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yoshi-wata1101の日記

2016-07-12

2016-03-01

2016-02-09

大論理学7講(’13.1.6)


 [1.第三のものと存在と無の抽象性に対する種々のはん論]

24第三のものである「成」と「抽象」への無理解
1)第三のものとしての成
2)経験的な第三のもの、反省形式とは違う
3)「成だけが真なるあり方である」

 [11.存在と無を分離する例]

25「存在」と「無」との切り離しによる「推転」の認現象の若干

 [1.パルメニデススピノザフィヒテ]

26論理学の伝統的原理と「始め」視点での弁証法的徹底
1)
2)
3)

 [2.ヤコービに対する批判]

27ヤコビーは「悟性」には「理性」的「綜合」が不可能という
1)ヤコビーの問いは、純粋なもののなかに綜合の不可能性を示して、理性に対する悟性の限界をしめすこと
2)また「先験的な純粋な自我」の「規定されていない在り方」が子音的なものを如何にして「産出する」のかという問いで、綜合の不可能性を示そうとする
28ヤコビーの「抽象的な純粋の連続性」の意味は純粋な「存在」
29純粋自我の実在化も自己への内在も不可能
30「先天的綜合」と「根源的分割」の「 辞」への置きかえ
31経験は「抽象」にとどまらず、多様と充実の「綜合」
32純粋空間等の思想は、それ自体がその反対の規定されたもの

 [3.存在または無の一方を始めとする考え方についてー神の宇宙論的証明]

33結局「始め」の「存在」の「規定されなていない在り方」へ
34始めの議論では、「存在」の推転は背後に潜んでいる
35ヤコビー的「内面化」も「存在」と「無」の反転に帰着
1)ヤコビー的内面化は、「存在」と「無」の逆転を結果
2)「存在」を「神の存在証明」流に宇宙化しても同じ結果

 [4.プラトンパルメニデス篇における弁証法]

36プラトンの「一者」の弁証法は現実的「存在」の指摘にある
37「それ自身として存在するもの」も、一般的「定在」にすぎない
38「無」自体も「存在」と離れ得ず、「定在」の形で現われる

 [5.欠除としての無ー光と闇などの例と被規定性における否定]

39欠如の無と被規定性としての否定における肯定的なもの

 [6.推転はまだ反省規定でないし、存在と無とは何かの関係でもない]

40存在と無との推転は直接的、無媒介的であって、関係ではない

 [註釈4 始めの不可解ー常識的な弁証法の例]

 [1.世界の始まりと終わりについての弁証法]

41世界の生成過程に反対する弁証法カントの場合
42世界、「もの」の始まりも終わりもない
43存在と無とを分離しつつ、事実上は非分離を承認する反省的観念
44存在と無とを分離すると、始めとか成とかは不可解

 [11.無限小についての弁証法]

45微積分における無限小の弁証法
46詭弁弁証法との区別

2.成の二契機

47成のなかでの存在と無との両契機の揚棄
48成のなかでの存在と無との二重の一体性と不等な価値
49成の二重の規定は生起と消滅
50成のなかで存在と無とは相互の逆方向への二重の推転をする

3.成の揚棄

51成は、絶えざる動揺をとおして、崩壊に帰着する
52成は自己矛盾によって自分の一体を破壊してしまう
53結果は無でなく、退歩か、静止的一体性に「全体」
54静止的一体性が「存在するもの」としての「定在」

 [註釈 止揚という言葉]

55揚棄の無との区別
56揚棄や契機などの二重の意味をもつ思弁語の重要さ
57「定在」以降「存在」と「無」の契機は別の規定で一体性に 

大論理学6講(’12.12.2)

存在の一般的区分

1「存在」の三規定ー他のものと対立、自己規定的、無規定直接的な始め
2第一規定による「存在」の区別ー「本質」とは区別される「概念」の領域
3第二の規定による「存在」の区別ー「質」、「量」、「度量」
4第二の規定による存在の領域の区別の独自性と逸脱問題

 [1.質と度量の相互関係について]

5「質」の「量」に対する先行性と根底性
6「度量」の概念はカントの「様相」のカテゴリーとはまったく違う
7第三規定の「度量」は「質」の内部での規定である

第一篇 被規定性(質)

1「存在」の直接的、自存的な在り方
2「存在」から、「定在」へ、そして「自立的存在」への推転

第一章 存在

3「存在」は純粋な、規定されていない存在だが、だからなた「無」である

B無

4「純粋な存在」から「純粋な無」への推転、「無」の「存在」の顕在化

c成

5「純粋な存在」と「純粋な無」との直接的な反転的一体化運動としての「成」

 [註釈1 表象の中での存在と無との対立]

