「かつ銀」最終日

9月30日、銀座「かつ銀」最終日のランチ。ヒレカツ丼を堪能。30年近く続いた名店だが、ご主人が完全引退されるらしい。

ものごとには終わりがある。

  • 今日はどうすごそう?
  • いつか終わりがある。今日はどうすごそう?

質問のしかたによって、答えの質もちがってくるはずだ。

「科学的な喧嘩」

一昨日のエントリーで紹介した国立がん研究センターの発表は、ネットでも話題になっているようだ。がんセンターとJTの一連のやりとりは、2020年東京オリンピックに向けて、屋内完全禁煙化の議論を加速させることだろう。


「受動喫煙と肺がんに関するJTの反論」を国立がん研究センターが完全論破

国立がん研究センターが2016年8月30日付けで出した「受動喫煙による日本人の肺がんリスク約1.3倍−肺がんリスク評価『ほぼ確実』から『確実』へ」という発表に対して、日本たばこ産業(JT)が「本研究結果だけをもって、受動喫煙と肺がんの関係が確実になったと結論づけることは、困難である」と発表しました。このJTの声明に対して国立がん研究センターはあらゆる論点で緻密に反論し、「完全論破」と呼ぶにふさわしい状態になっています。

Gigazine

がんセンターとJT、肺がんリスク巡り対立 疑義に反論

 受動喫煙による日本人の肺がんリスクを「確実」とする評価を疑問視するコメントを出した日本たばこ産業(JT)に対し、国立がん研究センターが「リスクは科学的に明確な結論」と反論する見解をウェブサイトに掲載した。国の研究機関が企業のコメントに公式に反論するのは異例だ。
(中略)
 がんセンターとJTとの一連のやりとりは、「JT、がんセンターをガチギレさせた」「科学的な『喧嘩(けんか)』ってこうやるんだ」など、ネット上でも話題になっている。

朝日新聞


受動喫煙って肺がんの原因になるの?」

ひとつの問いをめぐって、さまざまな判断がわかれることがある。そのとき、私たちは何を信用すればいいのか。

  • いつ(when):JTがプレスリリースを出した翌月に
  • 誰が(who):専門機関である国立がん研究センター
  • どこに(where):ウェブサイトに
  • 何のために(why):「科学全体に悪い影響が及ばないようにするために」
  • 何について(what):いくつかの論点、判断について
  • どのように(how):原論文、国際基準などの論拠を示して

正しいことを言えば、それが勝手に広がっていくわけではない。
情報がきちんと伝わるためには、実にさまざまな要素が関係してくるのだと思う。