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2011-06-18

ネット系サービスは人の人生を変えられるか?

ずいぶん昔の話だけど、サイバー研究者レッシグ教授によると、

人の行動をコントロールする手段は4つあると…。

法律、道徳、経済アーキテクチャーの4つです。


CODE VERSION2.0

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例えば飲酒運転というテーマで考えてみると、

  法律飲酒運転で捕まったらヤバい。

  道徳 : 酔ってる時に運転したら危ないよね〜。

  市場 : (ちょい強引)1年間無飲酒運転なら10万円もらえます!とか。

  アーキテクチャー : 運転時に吐息からアルコール度数をチェックし、飲酒状態なら停止。

みたいな感じですね。


この中で、最も強制的に人をコントロールできるのはアーキテクチャーです。

だって、他の3つは人の意識に訴えかけなきゃいけないけど、

アーキテクチャーは仕組みの根本を変えて、人の行動を完全に制御できるから。


そして、製品やサービスをつくる際に、最も取り入れやすいのもまたアーキテクチャーです。

法律を変えるって超大変。人の道徳を変えるのも超大変。市場も変えるの超大変。

でも、アーキテクチャーなら簡単に変えられる!

製品やサービスの提供者は、その中の世界の「神」になれるんです!

なーんてw


一番わかりやすいのはゲーム。

例えば、ボスを倒さないと次のステージに進めない設計にしてたら、

ユーザはそのボスを倒さずに次のステージに進むことはできないわけですよ。

次のステージに進みたかったら、ボスを倒すしかない。

そして、強力な武器を買わないとそのボスに勝てなければ、課金してその武器を買うしかない。

(実際ボス戦をアイテム購入のトリガーにはしませんが…あくまで例え話です)


ゲームの中では、ユーザは提供者の手のひらで踊るしかないんですよね。

ただ、その世界をユーザが楽しめる形で提供できなければ、過疎って利益出ないけど。

ソーシャルゲームなら、ユーザがどの段階にいても簡単に楽しめて、かつ

その楽しい過程の中で自然に課金したくなるような仕組みを考えていく。


例えに出しといてゲームはちょっと微妙ですが、極端に言うと

「人の行動を変える=人の人生を変える」と言っていいと思います。

僕はmixiFacebookを使って、これらがなかったら決して出会えなかった人と仲良くなれました。

また、iPhoneを使い始めてから情報収集のスタイルが一変しました。

そんなわけで、IT・デジタルの世界とアーキテクチャーは非常に相性がいい。


じゃあ僕自身はここから、人の人生にどんな影響を与えたいか?

資本主義をベースに考えてみようと思います。

ひと口に資本主義と言っても定義や視点はいろいろあるけど、

ここではお金の流れ方や運用実態ではなく、思想の視点から入ります。


基本思想を一言でいうなら、他人を幸せにした人ほど豊かになれる仕組みだと思ってます。

ビジネスを考えるうえでの出発点は、人々が何を望んでいるかということ。

ここから考え始めないと大ヒットは生まれない。

次に、その望みを叶える商品を開発し、提供する。その対価としてお金をもらう。

ユーザが欲する商品を提供すればするほど、対価も比例して入ってくる。

ビジネスは、誰が一番人々を幸せにできるかを争う戦争だ。

そして、その結果得たお金は、それでだいたいのモノが買えて、その人の人生を豊かにする。

これが資本主義の理想シナリオ。なかなか理想通りにはいかないけどね。

で、これは主に生産者労働者をコントロールする仕組み。


一方、IT系サービスは消費者に対しての仕組みもたくさん作っています。

例えばFacebook。ニュースフィードにはエッジランクという仕組みがあります。

これは、フィードをただ時系列には表示せず、ある評価に基づき表示順を入れ替えたり非表示にする。

その評価方法とは、ユーザがいいねを押したりコメントをつけたりした履歴から新密度を算出し、

新密度が高く新しい情報ほど優先的に表示するというものです。


Facebook News Feedの記事を選ぶEdgeRankアルゴリズム F8で相当詳しく説明

http://jp.techcrunch.com/archives/20100422facebook-edgerank/


これによって、親しくない人の情報はどんどん埋もれていくので、

ユーザは人と親しくする(好かれようとする)方向に導かれるわけです。

例えばFacebookはこういうアーキテクチャーで人の行動をコントロールしようとしてます。

同じネットサービスでも、2ちゃんねるとは全然違いますね。

(2ちゃんは2ちゃんでFacebookとは別の方向で存在意義があるけど)


僕もこのエッジランクに近い方向性のことがやりたいなあと思ってます。

日常生活の中で、他人に対していいことをした人ほど輝ける仕組みというか、

誰もが持ってる人間の弱くて醜くて汚い部分を軽減させるような仕組み。

かなり抽象的だけど、みんなが心から笑えるような、そんな仕組み。


でもこの考え方は結構危うくて、うまく作らないとユーザは疲れちゃう。

mixiだって、昔mixi中毒とかmixi疲れなんて言葉が流行ったし…。

自分も含め、人はみなバカでだらしなくて怠け者の側面を持ってるから、

善人でありなさいって、厳しく強制しすぎると、そんなサービスは誰も使わなくなる。

だから、自分を偽らずに自然体のままいいことをしようとする仕組みでないとダメ。


最近だと、このサービスはコンセプトが素晴らしいなーって思います!