 [1. 「無」の直接的否定性]

6「純粋な無」ーあるものの「無」や、「成」のなかの「非存在」との違い

 [11.パルメニデス、ハラクレイトスの無や仏教哲学の無]

7「成」の時間的同一性と古代的な「存在」→「無」→「成」の思想の「時間」

 [111.無からは何も生じないという命題]

8「成」からみた「無からは何も生じない」という命題の問題点
1)
2)
9「存在と無との同じもの」の論理と常識的な「神」概念
1)
2)
10日常意識の混乱の「根拠」は、抽象的論理への具体的な観念の持ち込み

[1111. カントの百ターレルの問題]

11抽象的な論理の「同じもの」論と現実的な議論との混同について

 [11111.カントの神の存在論的証明の批判批判]

12カント(1724-1804)の「神」の存在論的証明と「百ターレル」の存在と無
1)
2)
13カントの命題の錯誤の理由と「定在」においての実在的な区別の見通し
1)
2)
3)
14カントの「概念」の「同一律」的抽象性と現実の「存在」そのものの生成消滅
15あらためてパルメニデスの「始め」原理の確認
16抽象的普遍性における存在そのものへの復帰は、理論的・実践要求
17言うところの理論的・実践要求とは何か

 [註釈2 存在と無との統一、即ち同じものという表現の欠点]

 [1.存在と無とが同じものだという命題の吟味]

18存在と無との同一性命題は矛盾命題、自己解体して「成」を成立させる

 [2.判断と思弁的真理]
19「思弁的な真理」と「判断」における「主・述」の「非同一」性
20「思弁的真理」と「命題」を用いての表現のパラドックス
1)
2)
3)
 
 [1111.存在と無との真の一体性としての成]

21「成」は、存在と無との相互浸透的な運動の成果としての真なる一体性
22「成」の存立が、「存在」と「無」との「一体性」を存立させている
23形式的区別、実在概念先行、光の比喩の誤り
1)
2)
3)

大論理学5講(’12.11.4)

第一巻 存在論

 何を始めとして学を始めるべきか?

 [1.始めの問題点]

哲学は「始め」の困難1ー媒介的でも非媒介的でもない
2「始め」の困難2ー「最初」の内容規定より軽視
3「始め」の困難3ーカント的な先験的思考形式

 [11.始めは媒介性か直接性か]

4「始め」は媒介性と直接性との不可分な一体性

 [1.始めの精神現象論による媒介性]

5「論理学」の「始め」は『精神現象学』に媒介された直接性
6「純粋な知の学」の「始め」は、「内在的な」、「現前しているもの」

 [2.始めの絶対的な直接性ー純粋な存在としての始め]

7「純粋な知」は、区別のない、単純な直接性である



 [3.始めの媒介性ー始めの結果による媒介性]

10論理学にとりかかるさいの予備的な若干の反省がある
 
 [a前進即後退ー園環]

11「絶対的に真なるもの」の始めの困難とラインホルト見解

 [イ.始めと根拠との弁証法による学的体系の円環運動]

12始めが根拠となり、根拠が始めになる「学」の「円環」運動
1)ラインホルトの本質を衝いた考察
2)

 [ロ.始めによる諸規定の一貫性]

13始めは、根拠として、その立ち入った諸規定の展開を貫く

 
 [ハ.学の完成による円環ー直接性即媒介性]

14学の進行が円環とし、学の完成が始めの認識を成就する
15認識の進展は事柄と内容との本性、始めは純粋な存在
1)(15)論理的な認識の進展は事柄と内容との本性に規定されている
2)(16)始めは純粋な存在であり、直接的な知として、無規定なものである
17「哲学」の始めは、「論理学」の始めの純粋な規定と同じ

 [111.始めの分析]

18以上の「始め」と違った「純粋な始め」は不可能
19「始め」そのもの1 何が発生する無、存在と無の一体性
20「始め」そのもの2 始めつつあるもの、区別されている一体性
21「始め」そのもの3 始っているもの、区別のない一体性
22「始め」は最初の「絶対的なもの」概念、「存在」から「無」に移る

 [1111.存在を始めとする以外の始めの批判]

