嗚呼グローバリゼーション

新宿西口のタイ料理店ピッチーファー2号店で宴席。西武新宿線新宿駅前で待ち合わせたのだが、1時間もはやく着いてしまう。駅ビルのなかに書店があったはずなので、そこで時間をつぶそうとしたのだが、閉店していた。出版不況なのだなあ、と他人事のように言ってみたり。そして代わり出店していたのが、ユニクロであった。嗚呼、グローバリゼーション。仕方がないので、スターバックスに入る。嗚呼、グローバリゼーション。

スターバックスでは『ジェンダーフリー性教育バッシング』(ISBN:4272411535)をつらつらと読む。いわゆる「進歩的」なひとの言動は、ときとして滑稽に見える。既存の価値観に対するオルタナティブを提示しようとしているのだから、滑稽に見えないほうがおかしい。しかし「滑稽な」側面だけを針小棒大に取り上げて、「あいつらのやってることって、笑っちゃうよね」と嘲りの対象にするのは、明らかにアンフェアな態度だ。

しかし読み掛けの本が増える一方なのに、新しく読み始める本も増えてしまう現状はどうにかならないのか。

宴席はいつもながら、穏やかな雰囲気。店員にタイ人が多いこともあってか、オーセンティックなタイ料理を楽しめた。シンハーだけではなく、チャンも麦酒のメニューにあったのがよい。最後に宿主も合流する。

もえたんブログ

以前からこの日記で告知していた、「『もえたん』例文の検証ブログ」であるoceanidの日記が正式にスタートしました。なお作者の来馬さんは、英語力はかなり高いが、「萌え」系のカルチャーにはあまり詳しくないひとなので、その辺は大目に見てやってくださいませ。

ナショナリズムの超克?

フローラン・ダバディによるスポーツだからこそ代表戦、ナショナル・チーム制度廃止?は、やや「理想論」にすぎるかもしれないけど、傾聴に値する意見である。いつの時代にもこういう意見を主張するひとがかならず現れるからこそ、オレはフランスという国が嫌いになれないのだ。もちろん日本やアメリカの「田舎」と同じように、フランスの「田舎」にもこうした意見に拒絶反応を示すひとはいるのだろうが。