an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

本日読了

鬱屈精神科医、お祓いを試みる

鬱屈精神科医、お祓いを試みる

「占いにすがる」の第二弾・・・かな?(未読やけど)
春日先生のことだから、思いっきり皮肉をきかせたタイトルなんだろうなと思って読み始めましたが、いや〜、けっこうマジでしんどそうですね。
「モノ書きとして落ち目」みたいなことをしきりに言われるのですが、うーん、そんなことないと思うけどなあ。

幼少期の記憶(それぞれユニークで印象的)を絡めつつ、自身のお祓いと称しての自宅リフォーム。なかなかいいアイデアとは思うが、本人の気持ちは晴れない様子。
・・・やっぱり一筋縄ではいかない人ですな。


はじめての精神科―援助者必携

はじめての精神科―援助者必携

これは未だに時々読む。
 

大阪弁でSF−『団地』を観る


阪本順治作品。
いや〜、てっきり小市民的コメディかと思ったらどんどんトンデモ展開へ。
しかし、これは藤山直美岸部一徳石橋蓮司大楠道代の芸達者カップルでないとちょっともたない話かもなあ。
(関西弁SF、筒井康隆御大あたりが書きそうだけど!)

彼の作品では『どついたるねん』『王手』『トカレフ』など古いものが好き。
わりとハードボイルドですよね。