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隠れた名作の発掘が生きがい。

キムチパン


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最近無性に食べたくなった食べ物がある.学生時代に出会った料理であり,その奇跡的なハーモニーがやみつきになって,一週間に3食以上を食べていた時期もあった.


「とにかく,食感が奇跡的なハーモニーなのです.サクッとシャキッが混合するその感覚がとても癖になるのです」


「辛さを含んだ水分がほどよく馴染んでるね.少しだけ物たりなさを残すけれど,その物たりなさが食指を進めるね」


「水が大地にうるおいを与え,そして生命という輝きを作ったように,この料理もそれを体現している」


そんな感想が一部から聞こえてきます.このシンプルさとうまさに誰もが感動すること間違いなし.その料理の名前は,


キムチパン


【材料】
・キムチ
・食パン
以上



芳醇と店長の太鼓判


【作り方】
まずパンを焼き,そのうえにキムチを乗せます.
完成!



パンちょっと焦げた


※※ここでちょっとこだわり※※
パンは焼くというところにこだわりがあります.それはキムチパンの重要要素が食感であるためです.もしパンを焼かずにキムチをのせたとしたら,その食感はシャキッとフニャが織り交ざっており,すこしやるせなさを感じることでしょう.


【感想】
うまい!


もうこの一言に集約されます.


キムチの辛さを含んだ水分が,うまい具合にパンへと染みこんで食べやすくなり,なおかつ食欲を活性化させます.そして,シャキッサクッとした食感が脳に良い響きを与えて,食べることがすごく楽しくなってきます.


また,意外に高評価だったのがキュウリです.キュウリのコリッとした食感が,これまで場を占めていたシャキッを打ち負かすインパクトでしたが,それは相対的にシャキッすばらしさを強調させていました.キムチの持つポテンシャルを知ることができてすごくおもしろかったです.


正直,社会人にもなって,なんかモラル的に食べていいものかどうか悩みましたが,食べてみて「なんて小さなことでなやんでいたのだろう」と感じました.ちょっとした悩みも吹き飛ばしてくれる,そんなおいしさを秘めた食べ物,それが,


キムチパン