ジョブズの映画

マネーボール』観る。何度目か。好きな映画だ。
野球の描き方もいいし、どうしたらドラマが面白くなるか、勉強になる。

さて『マネーボール』の脚本はアーロン・ソーキン。他に、話偉になった映画『ソーシャル・ネットワーク』を書いている。

この2作、共通点がある。『マネーボール』の主人公ビリー・ビーンプレーオフヤンキースに破れ、そのオフに主力選手を失う。そこで金のかからない新しいチーム作りをするべく、他球団の職員だったピーターを引き抜き、セイバーメトリクスの理論に基づいたチームを作っていく。

ソーシャル・ネットワーク』では主人公マーク・ザッカーバーグがいきなり彼女にフラれ、帰宅したのち新しいプログラム? ゲームを開発する。これが話題になるが、大学の査問委員会にかけられてしまう。しかしその評判を聞き、彼は新しいプロジェクトに誘われ、それがfacebookのきっかけとなっていく。

つまり、どちらもいきなり、主人公の敗北から始まる。それが主人公にとって、新しいきっかけとなる。ビリー・ビーンは新しいチーム作りを始め、ザッカーバーグは新しいSNSを開発していく。

さてアーロン・ソーキンは、アップル創業者スティーブ・ジョブズの伝記映画の脚本を手がけるらしい。ちなみに『マネーボール』も『ソーシャル・ネットワーク』もジョブズの映画も、製作はコロンビア(ソニー・ピクチャーズ)だ。

上の2作の法則で言えば、まず主人公は敗れ、そしてそれがきっかけで新しい何かを作っていく。

それが、アップル創業のきっかけとなるような敗北シーンからなのか、それともアップルを追い出された敗北シーンから始めるのか。ちょっと注目。

ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1

ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1