ミハエル・シューマッハ

今日はOFFだったので、久しぶりにF1をみた。
本当に久しぶりだったが、相変わらずシューマッハは健在だった。
今回のグランプリはスペインのカタルニヤサーキット。
M・シューマッハはレース途中でタイヤがバーストしてリタイヤしてしまった。
シューがいなくなると、とたんにレースが面白くなくなるような気がするから不思議だ。


M・シューマッハは僕の憧れの人だ。
F1を見始めたのは、小学校の頃。
当時はフェラーリが好きでプロストを応援していた。
ナイジェル・マンセルアイルトン・セナとブームの時代だった。
フェラーリの常にトップに立てないそんな感じがまた好きだった(失礼)。


しばらくして、シューマッハがトップドライバーになる。
それでもF1はタイヤの性能、エンジン、マシンの性能が
かなりものをいう場合があるので、勝ったり負けたりだった。
ウィリアムズの時代が来て、マクラーレンの時代が来て
しかし、そんな中をフェラーリの車に乗って
テクニックで勝っていくシューマッハが好きだった。


年々ライバルは変わっても、シューマッハは常にそこにいた。
少し前まではフェラーリの時代だったが、今年は少し違うようだ。
今回リタイヤしたことで、
シューマッハは年間チャンプになれない可能性が出てきた。
だが、今までの経緯を知っているので、
それでも何とかしてくれそうな気がしている。
野球は見ないが、阪神ファンとはこんな心境なのだろうか?


かなり前にエンディングで読まれていた詩。
「鮮やかに突き進む、戦う色の群れ」
まさにF1をあらわす言葉だと思う。
F1カーにかかる空気抵抗は、理論上では天井を走れるそうである。
そんな過酷な状況のなか、人類の技術の最先端で作られた車を駆って
2時間も走り続けるのだ。
元・F1ドライバー片山右京が言っていたが、
F1は1レース走るだけで6kg程、体重が落ちるとのこと
そして、トップに立つということは、
「自分の中でどれだけのものを削ぎ落としていけるか」ということらしい。


僕もショーを演じる人間なので、
プロとしての過酷さを感じるときはよくあるが、
きっと彼らは想像もつかないくらいのレベルで戦っているのだろう。

長くなったが、だから僕はF1が好きだし、M・シューマッハが好きだ。


ちなみにこんな詩でした↓


空光り、風立つ胸、昂然と高鳴る
鮮やかに突き進む
戦う色の群れ
心を射抜くまっすぐな瞳
すばらしいスピードの国の人々よ
激しくあれ、雄々しくあれ迸らせよ、人間の力を