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yuhka-unoの日記 Twitter

2013-05-19

「若者には金が無い」ということが、世間一般的には決して「常識」ではないという現実

21:44 |

NHKスペシャル「仕事と子育て 女のサバイバル 2013」という番組の中で、宇野常寛氏が「核家族でこどもを育てるなんて無理ゲー。超裏ワザとか使わないと攻略不可能。それを今まで専業主婦っていうどうみてもジェンダー的にだめでしょってものを導入してなし崩し的にやってきた」と発言していて、「そうそう!」と思った。

よく少子化の原因について、「女性の社会進出が進んで、選択肢が増えたから」という言い方がなされることが多いけど、それはちょっとどうなんだと思う。実際は、「今まで専業主婦っていうどうみてもジェンダー的にだめでしょってものを導入してなし崩し的にやってきた」からなんだよね。

例えば、今までは奴隷制によって社会システムを維持してきたのが、それがうまくいかなくなったからって、「奴隷が解放されたことによって、社会の生産性が低下したんだ」と言うのは、それはあまりにも元奴隷層に対してデリカシーがないんじゃないのかという話だ。今まで、奴隷制を前提とした社会システムになっていたのが間違いなのだから。あと、バブル崩壊は「奴隷解放」とは関係ないのだし。

 

そもそも、「女性の社会進出が当たり前になった」と言えるのは、女性が子供が生まれても仕事を続けていけて当たり前の世の中になってからだと思う。だって男性は、子供が生まれても仕事を続けていけて当たり前なのだから。現状、女性は「子供が生まれたら、社会進出できなくなる」のが現実だ。そんな状態なのに、「女性の社会進出が当たり前になった」とは言えないと思う。

そして、現状では、表面上「経済発展のためには、女性の力が大事」と言いつつ、女性を家庭に戻したい…つまり、昭和的奴隷制時代を維持しておきたい層と、奴隷解放を目指す層との拮抗が続いているのが、今の時代だと思う。男性社会にどっぷり浸かってしまっている人たちからは、女性は十分に社会に進出しているように見えるのだろうが、現実はそうではない。これは、黒人解放の過程での白人と黒人の感覚の剥離と同じ現象だ。つまり、女性の社会進出は、まだまだ「当たり前」ではなく、途上なのだ。日本は「女性の社会進出・発展途上国」だ。

昭和的奴隷制時代を維持しておきたい層というのは、女性を「家事育児奴隷」にしておくだけでなく、男性を「企業奴隷(社蓄)」にしておきたいとも思っている人たちだと、私は思っている。高度経済成長期というのは、男性を企業に繋ぎ止めて働かせられる状態を維持するために、女性を家に繋ぎ止めて男性と子供の世話を焼かせるというシステムで成り立っていたのだから。

 

専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実』という有名なコピペがあったが、私は、専業主婦が一般的になる条件は、大きく分けて「家電が普及していること」と「家族のうち一人だけが働いて、それで十分家族を養っていけること」の二つだと思う。現代は後者の条件が崩れた時代というわけだ。

「女性が社会進出した」と言っても、現状は女性の半数以上が非正規雇用だし、若年層では「家族のうち一人だけが働いて、それで十分家族を養っていける」人が減っている。その状況で共働きが難しいとなれば、そりゃ少子化も進むだろう。少子化の主な理由は、若年層に経済的余裕がないからだ。

しかし、若者のほとんどが、数字で示されずとも体感的に実感している、「若者には金が無い」という現状は、日本のマジョリティ、つまり、バブル海溝の向こう側にいる「オヤジ層」にとっては、全く「常識」ではないのだと思う。彼らはたぶん、「若者には金が無い」ということを、本気でわかっていないのだ。年長者たちが現代の若者について抱いている「若者は、物が溢れた豊かな時代に生まれて、苦労も不満もなく育ってきた世代」というイメージも、「若者には金が無い」ということを、わかっていないことから来ているのだろう。

この国の「世間一般」の感覚は、マジョリティである「オヤジ層」が作っている。たぶん、「若者には金がない」という現状は、若者の間では「常識」ではあっても、この日本社会、世間一般的には、決して「常識」ではないのだと思う。そりゃそうだ。彼らにとっての主な情報源であるテレビや新聞といったメディアで、若者の貧困問題がどれだけ取り上げられているというのだろうか。「オヤジ層」にとっては、「若者には金が無い」という現状をわかっていないのがデフォルトであって、余程社会に対するアンテナ感度が高い人か、若者と同じ状況に置かれている人でないと、理解することができないことなのだろう。

 

