新OS-Leopard

中国も月ロケットを打ち上げて、にわかに賑やかになった今日この頃の宇宙模様なんだけど、日本のかぐや・・ ハイビジョン撮影の地球の姿や月のそれを、なんで解像度の低い写真で公開しているのかしら?
せっかくの売りなのにさ。
ホームページを見ても、やたらと技術的な記述が多いばかりで肝心なハイビジョン映像がないのは、変だぞ。まちがってるぞ。
その点、NASAは褒めてもイイ。ホームページを眺めると、月にしろ火星にしろ、成果としての写真を、とんでもないでっかいサイズでもってバンバン公開してくれてる。
何を目的に月に探査機を送り出したか・・ そこのトコロをチャンと押さえないとイカン。"技術"の凄さを謳いあげる気持ちは判るが、出し惜しみしちゃいけない。"技術"を用いた上での"成果"の部分をしっかり見せて欲しいもんだぞ。
技術のあれこれを謳うよりは、ハイビジョン撮影の地球の映像をドカ〜〜ンと掲示するだけで多くの人はその鮮明画像に眼を奪われると思うのだけど・・ な〜〜んとなく、まだまだJAXA-宇宙航空研究開発機構-ってのが技術至上な団体なんだなぁと、いささかのガッカリを早くも覚えさせられる。かぐやという愛称を募集して親しみを募っているワケだし、もっと情感に訴えて欲しいトコロなのだ。

さてさて・・ アップルの新OSであるLeopardが26日に発売された。
さっそくにデザイナーのChikaちゃんが買って、MacBook Proにインストールだ。
なるほど。
これはかなりイイ。

ファインダーの概念が相当に変わった。眼でフォルダーの中身をパッパッと確認出来るのがイイ。
iTunes同様な感触のフォルダーを眺めていると、パソコンはいずれキーボードが廃止されてタッチパネルに向かうのではないかといった・・ 未来像も少し垣間見えてくる。
そのスピードにも驚く。
サファリが瞬時に開いて瞬時にページを開陳する。
この速度に至る技術こそ凄いワザありなのだろうが、アップルはそこに大きくは触れない。
日本のJAXA-宇宙航空研究開発機構-さんは、アップルに見習ったがよい。
セレーネ(かぐや)がなしえた成果たるハイビイジョンの映像を、ハイビジョンサイズのままに開陳するコトが望ましい。
本格運用はまだ先だとしても、既に宇宙から送ってきた写真(ハイビジョンだから動画でしょ)を秘蔵する意味は、まったくない。
むしろ、一等の最初に送ってきた写真データをハイビジョンのままにホームページに載せるコトで注目度はより高まったであろうに・・ 小さな、DPI数までも落とした写真を、それも2枚ばかり公開しただけなのは・・ 失敗だったと思うよ。
惜しいなァ。
情報の出し方をマチガッとるんだ。
どう、アピールするかが命題だな・・ 色々な意味で。

アピールという点では、アップルはパッケージも実にうまい。
一見してホログラフィック印刷かと思われる、こたびのLeopardの箱なれど、やく・みつるに似たChikaちゃんは、
「こ、この箱は、銀の上に白を乗せ、その上に・・ うわっ、スゲ〜や!」
ホログラフィックに見せかけて実はそうではない、その印刷術の巧みに、脱毛ぎみなアタマを脱帽させるのだった。