2024/3/19 村上隆「芸術起業論」 (幻冬舎文庫)

 

 

芸術起業論 (幻冬舎文庫)

著者 : 

f.2024/3/19
p.2024/3/13

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海外で高く評価され、作品が高額で取引される村上隆。彼が、他の日本人アーティストと大きく違ったのは、作品性の高さのみならず、欧米の芸術構造を徹底的に分析し、世界基準の戦略を立てたこと。作品をブランド化する方法、プレゼンテーションの秘訣、才能を限界まで引き出す方法……。稀代の芸術家が熱い情熱と冷静な分析をもって語る必読の芸術論。

著者について
アーティスト。有限会社カイカイキキ代表。一九六二年東京に生まれる。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。アニメから日本画までを貫く日本独自の美意識を「スーパーフラット」としてコンセプト化し、現代美術の巨匠として世界で活躍している。

 

2024/3/18 原田ひ香「古本食堂」 (ハルキ文庫 は 16-1)

 

 

 

古本食堂 (ハルキ文庫 は 16-1)

著者 : 

f.2024/3/18
p.2023/9/15

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鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。
そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。珊瑚がそのお店とビルを相続することになり、単身上京した。
一方、珊瑚の親戚で国文科の大学院生・美希喜は、生前滋郎の元に通っていたことから、素人の珊瑚の手伝いをすることに・・・・・・。
カレー、中華など神保町の美味しい食と思いやり溢れる人々、奥深い本の魅力が一杯詰まった幸福な物語、早くも文庫化。
(巻末特別対談・片桐はいり×原田ひ香)

かけがえのない人生と愛しい物語が出会う!
神保町の小さな古書店が舞台の
絶品グルメ×優しい人間ドラマ
大ベストセラー『三千円の使いかた』『ランチ酒』の著者による熱望の長篇小説

美希喜(みきき)は、国文科の学生。本が好きだという想いだけは強いものの、進路に悩んでいた。そんな時、神保町で小さな古書店を営んでいた大叔父の滋郎さんが、独身のまま急逝した。大叔父の妹・珊瑚(さんご)さんが上京して、そのお店を継ぐことに。滋郎さんの元に通っていた美希喜は、いつのまにか珊瑚さんのお手伝いをするようになり……。カレーや中華やお鮨など、神保町の美味しい食と心温まる人情と本の魅力が一杯つまった幸せな物語。

 

2024/3/15 辰濃和男「文章のみがき方」 (岩波新書 新赤版 1095)

 

 

文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095)

著者 : 

②f.2024/3/15
①f.2016/5/31
p.2016/5/14

いい文章を書くために、作家・文章家たちは何を心がけているか。漱石荷風から向田邦子村上春樹まで幅広い人びとの明かす知恵を手がかりに、実践的な方策を考える。歩くことの効用、辞書の徹底活用、比喩の工夫…。執筆中と推敲時だけでなく、日常のなかの留意点もまじえて説く、ロングセラー『文章の書き方』の姉妹編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
辰濃/和男
1930年東京に生まれる。1953年東京商科大学(一橋大学)卒業、朝日新聞社入社。ニューヨーク特派員、社会部次長、編集委員論説委員、編集局顧問を歴任。この間、1975‐88年、「天声人語」を担当。93年退社。現在、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

2024/3/11 村上春樹「村上T  僕の愛したTシャツたち」 (Popeye books) マガジンハウス

 

 

村上T 僕の愛したTシャツたち (Popeye books)

著者 : 
  • マガジンハウス (2020年6月4日発売)

f.2024/3/11
p.2020/8/20

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村上春樹
つい集まってしまったTシャツが
本になりました!

