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[歌野晶午] ガラス張りの誘拐


ガラス張りの誘拐 (角川文庫)

ガラス張りの誘拐 (角川文庫)

「私は断じて愉快犯ではない」―世間を恐怖に陥れている連続婦女誘拐殺人事件。少女惨殺の模様を克明に記した犯行声明が新聞社に届けられた。ところが、家族や捜査陣の混乱をよそに、殺されたはずのその少女は無事戻り、犯人とされた男は自殺、事件は終結したかに思われた。しかし、事件はまだ終わっていなかった。捜査を担当している佐原刑事の娘が誘拐されたのだ!しかも、犯人は衆人環視のなかで身代金を運べと要求する…。犯人の目的はいったい何なのか?刑事たちを待ち受ける驚天動地の結末とは!?偉才が放つ奇想のミステリ。


この作家さんは、「葉桜の季節に君を想うということ」を読んで知ったのですが、またまたよくこんなストーリー考えつくなぁ、と関心してしまいます。ジグゾーパズルのピースがハマっていく感じで全体が見えてくる感覚はこの作家さんらしいですね。「葉桜の季節に君を想うということ」の騙しが相当印象強いので、それと同等を期待するとダメですが、デビュー2年目の作品なので発展途上の作品だったとしましょう。

  • 第二の事件 保健室の名探偵
  • 第三の事件 ガラス張りの誘拐
  • 第一の事件 夢で見た明日


[歌野晶午] 葉桜の季節に君を想うということ - Yasublog