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yomunelの日記 Z

2018-09-19 (Wed)

朝から、カラッと晴れている。連休明けの仕事の波もようやく落ち着き、昼休みがゆっくり取れたので、久しぶりで青空の下、ランチを食べようかと外に出る。好物の明太子フランス(いくら食べても飽きない)とカレーパンとコーヒーを買いいつもの公園へ。同じく職場から逃げ出してきたらしい人々が明るい陽を浴びている。

食後に『公園へ行かないか? 火曜日に』(新潮社)を開く。柴崎友香の文章はゆっくりと噛みしめるように読みたい、というか自然とそうなってしまうので、毎日1篇か2篇ずつ残り少なくなるのを惜しみつつ読んできた。「新潮」に掲載されていたときにその都度読んでいて、それをまとめたものかと思っていたが、「新潮」掲載分7篇に「ちくま」「文學界」掲載分、さらに書き下ろし2篇が加わっている。本のタイトルはレイモンド・カーヴァーのとても好きな短篇「ダンスしないか?」からきていると著者が書いているのを何かで読んだ。

ああ、そしてついに今日がラストの「言葉、音楽、言葉」。これで、アイオワともトモカともお別れかー。名残惜しいな。ピアノ弾きの男がハーレルヤを歌うシーンで終わり、本を閉じると、タイトル文字のブルーと、カバーに使われている写真の空のブルーと、下からヒラヒラ出ているスピンのブルーが響きあってとてもきれいだなと思った。目を上げると、それよりもかなり白の分量が多い空があり、さらにグーンと目を上げていくと、空の一番高いところが本と同じブルーだった。

2018-09-17 (Mon)

チャッカマン

土曜日は基本的に休めないので、3連休の恩恵にあずかれることはほとんどないが、2連休だけでも十分嬉しい。昨日は、映画見て、カレーを食べて、ケーキも食べて出ずっぱりだったから、今日は一日本を読んだりMステを見たりしてだらーんと過ごす。午後、食料の買い出しに。

スーパーや書店やホームセンターなどでよく店員に間違われるのだが、今日も中腰で一番下の棚のお菓子を選んでいたら、白髪のご婦人から「チャッカマンはどこですか?」と訊かれた。自分が場所を知っている物だったら教えてあげるのだけど、さすがにチャッカマンの売場まで知らないので「すみません、この店の者ではないのでわかりません」と言うと「あらあらあらごめんなさいね店員さんかと思ったものだから」とものすごくばつが悪そうな顔して超高速であとずさって行った。ムーンウォークかと思った。まさかチャッカマンなどというトリッキーなものがくるとはね。申し訳ないことをした。それにしても店員顔、というか店員オーラが出ているのだろうか。むしろオーラがなさすぎて店に溶け込んでしまっているのかもしれん。気を取り直して秋刀魚や大根などを買って帰る。

夕ごはんは、味噌汁と秋刀魚の塩焼き、大根おろしにスダチをキュッと絞って、米を3杯も食べた。秋刀魚はこの秋、初。東を向いてわっはっはと笑って食べた。

今月、小山田浩子の『工場』がやっと文庫化された。これで小山田浩子の新潮文庫は2冊目なので、背表紙の色が決まる。で、その背表紙は「黒」だった。これ以上小山田浩子の文庫の背表紙にぴったんこの色ってある? ワイズベッカーの表紙にもしっくりくるし、『穴』の背表紙が黒になったら、表紙から背表紙まで黒がつながってかっこいいよ、きっと。あまりにも合ってて自然だったので、あ、そういえば今回から色が着いてるんだったと思い出し、今頃になって確認した次第。黒つながりで、相撲は黒いまわしの竜電推しです。

2018-09-09 (Sun)

ブーイング

朝起きぬけにテレビをつけると、日曜美術館が藤田嗣治の特集で、今日こそ小野正嗣のフジタコスプレの出番だ!とおおいに期待したが、おとなしい普通のスタイルで出てきたのでがっかり。誕生日が一緒だそう。そのあと、大坂選手の優勝インタビューを見ていたら、なんだかグッときてしまった。セリーナのように、ラケットが変形する程たたきつけるやつを職場でやったらどんなにスカッとするだろう。その逆バージョンで「この、泥棒猫!」とか一度言われてみたい。それはともかくテニスの試合を見ると、無性にバナナを食べたくなる。