僕が人生においておこなったあらゆる投資の中で、それは間違いなく最良のものだったと言えるだろう。――「まえがき」より。

『ポパイ』連載のエッセイが一冊になりました!
ロックT/レコード系/マラソン完走Tシャツ/企業もの/ビール関係/ノヴェルティ……。村上春樹段ボール箱で積み上がった膨大なTシャツコレクションをもとに、Tシャツをめぐる18篇のエピソードと108枚のお気に入りTシャツを掲載。また村上春樹と野村訓市によるTシャツにまつわるスペシャルインタビューも収録。写真:戎康友

 

2024/3/9 内澤旬子「着せる女」 本の雑誌社

 

着せる女

著者 : 

f.2024/3/9
P.2020/4/7

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ああーにほんのーどこーかにー
あなたにー似合ってるースーツがあるー。

大改造!!“服"的ビフォーアフター

本の雑誌」の大人気連載「着せ替えの手帖」がカラーページも収録し待望の書籍化です。
「マシな服を着たら、カッコよくなるのに」と10代の頃、兄の服選びに付き合ってから、すっかりメンズファッションウォッチャーになっていた内澤旬子さんが、服選びどころか服を買いに行く服すならない友人・知人のおじさんの服選びに付き添い、プロの手を借りながらおじさんたちを大変身させていきます。
服選びとは高価な服やブランドもの着れば良いわけではなく、まず何よりも身体にあったもの、そして色の組み合わせやTPOを考えたものを選ぶことこそ大切──食育ならぬ、服育の大切さを説きつつ着せ替えているうちに、あんなにファッションから距離をおいていたおじさんたちの目の色は変わり、なんと胸を張って鏡の前に立つまでに変身。もちろん着せた服はしっかり似合って堂々のビフォーアフターなのでありました。
ノンフィクション作家の高野秀行さんや宮田珠己さんはじめ各出版社の編集者や本の雑誌社の編集長の、トークショーに着ていく服、授賞式で着る服、社内の会議で目立たぬよう着る服、そして謝罪の際に着る服など要望に合わせて大変身!全モデルのビフォアアフターもカラーで収録。笑いながら服選びの基本がわかる被服エッセイの傑作です。

 

2024/3/7 代々木忠「色即是空」情報センター出版局

 

色即是空

色即是空

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色即是空

著者 : 
  • 情報センター出版局 (1995年6月28日発売)

f.2024/3/7
p.1995/8/3

 

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ビデオに記録された一瞬〈衝撃の映像〉が証明するSEXの真実がここに!

 

2024/3/7 今井むつみ 秋田喜美「 言語の本質 -ことばはどう生まれ、進化したか」 (中公新書 2756)

 

 

言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書 2756)

 

f.2024/3/7
p.2023/6/29

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日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。
なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは? ヒトとAIや動物の違いは?

言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。
鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。

■本書の目次(一部抜粋)■

はじめに
言語という謎/記号接地という視点/言語の抽象性――アカを例に/言語の進化と子どもの言語習得の謎

第1章 オノマトペとは何か
オノマトペ」の語源/オノマトペの定義/感覚イメージを表すことば?/写し取っている記号?/オノマトペは「アイコン」/オノマトペの写し取り方アイコンと違う点/まとめ

第2章 アイコン性――形式と意味の類似性
単語の形のアイコン性/音のアイコン性――清濁の音象徴/続・音のアイコン性その他の音象徴/発音のアイコン性――角ばっている阻害音、丸っこい共鳴音/赤ちゃんにもわかる音象徴/聾者の音象徴感覚/発音の仕方でアイコン性を高める/ジェスチャーでアイコン性を高める/オノマトペの脳活動/音象徴の言語個別性/日本語の音韻体系――ハ行、バ行、パ行/韓国語とポーランド語の音韻体系/他言語のオノマトペは理解可能か/音象徴の使い方は言語間で異なるのか/まとめ

コラム1 主食は「パ」「バ」「マ」「ファ」「ワ」

第3章 オノマトペは言語か
言語の十大原則とオノマトペ/音声性・聴覚性/コミュニケーション機能/意味性/超越性/継承性/習得可能性/生産性/経済性――言語になぜ経済性が必要か/続・経済性オノマトペと経済性原理/離散性/恣意性/二重性/まとめ