たぶん、バブル海溝の向こう側の「オヤジ層」が見ている世界は、「若者には金が無い」ということがよくわからない一方で、女性が社会進出してきたのはわかる、というよりは、女性の社会進出を現状よりも過大評価しているという、そういう世界観になっているのだと思う。だから少子化の原因について、「女性の社会進出が進んだから」と考えてしまうのかもしれない。もっと言うと、「自分を高嶺の花だと勘違いした女が、えり好みしているから、婚期を逃すんだろ」と考えている「オヤジ」も、決して少なくはないと思う。「女性手帳」というのは、そういう発想なんだろうしね。

少子化が進んでいることについて「女がぼんやりしてるから」「自分を高嶺の花だと勘違いした女が、えり好みしているから」と言うのは、若者の就職難について「若者がえり好みしているから」「選ばなければ仕事はある」と言うのと同じだ。これらは、若者を取り巻く雇用経済状況の現状を認識できていないということで、地続きの問題だ。

そもそも、第三次ベビーブームが来なかったのだって、バブルが弾けて就職氷河期の煽りを食らった団塊ジュニア世代を、全く救済せずに放置したから、こんなことになったのだ。「女性手帳」は、さも「女性が、出産リスクが高くなる年齢をきちんと意識できていないから、少子化が進むのだ」と言わんばかりだか、実際は政府こそが、団塊ジュニア世代の出産リスクが高くなる年齢をきちんと意識できておらず、ぼんやりしていたということなのではないだろうか。

 

NHKで、少子化と女性の働き方についての番組が、立て続けに放送されたけど、内容的には「はぁ?まだそんなこと言ってんの?」と言いたくなるようなものだった。

女性だけではなく、全ての人が、自分に合った生き方の選択ができるようになるのは、とても大切なことだけど、そのためにはまず、専業主婦が一般的だったのは、高度経済成長期以降の数十年だけだったということと、今の若者には金が無いということが、世間一般の「常識」になる必要があるのかもしれない。それによって、「今のままでは、どう考えても無理ゲーですね」という現状認識を共有し、それを前提として話ができる状態にするところからはじめたほうが良いのかもしれないと、そんな気がした。

 

 総務省統計局「労働力調査詳細結果」によると、非正規雇用者数は年々増加しており、2006年は前年比3.6%増の1677万人となった。雇用者(役員を除く)全体に占める非正規雇用者の比率をみると、2000年には26.1%だったのが、2006年には33.0%と、6年間で約7ポイント上昇している(図1)。つまり、今や働いている人の3人に1人は非正規雇用なのだ。男女別では、女性52.9%、男性17.9%と、女性の半数以上が非正規雇用で働いていることになる。

増える非正規雇用 : gooリサーチ

 日本における母子家庭の母親の就業率は84.5%で、先進国の中でも高い。だが、平均年収は低い。背景にあるのが非正規雇用の拡大だ。

 数カ月前に、働く人の3人に1人が非正規雇用となっていることが、総務省労働力調査で明らかになったが、男女別の比率を見ると女性の方が圧倒的に高い。

 25〜34歳では、男性16%に対して女性39.7%。35〜44歳では、男性8.5%、女性54.9%と、この年代で働く女性の2人に1人が非正規雇用ということになる。

 「あしなが育英会」の報告では、遺児家庭の63%が非正規雇用で、母子家庭の手取り収入は月平均約12万5000円。6割以上の家庭が教育費の不足を訴え、高校生がいる世帯のうち、39.7%が経済的理由から進学をあきらめていたことも、同時に報告されている。

「えっ、3人に1人!」 無視され続けた女性の貧困問題の窮状:日経ビジネスオンライン

 

〔追記〕

続きを書きました。

「オヤジ層」の無自覚な女性差別を、黒人差別に置き換えてみる

 

 

【関連記事】

「若者は、物が溢れた豊かな時代に生まれて、苦労も不満もなく育ってきた世代」というイメージ

ss 2013/05/20 12:07 主婦=奴隷という暗黒被害妄想史観に笑った

KVKV 2013/05/20 13:14 男性も奴隷=社畜って書いてるじゃん。

kk 2013/05/20 13:40 何か女性手帳以降のモヤモヤが凄く晴れた
こういう事だったのか、すごいよく解った
あとこの問題を全く理解しようとせず思考停止した
短絡的な女叩きに持って行く層はどういう年代なんだろう

Usus_magister_est_optimus_tUsus_magister_est_optimus_t 2013/05/20 13:59 合理的かつ常識的な破綻のない意見で感銘を受けました。
しかしながら、他の人の意見などをみても、どこまでも現役世代の自己中心的な(それゆえ切実な)主張のようです。

