平野美宇選手快挙

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卓球・アジア選手権(15日、中国・無錫)女子シングルス決勝で平野美宇(17)=エリートアカデミー=が世界ランキング5位の陳夢(23)=中国=にストレート勝ちし、1996年大会の小山ちれ以来、日本勢3人目の優勝を果たした。11−9、11−8、11−7の快勝だった。14日の準々決勝で昨年のリオデジャネイロ五輪金メダリストで世界1位の丁寧に競り勝ち、この日の準決勝も世界2位の朱雨玲(中国)にストレート勝ちし、中国勢をたて続けに破った。

 国際卓球連盟は公式サイトで、「中国の支配を終わらせた」と絶賛。この大会で中国勢以外では3人目となるアジア女王に輝いた快挙を称えた。

一つの大会で中国人選手に3連勝するという、神がかり的な平野のプレーは本当に素晴らしかった。だがその一方で、少しだけ触れておきたいのが使用球の影響だ。卓球は打球に対する反応やスピードもさることながら、打球の回転量がモノをいう競技で、トップ選手のボールには傍目(はため)には分かりにくい多彩な回転がかけられている。とりわけ中国人選手の打球は回転量もさることながら変化の種類も豊富で、他国の選手は“魔球”対策に苦労している。

 そんな中国人選手の持ち味に影響を及ぼした可能性があるのが、アジア選手権で使用された日本の卓球メーカー「ニッタク」のボールだ。ニッタクのボールは材質が硬く、ラケットからの球離れが早いため回転がかかりにくいという特徴がある。そのため打球の回転量で相手のミスを誘い攻撃を封じる、中国人選手本来のプレーが発揮しにくかったという見方があるのだ。

 ちなみに中国の超級リーグや日本も参戦しているITTFワールドツアーでは、中国の卓球メーカー「紅双喜」のボールが使われているが、ニッタクのボールに比べ材質が柔らかく回転がかかりやすいため中国人好みだといわれている。

 そうした意味では、来月ドイツのデュッセルドルフで開かれる世界卓球(5月29〜6月5日)の使用球もニッタクに決まっており、対中国を考えれば好材料と言えるかもしれない。

 アジア選手権で優勝した平野は今後、中国だけでなく諸外国からもマークされ、研究されることが予想される。しかし伸び盛りの17歳には、それを上回るさらなる成長もまた期待できる。世界卓球では優勝候補としてシングルス、そして日本のエース・石川と新ペアを組むダブルスで、金色のメダルを虎視眈々(たんたん)と狙う。

日本が快挙です。最近卓球界盛り上がっていますね!この勢いを崩さず進んでほしいのです!球の変更もありますが、中国もこのまま黙っている訳では無いと思います!気を抜かずに頑張れ!!

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!