第4章 子どもの言語習得1――オノマトペ
子どもが小さいほどオノマトペを多用する/絵本の中のオノマトペオノマトペは言語の学習に役に立つのか/音と形の一致・不一致がわかるか/ことばの音が身体に接地する第一歩/名づけの洞察――ヘレン・ケラーの閃き/クワインの「ガヴァガーイ問題」/単語が多義であることも学べる/オノマトペ言語学習の足場/まとめ

第5章 言語の進化
言語の理解に身体性は必要か/永遠のメリーゴーランド/AIは記号接地問題を解決できるのか/一般語と身体性/音と意味のつながり/隠れたオノマトペオノマトペと日本語の方言/なぜ言語・地域固有性があるのか/なぜオノマトペから離れたのか/ニカラグア手話――アナログからデジタルへの進化/事象を要素に分割して結合する/デジタル化するオノマトペの音象徴/意味の派生によってアイコン性を失う/脳の情報処理と言語/オノマトペが苦手な概念/言語の体系性/副詞>スル動詞>一般動詞/英語にオノマトペの体系がない理由/恣意性からアイコン性への回帰/「アイコン性の輪」仮説/オノマトペの歴史/まとめ

第6章 子どもの言語習得2――アブダクション推論篇
ガヴァガーイ問題再び/一般化の誤り――かわいい事例から/「ポイする」/オノマトペを疑う/最強のデータベース、身体を持つロボット/ニューラルネット型AI――ChatGPT/記号接地できずに学べない子どもたち/ブートストラッピング・サイクル/名詞学習/動詞学習/動詞のエッセンスへの気づき/記号接地問題の解決/知識を使う力/演繹/推論、帰納推論、アブダクション推論/ヘレン・ケラーアブダクション推論/帰納推論による言い間違い/アブダクション推論による言い間違い/誤りの修正/まとめ

コラム2 子どもの言い間違い

第7章 ヒトと動物を分かつもの――推論と思考バイアス
チンパンジー「アイ」の実験/非論理的な推論/動物はしない対称性推論/対称性推論のミッシングリンク/ヒト乳児の対称性推論/チンパンジーの反応/「クロエ」とアブダクション推論の萌芽/人類の進化/まとめ

終 章 言語の本質
本書での探究を振りかえる/AIとヒトの違い/今井・秋田版「言語の大原則」

あとがき/参考文献

著者について
今井むつみ
1989年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学.94 年ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得.専門,認知科学言語心理学発達心理学.著書『ことばと思考』(岩波新書),『学びとは何か』(岩波新書),『ことばの発達の謎を解く』(ちくまプリマー新書),『英語独習法』(岩波新書)など.共著『言葉をおぼえるしくみ』(ちくま学芸文庫),『算数文章題が解けない子どもたち』(岩波書店)など.

秋田喜美
2009年神戸大学大学院文化学研究科修了.博士(学術)取得.大阪大学大学院言語文化研究科講師を経て,名古屋大学大学院人文学研究科准教授.専門は認知・心理言語学.著書『オノマトペ認知科学』(新曜社).共編著 Ideophones, Mimetics and Expressives(John Benjamins),『言語類型論』(開拓社)など.

 

「新書大賞2024」第1位!
21万部突破! 称賛の声、続々!

「本書を読んで以来、世界のすべてが言語に見えてしまっている。困った(いや、助かった)。」
小川哲さん(作家) 読売新聞・書評欄

「言語の本質は、私の目指す生き方の本質と繋がった。」
橋本愛さん(女優) 週刊文春・私の読書日記

「本書はむちゃくちゃ面白いうえ、びっくりするほどわかりやすい。単純化しているのではなく、ひたすら明晰なのだ。」
高野秀行さん(ノンフィクション作家) 産経新聞・書評欄

「この本はすごい。本当に画期的だと思います。オノマトペ研究をベースに言語と身体のつながりに向かっていくのですが、本書の議論と脳科学、あるいは精神分析をどうつなぐかとか、いろいろな思考の可能性が広がってきます。」
千葉雅也さん(哲学者)