数少ない人の一人であることは間違いない。

ワタシが初めて買った彼のアルバムはご他聞にもれず『Purple Rain』だが、個人的には『Parade』を最初聴いたときの衝撃は忘れられない。A面の組曲のように畳み掛ける感じに、こんな異様な音がポップミュージックとして流通しているのか! と当時純朴な洋楽少年だったワタシは感動したもので、今でも一番好きなアルバムを挙げるなら『Parade』になるだろう。

彼の最高傑作は何かと問われたら、その次の『Sign o' the Times』になるだろうが、さらにその次の『Lovesexy』あたりまでが、イノベーターとしてのプリンスが面目躍如だった時代ということになる。

しかし、若林恵氏が書くように、その前に『Black Album』リリースを巡るごたごたがあった。ワタシは若林氏より少し年少であり、また田舎に住んでいたため、はなからリリース直前にお蔵入りになったアルバムを買い求めるつもりがなかったのが幸いしたと言える。

デヴィッド・ボウイの変化が一種の人体実験であり、またその背景に良い意味でのミーハー感覚があったのに対し、プリンスの折衷主義はもっと彼のアイデンティティーに深く根ざすものだったはずだ。『Lovesexy』と『Black Album』は、白/黒、愛/憎悪、善/悪といった要素が両極端に出てしまったアルバムだった。『Black Album』が当時リリースされていたら、間違いなくめっちゃ売れていたはずである。しかし、それは彼の首を絞めることになるのが分かっていたからこそ、リリース中止の決断をくだしたのだろう。

90年代に入っても多作ぶりは変わらなかったが、ワーナーとのごたごたがあり、改名騒動や顔に "Slave" と書き込むなど困惑する話ばかりで、何より作品的に『The Gold Experience』や『Emancipation』など好きなものもあるが、かつてのイノベーターとしての彼を期待するファンからすると明らかに物足りなかった。

ゼロ年代に入ってくると、ワタシも現役のロックリスナーではなくなり、過度の期待がなくなったことで、『Musicology』以降のアルバムを素直に楽しめるようになったが、リリース形態がよく分からない作品があったり、インターネットに対する姿勢も変遷があり、真意が掴みにくいもどかしさがあった。

そのあたり、彼のライブを一度でも見れていれば、印象は大分変わっただろうにと思う。2002年以降プリンスの来日公演が実現しなかった事情については宇野維正氏の追悼文でも触れられているが、結局彼のライブを一度も体験できなかったのは、ワタシにとって最大の痛恨事である。

思えば、昔だと「ライブ盤」というのが重要なアイテムで、海外の有名ミュージシャン/バンドであれば、一枚くらい決定版となるライブ盤があったものだが、プリンスの場合、意外なくらいライブ盤が少ない。ライブでは音楽的体力の不足が明らかになるためにライブ盤に積極的でない人もいるが、プリンスの場合まったくその対極にある人なのに、ずっと不思議だった。

その理由は、80年代には『Sign o' the Times』リリース時に同名のライブフィルムを作ったこともあっただろうし、ゼロ年代以降のライブに軸足を置いた戦略も影響したのかもしれない。

プリンスは多作で知られるが、実は未発表作は数限りなくあり、既にアルバム何十枚分の音源が完パケ状態で倉庫に眠っているといった都市伝説めいた話がある。今後そうした音源のリリースをもちろん期待するし、今回の訃報に際していろんなライブ音源を聴くことができて嬉しかったが、各時代ごとのライブアルバムとかしかるべき筋からリリースされることを願うばかりである。

恥ずかしながら今回の訃報を受けてはじめて彼の最新作『HITnRUN Phase Two』を聴いたが、リラックスした、かつてからすると考えられないくらい余裕のある作りになっていて、その次の展開を聞きたいと思わせるアルバムだった。「俺は死はこの世を去るって意味じゃないと思ってる。死はある時、俺がリアルタイムで話せなくなった時のことだと思う」と彼は語るが、リアルタイムで彼が新たに作る音を聞けなくなるということ、それこそが残された人間にとって何よりも悲しいことであるのもまた確かなことなのだ。

最後に特に好きなプリンスの曲を10曲ほど挙げておく。以下発表順に並べており、つまりは順不同で、普通のファンなら絶対選ばない曲が少し入っているのは、個人的な思い出による。