CAMPFIRE

http://camp-fire.jp/

ソーシャルの力で資金とファンを獲得する「CAMPFIRE」がついにローンチ

http://japan.cnet.com/news/service/35003489/


じゃあ自分自身はどうなの?

どんな分野でどんな仕組みを作ればそれが実現できるの??

うーーん、まだ答えはないっすーーー。。

最近Androidアプリを作り始めたけど、全然上の話とは違うものを作ってるしww

(あ、悪いことはしてないですよ。単なる便利系サービスだってことです)

人の人生を変えるサービスって一筋縄にはいかない。当たり前だけど。。


全然まとまらなかったけど、今後もこのテーマは考え続けていきたいです。

2011-03-30

面接官やってみて気づいた、採用・不採用の観点

久々の更新です。


社会人4年目が終わりそうなこの時期に、ようやく面接する立場になりました。

やってる人はもうガンガンやってるんだろうけど、僕は今まで

人の能力とか適性を見極めることなんてしたことなかったので、

面接って本当に難しいなあと思います。

でも、上に昇っていくためには絶対に必要な力です。

なので、コア業務ではないけど、たくさん学ばせてもらおうと思ってます。


で、初回の面接では、あまり採用の基準を持たずに質問してたんだけど、

何も考えないで話してると、本当に何も見えてこないんだなと思った。

これじゃあダメだと思って、自分なりのスタンスや判断基準を考え中・・・。

まだ全然答えは見えてないけど、現時点では、以下の方針でやってこうとしてる。

人それぞれだけど、僕の軸はこんな感じ。


■スタンス

  ・その人のMAXを引き出した上で判断したい(圧迫はしない、話しやすい雰囲気を作る)

  ・自然な会話の流れの中で話題を提供して、普通に話しつつも頭の中でしっかり見極める

  ・各話題ごとに、下の見極めの観点を意識しながら判断していく

  

■話題

  ・研究について

  ・自主的に取り組んでいることについて

  ・好きな本や映画などについて(プレゼンしてもらう)

  ・趣味、バイト、サークル

  ・人間関係について(こちらからプライベートに踏み込みすぎないように)

  ・相手からの質問

  ・その他、話したいこと

  

■見極めの観点

考える力(地頭、ロジカル、アイディア、プレゼン)

  ・質問の意図をくみ取って、的確に答えられるか?

  ・因果関係を整理してわかりやすく説明できるか?

  ・アジェンダ→詳細という流れで話せるか?

  ・話にストーリー性があるか?(人を惹きつける話ができるか?)

  ・面白い視点を持っているか?

  ・話に矛盾がないか?


○メンタル(根性、責任感)

  ・失敗や苦労を乗り越えた経験があるか?

  ・地味な努力を積み重ねたことがあるか?

  ・成功体験があるか? 困難な状況でも自分ならできると信じられるか?

  ・自分が○○をやらないと誰々がどう困るという考えを持っているか?(当たり前のことだけど)


○バイタリティ(推進力、自発性)

  ・自主的に取り組んでいること

  ・周囲を巻き込んでリーダーシップを発揮した経験

  ・何かに夢中になった経験

  ・失敗を怖れずに飛び込んでいけるか?


○チームワーク(思いやり、協調性)

  ・人の気持ちを考えて行動できるか?

  ・チームで何かを成し遂げたことはあるか?

  ・周囲の状況を見て行動できるか?(足りない役割を見つけて入れるか?)

  ・今までで人を喜ばせたこと、家族や友達や恋人へのプレゼントやサプライズなどの成功例

  ・逆に家族や友達や恋人にされてうれしかったこと(これは嘘がつきづらそう)


○キャリア(興味・志向性)

  ・どんな欲望が一番強いか? 金銭、名誉、好奇心、信頼、達成感など、

   脳内メーカーみたいな感じ、何でもいいけど強く明確に持ってることが大事

  ・尊敬する人やロールモデル(実在、非実在問わず)

  ・3年後、5年後の自分、人生のゴール(どんな人生観を持ってるか?)

  ・働くイメージをどのくらい明確に持っているか?

