米沢嘉博記念図書館報

明治大学/米沢嘉博記念図書館からのお知らせなどをお送りいたします。【開館日】平日(月・金のみ)14:00-20:00 土・日・祝12:00-18:00 【休館日】火・水・木、年末年始、特別整理期間

原画展と合わせて読むと発見も!「魔夜峰央原画展関連コーナー」

米沢嘉博記念図書館 2階閲覧室から、当館の資料にまつわるおはなしです。
ただいま当館1階で「デビュー45周年&「パタリロ!」100巻達成記念 魔夜峰央原画展」が開催中です。

2階閲覧室でもこの原画展の関連書籍を集めたコーナーを作っています!
パタリロ1-100巻
★魔夜先生特集の「別冊花とゆめ
★「ラシャーヌ!」「翔んで埼玉」コミックス
などなどを手に取って読むことができます。

さらにコーナーの上に目をやると……
魔夜先生と、魔夜先生の娘さんでありマンガ家としてご活躍の山田マリエ先生による直筆色紙も!

2階のご利用は18歳以上、会員登録(1日会員300円〜)が必要ですが、
1日会員さんも当日の出入りは何度でもOKなので、
開館と同時に登録しマンガ読んでお腹がすいたら、
神保町でカレーを食べ、ひといきついたらまた閲覧室でマンガ読みふける……という利用も可能です。
米沢嘉博記念図書館 ご利用・アクセス


別冊花とゆめ」魔夜先生特集は、先生のお姿がたくさん掲載されていたり、
同じ時期に活躍されていた先生方からコメントがあったり、
二色刷りでカラフルなページが楽しい読み物になっています。
また雑誌では、同時期にどんな作品が掲載されていたのかを知ると、
きっと当時からファンの方はなつかしく、最近ファンになられた方には新鮮なのではないでしょうか。


例えば「花とゆめ」1979年5月5日号の表紙は酒井美羽先生。
“強力2大れんさい!!”と銘打たれているのは「ガラスの仮面」と「スケバン刑事」です!
ちなみに「ガラスの仮面」は舞台、奇跡の人の上演まっただ中、
スケバン刑事」はサキが母親が生きていたことを知り安堵する一方で、新たな事件へと向かうことに…という、展開です。
そこに、「パタリロ」第3話にあたる「墓に咲くバラ」後編が掲載されています。
表紙にも“大評判の美少年ブームの41ページ”とあるとおりのボリュームですが、
実は最終ページのあとにもう一ページおまけが…!
それが、第4期:ミーちゃん特集で現在(2019年2月11日まで)展示されている原画、「魔夜峰央の個人的CMタイム」なんです。

こちら、「花とゆめ」掲載のあと、「別冊花とゆめ」(1979年夏の号)にも掲載され、
その際にフキダシ内の言葉が“コミックス”から“総集編”へと変更されています。
原画展に展示された原稿の数々は白と黒のコントラストのきいた原画が美しいのはもちろんのこと、
どんな状況でそれが掲載されたのかを知ると、楽しみが増すかもしれません。


魔夜峰央原画展関連コーナー」の資料はいずれも当館の所蔵資料です。
原画展の期間外でも、書庫から出納してくることも可能ですが、
まとまってご覧になれるこの機会に、ぜひ2階閲覧室にもお立ち寄りください。


「デビュー45周年&「パタリロ!」100巻達成記念 魔夜峰央原画展」
会期:2018年10月12日(金) - 2019年2月11日(月・祝)
会場:明治大学 米沢嘉博記念図書館
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-mayamineo.html