かっこうの初鳴き


「かっこう」
「かっこう」



かっこうの声で、目がさめました。
我が家の庭で鳴いているようです。
今年初めて聞くかっこうの声。
かっこうの声を聞くと、もうすぐ夏がくる
のだなと思います。




町の中心地に住んでいますが、裏に小さな
林があるせいか、いろいろな小鳥がやって
きます。 その中でも、かっこうは一番の
元気者。 




我が家へみえた人は、みんなびっくりします。
「こんな町の中で、かっこうが鳴くの?」と。
大体は裏の林で鳴いていますが、時には庭へ
きて鳴く時もあります。 写真をとろうと思う
けれど、なかなかとれません。




私はかっこうの鳴き声が大好き。
だから、私の童話には、かっこうが登場します。
良かったら、童話を読んでください。



   虹の橋の上で


http://www.geocities.jp/dowakan/niji_hasi1.html






笛の音よ、永久にひびけ


http://www.geocities.jp/dowakan/fue1.html 

昭和50年代の歌5


非常用に三ヶ月はもつといふ
    塩入れし水ナイロン袋に入れぬ




秋晴れの縁に座りて一時帰国の
    三才の幼を初めていだきぬ




ペルーより一時帰国の三才の孫の
    スペイン語に戸惑ひてをり




あさり貝の鍋に浮きてるあく掬いつつ
    決めねばならぬこと又思ひをり




紅葉せる山に囲まれダムサイド
    岩肌白く浮き立ちて見ゆ




あさり貝の鍋に浮きくるあく掬ひいて
    一つの思ひほぐれゆきぬ




急に逝きし友の夫をともらふ庭に
    とり残されし葡萄揺れをり




娘の新築の家に目覚めて裏山に
    鳴く鳥の声ききて吾がをり




遅蒔きの蔓あげの胡瓜生き残れる
    一匹の鈴虫に夕べ与へぬ




亡き母にもらひし桐の下駄そのままに
    はくこともなく下駄箱にあり




亡き夫の株をふやせし万年青いけ
    今年の正月の床に飾りぬ