YAMDAS現更新履歴

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2013-10-07

[][] 秋の夜長にライ・クーダーのギターを堪能あれ  秋の夜長にライ・クーダーのギターを堪能あれ - YAMDAS現更新履歴 を含むブックマーク

このブログでは、Amazon で980円以内で買える輸入ディスクを紹介する「Amazon980円劇場」というコーナーを不定期にやっていたのだが、ご存知の通り昨年末からの円安により、このコーナー自体しばらく再開できないかなと思っていたのだが、調べ物をしていてライ・クーダーのアルバムが安いのに気付いて、できるうちに紹介しておこうと思った次第。

ワタシはかつてThe Bandの『Music from Big Pink』について書いたとき、ライ・クーダーの名前を引き合いに出している。

それそのものは新しさを感じないのに、どこか常にレイテストな音とつながる回路を持った音というのがある。ワタシの場合、それを最も感じるのはライ・クーダーとザ・バンドだったりする。これを読んで笑われる人もいるだろうが、実際感じるのだから仕方がない。

The Band "Music from Big Pink" - YAMDAS現更新履歴

ライ・クーダーの場合、何より常に過去からの継承と温故知新の両方を徹底して意識していることがあるだろうし、そのアプローチを可能にするのが穏当なようで鋭角的な(スライド)ギターなのは間違いない。80年代以降の『パリ・テキサス』に代表される映画音楽、90年代以降のブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブなどワールドミュージックの方面の仕事が有名かもしれないが、やはりワタシはギタリストとしてのソロ作が好きだ。

Ry Cooder

Ry Cooder

1970年発表のソロ第一作。この時点で、オリジナル曲にも昔から歌い継がれたような感覚があり、古い曲を取り上げても独特のギターがちょっとだけテンションをあげるという手法は確立されている。

Into the Purple Valley

Into the Purple Valley

なんかホラー映画のサントラみたいなジャケットだが、1972年発表のソロ第二作。ヴァン・ダイク・パークスとレニー・ワロンカーがプロデュースだが、彼の初期作はこの二人に加えラス・タイトルマンなどワーナーブラザーズ人脈がプロデュースを手がけており、それが後のサントラ仕事につながっていったことはよく言われる。前作より音像がくっきりして聴いてて楽しめる。

Boomer's Story

Boomer's Story

これも1972年に発表されたソロ第三作。こうやって初期作を続けて聴いていると、確かに歌がだんだんうまくなっているのが分かる。アルバム全体がアメリカをさすらう男の物語をイメージしており、それはクーダー自身の音楽探求の旅にも重なるものである。

ソウルの名曲 "Dark End Of The Street" を泣けるギターでカバーしているが、本作にはその作者であるダン・ペンも参加している。

Chicken Skin Music

Chicken Skin Music

1976年発表のソロ第五作。本作はジャケットも楽しいが、ハワイアン音楽の要素が導入されたアルバムである(特に後半)。リラックスして聴けるアルバムで、最初に聴くアルバムはこれあたりがいいんじゃないですかね、という代表作。

Bop Til You Drop

Bop Til You Drop

エルヴィス・プレスリーの "Little Sister" の軽快なカバーで幕を開ける1979年発表の本作は、初めてデジタルレコーディングされたレコードの一つとして知られ、その音には好き嫌いが分かれるが、彼のソロ作の中で一番売れた部類ではないか。

チャカー・カーンをゲストに迎えるなど、ヴォーカリストとしての面に光を当てている印象がある(そしてリズム&ブルース色が強い)。とはいえ、リラックスした "I Think It's Going to Work Out Fine" のギターインストカバーも見事である。

Borderline

Borderline

ジャケットの趣味の悪さで損してるが、クーダーらしさは相変わらずのリラックスした、それでいてちょっと明るめな音の1980年発表のアルバムである。

全編ドラムをジム・ケルトナーが叩いており、本作で取り上げられている "The Way We Make a Broken Heart" の作者であるジョン・ハイアットも参加しており、後のハイアットの名盤『Bring The Family』、そしてそこにも参加しているニック・ロウ(彼によると、クーダーはイギリス人にひどく悪印象を持ってるらしい。おそらくはローリング・ストーンズのせいだろう)を加えた四人によるバンド Little Village につながる。