  • 1999
  • Purple Rain
  • Paisley Park
  • Pop Life
  • Venus de Milo
  • If I Was Your Girlfriend
  • The Cross
  • Letitgo
  • The Holy River
  • Chelsea Rodgers
Purple Rain (1984 Film)

Purple Rain (1984 Film)

Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon

Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon

SIGN 'O' THE TIMES

SIGN 'O' THE TIMES

Emancipation

Emancipation

Musicology

Musicology

Hitnrun Phase Two

Hitnrun Phase Two

2016-04-17

楽天はこれを機にいい加減恒常的なスパム送信を止めたらどうなんだ 楽天はこれを機にいい加減恒常的なスパム送信を止めたらどうなんだを含むブックマーク

週末、以下のようなツイートをした。

結構 RT がついたということは、同様に思っている人が多いということだろう。

折角なので、楽天から来たメールの全文を以下に掲載する。

※楽天会員登録住所が九州地方の方へご連絡をしております。

日頃より、楽天をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
2016年4月14日より九州地方で相次いで強い地震が発生しております。
地震により被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。

現在の状況を鑑み、楽天グループからのメールについて
注文の確認や、配送状況のご連絡などのお知らせメールを除き配信を停止させていただきます。

配信停止する地域は以下となります。

・福岡県
・佐賀県
・長崎県
・熊本県
・大分県
・宮崎県
・鹿児島県

再開時期は未定となります。
暫くの間ご不便をお掛けして申し訳ありませんが、何卒ご理解の程どうぞよろしくお願いいたします。

楽天株式会社

こういう事態を受けメール配信を停止すべきと判断したわけだが、いつだって止めてほしいし、再開などしないでほしい。

今回の熊本地震を受け、朝日新聞はデジタル版の(ほぼ?)すべての記事を全文読める措置をとっている。普通、このように利用者にとってプラスの方向に変更するのがあるべき姿だろう。

それをわざわざマイナスの方向に変更するということは、それがユーザのためになる、つまり、自分たちの恒常的なメール送信をスパム行為だと自覚している証ではないのか。

ワタシの場合、自動的に Gmail の迷惑メールに転送されるので別にどうでもいいのだが、これを機に楽天はスパム送信に頼った手法自体を変えたらどうなんだ。

かつて偽ジョブズだったジャーナリストが暴く、ボストンで就職したいナンバー1会社とテック系バブルの実態? かつて偽ジョブズだったジャーナリストが暴く、ボストンで就職したいナンバー1会社とテック系バブルの実態?を含むブックマーク

今では Fake Steve Jobs といっても若い人には通じないのかもしれないが、かつて偽ジョブズを名乗ったブロガーが話題となり、正体は誰なのか取りざたされたものである。

偽ジョブズについてはワタシも2007年に取り上げているが、正体は Forbes の編集主任だったダニエル・ライオンズだった。

そのライオンズについては、Newsweek に移籍し、その後 ReadWrite の編集長になったあたりまでは追っていたが、その後彼が編集長を退いた後は知らなかった。

このあたりについて彼はなぜか ReadWrite の話は飛ばして、Newsweek を歳を食いすぎてるからといきなりリストラにされた話から始める。50歳にして妻と2人の子供を抱え、途方に暮れる彼だが、思えば彼は偽ジョブズ絡みでシリコンバレーやテック系企業とのつながりがある。

そこに転職したらいいじゃないかと選んだのが、HubSpot というわけだ。

これはすごく賢い選択に思える。何しろ HubSpot は「ボストンで就職したい会社」ナンバー1とか勤務時間も休暇も自由、自宅勤務も昼寝もOKで成長し続けていることで知られる。HubSpot は「インバウンド・マーケティング」の代表選手として知られ、日本にも進出済である。CEO のブライアン・ハリガンの共著書を読んだ方もいるかもしれない。

ライオンズに対してもストックオプションがたんまり提供され、「マーケティング・フェロー」なる肩書きが与えられ、すごく恵まれた環境を与えられたことは間違いない。その一見勝ち組なキャリアに復帰できたはずの彼が、今月偽ジョブズ本以来久しぶりに本を出したのを知る。

Disrupted: My Misadventure in the Start-Up Bubble

Disrupted: My Misadventure in the Start-Up Bubble

表紙やタイトルを見ても分かる通り、ライオンズは Hubspot での仕事が心底イヤだったようで、ネガティブな内容なようである。ワタシなどかつて故 Aaron Swartz が書いた「The Goog Life:グーグルが従業員を子供扱いすることでつなぎとめている件」を思い出したが、ライオンズにとって HubSpot の若々しいテックスタートアップな企業文化はつくづく居心地が悪かったようだ。

