ビールだけじゃない!チェコのプラムブランデー、スリボビッツに酔う

ビールといえばドイツ!みたいなイメージが強いけど、ビールの一人当たり消費量が世界一なのは実はチェコです(参考資料:ビール酒造組合統計資料)。さすがにチェコのビールはうまいけど、ビールだけじゃなく強いお酒もおいしいんだよ!という話をさせていただきます。
 飲み会の次の日には吐きながらでも定時に出勤しなければいけない日本のリーマンたちよ、たまにはハメを外して違う自分を発見してみませんか?チェコの典型的な食後酒、スリボビッツに酔ってみよう。


スリボビッツ(slivovitz)は中央ー東ヨーロッパで広く愛飲されているプラムが原料のブランデーで、とてもアルコール度数が高く、一般的なチェコ産のスリボビッツは50度もあります。だいたい焼酎で20-25度、ウイスキーで40度くらいなことを考えると、これを一般家庭で作ることもよくあると言うのだからドブロクとか甘酒程度を手作りして満足してる日本人にはとうていかなわない相手だと思いますね。


普通、こんなに度数の高いお酒はブランデーグラスに注いで手でゆらゆらさせながらゆっくり飲むものですが、スリボビッツは冷たくしてショットグラスで飲んでしまうというんだからもはや路上凍死補助ツールと言えなくもないデンジャラスさ。ウォッカとはまた全然違う風味と舌触りでスイスイ飲めてしまいます。イヤ私はもともと強い酒もグイグイ飲むからこんなことを言うけど、お酒に弱い人はそんな飲みやすいとも思わないでしょうね。。。


いつしか冷凍庫にはスリボビッツを常備するようになってしまいましたが、よせばいいのにドテラが「ゆうちゃん、スリボビッツを使ったおいしいカクテルあるけど試してみる?」なんて言うんだからもう悪い人。

それがスリボビッツに洋梨のリキュールを混ぜて作る凶悪カクテル、ユリスカです。


ユリスカ(juliska)はスリボビッツにクロシュコヴァック(という発音でいいのかしら。Kruskovac とつづります)というオレンジ色がきれいな甘口のリキュールを合わせて作ります。スリボビッツの透明感のある香りに洋梨の甘い匂いと味が相乗効果で、さらに飲みやすくなっております。


ドテラがかつて家族で旅行したときにドテラのお父さんがユリスカをガン飲みして大変な失策をしたとかいう楽しい思い出話なんかを聞きながら二人で飲むのなら、ちょっとつまみも欲しいところですね。

いつかチェコレストランで前菜に食べた鱈のレバーのオイル漬け、缶で売ってると聞いたのだから買ってありますとも。飲んだり食ったりするときばかりは行動的です。

 サンマ蒲焼の缶詰くらいの大きさで$2.49。アストリアにあるヨーロッパ系食材のスーパー、Euro Market(Yelpのページにリンクしてます)で 売ってました。

 オイル漬け。


たまねぎを薄切りにして冷水に放してパリっとさせたのと一緒にいただきますか。
 そうそう!こんな強いお酒にはこんな油っこいのがおいしいね!ふんにゃり&ネットリした食感と白子に似たまろやかな風味が酒の肴にもってこい!ちょっと醤油かけたらまたおいしかったわ。買い置きしておこう。


スリボビッツは日本語で検索してもあまりヒットしなかったので、日本ではあまり流通していないのかもしれません。クロシュコヴァックにいたっては英語でもあまり情報が見つかりませんでしたが、どちらのお酒もアストリアの酒屋では売っていましたのでNYでなら手に入れやすいようです。日本の方の「こんなお酒もあるのねー」くらいのご参考に、海外在住の方の「ほう、知らない酒だが飲んでみるか」という好奇心発動にお役に立てたらウレシイです♪




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