ふしぎな鈴3
「そんな鈴があったらいいなぁ。
大好きな小鳥や花とお話ができ
るなんて、さぞ楽しいだろうな。
小桜姫さまのように、私も小鳥
や花とお花をしてみたい」
かなはそう思いました。
ー 小桜姫とふしぎな鈴 ー
今からおよそ五百年前。
小桜姫は、相模の国・鎌倉で生
まれました。
姫の生家は、大江といいます。
大江家は、大昔からずっと続い
た旧家でした。
大江家には男の子が一人もなく、
こどもは姫だけ。
大江家にとって、姫はたった一
人の大切なこどもでした。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100611#p1
初めて読んでくださったかたへ
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100610#p1
「ふしぎな鈴」は、みほようこの
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。
リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。
http://www.bk1.jp/product/02593627