子育ての終わった世代がどうとか言うつもりはありませんが、是非ともこれからうまれてくる次世代の為にはどういう結婚・家族・労働制度が良いのか意見を読ませていただけたら、と思います。

   2013/05/20 14:03 なんで仕事も育児もどちらにも100%力出して完遂できますみたいな前提がまかり通ってるんだろう
男も女も関係なくそんなの無理なのに

名無し名無し 2013/05/20 15:39 主婦はいつから奴隷になったんだよ
なんかいろいろずれてる

 2013/05/20 16:17 昔の専業主婦なんて奴隷以下だよ。
自分の親の介護は自分で旦那の親の面倒は自分で。結婚したら強制的に仕事辞めさせられて経済力の剥奪。
今の様な電気器具で家事が楽な訳でもない。
マルチタスクが求められるすぎる。奴隷でももっと仕事の種類は少なかったよ。

関係ないけど男性は女にパイ奪われて女叩いてるけど、現状女性は「買い叩ける」安い労働力として雇用されてるだけだし。
あと女性は男性より「組織」のおかしさに声をあげる傾向が強いから、今の日本のブラックな環境に最初に文句言ってくれる同じ仲間としてもっと女を有効活用した方が良い。

肯定肯定 2013/05/20 16:43 母子家庭育ちの男ですが同意ですね。
嫁姑、家事、介護、男尊女卑…その煽りを私もモロに受けて(母→私)育ちました。
ですので男の主張よりも女性の主張のほうがかなりの割合で理解できます。
まだ女性手帳なんてカビの生えた古臭い考え方してんのか…と男として恥ずかしくなります。
内閣まで『ナチュラル俺様』がはびこってんのかよ。

thorthor 2013/05/20 17:04 既存の問題を指摘して誰かを攻撃するのは容易いけれど、問題の解決法を提示して敵を減らすのは難しい。

他人に「変えろ」と要求するのか、それとも自分から変えようとするのか。
さりとて、自分で変えられない人を責めるのは、結局は他人に「変えろ」と要求するに等しい。
そのうえで、他人に変えてもらうことを望みますか? それとも自分から変えることを望みますか?

yuhkaさんが取り扱ってきた記事は、女性差別、育児、児童虐待に関するものが多い。
家事や育児を専業主婦に押しつけてきたという事実は、確かにある。
女性の立場からすれば、「なぜ家事や育児の労働的価値が認められないのか」「選択の自由はないのか」という不満があるでしょう。
もちろん、企業や男性側からすれば、「家事や育児にお金も手間も掛けたくない。無償でやってもらわないと困る」というわけで。
見方を変えれば、「家事や育児を女性に押しつけたことで、男性の労働力と賃金を高めていた」と、言えなくもない。

しかし、その売り上げに水増しや虚偽が多かったので、バブルが弾けてしまった。

ごく私的なことを言えば、僕は両親からネグレクトされたクチなので、社会の弊害というものは実体験として知っているつもりです。
専業主婦が「できない」こともあるし、それによって子どもが犠牲になってしまうこともある。
実の親が家事も育児もできなければ、子どもは完全に孤立する。
そして、子どもは自分で家事をするしかない。
だからやっぱり、専業主婦に全責任を押しつけるやり方では、僕みたいな教育の出来損ないがたくさん生まれると思うんですよ。

非正規雇用、ブラック派遣、サービス残業の問題と、専業主婦の問題。
実は、これらは同じ源流を持つ概念から派生したことだと思うんですよ。
つまり、「労働力を安く、できれば無償で使い倒したい」
無償が当たり前の専業主婦の中には理不尽を強く自覚する人がいるのは当然で、中には「専業主婦の労働価値を認めてほしい」という意見もちらほら見ます。
それって、割と正しいと思うんですよ。

つまり、ベビーシッターとハウスキーパーを有償で雇う、という習慣を普及させてしまえばいい。
専業主婦がこなしてきた労働を、商業的価値のある労働と認めればいい。

専業主婦に育児や家事を押しつける文化では、「子どもや家の世話を赤の他人に任せるなんて主婦失格だ、恥ずかしい」という偏見も生まれやすい。
男が言うこともあるでしょうが、自分がちゃんとできてる女も、できない人に対して「主婦として恥ずかしくないのか」と言っちゃうんじゃないですかね。

