京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

第40回 東アジアの「民衆和解」に果たすメディアの役割 内山 薫さん

第40回京都メディアフォーラム
テーマ 東アジアの「民衆和解」に果たすメディアの役割
     ---南京事件などを例に考える
日時:2008年4月7日(月) 19:00-21:00 (受付開始: 18:30)
ゲスト:内山 薫 (ジャーナリスト、『記憶の暗殺』著者)
司会: 亘 英太郎(奈良産業大学情報学部教授、元毎日新聞論説副委員長)
場所: 京都三条ラジオカフェ(〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町角1928ビル1F)

 

今こそ、このテーマをもう一度です。在特会のデモに対抗する「なかよくしようぜ」デモが関東ではあったそうですが、京都では「なかよくしようぜフォーラム」を、年に一度くらい企画したいですね。(松浦さと子)

第 39回 若者のまちづくり参加をどう促すか? 川中大輔さん

第 39回 京都メディアフォーラム■□■
◆テーマ 若者のまちづくり参加をどう促すか?
 ボランティア活動への関心も低いような若者がまちづくりに関心を持つようになり、具体的な活動に取り組み始めるキッカケ(教育機会)はどういうものでしょうか。
 今回のゲストの川中大輔さんは、「市民としての意識と行動力を高める」ことを目的に掲げたシチズンシップ共育企画の代表として、全国各地でワークッショップのファシリテーターをされています。
 そこで、川中さんが企画段階から参画され、ファシリテーションも担当した「おおいたティーンエイジリーダー育成事業」(大分県教育庁, 2006年)、「僕らのアクションプログラム」(プロジェクト未来なは, 2007年)といった具体事例をもとに、まちづくりの担い手を育む市民教育の「学びのデザイン」についてお話いただきます。
 同時に、具体的に京都を舞台にしたまちづくり企画のミニ・ワークッショップも行ないます。
◆川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
 http://homepage2.nifty.com/citizenship/

 

川中さんのがんばりに、若い世代の息吹を感じました。(松浦さと子)

第 38回 「目で聴くテレビ」と手話文化の世界  柳 喜代子さん

第 38回 京都メディアフォーラム■□■
◆テーマ 「目で聴くテレビ」と手話文化の世界
 障害者向けのテレビ「目で聴くテレビ」は、阪神大震災での教訓から試行錯誤をつづけ今年で10年、すべての番組に手話と字幕をつけています。
「目で聴くテレビ」は、 映像制作や音響まで、日本語や健聴者の文法とはまったく違う文法や表現技法で、豊かなパフォーマンスの世界を紡ぎ出しています。
 1月27日、嵯峨野で開かれる「聴覚障害者映像フェスティバルinさがの」を前にメジャーのテレビではお目にかかることができない多彩な身体表現世界について、「目で聴くテレビ」ディレクター、手話担当の柳喜代子さんに語っていただきながら、簡単な手話を会得し、障害者向け映像と健聴者向け映像の違いなどもワークショップで学びます。
あなたのテレビ観が変わるかもしれません。どなたでも参加歓迎です。 
◆ゲスト 柳 喜代子さん(「目で聴くテレビ」手話キャスター)
◆司会 津田 正夫さん(立命館大学教員)

 

 

津田さんはこの映像フェスの審査員もなさっておられました。柳さんの手話はとても美しかったです。(松浦さと子)

第37回 音風景と向き合うには-身近な音の現実- 安本義正さん

第37回 京都メディアフォーラム■□■
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◆テーマ 「音風景と向き合うには-身近な音の現実-」
みなさんは「京都の音風景」といえばどのような音を思い浮かべますか?
サウンドスケープという概念を使って音の風景を考えてみたとき、あなたが思ってい
る「京都の音風景」とは本当の音風景なのでしょうか。
今回は「音」そのものというシンプルかつ、私達の生活に最も身近な存在に着目して
お話を進めてまいります。地域に根付いた独特の音でさえ一歩間違えれば「騒音」と
捉えられてしまう現代。そんな中で音に気づき、音を大切にし、地域の音文化を育て、
音環境に十分な心配りを行うにあたって、私達はどのように音風景に向き合っていけ
ばよいのでしょうか。この機会に一度音風景に触れるということを一緒に考えてみま
せんか? 
今回は学生による企画第二弾となります。
皆様のご参加をお待ちしております。
◆ゲスト 
安本義正さん(京都文教短期大学教授・副学長)
 大阪大学工学部応用物理学科を卒業後、大学院を経て、大阪大学産業科研究所にお
ける教育研究活動ののち、1983年に京都文教短期大学に移る。担当科目は「サウンド
スケープ」「音楽療法」「総合演習」他で、サウンドスケープを「感性を磨き、人間
の内面を磨く」音の人間学と位置づけて授業を展開している。その他、「音楽療法
効果に関する研究」として、音・音楽の生理学的効果についての基礎研究を行うとと
もに、主に健康維持目的の「音楽健康法」の実践活動を行っている。
◆司会、企画者 
筒井洋一(京都精華大学教員)
内山雄人(京都精華大学学生)

