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anmo’s bookends

2013-05-05

わが人生最高の10冊(「週刊現代5/4号」より )

開沼博社会学者)

 「何でも切れる包丁」社会学で現代を斬る

開沼博さんのベスト10冊

1位 『世紀末作法

世紀末の作法―終ワリナキ日常ヲ生キル知恵

世紀末の作法―終ワリナキ日常ヲ生キル知恵

テレクラ、ブルセラ援助交際、虚構にすがるオヤジ・・フィールド調査を通じて90年代の日本社会の深層を分析したコラム集

2位 『職業としての学問』

職業としての学問 (岩波文庫)

職業としての学問 (岩波文庫)

聴衆に「脅かすような」印象を与えた講演録。教師は指導者にあらず、学問は政治や価値判断から自由であるべきだと説いた

3位 『悲しき熱帯』(機Ν供

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)

1930年代のブラジル滞在を描く。構造主義の原点。「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」という警句が響く

4位 『「核」論 鉄腕アトムと原発事故のあいだ』

唯一の被爆国でありながら、「原子力的日光」(=米国の力)の下で進められた核の戦後史を考察

5位 『東大上野千鶴子にケンカを学ぶ』

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

「この本を読んで、上野千鶴子ゼミに潜り込みました。『ケンカのしかた・十箇条』は今も有効

6位 『青春漂流』

青春漂流 (講談社文庫)

青春漂流 (講談社文庫)

空海の謎の空白時代に勇気づけられた。僕も長い間、研究を続けていこうと思っています」

7位 『テロルの決算』

新装版 テロルの決算 (文春文庫)

新装版 テロルの決算 (文春文庫)

社会党委員長と彼を刺殺した右翼の17歳の少年。二人の邂逅を描くノンフィクション金字塔

8位 『AV女優

AV女優 (文春文庫)

AV女優 (文春文庫)

42人のAV女優の半生を炙り出す。「ハイヒールで歩く姿が浮かぶような描写がすごい」

9位 『グロテスク』(上・下)

グロテスク〈上〉 (文春文庫)

グロテスク〈上〉 (文春文庫)

「僕はノンフィクションのように読みました。人間をありのままに描くとグロテスクになる」

10位 『君たちはどう生きるか』

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

「日常のなかで知識を伝えようとする、おじさんが好き。研究者として、彼のように生きたい」

最近読んだ1冊:『彼女たちの売春(ワリキリ)』

2010年代の制服少女100人以上に、時間をかけてインタビューした、後世に残る仕事だと思います。単純化されがちな少女たちの売春の裏に存在する、貧困、社会的排除など、セーフティネットが把握しきれな問題を掬り取っている」