仕事ができるけど家事や育児ができない女性が気兼ねなくベビーシッターやハウスキーパーを利用できるようにすれば、仕事に専念できる。
仕事をしてなくても、自分で子どもを育てる能力がない女性に対しては、社会福祉によって支援できるようにすればいい。
実の親に虐待されている子どもがいれば、そういったベビーシッターに一時的な受け入れをしてもらうように、法や制度を整える。
また、職業にしてしまうのだから、男女関係なくベビーシッターにでもハウスキーパーにでも就職できるようにすればいい。
できる人はできない人にお金を払ってやってもらう。

金銭的負担が増えるという意見が出るでしょうが、雇用が増え、仕事のトラブルが減って、消費者が増えて、社会経済の金回りが良くなって、結果的に収入が増えるんじゃないかなーって、安直だけどそう考えてます。
そうした環境からはみ出してしまう人には、先に述べたように「拡大済みの家事・育児関連の業界」に支援してもらえるように、法や制度の整備を。
これは無から有を生み出すのではなく、あるもの(普及したサービス)から僅かに譲ってもらうことですから、現代の社会よりは敷居が下がっているはずです。

……とまあ、素人意見ですが、こんな感じに解決法を探っていくのがいいんじゃないかなーと思っています。
もちろん僕が適当に考えた提案なんて穴だらけでしょうから、もっとたくさんの人が新しい意見を出していけばいいんじゃないですかね。

imgimg 2013/05/20 19:19 thorさんの意見の方が良くまとまってて読んでて納得した。ブログ主は専業主婦に対する「見下しと羨望」が入り交じったものが見え隠れしてて気持ちが悪い。

g950ew8jw5fh2s35jdqg950ew8jw5fh2s35jdq 2013/05/20 20:37 『「若者には金が無い」ということが、世間一般的には決して「常識」ではない』って本当ですか?
そんな事は皆が常識として認識を共有していると思ってました。
なのでとても驚きました。

wawawawa 2013/05/20 20:54 いやいや、オヤジは昔は若者であり、その時は貧乏だったわけで
「若者には金が無い」というのは共有されてるかと
違うのは、オヤジが若者だった高度成長時代は大体経済成長率10%、インフレ率5%の時代で有り、現金を現金のまま貯めこむことは損な時代
「若者に金が無くても、定昇、年功序列を見込んでローンでも組んで金を使ったほうが有利」という自分の成功体験を元に政策を打ってるだけよ
今のデフレ時代には間違ってるけどねー

azalea3azalea3 2013/05/20 22:20 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1304/23/news019.html
最近の研究では専業主婦の正体はサラリーマン男を捕食するタガメ女なのだそうです。専業主婦が奴隷というのはお見合い結婚の時代の話じゃないですか?
女性の社会進出というか社会が進出に値するのかどうか・・専業主夫になりたい男性は山ほどいます。

専業主婦あるいは専業主夫でも一人での子育ては無茶ですね。24時間365日休みなしですから・・

YouPukiYouPuki 2013/05/20 22:33 子供を産まなければ社会進出できるんじゃないですか?
選択肢は増えたのでは。

warawara 2013/05/20 22:41 「女性が家事育児奴隷」というのは仕事を続けるという選択肢を選びにくいから。
「男性が企業奴隷」という意味は少し疑問だけれども、これらの認識が大きく間違ってるとは思わないな。
だって企業の経営者の目的は利益最大化なんだから、自然な状態では企業は女性の雇用を躊躇するよね。

「若者に金がない」というのは共有されてないよ。金というのはつまり職のことを意味してるんだよ。文面通りの現金という意味ではない。
現代の就職事情を実際に知らない年寄りは幸せだと思う。

thorthor 2013/05/21 07:33 > wawa さん
いつの時代にも、いわゆる勝ち組と負け組はいますが、個人レベルでは自分の体験がその時代の全てだと思い込みやすいので、自分の身の回り以外の意見も集めないと実態は見えてこないでしょうね。

僕が子どもの頃は、僕の家庭は同級生の誰よりも貧乏でした。
他の家庭では、犬や猫、鳥などのペットを飼う余裕がある家が多かったですし、みんないい身なりをしていました。
僕は誰よりも不潔で貧乏くさい格好をしていて小学校在学中ずっとクラス全員と先生からイジメられていたので、僕の被害妄想ではないと思います。
その背景には、僕の父が身体障害者だったということもあるのですが、それでもサラリーマンとして働いてお金を貯めて独立起業して数名の社員を雇うくらいはしていました。

というわけで、僕の狭い価値観では「身体障害者でさえも就職してお金を貯めて独立企業まで持って行ける時代」だったと認識しています。
父も、周りがもっとお金を持っていることは知っていたので、ことあるごとに「金が無い」「貧乏」とぼやいていましたが。

