願くは我が弟子等・大願ををこせ

2014年1月10日(金)更新:3
【名字の言】
 新成人が帰省している間に故郷で行われる“一足早い成人式”の話題が、今年も新年をにぎわせた。決意を新たにした若者の笑顔は何ともすがすがしい。今年は13日が「成人の日」。この日を中心に、学会も各地で記念勤行会を開く▼普段の生活で増やしたいと思う時間があるか――今年の新成人に、こう尋ねた意識調査がある。8割弱が「ある」と答えた。その中で最も多かった回答は「勉強時間」という(セイコーホールディングス株式会社調べ)▼池田名誉会長は20歳になった年の春4月、大世学院(現・東京富士大学)の夜間部に入学。病と闘いながら、昼に働き、夜に学んだ。だが、恩師・戸田城聖第2代会長の事業が行き詰まり、それを支えるため学校を断念。後に戸田会長から万般の学問を教わる「戸田大学」が始まった▼師の事業を支え、広宣流布の拡大に全力を注ぐなか、学びに学んだ名誉会長の20代。恵まれた学習環境などなかった。これまで名誉会長に贈られた340を超える名誉学術称号は、師のもと学問に挑んだ弟子の勝利の証しである▼「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)。日蓮大聖人は、満20歳の南条時光に、この言葉を贈った。大願を胸に、鍛えと成長の青春を――と祈る。(肇)
   (聖教新聞 2014-01-10)