視覚支援でステップアップ

 妻(yuheimama)です。以前のエントリー(2011年11月26日「最近始めた生活支援」)で紹介したように、悠平に日付や曜日を意識させるため、カレンダーに「きのう」「きょう」「あした」と書いた付箋をはって、毎日確認をしてきました。また、1日の予定をホワイトボードにイラストを書いたマグネットをはったり、ひらがなで書いて視覚的に伝えるようにしてきました(2011年5月25日「発達検査の結果から――視覚支援とひらがな学習」)。そのおかげか、最近では日付を意識し、予定を確認する習慣ができるようになってきました。そこで、これまでの1日単位の予定表からステップアップして、1週間単位で見通しを持てるようにと、週間予定を書き込めるホワイトボードを使うことにしました。

 こちらは100円ショップで購入した本体価格200円の週間予定表。枠ごとにその日の予定を書き込みます。交通手段のイラストをはったマグネットと、家族それぞれの顔写真をつけたマグネットを用意し、誰が何に乗ってどこへ行くのかが視覚的に分かるようにしました。下の写真では顔写真を外していますが、「18日すいようびは、ゆうくんとおかあさんが、JRとスクールバスにのって、ばいかにいく」ということが分かります。

 これは悠平にとって、とても分かりやすかったようです。梅花から帰宅した日には、その日の枠からマグネットを外して文字も消し、自分で翌日の予定スペースに乗りたいタクシーのマグネットをはり、自分と私の顔写真を移動させていました。休日に父子で外出する時は、自分と父親の顔写真を休日の枠にはり、私の写真は療育園に行く日の枠に移動させています。平日に電車に乗りたかったり、欲しいおもちゃがあっても、週間予定を見ることで土日まで我慢することができるようになりました。視覚支援で見通しを持たせることの重要性を再確認することができました。

 週間予定表の視覚支援で味をしめた母は、療育園に行く日の朝の準備も視覚で伝える絵カードを作って試してみました。

 すると、リュックに荷物を一つ入れてはカードをピリッとはがし、次々に荷物を入れているではありませんか! 荷物を入れ終えて、カードを全部はがすと「できた!」と、達成感まで表現。こうした視覚支援を用いた身辺自立の作業は、療育園でのご指導があってのこととはいえ、そのあまりのスムーズさに正直、驚いてしまいました。遊び終わったトミカをおもちゃ箱に戻すことさえしなかった悠平が、テキパキと朝の準備をしている様子を見て、自称「療育ママ」、さらなる視覚支援にはまりそうな予感です!?