予備校の講師から直接聞いた話では、就職の面接で上京してきて、一社の面接を受けるたびに平均2万円の「交通費」を受け取って、10社以上の面接で20万以上のお小遣いが手に入ったという武勇伝を聞いたこともありますね。
今ではとても信じられない話です。

また、当時の両親の口癖は「いい大学に入って公務員になって老後の自分の面倒を見ろ」でした。
こういうのが常識になっているのは、親が無自覚なだけで僕は奴隷や所有物扱いだったってことだと思うんですよ。
この「子どもは老後の親の面倒を見ろ」っていうのが団塊の世代の常識になっていて、それが年金や若者叩きに繋がっているんじゃないかなーって思うんですけど、実際のところはよくわかりません。
親にしてみれば、子どもに養ってもらうという未来設計図が、子どもの就職難によって崩れ去ったわけでしょう?
しかも、それどころか自力で生きていけず、親の仕送りで負担を増やす。
未来の自分が養ってもらうための投資として子どもを育てたのに、恩を仇で返されてむしろ負担増なのだから、そりゃあ親の世代は怒るんじゃないですかね。
「甘えるな」「努力が足りない」「自己責任」といった言葉は、そういう目論見が外れたがゆえに「目標値より低い若者達」に苛立ちを覚えずにはいられない、ということなんじゃないかと。

まあ、僕の偏見に過ぎないんですが、少なくとも僕の周りではそんな感じでした。

thorthor 2013/05/21 07:52 言い訳にしか過ぎませんが、指摘されそうなので先に言っておきます。
僕は両親や故郷を捨てたので今は世話になってないです。
おかげで両親は毎月年金が貯まり続け、余裕で逃げ切り可能になって楽しい人生を送っているそうです。
金銭面の世代間格差は確実にあると思うんですよね。

でも、だからこそ、彼らの多くは今の若者ほど苦労をしていない、とハッキリ言ってしまって構わないんじゃないかとも思います。
(仕事が忙しかったという以外に)苦労していない人達は、そもそも仕事がない・働いてもお金が貯まらないという問題を体験しておらず、正しく認識することは難しいでしょうし、体験してないのだから解決する能力も持たないし、自分たちは年金で生活できるから解決する努力も必要が無い。

なので、彼らが言うように、弱者としての若者が自分で生き残るためには、自分でなんとかするしかない。
そういう意味で「自己責任」というのは確かにその通りで、ものすごく意地の悪い言い方をすると、若者から見た団塊の世代は「苦労知らずのボンボンのまま、社会貢献をしてきたつもりの人達」と、言えなくもない。

苦労知らずの人達に「変えてほしい」と要求しても変えられるはずがないので、無能な彼らを非難しても現状を変えることは不可能、ということでもある。

以上、恨みのこもったメッセージにしかなりえませんでしたが、何も変えられない高齢者を責めるよりは、自分たちで行動したほうがよっぽど建設的だと僕は思います。
そもそも社会は公平でも平等でも人道的でもないですし。

n_wakan_waka 2013/05/21 09:59 ここ1週間くらいの、たぶんニュースだったと思うんだけど、円安だかなんかのニュースだったかの街頭インタビューで、どっかの婆さんが(ってここまですごく曖昧で申し訳ない)、「年金生活でタイヘンよー、もっと年寄りを労ってお金回してほしい、若い人たちはお金があるんだから」といった感じの発言があって、素で「はあっ!?」とテレビに向かって言ったのを思い出した。

tktk 2013/05/21 10:31 実に興味深いです。読ませていただきました。
率直な感想です。不快な人がいたら申し訳ない。

「過真面目 緊張度 がんばりすぎる」
どれをとっても自己保身のディフェンス用語だと思いました。
穴が多く、自分視点。
緊張度50が最適という考えがそもそもすごい限定的、
相手や場によって99が良い時もある。

よっぽどぬるい仕事でなければやった方が良い仕事、やらなければいけない仕事
含めればキャパ超えなんてみんなある。

キャパ超えな中、どの仕事を先にすべきか、どの仕事を遅らせたら問題か、
どう工夫すれば効率的にできるか。

「考える」と「優先順位」づけに尽きると思いました。

新人の内は優先順位付けができないのは当たり前、
その業務が何に繋がるか理解できないので。

仕事をしながら「考えて」仕事を「経験」し「優先順位」をつける。
「考えず」「経験」しても優先順位はつかず、
「考えて」も「未経験 経験が少ない」では優先順位はつかない。

教育とは「この仕事が何に関係しているのか考えさせる」事と思いました。

えりかえりか 2013/05/21 23:49 はて?