 

 

第36回 著作物は誰のものか?創作者からの提言 寮美千子さん

第36回メディアフォーラムのお知らせです。

「著作物は誰のものか?創作者からの提言」
  ゲスト 寮美千子〔りょう・みちこ〕さん

メディアの発達に伴い、著作物の可能性は様々な広がりを見せています。国際的には著作権の保護期間を延長する傾向にあり、日本で延長を求める声が高まってきています。
その一方,そもそも著作権保護とはどうあるべきなのか?保護期間の延期が望ましいのかという疑問も上がってきています。「市民は芸術・文化を自由に享受する権利が庶民にはある」と考える作家の寮美千子さんをお招きして、著作権問題について理解を深めるためのお話をしていただきます。童話、絵本作家でもある寮さんといっしょに、出版文化を取り巻く現状と将来について考えてみませんか?

寮美千子〔りょう・みちこ〕さん

1955年生まれ。外務省勤務、コピーライターを経て、1986年毎日童話新人賞最優秀賞受賞、作家活動をはじめる。先住民文化、地球生態学、天文学に興味を持ち、科学技術庁「宇宙開発委員会」員、奈良県ストップ温暖化委員などを歴任。2005年、『楽園の鳥』(講談社)が第33回泉鏡花文学賞を受賞。2006年より著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム発起人。童話、小説、詩、ノンフィクション、翻訳など、多方面で活動。音楽家とのコラボレーションで自作朗読パフォーマンスも行ってきた。 http://ryomichico.net/

 

著作権保護のことを勉強しました。またお越しいただきたいです。まさか、詩人の方がこうした文化政策について積極的に活動されているのは以外でした。(松浦さと子)

第35回  市民ラジオという曼荼羅

第35回 京都メディアフォーラム■□■

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テーマ   「市民ラジオという曼荼羅」
日本ではじめて、市民が免許を取得してラジオ放送を開始した
「京都コミュニティ放送京都三条ラジオカフェ)」は、5年目を迎えました。
今年、元ちとせを生んだ奄美の「ディ!」で、市民ラジオは10局になりました。 
市民ラジオとはハマルとやめられない快楽か?
究極の公共放送か?
それとも単なる自己満足か?
京都人にしかできない芸か近々日本中を席巻するのか?
ラジオカフェの番組は、いったい誰が、どんな想いで番組を創っているのだろうか?
ユニークな番組制作者の<それぞれの思い>を探検しませんか?
◆ゲスト
「きょうと・人・まち・であいもん」京都府建築士会 内藤郁子さん
  http://kyoto-hitomachi.seesaa.net/
「ウォーキングカフェ」中野新一さん
http://radiocafe.jp/b_syoukai/walking.php?id=walking
「環境市民おしゃべりラジオ」窪井千鶴子さん/奥津登代子さん
http://www.kankyoshimin.org/jp/radio/
時岡浩二さん(NPO京都コミュニティ放送) 他

 

いい企画、毎年、一回くらいぜひ、ただ残念なことに参加できませんでした。(松浦さと子)

第 34回  フリーペーパから見る自己表現メディアのこれから 加藤隆生さん

第 34回 京都メディアフォーラム■□■

◆テーマ 「フリーペーパから見る自己表現メディアのこれから」

 今回は、大学生が提案して、実現した企画です。 
現在、デジタル技術の発達により、誰もが自分の自己表現メディアを持てるようになりました。 
 そこで、京都の音楽シーンで影響力のあるフリーペーパー「SCRAP」編集長の加藤隆生さんをお招きし、数ある自己表現メディアの中で、フリーペーパーだけが持つ、自己表現・メディア力について加藤さんの体験をふまえながら語っていただきます。 これからの自己表現メディアの可能性、課題は何か、についてみなさんとともに考えます。奮って ご参加下さい!

◆ゲスト

加藤隆生さん(SCRAP編集長)
2002年、京都にてバンド「ロボピッチャー」を結成。同年、主催のライブイベントを開催する。 音楽シーンで活躍する一方、2004年7月に、京都の音楽シーンを紹介することを目的に京都限定のフリーパーパー「SCRAP」を創刊。 現在、京都全域に3万部配布されており、創刊当初の目的の音楽シーン紹介だけでなく、京都密着の面白情報などを掲載している。
ホームページで企画会議の様子を公開しているほか、現在@stationにて「SCRAP」のラジオ番組を毎週水曜日深夜25時から放送している。
参考URL
SCRAP、HP:http://www.scrapmagazine.com/index.html
RADIO SCRAP:http://fm-kyoto.jp/timetable/program/radio_scrap/