ライオンズにとっては Hubspot は大学のフラタニティとカルト教団の出会いみたいなもので、信者たちみたいな社員によるバカ騒ぎが活写されており、それを通して現在のテック系バブルの実態を暴露した本ということらしい。

まぁ、50過ぎて、息子みたいな年齢の社員と並んでバランスボールの「椅子」に腰掛けて仕事させられたのは気の毒だが、Hubspot の「インバウンド・マーケティング」についても、結局メールスパムだろといった書き方で、これについては Hubspot 側の反論もあるだろう。

ただ、Hubspot は昨年ライオンズが本を書いているのを警戒し、本の草稿を入手しようとしたことで倫理コードを逸脱したとして CMO が退職に追い込まれていたりする。もちろん Hubspot 側にも言い分は多々あると思うが。

果たして邦訳は出るんでしょうかね。

Freakonomicsコンビの新作の邦訳『ヤバすぎる経済学』が昨年に続いて出る Freakonomicsコンビの新作の邦訳『ヤバすぎる経済学』が昨年に続いて出るを含むブックマーク

『ヤバすぎる経済学』? そんな本知らんぞ、と思ったら、『ヤバい経済学〜悪ガキ教授が世の裏側を探検する』に始まったスティーヴン・D・レヴィット&スティーヴン・J・ダブナーの Freakonomics コンビの新作の邦訳が出てたんですな。

あれ、でも、彼らの新作って少し前にも出たんじゃなかったけ? と調べたら『0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる』が一年以上前に出ていた

とはいえ、早いペースでの新刊だ。今回の原題は『When to Rob a Bank』で、Freakonomics ではないんだけど、この邦題は正しいでしょうな。

これもメイカームーブメントの一側面な『発酵の技法』がオライリーから出る これもメイカームーブメントの一側面な『発酵の技法』がオライリーから出るを含むブックマーク

こないだ今年は Make 本が出ていないと書いたところ、オライリーの田村さんに『発酵の技法――世界の発酵食品と発酵文化の探求』が今月出ることを教えてもらった。

ちょっと意外に思われるかもしれないが、これもメイカームーブメントの範疇なんですね。Mark Frauenfelder『Made by Hand――ポンコツDIYで自分を取り戻す』を読めば分かるが、こうした料理や農業方面もメイカームーブメントの重要な一側面なのである。

日本版 Make は電子工作寄りな内容だったが、これは日本でメイカームーブメントを受け入れやすくするための意識的な選択だったんですね。

それにしても「発酵の技法」とはなんともシブいね。シブいけど面白そうだ。値段が4000円近くなのが気になるが、500ページを優に超える分量なのだから文句を言ってはいけない。

kzyskzys 2016/04/19 20:59 HubSpot の話については、ちょうどダニエル・ライオンズの記事が New York Times に出てました。
http://www.nytimes.com/2016/04/10/opinion/sunday/congratulations-youve-been-fired.html

2016-04-10

UberとAirbnbというシェアエコノミーの二大巨頭の共同創業者のTED講演が日本語字幕付きで公開されている UberとAirbnbというシェアエコノミーの二大巨頭の共同創業者のTED講演が日本語字幕付きで公開されているを含むブックマーク

シェアエコノミー周りについては、「『羅生門』としてのUber、そしてシェアエコノミー、ギグエコノミー、オンデマンドエコノミー、1099エコノミー(どれやねん)」という文章も書いているが、偶然にもその代表格である Uber と Airbnb の共同創業者にして今もその要職にある人が、自身の会社のサービスについて割と正面から語っている TED 講演が日本語字幕付きで最近公開されているのに気づいたので、紹介しておく。

Uber の共同創業者にして CEO であるトラビス・カラニックは、驚異の失敗歴を誇る人物であり、その攻撃性を批判されたりもするが、この2016年2月の講演は落ち着いた語り口である。

今から100年前にも Uber なサービスがあったというのは驚きだね。

TED の親玉のクリス・アンダーソンが、その攻撃性について質問していて笑ってしまった。

Airbnb の共同創業者にして CPO であるジョー・ゲビアの、やはり2016年2月に行われた講演だが、これは Airbnb のサービスが実体験から始まったことを語っている。