都合良く搾取されるだけの奴隷が存在しない時代がいつありましたか?
現代でもそれが許容出来る範囲かどうか見極めながらみんな搾取されているんですよ
ここではないどこかにそんな惨い扱きが無い理想郷があるのなら教えて頂きたいものです

ただNHKクローズアップ現代でやってた
仕事や遊びに専念して40歳くらいから不妊治療受ける女達の悲痛(身勝手)な叫び声は心底ワロタwwwww
「何を今更もがいてるの?(笑)スタートの合図はもうとっくに鳴ってたよ(爆笑)」ってカンジwwwwwwww

thorthor 2013/05/22 00:12 > えりか さん
おそらくあなたは周囲から誤解されるでしょうが、コメント欄の中では最も現実を見ている人だなーと思います。
まだどこかで周りに救いを求めている人達は、幻想に期待を抱きながら、それが泡と消えたときに怒り狂うのでしょう。
あなたにとっては、文字通り喜劇にしか映らないってところでしょうか。
まあ、茶番にしか見えませんからね。

上記が一番に言いたかったことで、以下は余計な発言でしかないんですけれど。

理想はクソッタレな現実と戦うとき心の支えになるものです。
戦わない人には必要のないものですけれど。

warawara 2013/05/22 03:41 現代は「基本的人権」という発明があるから、「人間的な生活が送れない=奴隷」な人が大勢いることは問題だと思うな。
人権が守られる社会が幻想とか理想郷とかいって停滞するのはは違うと思う。建設的じゃないし、世界史は現代で終わりじゃないし。これからも続きます。



若者がお金もってるのに、っていうおばあちゃんの話は笑った。
もちろん持ってる人は持ってるんだろうけど。
俺は一日一食で食費はひと月3000円以下。それでも貯金は少しずつできてるけど、今は年金は払えない。
車はなくてもいいけど、将来、家はほしいな。結婚できて親に孫の顔みせられたら最高。

そのおばあちゃんに少子高齢化社会というものを教えてやりたいぜ。

あ 2013/05/22 09:07 逆に「若者は金がなくて当たり前なんだ」って若者の方が開き直ってしまうと
もっとよりよく生きるチャンスがあっても見逃す気がする
奴隷の鎖自慢もほどほどに

datdat 2013/05/22 13:52 うーん、前提が全てしっくりこないです。

専業主婦は奴隷とか、高度経済成長期だけしかそんなものなかったとか仰ってますが、
女性は何万年も前から子育てをしていますよ。
そして男性は食料を獲ってくる、そういう役割です。
そんなものネアンデルタール人だったころから変わってません。

その基本的役割を踏まえた上で、役割だけに縛られない生き方が出来るようになってきているのは、単純に喜ぶべきことなんじゃないですか?

thorthor 2013/05/24 10:06 > wara さん
僕が思うに、あなたみたいな人がいちばん洗脳されていることに無自覚なのではないでしょうか。
こんなことを言うと、僕のほうが怪しげなカルト宗教に嵌っているんじゃないかって誤解されそうですけどね。

ユングは、かつて集合的無意識というものを提唱しました。
表層意識は、いまこうして言語的思考を働かせている意識のこと。
個人的無意識は、生物的な本能や個体の特性が由来になっている自我のこと。
そしておそらくは、集合的無意識というのは、母国語や文化・道徳教育によって後天的に植え付けられた価値観のことです。

社会に滞りなく適応した人はみんな文化に洗脳されている。

中世ヨーロッパではキリスト教が猛威を振るっており、搾取の限りを尽くしていましたが、それでもきっとキリスト教を心の底から疑うことのできた人はほとんどいなかったでしょう。
ヨーロッパ全土がキリスト教に支配されていても、誰も自分が洗脳されていたとは思わない。

多くの現代日本人は、そんなキリスト教を見て、ヨーロッパは日本人より野蛮だ、日本は無宗教だから精神性で優れているなどと勘違いしているのかもしれませんが、「素晴らしい日本」という価値観にほとんどの日本人が支配されている点で、中世ヨーロッパの暗黒時代とあまり変わらない状況が今もなお日本全土を覆っていると僕は思います。
だから、日本は精神的後進国だと、僕は思っています。

高度経済成長を支えたのは、戦前と同じエリート官僚育成システムだと思います。
高学歴、高性能で、上司の言うことを忠実に実行してくれる権力の犬。
団塊の世代を官僚的な家畜として飼い慣らすためにもっとも多用された鎖は、「終身雇用」「年功序列」「国民年金」「マイカー」「マイホーム」「結婚」「育児」です。