23批判1 具体的なものの「始め」は媒介と規定の主観性を含む
24また具体的なものの内に連関があり、全く空虚な存在でない
25批判2 事柄から始めることには、前段と同じ空虚さが難点
26批判3 空虚な存在でない批判を免れる他の始めの企てがある
27「自我」の批判自我概念の煩雑化、二元論化、主観主義化
28自我主観的な被規定による主観主義的認識論主義
29知的な直観も、単純で直接的なもの以外に始めようがない

 [11111.始めの本性]

30神でさえも、哲学的には単純で直接的な存在で始まる
31
 

大論理学4講(’12.10.7)

緒論(続)

 [1111.論理学の方法]

28「哲学」の「学的な方法」は、「否定」→「矛盾」の認識が本質
29ヘーゲルの方法:内容自身がもつ矛盾の弁証法
30表題や区分や説明は予備的な外観のためのもの
1)
2)「学的進展」は「否定」→「矛盾」をとらえること
31論理学でも、区分などは外面的な列挙方式
32この体系では表題や区分の連関の内在的必然性は事柄による
33概念を進展される「弁証法」はプラトンも考えなかった
34カント弁証法は無限者不可認識でなく、仮象客観性の指摘に功績
35「思弁」的な思考には、形式論理学の訓練も有用

 [111111.論理学と教養との関係など]

36論理学は、文法と同じく、教養を前提にする
37この論理学は、いわば諺を語る大人の世故に長けた精神が必要
38影の国として論理学の体系
39考えられたものの領域の自立とそこでの無意識の力【論理]

論理学一般的区分

 [1.論理学の区分と概念]

論理学の概念や区分は予告的性格のもの
2区分は、暫定的でも、概念の原分割による規定を延長したものでなければならない

 [11.精神現象学の結果としての論理学]

3思想の領域での論理的な「主観」的なものと「客観」的なもの

 [111.概念そのもの区分]

論理学なもののエレメントでの全体概念の区分と区分の一体性
5「概念」から「客体的論理学」と「主体的論理学」の区分
6「存在論」と「本質論」と「概念論」:「本質論」は「客体的論理学

 [1111.カントの先駆的論理学批判]

カントの先験的論理学客観的論理学課題と主観主義化
1)カントの先験的論理学客観的論理学のある部分に相当
2)先験的論理学一般論理学から両つの区別
3)認識の根源問題に集中して思考の外部に「物自体」を残した
4)
7−1
7−2
カントの先験哲学功罪の表裏一体性と意識の有限性脱ぎ捨ての必要

 [11111.本論理学の区分]

客観的論理学は、かつて形而上学の地位に取って代わり、この欠点を補う
10主体的論理学は、本質の主体的な概念の学
11論理学の二大区分と三部門

大論理学3講(’12.9.2)

緒論
論理学一般的概念

 [1.論理学の無前提性]

論理学の学問的な一般特性
2真の論理学の特徴と「緒論」でおこなう常識的・歴史的説明

 [11.普通の論理学]

3普通の論理学理解とその含意の行く着く学問的な空虚
4通俗的な論理学理解の無自覚さ:第一に、思考材料について
5第二に、形式論理学は完全に破綻し、完全な変革の時が来ている
6従来の論理学概念の問題点は、内容と形式、真理性と確実性の分類
客観ー主観関係では、真理性は既成の客観への主観の一方的な適合説
8第三に物質的ー思考関係:受動・観照的で、能動実践的な思考観
主観的な主観ー客観関係の理解の「悟性」から「理性」への持ち越し
10近代の「形而上学」はそれ以前のものよりも「真理」把握で後退
11反省的悟性の支配で理性の幻覚化と真理の思いこみへの退化
12反省的悟性の抗争のもつ積極的意味と消極的意味
1)認識の転向が示す不可避的な抗争
2)反省的悟性の抗争の洞察の徹底性と不徹底性
3)非真理が認識できて真理が認識できないという辻褄の合わなさ
13反省的批判論は対象の種類分け:問題は形式批判の不徹底性
14反省的批判主観的思考形式は、形式論理学からの無批判な借り物
15先験的観念論は「物自体」の完全な克服を目指し、主観主義で挫折
16問題は、外的な資料ではなく、論理的理性の有機的な総括力

 [111.論理学の新しい立場]

