明神さまの姿をみた少女


  明神さまの姿をみた少女7


「この赤いちょうは、高原に住ん
でいるというくじゃくちょうでは
ないだろうか」
少女は赤いちょうの舞をみている
うちに、幼い時おじいさんから聞
いた不思議な話を思い出しました。



「あの山のむこうにはなー、広い
高原があるのだよ。
そしてその高原には、昔から大勢
の女神さまたちが住んでおられる
そうだよ。



秋になるとな、女神さまたちが赤
いきれいなちょうになって、広い
高原を楽しそうにまうそうだよ。
とても美しい舞だそうだ」と。
   

              つづく



    昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20081216#p1/



「明神さまの姿をみた少女」は、
みほようこの初めての童話集
「風の神様からのおくりもの」に
収録されています。



童話集「風の神様からのおくりもの」
は、信州諏訪の「風の神様」から聞
いたお話。 







風の神様からのおくりもの―諏訪の童話

風の神様からのおくりもの―諏訪の童話




http://www.bk1.jp/product/02056682




「鳥影社」へ直接注文することも
できます。

  送料は無料


http://www.choeisha.com/

昭和60年代の歌34


淡き緑にこぞり萌へきしアサツキを

   つむ手に土の温かみ伝はる



小川辺の岸に群れ生ふる猫柳

   白白として春陽をかへす



枯草の風にそよげる農道に

   小さき餅草手間どりて摘む



やりばなき心に耐えし幾日か

   イヌフグリ咲く野にいで来ぬ




りゅうの俳句1260

・あの赤の はてなされたし ハイクなり


・そのわさび 話するのは おじいさん


・この兄が お願いすれば 姿だね


・あの姿を さそわれるよう 社かな


・その姿 住んでおられる 姿だね