  ・開発にワクワクするか?なぜIT業界?なぜエンジニア

  ・どんなビジネスに興味があるか?そのビジネスの何が好き?

  ・大手 VS ベンチャー VS 起業


悩ましいのは、上のような質問とか内容で測れるのって、現時点の力なんだよね。

正直、今の自分が上の方針で、4年前の自分を面接をしたら、通す理由が全く見当たらない。

それだけ当時の自分はショボショボだったし、それだけ変われたとも言える。。

今だってまだまだ未熟だけどw


人の上に立って信頼される人って、この人はこういう経験を積めばこう成長する

みたいなイメージが明確に持てるんだろうなあ。ホント自分はまだまだ経験不足。

この辺のスキルの究極形って、アイドルのスカウトな気がする。

アイドルのデビュー前とか全然かわいくないのに、発掘して成功させるってホントすごい!


まあ、しばらくは理想形ばかり考えずに、地に足のついた経験を積んでいけたらなあと思います。

2010-10-09

入社して1週間経った感想とか

会社が変わって、あっという間に1週間が経ちました。

今日はその感想と、目標の話とかを。


正直なところ、前の会社と比べて、日常的な仕事のやり方が

自分の想像よりも遥かに変化が少なくてビックリ。


もちろん、会社全体の若さと勢いや、上司が自分と同じ年齢だったり、

周りの半分くらいはイヤホンつけて好きな音楽聴きながら仕事してたり、

明確に違う部分もあるんだけど、思ったほど劇的な変化じゃなかった。

ベンチャーって、もっとカオスで戦場なイメージだったんだけど、

偏見だったみたい笑 あと、これでもかってぐらい先輩が優しい笑


ただ、技術知識では、僕はおそらく部の中で最下位レベルなので、

ひたすら勉強の毎日です。そして、エンジニアと称しながら

俺はこんなことも知らないのかと無力さを痛感させられる毎日でもあります。

本当に、毎日心が折れそうになる笑

そんな時は、些細な喜びに希望を見出しながらなんとか凌いでるけど。。


で、目標の話。

どこの会社でも同じだと思うけど、部内で個人目標を立てる。

それをどうしようかなと一昨日から考えてました。

目標は、具体的で、かつ達成・未達成を瞬時に判断できるものじゃなきゃダメ。

イチローが、打率ではなく安打数を目標にしているように、

数字で積み上げていけるものじゃないとダメだ。


ってことで、やろうと決めたのが、「今日覚えたキーワード」。

部内全員配信の日報(メール)に「今日覚えたキーワード」欄を作って、

ここに今日覚えたことをつらつらと箇条書きしていく。

そして、そこに今までの合計数も書く。これを半年で500個にするのが目標!


なぜキーワードかというと、僕は技術知識がまだ全然ないので、

まずは浅くでもいいから全体の体系をおさえる必要があるから。

また、なぜ500個かというと、1日平均5個あれば達成できるということと、

キーワードを500個集めれば、技術の入門書が書けるということから。

1ワード1ページなら300個でも本書けちゃうよね!

ま、人脈もないし、半年後に書こうとは思ってないけど笑 

リアルに、数年後には書きたいです。


最初の1週間、無意識のうちに「自分は社会人4年目で中途採用」だなんて

プライドがあったんだけど、そんな役立たずのものは捨てることにした。

今は、何も知らない新人でいい。こんなことも知らないのかと笑われてもいい。

その代わり、1年後には誰も笑えないぐらい、急成長してやるっ!!

2010-09-29

明後日から六本木ヒルズで働きます

明後日から、いよいよ新しい会社で働き始めます。

その前に、独り言というか、初心を書きとめておこうと思います。

自分のために。道に迷ったら、いつでもここに戻ってこられるように。


以前の日記でも書きましたが、

次の会社での目標は、3年以内に「事業を創ること」です。

ここ最近、自分で作ったiPhoneアプリブクマップ」が大成功しましたが、

それはあくまで通過点。数ある階段の1段。ゴールは事業を創ること。


じゃあ、どんな事業か?

言うまでもなく、人の幸せを支援する事業です。

でも、幸せの定義は、一つじゃありません。

人類の全てを幸せにするなんて、非力な僕には絶対にできません。

っていうか、歴史上、そこまでの偉人はまだ存在してません。

だから、今でも戦争があったり、貧困があったりするんですよね。


でも、僕の想像力には限界があります。

テレビに映る戦争の風景は、いやだなとは思いつつも遠い世界の出来事。

だから、それを解決するための具体的な行動は、特にしてません。

募金箱を持って立っている人の前を、知らん顔で素通りしていきます。

人って、自分の体験に基づいたことでしか、

本気で行動することはできないと思うんですよね。

命賭けて守れる人なんて、数人しかいないでしょ?