17新しい論理学の立場から説明する必要がること
18新しい論理学は「精神現象学」の概念が前提、通常は恣意的
19学の概念は、『精神現象学』の「絶対知」の性格をもつ
20
1)「意識」から「自己」の位置づけと「概念の自己形態」
2)純粋な学の内容の「永遠な、神の叙述」
21アナクサゴラスの知的世界解釈の純粋形態としての論理学
22思考規定を「存在」として考えることの二重性
23批判哲学、先験哲学につきまとう「客観」のおそれからの解放の必要
24アリストテレス以来二千年の精神の進歩を論理学は反映せず
25軽蔑されながらも古い論理学を続けてきた感情や伝統
26いわゆる応用論理学は、無味乾燥論理学無用の長物化しただけ
27

2016-01-24

大論理学41講20151206

第三篇 現実性
第二章 現実性
A 偶然性、或は形式的現実性、可能性、及び必然性
B 相対的必然性、或は実在的現実性、可能性、及び必然性
C 絶対的必然性

第三篇 現実性
第二章 現実性

【1.絶対者から現実性への過程】

1絶対的なものの内発的な一体性としての様態としての直接的に顕現
1)絶対的なものの反照としての内発的な一体性と直接的な様態
2)種別的な様式としての様相である分だけ、絶対的なものの顕現

【2.現実性の性格】

2現実的なものの段階的な生成過程とその顕現する特徴
3絶対的な形式の契機は、揚棄されていて内容的に規定されていない

【3.現実性、可能性、必然性の連関と偶然性の役割】

現実性と可能性との分岐と、第三の反照するものとしての必然性
5どのような現実性がその可能性との区別で出現するのかは、偶然
6現実的なものと可能的なものや相対的な必然性を実在化するのは偶然性
7偶然性による相体的必然性の自分のうちへの反照が絶対的必然性となる

A偶然性、或いは定型的な現実性、可能性、及び必然性

【1.形式的な現実性と本来的な現実性

8形式的な現実性ではなく、本来の現実性は内発的・可能的な存在

【2.可能性はまだ反照を欠いた内発的な存在一般

9可能性は、まだ内発的な存在一般
10「内発的な存在」の「可能的存在」としての二重の意味
11定形的な意味での可能性は、全肯定と全否定との自己矛盾
12単純な形式で定型的に云われる可能性の立言は、空しい
13「可能的なもの」のdas Ansichseinに即しての二重の語義
14可能性は、反対のものの可能性の根拠づけでもある
15可能性は、それに本有的な矛盾の揚棄によって、現実性になる

【3.可能性と現実性との一体性としての定型的な必然性ー偶然性】

16定型的な現実性に、可能性との相互揚棄で新しい現実性が替わる
17可能性は、全ての現実性以前の或る存在、或る現存在にとどまる
18「可能性」と「現実性」、「偶然性」と「必然性」の相体性
19「偶然的ななもの」は「根拠」なき「現実性」、「可能なもの」も同じ
20「偶然的なもの」は「現実的」、「可能的」だが、他に「根拠」をもつ
21「偶然的なもの」に「根拠」があるのもないのも、偶然的
22「偶然的なもの」の転化、根拠のなさ、現存在
1)「偶然的なもの」による「定立」と「媒介なし」の「転化」
2)「偶然的なもの」の「現実性」には「根拠」がない
3)また偶然的なものの「可能性」は、「単なる可能的なもの」であり「現存在」一般
23(               )
24必然的なものは、どうして現実的なものであるのか


B 相対的必然性、或いは実在的な現実性、可能性、及び必然性

【1.実在的な現実性

25定型的な必然性から実在的な現実性
26実在的な現実性は、現存在のうちで自分を維持し、自分を顕現する
27実在的な現実性は、本有的な可能性のうちに現実性だけを表現

【2.実在的な可能性】

28実在的な現実性の可能性は、内発的な事柄の可能性
29実在的な可能性は、自分自身に本有的な現存在を定在させる
30「可能性」には「実在的可能性」があり、「実在的な現実性」へ
1)可能性と現実性との当面の同一性は、実在的なな現実性といっても現実的な可能性
2)このような現実的可能性は、自分を揚棄して現実性とならなければならない
31多様な現存在は、本質存在的に実存的に可能なもの
1)実在的に可能なものは、存在面では矛盾はないが、その内部と外部との連関には矛盾
2)多様な現存在は本質存在的に可能的なもの、事柄の場合とは違う
32実在的な可能性が現実的になる過程とそこで消滅すること
1)実在的な可能性は、現存在の現実性の実現、その可能性の揚棄により、現実性に推転する
2)実在的な可能性は、定型的な可能性と違い、ずっと同じものを実現してゆく
3)実在的現実性の実現で何が消滅していくのか

