オープンクエスチョン/クローズドクエスチョンとは?

2種類の質問

質問は大きく2種類に分けることができます。それは「オープンクエスチョン(開いた質問)」と「クローズドクエスチョン(閉じた質問)」です。

◎オープンクエスチョンは、相手に自由に答えてもらう質問です。

原則として5W1H(いつ/どこ/だれ/なに/なぜ/どうやって)で尋ねます。
相手に自由に答えてもらうので、相手からたくさんの情報を得たり、会話を広げたりする効果が期待できます。(メリット)
ただし、親しくない相手に選択肢が多過ぎる質問をすることで、心理的負担をかけてしまうこともあります。(デメリット)

【オープンクエスチョンの例】どんなタイプの女性が好き?


◎クローズドクエスチョンは、Yes/Noなど限られた選択肢で答えさせる質問です。

選択肢がかぎられているので、相手の考えや事実をはっきりさせることができ、また相手の負担も少なくてすみます。(メリット)
でもあまり多用すると、相手をむりに誘導したり追いつめたりすることになってしまいます。(デメリット)

【クローズドクエスチョンの例】あたしのこと好き?

【2種類の質問を使った会話の例】

♂:なんか食べよっか?(closed)
♀:うん!

♂:何にしよう?(open/what)
♀:ピザが食べたいな。

♂:いいね。じゃどこがいいかな?(open/where)
♀:吉祥寺の店がいい。

♂:吉祥寺の店…なんで?(open/why)
♀:本場の釜で焼いてるんだよ。有名人もときどき来るんだって。

♂:有名人…誰?(open/who)
♀:女優の○○とか元陸上選手の××とか。

♂:へえ。じゃ、どうやって行こう?(open/how)
♀:バスでいけるよ。

♂:いつ着くかな?(open/when)
♀:30分で着くと思うよ。

♂:じゃ、予約いれとく?(closed)
♀:うん!

まずはその質問が「オープン」か「クローズド」かを意識してみましょう。それが会話を広げたり深めたりするための第一歩になります。

使いこなせば会話が広がる

相手とまだ親しくない場合は、相手が答えやすいクローズドクエスチョンから始めるのがいいでしょう。心理的距離が縮まった後に、オープンクエスチョンを用いると会話を自然に深めていくことができます。みなさんもぜひこの質問のスキルを活用してみてください。

まとめ
  • 質問は「オープンクエスチョン(開いた質問)」と「クローズドクエスチョン(閉じた質問)」に分けられる。
  • オープンクエスチョンは5W1Hで聞いて自由に答えてもらう質問。クローズドクエスチョンはYes/Noで答えさせる質問。
  • それぞれの質問にメリットとデメリットがあるので、上手く使い分ければ会話を広げたり深めたりできる。