仮想マシン用のMACアドレス

以前、MACアドレスの付け方でつまづいたことがあるのでこの機会に書いておくことにする。
本来MACアドレスはネットワーク機器の製造時に一意になるように割り振られる物であるが、仮想マシンにはどのようにつけると良いのだろうか。MAC address - Wikipediaを見ると先頭から7bit目最初のオクテットの第2下位ビットにlocally administeredのフラグ*1というものがある。ここが1になっているMACアドレスネットワーク管理者は自由に使うことが出来るようだ。
また、8bit目最初のオクテットの最下位ビットにはunicast/multicastのフラグ*2が用意されている。でたらめなMACアドレスを設定してみた所、一部のMACアドレスが通信が出来ないという事態になったことがあったがこのためであった。
というわけで、7bit目最初のオクテットの第2下位ビットが1、8bit目最初のオクテットの最下位ビットが0になっているようなMACアドレスを、02:00:00:01:00:05など好きなようにつければよい。

*1:2009-09-28追記: IEEE Std 802-2001によればThe Universally or Locally administered (U/L) address bitと言うらしい

*2:2009-09-28追記: IEEE Std 802-2001によればThe Individual/Group (I/G) address bitと言うらしい