あゝ 新宿

今日は帰り時間があったので、新宿にふらりと立ち寄りました。日々バタバタと過ごしていると、こうしたぽっかり空いた時間を忘れてしまいます。時間は創るものですが、費やすものでもあります。

費やすだけの時間もないと、ちょっと息苦しくもなります。だから、人は通勤電車の逆のホームに立ちたくなるのです。そして、いつの間にかその電車に乗って、終点まで行くことになります。(行くのはいいのですが、そこから戻れるかどうか)。

いいじゃないですか。そんな時間があっても。戻れない人がいても。折返地点を回ったら、目的のない時間に慣れていかないと 、あとが困ります。時間は無限、人の時間は有限。限りある時間を、有為に過ごすか、無為に過ごすか。新宿の雑踏のなかで考えていました。

本日の購入本


快楽の効用 嗜好品をめぐるあれこれ (ちくま新書)      1995年 (ちくま新書)      無頼化する女たち (新書y)