毎日かあさん カニ母編」 作:西原理恵子 isbn:462077054x
本屋で最初に目に入ったのが、

「家庭円満マンガを描いていたら、
連載中に離婚してしまいました(笑)」
      (本人談)

という帯で、相変わらずの体を張ったギャグである。
P18の「言わして」に絵柄の変遷が出てきて、キャリアの長さを感じた。

ササメキ」(00) 作:ゴツボ×リュウジ isbn:4047136158
ゴツボ×リュウジというペンネームから、てっきり2人なのだと思っていたら、なんと「2児のお母さん」だったらしい。ちなみに、本当はこうなっている。マンガ家と、そのキャラとしてのセクシャリティーなんて観点で見ると面白いのかも。
デビューした頃の短編集であるが、どれも習作の感が強く、久米田康治の帯とあいまって、あまり売れそうに無い。

「金平劇場」 作:金平守人 isbn:4757717245
「KANEHIRA-DEATH」 作:金平守人 isbn:4757718063
どちらも似た傾向だし。一纏めに。
本当に「やりたいことは分かるんだけど」ものすごく詰まらない。
それでも読んでしまうのは、森川嘉一郎がこの前サイゾーで言っていた、俺ってこんな駄目なものを消費している、みたいな韜晦なのだろうか。
もう少し言うと、元ネタに気づいて、こんなものを描いている作者と同じものを俺も読んでるよ、みたいな感じ?
いずれにせよ、ベタには読めないと思う。

苺ましまろ」 作:ばらスィー isbn:4840226237
こちらは、岡田の言うベタとしてでも、森川の言うネタとしてでも読める。
個人的には前者に傾いている。

あと、背景の写真。
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