国や企業のバックアップがあったから、ローンを組んで車や家を購入できた。
そして、年金や長期ローンによって未来の資産を先食いしたからこそ、見た目上はGDPが跳ね上がって、世界トップレベルの経済大国を偽装することができたわけです。
未来の金を先に使ったら、後で必ずツケが回ってくる。
日本の経済が低迷しているのは、本来得られるはずだった対価をすでに高度経済成長期のときに支払ってしまったからです。

長々と脱線しました。
つまり、waraさんはあるいは終身雇用や年金などを破綻したシステムとして認識することはできるのかもしれませんが、マイカー、マイホーム、妻子持ちといった価値観の支配に対しては認識できていない可能性があるわけです。
海外でも、もちろん車も家も所有しているのですけれど、日本は交通機関が極めて優れている点と、地震大国でありマイホームのリスクが非常に大きいという点で、むしろ車や家を持たないほうが生きやすい可能性が高い。

ところが、高度経済成長期の人達は、妻と子どもがいて車や家を持っていることが『責任ある立派な社会人』であるという常識を吹聴されて、企業にいいように支配されていた。
企業が社員に無理難題をふっかけたり、上層部がやりたくない汚い仕事を社員に強要して責任転嫁するときに、家のローンや、妻子の生活というものを人質に取って、絶対に逆らえなくしていたわけです。

あなたは本当に自分が望んでいるものを自覚できていますか?
誰かから吹き込まれた「ステータス」を身につけなければならないという強迫観念に囚われていないと、言い切れますか?

意地の悪い言い方をしてしまいましたが、こういう理由で、えりかさんがいちばん現実を見据えているなーと僕には思えたわけです。

あるるるあるるる 2013/05/25 19:51 「若者には金が無い」・・・そんな考えは確かに持ったこと無いですね。認識不足でした。
確かに就職難で安定した収入を得づらい状況ではあるとは思ってましたが
お金が無いというのが実態であったとは・・・

個人的には、若い人の方が旅行とか行ってるなぁ〜と。
特に女性の方が国内・海外問わずあっちこっち出回ってるのを聞いて
『何処にそんなお金があるのだろう?』って思ってました。
そりゃ当人達に訊いたら
「やりくりしてる」「副業(バイト)をしてる」
ってなるんでしょうけど。
だから「若者には金が無い」と感じたことは有りませんでした。
単に私の周りの人達が裕福なだけかも知れません。
『もっと社会全体を見ろ!』って怒られちゃうところですね。
見識が狭くてお恥ずかしい。

>えりかさん
私もその番組観ました。
確かに40歳からの悪あがきではあると思うのですが、
彼女たちが20代の頃は
『子供を産んで家庭におさまる。』
という行為は女性進出を阻むものとして禁忌とするような
社会の雰囲気がありました。
今のような育児制度はほぼ皆無(有っても実際は行使できない)なため
結婚⇒出産は退職への道でした。
当人たちがお金を持っていたために経済的に結婚に頼る必要が無かったというのも
あるんでしょうが・・・

ここ最近は20代での結婚・出産が昔よりは増えてきたように感じます。
育児制度も昔よりはまともになってきたと思います。まだ不足はあるでしょうが。

ksks 2013/05/30 02:38 一応若者側に分類される年齢だから主張はわかりますが、世代間闘争を煽ってるようにも受け取られかねません
バブル海溝のむこうがわのオヤジたちも、彼らの中ではまた格差が大きくなっていて、若者や外国人に混じってバイトしている人も珍しくないですよね
いったいお金を持ってないのは誰で、お金を持っているのは誰なんでしょう?
平均値でみれば若者とバブルオヤジかもしれませんが、問題はその格差なんでしょうか?

10001000 2013/06/04 02:24 突っ込みどころ満載にしてアフィで。。いや
本気なのかネタ振りで場を盛り上げているのかよくわからなくなってきました。。

遠野遠野 2013/06/29 09:08 >datさん
採集狩猟民という言葉をご存知でしょうか?
食糧を採ってくるのは女性の仕事でもありましたよ

PEROPERO 2013/07/23 19:49 >「女性手帳」は、さも「女性が、出産リスクが高くなる年齢をきちんと意識できていないから、
>少子化が進むのだ」と言わんばかりだか、実際は政府こそが、団塊ジュニア世代の出産リスクが
>高くなる年齢をきちんと意識できておらず、ぼんやりしていたということなのではないだろうか。

