救急診察の意味ってみなさんわかってますか? コンビニ受診はやめよう!
大きな病院だと夜間や休日の救急の対応しているのがとても心強いですよね。
でも実際は本来見るべき緊急や重症の人たちはほんの一握りで、最近はほんとコンビニ受診で気軽に来る人が多いってどこの病院のERの人たちもぼやいてます。
最近では時間外の診察に特別手当として5000円程度余分に請求することによって受診人数がかなり減っている病院もあるとか。これって絶対どこの病院でも取り入れるべき。
私が働いている病院では残念ながら特別に診療代を請求することがないので、これから冬の季節は午後は診察をやっていないのに救急外来の前にはたくさんの人が待っています。
でも見た感じはそこまでしんどそうではない人たちばかり。
つい最近では19時ごろQQ前(救急車や救外を略語でこう書くときもあります)受付で子供を連れた30代と思われる母親らしき人がすごい勢いでどなりながら抗議しています。
女性「さっき電話したときはすぐに見てくれるって言ったじゃないの!」
受付「電話ではそう言いましたが今交通事故で運ばれた重症の患者さんがいるので、その人の治療が終わるまではいつ診察してもらえるかわからないです。」
女性「うちの子も風邪ひいてしんどいんだし、うちのほうが早く電話したから順番守ってよ!なんとかしなさいよ。責任者呼んでこい!」
でも横にいる子供は必死でDSでゲームしてて、別にしんどそうでもなく、咳もしてないし鼻たらしているぐらい。今晩栄養のあるものと暖かい物食べさせてしっかりと睡眠とらせるほうがいいと思うけど。。。
それよりも人が死にかけているのに、その人の救命よりも自分の子の風邪の診断をしろって本当に常識ない人だな、って感じます。でも多いんですよね、最近。
自分が仕事か用事があって明朝医者に診せられないから来たかもしれないけれど、ちょっとおかしくないですか?
そんなに心配だったら、ブランドものの服装でミニスカートはかせるより暖かい服装と病院に来るんだからマスクぐらいしてこいよーって思います。
アメリカでは病院は自分のかかりつけのところでしか行けないから、予約をとってからしか見てもらえません。そして予約の電話を入れたときに、下手したら翌日とか3,4日後とかになるってことざらです。
だから市販薬飲んでね〜って言われるんですよ。
アメリカの市販薬の効果や効能が強いのはこのような病院受診のシステムがあるからでもあります。
日本も早くこのようなシステムにすればいいのにね。そうしたらコンビニ受診が減ってもっとゆとりのある診療体制や救急外来の診察体制になるはず。