むしろ、一人でもそんな人がいれば、きっと幸せだよ。


話がそれました。それじゃあ、自分にできることは何か?

自分に近い人の幸せを手伝うこと。これしか可能性はありません。

自分に近い人って誰?

豊かな国に生まれて、豊かな生活をしつつも、なんとなく憂鬱で。

夢を持っている人がうらやましいなと思いつつも、夢が見つからない人。

あるいは、今まさに夢を追いかけている真っ最中の人。

「夢」っていう言葉が胡散臭ければ、「目標」と言い換えてもいい。

 「好きなこと」と言い換えてもいい。自分の中では全部同じ意味。)


僕は、そんな人たちを支援したい。

自分の体験でしか語れないけど、好きなことをやって、

目標を追いかけて、そこに辿り着いた気分は最高です。

辿り着いた結果だけじゃなく、走っている時も最高です。

ゲームなんか、全くお話にならない。


でも、自分の人生こそが最高のゲームだと気づかない人が結構いる。

仕事だって、ゲームのように夢中になれることを知らない人が結構いる。

ただ、それを大成功した人(ワタミの社長とか)が壇上から語ったって、

信用する人は少ない。だって、あそこまでの努力はできないよ、普通。

それに、人生は努力したって、それが100%報われることは絶対にない。

僕の努力の一部は、たまたま報われたけど。。


だから、それを言葉で語ってもダメ。絶対にうまくいかない。

違う方法で…。僕のフィールドはITだから、ITでやりたい。

ITは、事業をやるのに一番いいフィールドだと思う。

少ない人数で、少ないお金で、世界中を変える可能性を持てる。

うまくやればね。でも、こんな産業、他にないよ。

ほとんどの産業は、世の中を変えるには、

たくさんの人と多額の研究開発費が必要だ。


幸運なことに、僕はとてもいい時代に生まれたと思う。

今は、Googleが超巨大な「情報」のネットワークを築いた。

そして、mixitwitterが、「人」の巨大なネットワークを構築中だ。

その2つをどうにか活かして、新しいサービスを創りたい。

人と情報。これが現時点の大きなキーワード


とあるITジャーナリストが、検索の時代は終わった。

これからはソーシャル(人のつながり)だ、って言ってる。

でも、本当は終わったんじゃなくて、当たり前になったんだよね。

「当たり前」の上に、次の「当たり前」が作られる。

そうやって、文明や文化になっていく。歴史になっていく。

僕は、その次の「当たり前」を創りたい。

人生賭けてチャレンジしたい。


明後日からも、この勢いのままがんばります。

2010-09-25

iPhoneアプリの評価(★)・レビューの仕組み

久々の更新です。

しばらく、iPhoneアプリの開発をしていたのですが、

評価・レビューの仕組みが意外に情報が出回っていなかったので、

ここに書きとめておきます。


■平均評価について

これはレビューや評価が5件集まった時点で即表示されるようです。

レビュー4件までは、ランキング等の一覧画面で★がない表示になっていますが、

5件になった瞬間、★と「5件の評価」が表示されるようになりました。

また、ランキングを見ていると、5件未満で平均評価出てるアプリ

見つからなかったので、たぶん合っているんじゃないかと思います。


■評価の方法

iPhoneからレビューを書くというのは当然1つの方法ですが、

その他、ソフトのiTunesから★のみをつけるという方法があります。

WebサイトiTunesからはできなかったので、これは盲点でした。

ただ、ソフトのiTunesアプリを落とすケースは少なそうなので、

身内投票の可能性が高いかと思います。


■レビューの反映タイミング

すぐというわけではなく、2,3時間はかかるようです。

なぜこんなに時間がかかるのかは不明です。

レビュー内容もチェックされてるのか、世界規模だから仕方ないのか…


バージョンアップ後(知人情報)

バージョンアップを行うと、

過去バージョンのレビューは全てリセットされてしまうそうです。

祭り的な低評価を消したい場合はマイナーバージョンアップしたり、

いい評価が重なったら、少し時間を置いてみるなどして、

ある程度コントロールできそうですね。


というわけで、開発者の方々はアプリリリース時点で

5人の仲間を見つけておけば、ランキングを狙う上でかなり有利になります。

実際、App Storeを見ていると、その日の朝リリースしたばかりのアプリ

いきなり平均評価が★5つというものが結構ありました。

みんな考えることは一緒なんですねw


最後に自分のアプリの紹介です。

現在、ナビゲーションカテゴリで3位です。


ブクマップ」−よく行く場所のお気に入りリストを作成できるアプリ

http://itunes.apple.com/jp/app/id392201323?mt=8


記事が参考になったという方は、応援よろしくお願いします。

何気に今日、誕生日ですw