喉が痛くて飴をなめているときに薬を飲むのを思い出し、一旦、飴をティッシュなどに出せばいいものを、めんどくさくて片方の頬に寄せたまま薬だけ飲もうとするとこれがなかなかうまくいかない。飴と錠剤を一緒に飲み込みそうになったり、両方喉の入口に引っかかってオエッとなったり。何度もトライして涙目になりやっと成功。困難は思わぬ場所に潜んでいる。

ジョン・マグレガー『奇跡も語る者がいなければ』、とてもよかった。あの読みづらい感じにも徐々に慣れてきて、むしろあの読みづらさが、クライマックスへ向けて効いてきて、後半は一気に読み終える。謎のバンジー・ジャンプ。楽しかったー、未読のクレストブックスをまた少しずつ読んでいこうと思った。他に九螺ささら『神様の住所』(朝日出版社)と与那原恵『帰る家もなく』(ボーダーインク)を読んだ。バナナも買ってきた。

2018-09-02 (Sun)

クレストブックス

すごい涼しい。超ド級の台風が接近しているらしい。午前中ゆっくりして、午後から買い物のはしご。最後に本屋を巡り、クレスト・ブックス創刊20周年の小冊子などをもらってきた。これネットでも読めるのだけど、ひどくくたびれた帰路に、普段の半分ぐらいしか回らない頭でこういう小冊子的なものをペラペラ眺めるのがいい。[アンケート]新潮クレストブックスわたしの3冊なんかやはり面白い。池澤夏樹がアリステア・マクラウドはぼくが見つけたんだと自慢しまくってたり(ジュンパ・ラヒリも見つけたのに先を越されたと悔しがりながら結局自慢している)とか、津村さんもマクラウドを選んじゃうのかとか。

いろいろな個人的読書ブームが来たり去ったりして、新潮クレストブックスの新刊が出たら必ず読む時期もあったのだが、この頃は気になるのをたまに読むくらい。一番最近読んだのは、『マザリング・サンデー』。薄かったしね。

個人的読書ブームに関しては、Webちくまの「昨日、なに読んだ?」の横田創「東野圭吾の「献身」ぶりを味わえる本」が面白かった。谷崎潤一郎、富岡多恵子から始まり松本清張、宮部みゆき、高村薫、吉田修一、横山秀夫を経て東野圭吾に至るエンタメ小説への旅がテンポよく綴られている。東野圭吾の『レイクサイド』を読みたくなってしまった。ゼーバルトとかボラーニョとか古井由吉とか言ってる人の前で東野圭吾はちょっと出しにくいが。

小冊子効果なのか、クレストブックス回帰という気分になり、ジョン・マグレガー『奇跡も語る者がいなければ』を読み始めた。教えてくれた人がなんとなく読みづらい感じで読んでいます、ということをおっしゃっていて読み始めたらなんとなく読みづらい感じで読んでいた、とfuzkueの店主が書いていたが、なんとなくどころではなくかなり読みづらい感じで読んでいるのだけど、どうなるのだろうか。内容がどうなるのだろうかというより、読みづらくない感じになってくれるのだろうかどうかが心配。

2018-08-27 (Mon)

ポケミス

朝から蒸し蒸しする。ねじ式の人のポーズで月曜日の朝礼をやりすごす。月曜らしい忙しさで少し残業。夕方から雷雨が激しくなり、モスバーガーでナンカレーを食べながら雨やどり、というより雷やどり。デニス・ルヘイン『あなたを愛してから』の続きが気になってしばらく読みふけり、雷のピークが過ぎてから帰宅。ひさびさのポケミスは、えっ、えっ、どゆこと?どゆこと?速く先へもっと先へ〜とモーターがブンブン唸るような読書だった。

夜のニュースでさくらももこの訃報。少し前に吉本ばななさんが日記ブログで大切な人を失ってしまったと触れていたのは、さくらさんのことだったのかな。

ばななさんのアメブロっぽくない文字の多い日記には、何度か柴崎友香さんが登場して、全部をちょっと太めのえんぴつで優しく描いたような柴崎さんの顔がとにかく大好き、とか、「私はいろんなことを決めています」という感じがしてほれぼれするとか書かれていて、まさにそのとおりなので思わず笑ってしまった。