赤の他人に部屋を貸す感覚を体験してもらうのに、自分のスマホのロックを解除し、それを隣の人に渡す、というのは面白いね。

Airbnb のようなサービスが、家のデザインにさえも影響力を持ちつつあるわけか。

シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界

シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界

気がつけば、Airbnb など民泊ビジネスの本が昨年末からいくつも出ていた。

知識ゼロからの民泊ビジネスがっちり成功術

知識ゼロからの民泊ビジネスがっちり成功術

低資金で高収益! [Airbnb]不動産投資戦略

低資金で高収益! [Airbnb]不動産投資戦略

Maker Faire Tokyo 2016のウェブサイト公開された! ……が、今年も行けない Maker Faire Tokyo 2016のウェブサイト公開された! ……が、今年も行けないを含むブックマーク

Maker Faire Tokyo 2016 の公式サイトが公開されている。今年も昨年と同じく8月開催である。

そして、今年もワタシは Maker Faire Tokyo に行くことができない。ううっ……。

「メイカームーブメントの幼年期の終わりと失敗の語り方」にも書いた通り、何年も Make のイベントにあわせた上京スケジュールを組んでいたワタシだが、昨年から Make 関係のイベントに行けていない。

もしかすると Maker Faire Tokyo にもう行けないのではとすら危惧している。こうしてワタシは Maker ムーブメントの現場から離れてしまうのだろうか。

それはともかく、今年は Maker Faire Tokyo への出展をサポートする「Maker Challenge powered by MESH」も開催されるとのことで、これはよいことでしょうな。

思えば一昨年、昨年と6冊くらい Make 本が刊行されたのだが、今年はまだのようである。

[] 『メイカーズのエコシステム』出版記念イベントが開催される  『メイカーズのエコシステム』出版記念イベントが開催されるを含むブックマーク

やはりこないだ「メイカームーブメントの幼年期の終わりと失敗の語り方」で取り上げさせてもらった『メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。』の出版記念イベントが開かれるとな。

正直、刊行から何ヶ月も経ってなんで今頃? もう少し早くにやれば売り上げに貢献しただろうにとも思うのだが、これだけの登壇者の予定を押さえるのも簡単じゃないだろうな、と思わせる豪華な顔ぶれで、これは面白い話が聞けそうである。

[] 『ラストタンゴ・イン・パリ』の音楽も担当したジャズ・サックス奏者のガトー・バルビエリが死去  『ラストタンゴ・イン・パリ』の音楽も担当したジャズ・サックス奏者のガトー・バルビエリが死去を含むブックマーク

この訃報を知って驚いた。ワタシは彼の作品が好きだったのだが、彼が存命かすら知らなかったからだ。

どういうことかと言われそうだが、昨年同じく amass の「あなたが一度も聴いたことがないかもしれない、米ローリングストーン誌が愛した70年代のジャズ・アルバム 10選」という記事があり、当時ローリングストーン誌が70年代の各ジャンルでこうした隠れた名盤を取り上げる記事を出していて、素直に聴いたことがないアルバムを Apple Music で聴いていたわけだ(ストリーミングサービスはこういうのに向いてますね)。

くだんのジャズ編の中で、ワタシが一番気に入ったのが、Gato Barbieri の『El Pampero』だったのだ。

彼のサウンドを下品とみなすジャズファンもいるらしいが、元々ジャズ初心者であるワタシにはどうでもいいことである。

そして今回の訃報で、彼が『ラストタンゴ・イン・パリ』の音楽を担当していたことを知って、また驚いたわけである。ここまで書けば分かるだろうが、ワタシは未だ映画『ラストタンゴ・イン・パリ』を観てないんですな(性描写の激しさが有名な映画ってあまり食指が動かないんですわ)。

そういうわけで、『El Pampero』はワタシも自信をもってお勧めさせていただきます。

El Pampero

El Pampero

2016-04-03

[][] 今一度酔いどれ詩人トム・ウェイツの初期作を聴く  今一度酔いどれ詩人トム・ウェイツの初期作を聴くを含むブックマーク

Amazon で980円以下で売っているディスクを紹介する「Amazon980劇場」もなかなか書けなかったが、最近偶然トム・ウェイツの初期作の何枚かが800円台であることに気づいたのをいいことに、ワタシも久しぶりにそれらのアルバムを聴きなおした。

トム・ウェイツのアルバムを聴いていると飲みたくなってくるし、実際飲むわけだが、以下のワタシの感想も酔っ払いのたわごとと思っていただき、あまり真面目にとらないでいただきたい。