【3.実在的な必然性ー相対的必然性】

33(              )
34実在的な可能性の定型的な可能性との違いと、必然性との同一性
35実現的な可能性の必然化には、出発点の偶然性の統体性が必要
1)必然性は、偶然的なものに出発点をもっているかぎり、相対的
2)実現的な可能性のここでの統体性は、なおまだ自分に外的なもの
3)この実在性な可能性では、その出発点の偶然性を必然性に結びつけていいない
36実在的な必然性の相対性は、内容についての偶然性に現われる
37実在的な必然性は、内発的な偶然性でもある
38内発的な場合の必然性と偶然性との一体性が、絶対的な現実性

C 絶対的必然性

【1.絶体的必然性の生成ー絶対的現実性、絶対的可能性、及び絶対的必然性】

39必然性の確定性は、必然性に偶然性が本有的であるから
40確定的な必然性は、内発的な存在の現実的な必然性からの帰結
41絶対的な現実性は、絶対性の空虚さ故に、絶対的な可能性でもある
42実在的な必然性は内発的な運動、可能性と現実性との相互転換である
43新しい現実性の生成のうちに、媒介運動の必然性が成立する
44形式の絶対的な必然性化、必然性のうちの区別が必然性の内容

【2.絶対的な必然性の本性ー盲目であり、自由そのものである絶対的必然性】

45絶対的な必然性は、現実性と可能性が一体となって還帰する真理
46絶対的な必然性は、何も規定できないということである
1)絶対的な必然性形式、一体性、直接性と、存在の多様性と運動の反転性
2)絶対的必然性は、その必然性が自己矛盾した非定立ということである
47偶然的なものと必然的なものとの本質開示と盲目的な陥落
1)偶然的なものと必然的なものは、突然の場で、その本質存在が何かを開示する
2)偶然性と必然性とは、その生成過程で、規定された内容となり、他の存在へと陥落

【3.移行】

48必然性は、他のものとの偶然的な同一性によって、実体に推転する

2016-01-15

大論理学40講201511

第二巻 本質論
 第三篇 現実性
1本質存在と現存在との相関の展開が、現実性としての一体化を生ずる
 現実性は、本質存在と現存在との一体性。
 規定をもたないで存立するはたらきと存立をもたない多様なあり方とが、この現実性において、真のあり方をするということでもある。
 現存在は、このようにただ他のものへの反省している働きとして規定されているだけの存立が自分のうちへの反省に伸展するものとなる。
 内的なものと外的なものとの両つのものの差異のあり方の形式的な規定が揚棄されて、両つのものがただ一つの絶対的な統体性であるということが定立されていることになる。

2(                             )
 この現実性は差し当たりは、絶対的なもの。
 外的な反照の運動としての関係している。
 むしろ外的な反照は、あたかも自分が絶対的なもの自身の運動であるがのようなものとして、絶対的なものを外から観照しているだけであると云った方がよい。

3形式の反照により、第二に、絶対的な現実性が本来的な現実性となる

4第三に、相対的な相関から、絶対的な相関、実体へ

  

第1章 絶対者
5(          )
   A 絶対者(自身)の開示
6絶対的なものは、本質存在的な相関に現存在とも本質存在とも異次元
7絶対的なものの絶対的な形式の純粋無垢な統体的同一性  
  
 【2、絶対的なものの本性】

8絶対的なものの同一性は、反省によって否定的に開示される
1)絶対的な同一性とは、すべての規定のされ方が消滅していく区別であること
2)絶対的なものでは、規定はなく、差異的なものは否定的同一性となる
3)絶対的なものでは、生成も、外化も起こらず、反省も内的なものとなる
4)反省の運動は、絶対的なものを否定的に開示することである
9有限なものは、絶対的なものの仮象であり、媒体である
1)絶対的なものは有限なものに仮象としての存立を与える
2)仮象である有限なものは、絶対的なものを映現する媒体にすぎない
10有限なものにおいての絶対的なものの開示は、経過的に空しい
  
 【3、属性への移行】

11これまでの絶対的な同一性は、或る規定においての属性にすぎない
12内的ー外的なものの同一性から、反省を絶対的なものへ組み込む
  
  B 絶対的属性

13本質存在的相関の二世界からの絶対的に絶対なものの唯一的統体性へ
1)絶対的に絶対なものは、属性と内容との統一的な一体性を表現する
2)本質存在の両つの世界と絶対的なものの唯一の統体性の世界との違い
14開示は、仮象や属性を作り出しては、絶対的のものへ解消する働き
15(            )
16形式の定立にはさまざまな可能性がある
   
