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日仏交流ブログ"Le Spleen de Tokyo"、随時更新中!

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2004-11-23 宮崎の不整合さの何が悪い(悪いか)

木村拓哉は意外と好演

ハウルの動く城』を観る。いろいろなサイトで取り上げられている「誰が何のために闘っているのか判らない」問題だが、要するに「戦時下」という状況を描きたかっただけで、理由付けははじめから放棄していたのだろう。いわゆる「反戦」作品では、アメリカ軍日本軍もいっしょくたにして「悪いやつら」と表象されているのと同じというか。ただしこうした不整合は原作の雰囲気を活かしつつ宮崎駿ならではの主張を盛り込んだ結果かもしれず、原作を読んでいない身としては断定的なことが言えない。それよりもハウルが10代後半の少年のように見えれば、20代半ばの青年のようにも見え、ソフィーが還暦を迎えたばかりのおばさんに見えれば80すぎの老婆にも見える、作画レベルでのばらつきが気になった。まあ、「魔法使いなんだから」「魔法にかけられてるんだから」と言われてしまえば、それまでなのだが(笑)

しかしこうした粗捜しをしたくなるのも、ひとえに「宮崎駿の新作」だからこそ。虚心に観ればじつに面白い。「城」のなかの日常生活を延々と描いているだけでも退屈させないのはさすが*1。それに「城」や戦闘機などのさまざまなガジェットや、カルシファー、マルクル、ヒン、カブといった脇役陣はみな魅力的。全体のムードは、「ドーラが出ずっぱりで、ムスカが出てこないラピュタ」と言えば判るだろうか。

不細工で日和見主義の犬「ヒン」が出てくるのは、犬好きとして知られる押井守への当てこすりではないかと思えてくる。まさかそんなことはないだろうけど。

オタクげんしけん

げんしけん』第5巻(ISBN:4063211649)を読む。これまではオタク文化を消費する一方だった「げんしけん」の面々が、ついに同人誌即売会への出品という「生産」にかかわるエポックメーキングな巻なのだが、最後の最後に「やはり自分たちにはこういうのは向いていない」という引き下がってしまうのが、いかにもこの作品らしい。

オレはこの作品を「オタク向けの漫画」ではなく、「(現代的かつ、それほど「濃い」ほうではない)オタクを描いた漫画」として捉えているので、過去のオタク向けの漫画と比較してどうこうといった議論には、まるで興味が持てない。強いて言えば、「スピリッツ」に進出した当初の山本直樹作品や、文化系サークルにたむろする冴えない高校生大学生を描いた初期の大友克洋作品を思わせる。

*1id:knoy:20041109#1100011677転載されている記事によれば、小林信彦は退屈したようだが。

通りすがり通りすがり 2004/11/26 09:09 はじめまして。ちょっと気になったもので・・・。ハウルの件ですが、ムスカ的な黒幕はいます。ここに書くとネタバレになってしまいますが・・・・・・サリマンです。彼女はムスカ以上に不気味な人で、いままでのジブリ作品にないタイプのキャラです。上品な立ち居振る舞いにごまかされがちですが、美少年を侍らせたりストーカー並にハウルに執心するなど尋常ではない描写が出てきます。あとキャラクターの年齢がコロコロ変わって見えるのは演出です(どういうときに若返ってるのか思い出してみましょう)。倍賞さんは特にすごくて、絵の変化に合わせて声も変えています。

note103note103 2004/11/26 09:43 はじめまして。note103と申します。「SFとミステリ」の辺りからアンテナ登録してチェックさせて頂いています。
「戦時下」の解釈は同感です。そして「ヒン」のお話は新鮮でした。最後の方ではヒンに対して「しょうがない奴め」的な愛情が向けられていたような気がするので、それも込みで考えると、より「あてこすり」説(笑)は面白いな、と思いました。
まだまだ書きたい事はあるのですが、長文になってしまうので(笑)控えます。それでは。

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