悠平と歩く道 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-03-24

4年生修了

妻(yuheimama)です。4年生の修了式を終え、春休みに入ります。1年を振り返ると、落ち着いて過ごせる日々が増えて成長を感じる一方で、自閉症ならではの言動への対応に苦慮した場面も思い出されます。

学習面では、ひらがな・カタカナに加え、少しずつ漢字の読み書きの練習を始めました。また、10までの足し算・引き算の暗算、アナログ時計の読み、少額の金額が数えられるようになりました。春休みは、これらの復習をしながら、次のステップの準備をしようと考えています。

算数は、繰り上がりの足し算で立ち往生しているので、四谷学院の療育55段階は休止中(療育55段階については「夏休みの家庭療育&家庭学習」を参照ください)。代わりに、繰り上がりに特化した教材を探しところ、見つけたのが「ゆっくりさんすうプリント 20までのかず くりあがり、くりさがり、くらいどり 小児科医がつくった おくれがちな子、LD児、ADHD児など、どの子も伸ばす」。焦らずゆっくり、理解を促していこうと思っています。

また、長らく補助箸を愛用してきましたが、OT(作業療法士)から「補助をとっても大丈夫そう」とのゴーサインが出たので、通常の箸の練習を始める予定です。初めは滑りにくい割り箸を使い、机上課題としてスポンジなどを挟む練習をし、上達したら食事に導入していこうと考えています。学校からも食事中、箸と補助箸を両方用意して、ストレスにならない程度に数回箸を使うことから始めてみてはと提案されています。

休み中は学習だけでなく、お出かけも検討中。悠平からは映画に行きたいとリクエストが出ています。季節の変わり目なので、体調管理に気を配りながら、楽しく充実した春休みにしたいと思います。

2017-03-09

検温

妻(yuheimama)です。先週、悠平が風邪を引いて熱を出しました。日に何度か検温するうちに、「僕が自分でやる」と言うようになりました。考えてみれば体温計を脇に挟むだけのこと、これまでに何度も経験しているのでやらせてみることにしました。

電子体温計がピピッとなりました。悠平は体温計を取り出し、「3度4分!」と報告。悠平自身、ちょっとおかしいと思ったのか、エヘヘと笑っています。私は私で、思いがけない体温に、笑うどころか「え???」。悠平から体温計を渡されて見ると、確かに「33.4」と表示されています。これでは「お前はもう死んでいる」です。

結局、もう一度私が体温計の先端が脇に当たっていることを確認して、いつも通り腕を押さえて計り直し。今度は妥当な体温が表示されました。

今回のことで、検温ももしかしたら身辺自立の一つなのかしらと思った母。機会ある度に練習しなくてはと思いました。それにしても33.4度なんて、どこをどう計ったのでしょう? 不可解な謎がまた一つ増えてしまいました。 

2017-02-24

お金の数え方

妻(yuheimama)です。夏休みから徐々に進めているお金学習。「これは難しいかな」というところを難なくクリアしたと思ったら、「これが分かるなら、これも分かるだろう」という私の先入観を打ち破って、思わぬところでつまずいたりしています。

夏休み以降、複数個の10円玉を数えたり、1円玉を混ぜて2桁の金額を数えることができるようになりました。次のステップで私が難しいのではと予想したのは、1円玉5枚と5円玉、10円玉5枚と50円硬貨、100円玉5枚と500円硬貨の対応です。そこで、次のような課題を作ってみたところ、予想に反してクリア! これで、数えられるバリエーションが増えました。

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次に100円玉が入った3桁のお金。スタートは順調だったのですが、思わぬところでつまずきました。500円硬貨から数え始めれば、すんなり数えられるのですが、100円玉から数え始めると500円硬貨を加算することができずに固まってしまうのです。

こちらはOKf:id:yuheipapa:20170223111208j:image    こちらはNGf:id:yuheipapa:20170223111207j:image

「え! ここでつまづいちゃうの? 500円硬貨から数え始めればいいのに」と思ったものの、その思考の柔軟性が持てないのが自閉症なのでしょう。お金のおもちゃを用いて、500円硬貨が先頭にくるように、悠平の目の前で並び替えてみました。悠平は「そうだったのか」という感じでにっこり笑い、正解することができました。以降、「500円から数え始めればいいね」と声を掛けると、戸惑いながらも数えられるようになりました。

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また、1円玉、10円玉、100円玉が混ざった金額を答える問題では、あらかじめ3桁のマス目を書いておくと、正解することができました。算数では今、繰り上がりの足し算が難航していて、3桁の数字の操作は未履修。とはいえ、数百円単位の金額は、コンビニやスーパーなどの買い物で頻繁に目にするからか、悠平にも馴染みがあったようです。ちょっとしたヒントで答えられました。