 これは違う。”女性団体”という愚かな団体が高齢出産のリスクを全く知らず、”いつ産もうが女性の勝手だ”というバカな主張をここ20年繰り返して来た事が問題の本質である。様々な女性団体によって、女性の妊娠適性年齢がきちんとテレビで報道されず、結果、国民がその事を知るチャンスが減っただけの事だ。私は政府に味方する訳では無いが、この件に関して、厚生省の責任は少ない。10年以上前から、厚生省の調査会で高齢出産のリスクを知らない国民が増えている事実は把握されている。高齢出産の抑制に反対を唱え続けて来たのは、女性団体である。

 医学的に35歳以上の妊娠は、異常児を分娩する可能性が高くなり、”高齢出産”と呼ばれる。危険が最も少ない出産適齢期は、20〜30歳である。(医学界は、女性団体に媚びて、〜35歳としているが(笑))
”出産適齢期”の事実は、中学保健体育の教科書に書いてある事だ。
 
 この事を知らない国民は、圧倒的に多い。例えば、不妊治療を行っているカップルのほとんどは、この事実を知らない。更に、不妊治療の実績も知らない。例えば、40歳女性の不妊治療実績は、僅か1%に過ぎない。この事を知らず、延々と高額な不妊治療を続けているカップルは非常に多い。

 元々は、若いうちに産んでいれば、問題なく出産できたものを、高齢出産しようとするから、妊娠できないのだ。女性手帳の配布が遅れた事は、少子化に更なる追い打ちをかける行為だ。

 ちなみに、近年、小児科は破綻の連続だ。小児ICUは、連日満杯。理由をご存じだろうか? 高齢出産で、異常児が山ほど産まれ、その対応がやりきれず、小児科が破綻しているのだ。(医師が過労死、或いは辞職)女性の身勝手な高齢出産が、小児科に打撃を与えているのだ。

 ”女性の意見”を取り入れた結果は、高齢出産の大幅な増加と異常児の増加である。社会に、これほどのインパクトを与えている”女性”のどこが奴隷だろうか?

 日本において、男性が女性への隷属を求めていたのは、団塊の世代までである。

クウガ555クウガ555 2013/07/31 11:34 >>よく少子化の原因について、「女性の社会進出が進んで、選択肢が増えたから」

この共働きのせいで少子化や草食男子のせいで少子化という説がトンデモない大嘘であることは
深澤真紀「ニュースの裏を読む技術 「もっともらしいこと」ほど疑いなさい」(PHPビジネス新書)を読めば分かります。

わかりやすく言えば実際には共働きの方が子供をよく生んでおり、
少子化の原因はむしろ女性の社会進出がまだまだ整っていないからという事実がわかります。

深澤さんは草食男子いう言葉の生みの親なのですが、
草食系男子=恋愛や仕事に消極的で内向きな男性、弱気で傷つくのを恐れているヘタレという、
いま世間に流通しているイメージではなくて、
本来の意味は「団塊世代やバブル世代と比べてフラットで付き合いやすい」というポジティブな意味が本来の意味であり、
これがマスコミに誤読&拡大解釈されて伝わった経緯などが面白くて、
そのほかの社会問題でも違う視点などを提示してくれて面白いです。

今後のブログの記事の参考になるかもしれませんから推薦しておきます。

麻宮麻宮 2014/01/01 19:44 > わかりやすく言えば実際には共働きの方が子供をよく生んでおり、
> 少子化の原因はむしろ女性の社会進出がまだまだ整っていないからという事実がわかります。
要点のとり方の問題か、書籍の内容自体が間違っているのかはわかりませんが、
これは明らかに因果関係の捕らえ方を間違えていますよね。

「共働きのせいで少子化が進んだ」いう論は端的に言えば

・世帯収入が共働きが前提になったために、片親の収入では子供の養育費を稼げなくなった。

という話なのだから、共働きの方が(まだしも)子供が多いのはこの論の反証にはまったくならないです。

女性の社会進出が進めば少子化の問題が解消する、という話をするのであれば
共働き世帯の出生率が(例えば専業主婦が一般的だった世代と比べて)十分に
高いことを示す必要がありますが、きっとそんな事はないでしょう?

核家族で(親族の手助けなしで)子供を育てる場合、(生後〜子供が就職するまでの期間において)
標準的な片側の親収入以上の金額がかかりますから。

なので「女性の社会進出が整えば少子化問題が解消する」という因果関係は成立しないと思います。

十分低価格で育児が可能な社会の支援体制が整えば、子育て(少子化)問題が解消し、”結果として”
女性の社会進出がより進むようになる、というような話なら成立しそうですが。

キヨシキヨシ 2016/09/03 19:02 あなたは、いつかは子どもを生みたい、育ててみたい、親になってみたい、という、思考はありますか?

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