  C 絶対者の様相

17絶対的なものにとっての三項の属性、外的な反省と内的な様相
18形式の自分への反省である様相が、絶対的なものの自分との同一性
19開示の反省は反照の活動となり、全経過を絶対的なものにする
1)絶対的なものの開示経緯の全体で、第一に、開示は反省的な活動をした
2)第二に開示の活動は、反省が反照になることで、絶対的なものの絶対存在を生む
3)開示を進める反省は、第三に、運動を通して、出発点と経過とを絶対化する
20様相が絶対的なものにとってもつ真の意味の説明
21絶対的なものの内容と、その自分を明示する開示の運動
22
  註釈

  【1、スピノザ哲学

23スピノザ哲学の欠陥:悟性概念の実体化と人格性の欠落
1)その「実体」概念の欠陥は悟性規定の実体化
2)スピノザの実体における人格性の原理の欠落
24第一の自己原因:最初に仮定されたものだが、絶対的なものは結果
25第二に「属性」:その認識は悟性に依存させる
26属性である思考と存在:無限、対立、運動の一面的、外的説明
1)「無限的」の意味の一面性と「対立」の概念の限定的なこと
2)永遠の相下では、思考と存在との対立が経験的なように、運動は外的な依存
27第三の様相:属性の非系統性、否定の否定の欠落

   【2、東洋の流失説】

28発出思想の自己忘却と一回性・未来喪失性 
  
  【3、ライプニッツ哲学

29単子論の実体論克服要件:円現的な能動性と諸限界の予定調和
1)スピノザの絶対的なものの欠陥を補うのが、ライプニッツの単子論
2)単子は外界を表象し、自分を円現する能動性をもつ
3)単子の宿命的な限界は、全体的な予定調和によって克服される
30単子論の自分への反省原理や個別化原理、または絶対的な存在問題
1)単子における自分への反省原理と自己完全化と自立性の所与性
2)ライプニッツの立場の長所と短所、神についても

大論理学39講20151004

第二巻 本質論
 第二篇 現象
  第3章 本質的相関
   B 力とその発現との相関
    (b) 力の誘発作用
    ©) 力の無限性  
   C 内面と外面の相関

第二巻 本質論
 第二篇 現象
  第3章 本質存在的相関
   B 力とその発現との相関
    (a) 力の条件づけられたあり方(前回まで)
    (b) 力の誘発作用
     [1、力と起因]
30力は、前提としておかれているものに、ある他の力として発現する。
31二つの力は、それぞれ自分を他のちからとして定立する
32弾みによって力は力を誘発し、それ自身を外化する
     [2、誘発する力と誘発される力との対立と同一]
33誘発する力と誘発される力との直接的な反省と一体的な反照
34力の相互性から全般的な相互連関へ
1)誘発する力と誘発される力とは、本質存在的には、相互的な反照関係
2)誘発されるものも、誘発する力として、力の特徴の一般性
3)力の一般的な連関は、力の発現と反応との全体的な定立
     [3、二つの力の一つの力への自己復帰ー推転]
35力の直感的な反省の全運動は、本質存在的に自己復帰的な反照となる
    (c) 力の無限性
36力は、その発現において、その外在性と内在性とを一体化して示す  
   C 内的なものとと外的なもとの相関
     [1、全体と部分、力と発現、内的なものと外的なものの各相関の対照と推転過程]
37全体と部分の相関問題の力と発現の相関問題への発展
38内的なものと外的なものとの同一性と差異性
1)内的なものと外的なものとの事柄としての一体性
2)事柄の内的なものにおける同一性と外的なものにおける形式的な差異
     [2、内的なものと外的なものとの相関の本性の分析]
39
1)内的なものと外的なものとの相関には、力と発現との直接性に対して、抽象的な媒介
2)形式的一体性における両規定には、直接的な推転の運動が不可逆的である
40内的なものと外的なものとの連関による二項相関の完成と限界
1)内的なものと外的なものとの初期的な規定と定立された規定
2)本質存在の形式上の完成としての二項相関とその限界