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お金の学習は将来を考えたとき、悠平の生活の自由度、自立度を左右する課題です。大きな金額は要支援でも、スーパーやコンビニでの買い物ができるようになればと願いつつ、これからも取り組んでいきたいと思います。 

2017-02-10

思い出し笑い

妻(yuheimama)です。先日、悠平の授業参観に行ってきました。参観したのは体育と国語・算数です。

以前、体育を参観した際には、授業の最中に「お母さ〜ん、僕、頑張ってるよ〜!」と母に向かって呼びかけてきた悠平ですが、今年は授業に集中。時に真剣に、時に笑顔で取り組んでいる様子を見て、成長を感じました。

国語・算数の授業の前に廊下の掲示物に目をやると、書き初めが張り出されていました。昨年は書き初めに「にく」と書いて笑わせてくれましたが(「好きな○○」を参照ください)、今年の作品には「おおいがわ」「アプト」と書かれていました。冬休みにyuheipapaと日帰り旅行した、SLやアプト式機関車が走る静岡県の大井川鉄道が余程楽しかったようです。

教室では、国語・算数を参観しました。算数のプリントに取り組んでいたときのこと、悠平、急に笑い出しました。思い出し笑いのようです。先生に「何がおかしいの?」と聞かれると、「大丈夫です」と返答。それでもまた笑い出してしまいました。すかさず先生が「笑わないでください」。でも悠平、またも「うふふふ」。この様子を見て思ったのは、思い出し笑いとはいえ、場をわきまえずに笑うと周囲に不快感を与えたり、失礼になる場合があるということです。家庭で思い出し笑いをしたときには、何がおかしいのだろうと、こちらも一緒になって笑っていたのですが、迂闊でした。

翌日、連絡帳にこのことを書くと、先生から「思い出し笑いだけではなく、自信がなかったり、不安なときにもあのような笑い方をすることがあります」という指摘がありました。yuheipapaにこのことを話すと、悠平は不安なときなどに別のことを考えて気を紛らわせようとすることがあるので、一種の自己防衛による思い出し笑いかもしれないという見解。確かにその可能性もあるなぁと思いつつ、場にそぐわない笑いをどう指導していったらいいものやら…。学校と相談しながら、方策を考えていこうと思いました。

2017-01-26

こだわり2種をクリア!

妻(yuheimama)です。生活習慣と乗り物へのこだわりが殊に強い悠平。こだわりを崩すには年単位での働きかけが必要ですが、この冬、手強かったこだわり2種類をクリアすることができました。

一つは、放課後等デイサービスの送迎車に自宅から乗れるようになることです。悠平ルールでは、放課後デイの送迎車に乗るのは「学校―デイ/デイ―自宅」と決まっていて、休日や長期休暇などに朝、自宅に迎えに来てもらう車には乗ることができませんでした。これまで何度も働きかけてきましたが「イヤ!」と、一蹴。結局、通所することを優先して、私が歩いて送っていました(「さぁ、夏休み――こだわりの放課後等デイサービス」を参照ください)。前回の夏休み以降、デイのスタッフさん、学校の担任からも声がけを続けていただき、ついに冬休み前、デイのスタッフさんと冬休みにトライすることを「男同士の約束」。数日前から、緊張のせいか指と指をこすり合わせる常同行動が見られましたが、当日は「僕が自分で車のドアを開けて乗る」と、自分なりの儀式(?)を考え出して、その通り乗車することができました。その後、常同行動は収まり、春休みにも頑張ると約束することができるようになりました。デイに通所し始めて丸2年、サポートいただいた皆さんに感謝です。

もう一つは、スクールバスの乗車位置こだわりです。悠平はスクールバスに乗る時、いつも同じ場所で乗らないとパニックを起こしていました。路上駐車している車の関係で、乗車位置がずれると絶叫! 体が小さい時にはなんとか抱え上げていたのですが、ここ最近は身長体重共に私に迫って来ていて、もう抱き上げることはできません。結局、乗れずに学校を休んでしまったこともありました。それが先日、道路工事で乗車位置が大幅にずれてしまい、私は冷や汗。悠平に「場所が違っても乗れる?」と聞くと、悠平は不安げながらも「乗れる」と小声で返答。いよいよバスが近づいてくると、バスに向かって「ここで止まってくださーい!」と手を振っているではありませんか! おぉと驚く私には目もくれず、バスのドアに向かって走り出して、スムーズに乗車することができました。乗車位置がすれることは、そう度々あるわけではありませんが、小学校入学以来、4年目の快挙にちょっと放心状態になった母でした。

こだわりは、一つ消えてはまた現れると言いますが、日常生活を滞らせかねないこだわりはクリアできるに越したことはありません。「悠平よく頑張ったね」と褒めつつ、「あぁ、助かった〜」と母は心の中で深く深くつぶやきました。