Closing Time

Closing Time

1973年にリリースされた記念すべきトムのファーストアルバムだが、イーグルスもカバーした "Ol' '55" がもっとも有名か。

20代半ばにして老人が昔の恋人に語りかける歌詞を持つ "Martha" を聴けば、この時点で彼の詩作に非凡なものを感じることができるが、ワタシはその次の曲から始まるB面(死語か)の流れが好きである。

Small Change

Small Change

初期の代表作とされる本作は、近年日本のドラマにも使われた "Tom Traubert's Blues (Four Sheets to the Wind in Copenhagen)" が圧倒的で、この曲は紛れもなくトム・ウェイツにしか作れない彼らしさがつまった曲だが、この曲だけがアルバムの中で次元がちょっと違う。

Foreign Affair

Foreign Affair

このアルバムではベッド・ミドラーとのデュエット "I Never Talk to Strangers" がもっとも有名だろうが、今聴くと割とどうでもよい。

アルバムタイトルからもう少し無国籍な音を期待するが、さほどでもない。このアルバムもA面最後の "A Sight for Sore Eyes"、そしてB面の流れがよい。

Blue Valentine

Blue Valentine

1曲目、ペット・ショップ・ボーイズもカバーしてたレナード・バーンスタインのミュージカル曲 "Somewhere" でのけぞるが、A面では "Christmas Card from a Hooker in Minneapolis" からの流れが特に良い。

Heart Attack & Vine

Heart Attack & Vine

1980年発表の本作をもってウェイツはアサイラムから離れ、アイランドに移籍し、ここからがワタシが本当に好きな時代なのだが、実はこのアルバムにもグレッグ・コーエンやヴィクター・フェルドマンなど後に活躍する面々が揃っているのに今更気づいた。

楽曲では、ブルース・スプリングスティーンもライブでカバーしてた "Jersey Girl" が一番良いが、後に結婚する女性についての歌から始まり、恋人だったリッキー・リー・ジョーンズとの別れを歌ったナンバーで終わるという、文字通り一区切りと次の始まりが一緒になったアルバムである。

イーライ・パリサーの『閉じこもるインターネット』が『フィルターバブル』として文庫化されていた イーライ・パリサーの『閉じこもるインターネット』が『フィルターバブル』として文庫化されていたを含むブックマーク

Facebook 経由で、イーライ・パリサーの『閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義』が、『フィルターバブル──インターネットが隠していること』として文庫化されているのを知る。

この手の本はなかなか文庫化されないイメージがあるのでありがたいし、今回の改題は正しい。

おそらく最初、『フィルター・バブル』では意味が通じないと編集者が判断して最初の邦題になったのだろうが、結局「フィルター・バブル」という言葉は日本でもネットに詳しい人たちの間に広まったわけで。

でも、表紙からして随分イメージが変わっているな。

もっともよく使われる上位1000の英単語しか入力できないテキストエディタ もっともよく使われる上位1000の英単語しか入力できないテキストエディタを含むブックマーク

もっともよく使われる上位1000の英単語しか使えないテキストエディタというわけだが(GitHub)、面白いことを考える人がいるものだ。作者はドナルド・トランプのスピーチライターを引き合いに出しているが、直接のインスパイア元は xkcd ことランドール・マンローの新刊 Thing Explainer らしい。

ランドール・マンローというと、昨年彼の本の邦訳が出たが、果たして新刊の邦訳も出るかな。

ネタ元は kottke.org

Thing Explainer: Complicated Stuff in Simple Words

Thing Explainer: Complicated Stuff in Simple Words

[] 『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』がNHK BSプレミアムで5月9日に放映される  『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』がNHK BSプレミアムで5月9日に放映されるを含むブックマーク

これはありがたいね。『SHERLOCK/シャーロック』映画版については、あまり良い評判を聞かなかったので、劇場で見ようか躊躇している間にむちゃんこ忙しくなってそれどころではなくなっていたので。

小耳に挟んだところでは、映画版はテレビシリーズをちゃんと見てないと分からないし、独立した作品というより次シーズンにつながる作品っぽいので(この作品の時代設定が現代でないのを考えると不思議な感じもするが)、NHK BS でやってくれんかなと期待していたのだが、それがこんなに早く実現するとは。

 | 
2003 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2004 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2016 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2018 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2018 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)