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まるはなのみのみ

2017-09-15

写真2

| 09:42

今はだれでも写真を手軽に撮影している。スマホのカメラも性能がよく気軽に撮影するのに便利だし、有名人の周りにスマホで写真撮影しようと集まる人だかりも最近は見慣れた光景になった。でも弊害はあると思う。

博物館実習ではパネル展示を作成させているが、写真が良くないことが多い。スマホで気軽に撮影してそれを使用している場合が多いのだが、スマホで撮影してしまうとこだわり無く撮影してしまうせいか、デジカメを使って撮影しているのと違い構図や写真の出来が良くない。昨年の実習では、マイマイカブリに関するパネルが評判良かった。その班には池田君がいて、さすがに昆虫研なので、こだわって綺麗なマイマイカブリの写真を撮影し使っていた。内容は薄いものの写真だけで全く印象が変わっていた。

昨日、博物館実習の講義があった際、研究室のT君がハナムグリの写真を撮りたいのだが、と言って来た。聞いてみるとパネル展示に使用する標本写真をスマホで撮影するつもりでいるとのこと。思わず声を荒げて注意してしまった。少なくともうちの研究室で分類学を専門にしているなら、そこだけはこだわって欲しかったしそういう思考には至らないで欲しかった。心底ガッカリして悲しくなってしまった。比較して申し訳ないが、去年の池田君は、別にこちらが指示したわけでもないのにちゃんとした写真を撮影していたので、その辺しっかりしていたと思う。

実習で写真撮影の方法を教えた方が良いかなと毎年思うものの、自分も写真撮影が苦手なのでそうした講義をすることを躊躇してしまっている。今更、フィルムカメラの使い方、絞りとかISOとか被写界深度とかそういったものを教えるのは、マニュアル車の運転を教えるよりも意味がないと思ったりもしていたが、博物館実習でこそ教えるべきなのかもしれない。

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