李がロッテ電撃退団 巨人入り


李がロッテ電撃退団 巨人入り

昨季限りでロッテとの2年契約が切れた李スンヨプ内野手(29)がチームを電撃退団し、巨人入りすることが13日、分かった。昨年12月にはロッテ残留で基本合意していたが、12日夜に交渉は決裂。これを受け、ロッテは自由契約選手の手続きを取った。高橋由の故障や江藤の西武移籍など、V奪回の青写真が揺らぎ始めた巨人と守備機会を求めていた李の思惑が一致した。

 ロッテにしてみれば“寝耳に水”の退団劇だ。李の代理人を務める水戸重之弁護士から「李を保留者名簿から外してほしい」と書かれたファクスが届いたのは12日夜。このため、瀬戸山球団代表は急きょ都内で同弁護士と会い、説明を求めたが「事情は聞かないでほしい」と言われたという。この席でロッテ側は再度、出来高を含む総額2億5000万円の単年契約を提示し、残留を説得。しかし、約20分間の話し合いは不調に終わり、この日になって自由契約とする手続きを取った。