白駒の池物語36
春は、座禅草やすみれを。
初夏には、れんげつつじを。
真夏には、日光きすげややなぎら
んを。
そして、秋には、すすきや松虫草
の花をみに行きました。
こうして、きよと清太と、そして
白駒は、たくさんの楽しい思い出
を作っていったのです。
第四章 ゆうすげの花咲く高原で
八年がすぎました。
清太は、二十才。
きよは、十七才になりました。
きよは、美しい娘に成長しました。
姿が美しいだけでなく、誰からも
愛される心のやさしい娘でした。
つづく
「白駒の池物語」は、信州佐久にあ
る「白駒の池」に伝わっている話を
ヒントにして、みほようこが書いた
物語。
昨日(9月10日)の分は、こちら。
白駒の池物語35
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080910#p1
初めてこの物語を読んでくださった
かたへ
白駒の池物語1
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080807#p1
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