土に潜る幼虫
スイフヨウやオクラなどの葉を食べるフタトガリコヤガの幼虫は畑の常連。きのうは、この幼虫の変わった行動を発見して、「幼虫デー」を楽しんでいる菜園tific Farmerです。
まず、この写真です。ヒガンバナの足もとの土に潜ろうとしていました。少しずつ土の中に入っていく。たぶん土の中で蛹にでもなるんだろうと考えながら、きのうはお別れ。
けさ現地を見ると、幼虫の姿は見えません。目印は左側のヒガンバナの茎と右手の草。
一枚目の写真で確認しながら、土を軽く掘り返してみたら案の定、幼虫が見つかりました。しかし、きのうの黄色と緑の模様が、土の中では不思議な色に変わっていました。
じつはフタトガリコヤガがもう一匹、土に穴をあけて潜ろうとしていたが、これも似たような色あいだった。だから、体の色は土の中だからそんな色になったということではなさそう。
フタトガリコヤガはこの季節に土に潜るということは、先に書いたようにそのうち蛹になって冬を越すのではないでしょうか。
土の中に棲息する昆虫はヨトウガやコガネムシだけでなくいろいろと多いということです。
こうした習性の虫と知恵比べしながらの野菜づくり。こちらは趣味だから気楽ですが、農家の方々は生活がかかっているし、虫にすれば命がかかっている。
−きょうの一枚 ホトトギスの葉で暮らす幼虫
ホトトギスの葉を食べる幼虫といえばルリタテハが知られていますが、この幼虫はルリタテハではないみたい。ということで、名前は調査中ですが、昆虫も命をつなぐため土の中、葉でつくった隠れ家、そして蓑の中とさまざまな暮らしをしている。
ダンゴムシが大好きだという、未来の科学者?にも、この不思議を教えてやりたいものだが…。
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