ミートソースを作ってみよう・自分好みさがし編

ミートソースを筆頭に、カレー、ビーフシチュー、肉じゃがなど千の仮面を被れる彼女らを好みに作り上げるには、自分の好みを理解して求める像を明確にする必要があります。そのへんがハッキリしていないと「夫が大好きな我が家の定番でーす」とか「ゲキうま!男ウケ間違いなし!」みたいな主観上等な誘い言葉に翻弄されてしまうのです。


とにかく手早く作りたいとか、甘口まろやかを目指すとか、カロリーを低くしたいとか、ます最初にこのへんを明確にしましょう。
先日アップした私のレシピは「マジで痩せさせないと早死にしそうな太鼓腹のくせに味にうるさい彼のために☆アッサリしていながら滋味たっぷりの本格ミートソース」というコンセプトです。


- 速攻!手早く!何より時間が問題なの!
野菜を刻んでひき肉と一緒にざっと炒めてグツグツ煮ればミートソースは30分足らずでできちゃうものなのですが、なんの工夫も無くやってしまうと「やっぱレストランのミートソースっておいしいよね。。」というレビューが帰ってきてしまい、せわしなく頑張った疲労だけが肩こりや眉間のしわに残ってしまいます。
 フードプロセッサーとかチョッパーは確かに役立つけど、洗うのが楽な作りじゃないとめんどうで結局使わなかったりするよねー。

基本、料理は「手間いらずは金かかり、金いらずは手間かかり」なので、時間の制約から手間をかけられない場合は材料にチョッピリお金をかけるとおいしくできちゃったりします。

あめ色たまねぎペーストとか、冷凍や缶で売ってるスープストックとか、なんとか高原のなんだか特別な調理用トマトで作ったソースとか、いろいろオンラインでも売っているので上手に使うと楽しいですね。お料理用のやっすいワインじゃなく飲むのに買ってきたワインを入れるとか、クミン、スイートパプリカ、クローブなどのスパイスを使って本物っぽい香りを演出するのも効果的です。

また、原則的に煮込み料理に使う肉は固くて筋の多い部分がおいしいのだけど、煮込む時間をかけないでミートソースを作る場合はある程度脂肪の入った柔らかい部分の牛肉の薄切りを買って来て、自分で適当な細切りにしてフライパンで焼き付けてからサッと煮るととてもおいしいソースになります。



- ドッシリ vs アッサリ
誤解を恐れずに言うと、脂身の多い部位の肉を多く使うと濃厚ドッシリの夢は簡単にかないます。牛肉だけでなく合びき使っちゃうのも邪道ですか家庭料理ならいいんじゃないでしょうか。トマトの代わりにデミソース缶を使ったり、トマトペーストの割合を増やすのもドッシリ感を演出できる手段です。

逆にアッサリさせたいときには鶏ひき肉を使い、トマト含め野菜の割合を増やします。パスタで食べるときには細めのスパゲティを選ぶといいかも。
 肉を炒めてる時に出てきた脂をペーパータオルで吸い取っちゃうとまたけっこう違います。


- 甘口まろやかのがいいの!
たまねぎを中心ににんじん、セロリなどの野菜を大量に使い、丁寧に炒めるのが常道ですが、これに加えてケチャップやトンカツソースなどのうまみも強いが砂糖も入っている調味料を使ったり、おろしりんごで果物の甘さをプラスしたりすると自然な甘さがプラス。
チョコレートとかクリープとかをいれるっていうのは都市伝説の範疇だと個人的には思います。
 たまねぎをゆっくり炒めるのが王道だけど、乱暴な手もいとわない場合には砂糖を入れちゃうのもあり。



- とにかく低カロリーに!

上記のアッサリの手段ともかぶりますが、カロリーの低い部位の肉(鶏胸肉のひき肉)を選ぶのが必須になります。それが味気なくてガマンできないレベルなら、乱暴な手段ですが脂身の少ない牛ひき肉を選んで、たっぷりのお湯で一度さっとゆでこぼして油抜きをするとかなり違います。炒める際に油を使わず、野菜を多めにして、クローブやクミンなど薫り高いスパイスで物足りなさを補うようにすればけっこうおいしくできると思います。
また、一緒にたべる炭水化物もけっこうなカロリーなので、パスタの半量をゆで野菜(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどを一口大にしてパスタのゆで鍋で一緒にゆでる)にするのも効果的です。
 パスタはもちろん全粒粉。


近日中にミートソースを使ったナスのラザニアのレシピを公開予定です。ラザニア用パスタを用意してお待ちください。


人気ブログランキングへ 中華粥が鍋いっぱいに出来てしまってもうドロドロ!干しホタテ&干しエビにクリック!


 そしてこのレシピいいじゃん!と思ったらこっちもクリックお願いします。