Hatena::ブログ(Diary)

yomunelの日記 Z

2006-07-15 (Sat) 真夏の果実

フライパンで野菜を炒めるような音をたてて夕立がやってくる。 /佐藤正午『放蕩記』より

今日も夕立。外では陳健一が特大の中華鍋で大量の野菜をガンガン炒めている。ここ数日は出・休み・出・休み・出のビッグマック出勤(パン・肉・パン・肉・パン)。三浦しをん『三四郎はそれから門を出た』購入。

職場の先輩にパイナップルをもらった。切るのが大変なのでと遠慮していたら、わざわざ切ったものをタッパーに入れてくれる。自分は何様なのか。ありがたいことです。

  • 『くだものだもの』(福武文庫)
  • 『図説 世界のくだもの366日事典』(講談社+α文庫)

この2冊があればフルーツライフはバッチリだね。さっそく『くだものだもの』から開高健がパイナップルについて書いた文章を。

おつゆが迸り、口いっぱいになり、溢れて顎をつたって流れ落ちる。その甘さ。その淡麗。その精緻。その豊満。しかも、それらのかぎりをきわめつつ、清浄で謙虚である。

うわー、開高健節全開。暑苦しくて食べているパイナップルの糖度も1〜2度アップしそうだ。こんな調子で果物を食べながら、芥川龍之介「蜜柑」や武田百合子「枇杷」や太宰治「桜桃」や阿部昭「桃」や梶井基次郎檸檬」などを読むものだから、『くだものだもの』にはいろんな果実の汁のしみがいっぱいついている。