註釈【内的なものと外的なものとの直接的な同一性
41本質存在の両つの契機の統体性概念の普遍的なものの生成
42同一性の存在→本質→精神への展開とそこでの内在化と媒介の問題
1)媒介されない同一性は事柄の始まりの次元
2)この媒介されない同一性の次元は存在の領域全般にわたる
3)本質存在ではじめて内的なものに至った
4)「媒介」によって、神の本性の自然から絶対的精神への推転
43同一性:内容として、形式として、統体性の一つのものとして
44内的なものと外的なものとのそれぞれの統体性と全体的な統体性
45或るものは【カント的自体ではなく】自分の本質存在を開示する
46本質的な相関は、現象と本質存在との同一性において、現実性となる

大論理学38講20150906

第二巻 本質論
 第二篇 現象
  第3章 本質的相関
   A 全体と部分との相関
    註釈【無限の可分割性】
   B 力とその発現との相関
    (a) 力の被制約性
第三章 本質存在的な相関

【1.本質存在的な相関の概念]

1本質存在的な相関と、その内容の自立性と反照した直接性
2本質存在的な相関の反照規定との同一性と第三のものの差異


【2.連関にとどまる相関の現実性への推転の展望]

3当面の相関は、連関の運動を通して真の一体概念の実現へ

【3.区分]

4本質存在的な相関は、まずは、全体と部分の相関
5相関は、第二に、力と発現との相関
6相関の第三の内的なものと外的ななものは、絶対的な一体性へ

A全体と部分との相関

【1.全体と部分との自立性と一体性、根底と現存在]

7全体と部分との自立性と一体性に見える根底と現存在との交差的な連関
1)本質存在的な相関における対立するものの自立性と一体性
2)それぞれの側面に自立性があり、両つの側面の結合は「もまた」
3)全体と部分との根底と現存在との同一性の連関のあり方

【2.全体と部分との相関の様相]

8全体と部分とは、自立的で相対的の矛盾として揚棄される
9全体は、一体性による外化で、自分の反対のものへ存立を依存する
10諸々の部分は、それぞれ自立的だが、本有的に全体の契機をもつ
11全体的な相関は、条件づけの相関を超えて、無条件的なものとなる
12相関的なものの両つの側面は互いに相手に無関心な自立的存在
13全体性は、部分の多様性の一体性であり、不可分な同一性、自立性
14全体は、諸々の部分の一括されたものに等しい点では、同義反復
15上と逆の同義反復、部分については、諸々の部分は諸々の部分に等しい
16全体と諸々の部分とは、別々のものとしては、自己破滅に陥る
1)
2)部分は全体に無関心になる
3)それぞれの側面の自立は、それら自身の否定になる

【3.全体と部分との相関から次の相関への推転]
17相関の真理としての「媒介性」、媒介するものと媒介されるもの
18全体と部分の相関は揚棄されて、力とその発現の相関へ

註釈【本質存在的な相関と無限の可分割性、二律背反]

19量の二律背反は全体と諸部分の矛盾に相当し、またその逆でもある
1)量の連続性と離散性との二律背反は、全体と諸部分との矛盾に相当する
2)全体と諸部分との本質存在的な相関は、二律背反である
20全体と部分の相関のはらむ本質存在的問題性としての二律背反
1)全体と部分の相関で現存しているものを部分とする場合の問題
2)両つの側面の一面的な理解は相関の永回的な交替
3)推論の二律背反は、両つの側面の媒介を理解しない思想の無力

B 力とその発現と相関
21表象の無思考的な相関に対して、力の相関の自分への還帰の高さ
22力の相関の自己変動と自己更新の運動
1)力の相関の両側面の存在と力の発現と消滅
2)力の運動は、自分の規定を変化させ、変化のうちで本来のものとしてとどまる
3)反照した力の一体性の運動は、それを契機にして新しい運動がはじまる

a力の条件づけられた存在の仕方

【1.力の規定]

23力は、第一に、存在している直接性の契機をもつが、その起源は異質の由来
24力と物の外的な関係と便宜的な仮定的な同一化
25力の現存在は、いろいろな契機のあり方を介した、自己消滅的なもの
26力は、第二に、発現する現存在と、力そのものの現存在との一体性
27第三に、力は、否定の働きに、直接性を前提とし、条件として、連関する

【2.力の被制約性と内的即自有的一体性としての力]
28第三に、力の活動性は、自己否定的な力そのもの
29両つの力の相関の初発的な胎動

大論理学37講20150809

第二巻 本質論
 第二篇 現象
  第二章 現象
  A 現象の法則
  B 現象的世界と即時有的世界
  C 現象の解消

第二章 現象

【1.現存在は、現存在の形をとった本質としての現象である]

現象であり、本質でもある現存在
2「本質存在」そのものから「現存在」となっている「現象」そのものの成立
3現存在が現象であるのは、現存在の本質存在の内発的な本性による

