最近の愛読書

妻(yuheimama)です。東京に戻ってから、自宅近くに区立図書館があるので、よく絵本を借りるようになりました。そこで今回は、最近の悠平の愛読書を紹介したいと思います。

まずは、以前に紹介した『クシュラの奇跡』( 「「絵本の力」を確信――『クシュラの奇跡』を読んで」を参照ください )や飫肥糺『たましいをゆさぶる絵本の世界』(「絵本で子育て」センター、2007年)に紹介されていた、ジョン・バーニンガム『ガンピーさんのふなあそび』(ほるぷ出版、1976年)です。この絵本には姉妹編として『ガンピーさんのドライブ』(1978年)もあり、車好きの悠平にはまず『ドライブ』を、それから『ふなあそび』を読みました。

ガンピーさんのふなあそび (海外秀作絵本)

ガンピーさんのふなあそび (海外秀作絵本)

ガンピーさんのドライブ

ガンピーさんのドライブ

トーリーはいずれも、優しく穏やかな男性、ガンピーさんが車や舟に乗るときに、子供たちや動物たちも乗せ、ちょっとしたトラブルに見舞われるというもの。挿絵も優しい感じで、ストーリーによく合っています。悠平は何度も何度も読んでいるうちに、「乗せて」と頼んでくる動物たちを乗せてあげたりあげなかったりと、ストーリーを自分でアレンジをして楽しむようになりました。

続いては、松井直 作・長新太 絵『ぴかくんめをまわす』(福音館書店、1966年)です。

ぴかくんめをまわす

ぴかくんめをまわす

この本の主人公は、ぴかくんこと信号機。あんまり忙しくて目が回り、正しく信号を出せなくなって街が大混乱してしまうというお話。信号機が主人公ということは当然舞台は道路なので、乗り物好きな悠平はきっと興味を持つだろうと思ったところ、大当たり。何度も読んで本は図書館に返却しましたが、今も毎日、信号を目にしては「青ー進め」「黄ー待て」「赤ー止まれ」と声に出して、ぴかくんの指示を思い出しているようです。

最後に紹介したいのは、絵本ではなく、乗り鉄・悠平のバイブルになっている「メトロのトリセツ」。

乗り鉄する前に、どの路線に乗りたいかを調べては、読めない駅名を私に聞いてきます。地下鉄でもらってきたフリーペーパーではありますが、悠平にとっては「愛読書」と言っても過言ではないでしょう。どの地下鉄に乗りたいかをyuheipapaにリクエストをして、休日のスケジュールに組み込んでもらっています。

将来、悠平が挿絵のない本を自分で読めるようになるかは分かりませんが、今はとにかく本を身近に感じ、楽しみ、何かしらを吸収してくれればよいと思っています。