こうして彼のアルバムを聴き直すと、どれもアルバムが40分前後におさまっていて、おっさんには聴きやすくてありがたい。さて、ライ・クーダーのアルバムをこの機会に何枚かまとめて買おうかという方がもしいれば、80年代後半までのソロ作11枚をまとめたボックスセットがライノから来月出る予定で、予約すればアルバム1枚あたり300円程度で買えるので、そちらをお勧めする。

1970-1987 [Box Set]

1970-1987 [Box Set]

[] Drupalの原作者が語るスタートアップで重要な三つのこと  Drupalの原作者が語るスタートアップで重要な三つのこと - YAMDAS現更新履歴 を含むブックマーク

オープンソース CMS として著名な Drupal(アメリカでは政府系サービスにも多く採用されており、ホワイトハウスがコードを公開しているくらい)の原作者である Dries Buytaert が、スタートアップで重要な三つの要素について語っている。

  1. 人がすべて:誰しもアイデアを持ってるけど、誰もがそれを現実に変えられるわけではない。正しいチームに限界はない
  2. 情熱は重要で、多くの場合それは経験に勝る:Drupal は何千人ものボランティア開発者の情熱のおかげで成功した
  3. 急いで失敗する:失敗の仕方を学び、失敗から学ぶ方法を学ぶ。突き詰めるとそれこそ成功する唯一の方法である。

そういえば Dries Buytaert の文章は、「エンタープライズとクラウドにおけるオープンソース」をワタシも訳しているね。

Drupal 実践プログラミング徹底入門

Drupal 実践プログラミング徹底入門

[] オープンソースでスケーラブルな農業ロボットFarmBot  オープンソースでスケーラブルな農業ロボットFarmBot - YAMDAS現更新履歴 を含むブックマーク

O'Reilly Radar 経由で知った FarmBot だが、オープンソースでスケーラブルな農業ロボットを謳っている。

screenshot

二年前に農業をオープンソース化する試みを取り上げたが、これも農業分野におけるオープンソース・ハードウェアの一種と言えるだろう。

サイトを読むと、3D プリンタやクラウドファンディングといった言葉が出てくるのがいまどきだが、FarmBot Genesis が来年半ばには出荷見込みとのこと。

[] モリッシーの出版中止なはずの自伝が今月刊行される?  モリッシーの出版中止なはずの自伝が今月刊行される? - YAMDAS現更新履歴 を含むブックマーク

先月このニュースを知り、なんじゃそりゃと思ったのだが、調べてみたら確かに彼の自伝が今月刊行される模様。

Autobiography (Penguin Modern Classics)

Autobiography (Penguin Modern Classics)

最近ではツアー中止のニュースばかりでレーベルも決まらないので新譜も出ないという煮え切らない状況が続いているが、果たしてどんな自伝を書いたのか、スミス時代をどう振り返っているのか気になるところには違いない。

でも……ぁまみゃまみゎ……ズッ独だょ……!! 雨宮まみの新刊『ずっと独身でいるつもり?』 でも……ぁまみゃまみゎ……ズッ独だょ……!! 雨宮まみの新刊『ずっと独身でいるつもり?』 - YAMDAS現更新履歴 を含むブックマーク

雨宮さん、すいません! 「ズッ友だょ……!!」を真似てしまいました!

ずっと独身でいるつもり?

ずっと独身でいるつもり?

さて、雨宮さんの新刊はマイナビニュースの連載を元にしていて、この連載はとても刺さるところが多いのだけど、最近は少しずつ堂々巡りの気配を感じ、この連載を続けることは、彼女にとって良いのことなのだろうか、とおせっかいにも思うところがあるのも確かである。

正直、今は彼女の他の連載、例えば「東京」などのほうが好きだ(これを読んで彼女に小説を依頼する編集者が増えればと思う)。

今回の単行本は単に連載をまとめただけでなく、テーマ別に構成をしなおしてかなり手を加え、「私が結婚しなかった理由」というズバリなタイトルの書き下ろし章があるとのことなので、ワタシが上に書いたあたりについてある程度決着をつけている本が期待できる。

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