【2.映現と現象ー映現と現存在との一体性としての現象]

4直接的な現存在よりも現象の現存在の方に真理がある
5「現象」は「仮象」段階から「外観」へと伸展する

【3.現象の区分]

現象の第一の規定のされ方;定立される変転として「法則」を現象する
7第二には、現象は、内発的な世界の対向的な出現を受ける
8第三に、現象とは、相互関係である

A現象の法則

【1.現象の変化のなかでの積極的同一性としての法則]

現象には、現存在の本質存在のほかに真の本質存在がある
1)現象は、根拠としての本質存在によって媒介される
2)現象を現存在とさせる現象的な本質存在の他に、さらに真の根拠がある
10現象の本質存在的な内容には、偶然的なものと永続的なものとがある
1)現象の消極的側面は、そのようなものとして積極的な本質存在である
2)同一的なものとは、現象の本質存在的な内容で、偶然的なものと永続的なものの二側面
11現象における内容は、移ろいゆくなかで、矛盾するものを一体化していく
12矛盾するものの変化のなかでの一体性を構成するのが、現象の運動法則

【2.現象と法則ー現象に対する法則の積極性:内容の連続性]

13法則とは、現象するもののなかの媒介する働きの積極的なもののこと
14法則が現象のなかで永続的なものとなり、法則が本質存在的なものとなる
1)(           )
2)いまや反照を経て成立した直接性そのもの、法則が本質存在的なものである
15現象と法則とは、反照する運動によって、同一の内容となる
16現象の根底に法則があり、根底から非本質存在的なものも現象する
17法則の国と現存在する世界との一体性をつないでいるのが根拠の運動

【3.現象と形式的な本質的法則と連関や限界→実在的法則への移行]
18現象と法則との提示する差異、現象の提示する生動的な統体性
1)法則に最初の現象との結びつきは、単純で、他の内容との外的な結びつきを残している
2)現象は、法則の静に対する動、法則と自分自身を運動させる契機を統体的に提示する
3)ただし、感性的な「法則」の場合には、存在していいても必然性の認識を欠く
4)否定的な本質存在も、法則は、内容としての形式の両側面へ反照した実体的な形式とはならない

B現象的世界と内発的に存在する世界

19現存在する世界は、法則の国へと高まり、そこで現象根拠に行く逢う
20法則の国では、現象と法則とは、互いに他のものの否定的な一体性となる
21法則は、否定的同一性から、「定立された、実在的な同一性」へと変化する
1)法則は、両つの側面が同一性揚棄されることで、本有的に変化している
2)法則の同一性否定的な一体性から、「定立された、実在的な同一性」へ
22現象とと本質存在の一体化した法則とそれが現存在化する内発的な世界
1)現象と本質存在との一体化した法則の現存在化
2)自分のうちへ反照されている現象の運動の世界の展開
23全般的な法則の連関によって、世界の統体性の認識が新しく再編成される
24感覚を超えた世界認識による従来の経験論や悟性的反省の克服
1)内発的で自己目的的に存在する世界は感覚を超えた世界
2)感覚を超えた世界の規定によって、表象主義や悟性的反省を克服する

【2.内発的な世界の本質存在の世界と現象の世界とへの分裂ー実在的対立の世界]

25内発的な本質存在の世界が現象する世界の変転を規定する
26本質存在の世界と現象の世界との関係への駄目押し的な付言
1)本質存在の世界は、現象の世界の決定的な根拠で、この世界に否定的対立する
2)根拠連関が蘇っていりように見えるが、統体的な連関である
3)法則の国の内発性は、法則の国と現象の国とを対立する働きの本質存在的な連関とさせる
4)根拠連関以降の論理の回顧的な整理
27本質存在的な世界と現象する世界との同一性は、逆転した連関である

C現象の解消

【1.両つの世界の逆相関ー一種の質的区別]

28「自存的で自己目的的な世界」と「現象する世界」の逆転した対応

【2.両つの世界の逆転的区別の消滅とそれぞれの統体性の自立における区別]

29両つの世界の逆転的な対応は、両つの世界の区別を消滅させる
30現象する世界と本質存在的な世界の自立的な統体性とその自立性の区別

【3.現象の法則の本質的相関への移行ー単なる現象の解消]

31現象の法則から、いまや実在化された法則、内容の理念化にまで到達
32両つの世界は、法則的な次元を超えて、本質存在的な相関へ高まる